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サイエンス・テクノロジー

日本のタナゴ 生態・保全・文化と図鑑

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あらすじ

いまや全国で絶滅寸前のタナゴ類全18種を、圧倒的なボリュームの写真と最新の研究で紹介。コイ科の魚類タナゴは、田んぼやため池といった人里淡水に生きる小さな魚です。江戸時代から釣りの対象として愛され、小さな魚を釣るための特殊な釣り具が工芸品の域にまで達し、親しまれてきました。また、その美しい姿や、淡水貝類に卵を産み付けるという特殊な生態もあいまって「飼育」する魚としても人気です。しかし、田んぼの圃場整備になどによって、全国的にその数を減らし、現在、タナゴ類全18種(地域個体群含む)のうち環境省のレッドデータでは絶滅危惧IA類8種、IB類5種類、準絶滅種が2種類に指定されています。都道府県レベルで見ると、計16種が最大36都道府県で絶滅危惧種に指定されています。残りの2種は外来種なので、この仲間のすべてが絶滅危惧種という魚です。本書は、そのタナゴ全種の詳細な図鑑とともに、その生態、保全の現状を解説し、また、文化としてのタナゴ釣りにも触れる決定版です。タナゴを通して水辺の環境・生物多様性保護などを考える1冊です。

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作品情報

出版社
:
Reader Store発売日
:
2020.03.18
書誌発売日
:
2020.03.18
ページ数
:
224ページ
ファイルサイズ
:
140.1MB