Reader Store

総合評価

13件)
3.5
3
4
4
1
1
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    立ち読みして面白そうで購入したのですが、独特の世界観が理解できませんでした。やはり私はクセの強い作風は苦手だということが再認識されました。

    0
    投稿日: 2026.01.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    【一言感想】 後ろめたいことがあり、精神的支柱がない場合は"恐怖心"が生まれやすくなる 【感想】 曽祖母が亡くなり、明治時代以前から限界集落の状態が持続しているという土地の相続する話が上がることから始まる"恐怖"を題材にした物語 誰も悪くないのに後ろめたいことや、償いたいけれど償えない罪悪感を感じる場面があり、普段は気にならないかもしれないけれども、日常のふとした瞬間に悪い想像が膨らみ漠然とした不安感が強くなることから、"恐怖心"が生まれることがあります。 心の支えとなる人物がいる間は恐怖心が紛れるけれども、現在の人と人との関係が希薄になっているような状態では、世の中に漠然とした"恐怖"が蔓延しやすいのかなと、本作を読んで思いました。 【その他】 相変わらずボンヤリと知っていたり感じたりはする言語化しにくい言葉や出来事を、物語の中で落とし込むのが本当に上手な作家さんだと思う 最近では"恐怖"もエンタメ化されていて、"何もない"けれど人の痕跡があり少し不気味さがある物に対して、"呪い"と一括りにしているけれども、汚れや使用感が不気味さの正体(p323)であり、人の痕跡は、その人と物との想い出になるので、それ以外の他人とは関わりは解らない(p321)や、 自分ではよく解らない出来事に対して"怖さ"を感じることがあり、自分が納得出来るなら、本当の理由でなくても、信用出来なくても、ムチャクチャな理論でも信じて(p228)、自分自身を安心させて"恐怖"を遠ざけるので、それを否定されると元のよく解らない状態に戻ってしまう"怖さ"から聞く耳を持たないので、頑固な人や謝ったら死ぬ系の人は"恐怖心"が実は強い人なのではと思ったりしました

    2
    投稿日: 2026.01.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    京極夏彦の文章のおかげで面白かったが、個人的にどう面白くなるのかを読者に丸投げされるタイプの作品は得意ではないので平均点。 ちょっと現代に対する説教臭さはあるが、それでも会話劇と雰囲気を作る能力が尋常じゃないのでスルスル読めてしまう作品。

    3
    投稿日: 2026.01.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    岡山で暮らしていた曾祖母が亡くなったと報せてくれたのは祐美の再従姉にあたる芽衣だった。 祐美の両親も亡くなり、祖母が亡くなってから疎遠になっていた唯一の親類だ。 曾祖母については何も知らず、会ったこともなく、疎遠になった理由もわからないまま、弁護士と芽衣と一緒に岡山の袮山村へ行くことになる。 その前からひきこもりのパートナーの「猿」がいるという迷妄に取り憑かれたことも気にはせずにいたのだが、ひとりマンションに残して行くのも…と気になりながらの岡山行きだった。 道中でも芽衣に会ってからも不穏な黒い影が気になりながら弁護士の山川とパラリーガルの尾崎と袮山村に…。 雨の中、最初に辿り着いた家で…。 それまでとは変わって芽衣が何かに怯えて怖いと言い… 幽霊でもなく、何か、恐怖の声なのか、悲鳴、嗚咽、慟哭なのか、怖いとただ怖いと。 耐えられないほど怖い。 気が狂う。 何故なのか… だが、祐美は怖くなかった。 そこではないところで怖いと感じた。 どうなるんだろうという怖さがあるのだが、パートナーとの会話からも微妙な怖さを感じた。 何処かにいるのであろう猿の存在もまた不穏な雰囲気をずっと感じて怖い。 最後に怖い…という言葉も怖くなってくる。

    73
    投稿日: 2026.01.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりに現代が舞台になってる。相変わらずうつ病ぽいパートナーと、随所で主人公が猿を想像しては怯えてる。怖いけど、急に社会の変容と所得税の歴史学べるし。いつもの通り、本読んで物語楽しんで知識も身につくお役立ち本過ぎる! だがしかし、一気に時間ぶっ飛んで最後家で待ってたの猿ってどうゆう事。 全部本人の妄想で終わったってこと?

    9
    投稿日: 2026.01.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    事故物件・因習村・オカルト系などホラー作品を構成する要素への言及。 でも読了後にはただ怖いだけが残る。具体的な怖いよりも形を帯びてない恐怖だけが残る。一回読んだらもう一回読みたくなる。 登場人物の会話のテンポが好きでするすると読めちゃう。

    1
    投稿日: 2026.01.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    京極夏彦の妖怪ものは大好きだけど、現代物とかそれ以外はそこまででもなかったことを思い出した一冊 恐怖について語っているが、あまりにも直截語りすぎてて、これなら物語の形式を取らずに一冊書いてくれた方がファンとしては嬉しい それでも先の展開に想像を巡らせながら読み進め、残りの厚さに不安を感じながらもページを捲り、そして至った結末… 正直物語としてだけなら星ひとつ、京極夏彦の恐怖観は楽しめたので二つといった感想 この意味のなさ、わからなさこそもまた恐怖であるという作品なんだろうか…?

    0
    投稿日: 2026.01.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    終始不穏な空気に包まれながら、話が進んでいった。幽談シリーズの短編の、長いバージョンと言えなくはないが、途中に出てくるやり取り・理屈は、長編ならではかもしれない。 京極さんの描く、なんとも言えない胡乱な雰囲気は、結構気に入っていて、何か決定的な事が起こるわけではないけど、先が気になって一気に読んでしまった。 ホテルの場面が、特に良かった。中途半端に古いホテルの描写、いるはずの従業員の気配が全く感じられない点、湿度が高くジトジトした感じ、適度なエアコンの温度調整ができずに、不快なままいつの間にか朝を迎えていた場面、など。 最後はかなり唐突ではあったが、この話の締め方としては、これで良かったような気もする。

    1
    投稿日: 2026.01.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このホラーブームに恐怖とは何かを問い直すような1冊。 例に漏れずブームに合わせてホラーを読み、段々ホラーって何?となってきて辞書を引いたりもしていた身なのでとても面白く読んだ。 1番身近にある、誰もが直面するのに全く言語化出来ない種類の恐怖を文章にしたかのよう。

    1
    投稿日: 2026.01.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    【短評】 京極夏彦の最新刊。読書熱が高まりを見せている折に、新作出版の報を聴き、急ぎ購入した次第である。水物を抱えて最先端を走る読書もまた気分の良いものだ。 さて。京極夏彦お得意の表現を借りるならば、本作は実に胡乱な一作であった。 精神に異常を来して休職中の夫を献身的に世話する松永祐美(まつながゆみ)は、曾祖母の訃報に際し、岡山を訪れた。曾祖母の資産管理を担う弁護士に事情を聴くに、曾祖母が住んでいた「村」は異様なコミュニティを形成していたらしい。 無慈悲な夫の言葉を契機として、時折幻視される得体のしれない「猿」。 怖いーーとは一体何なのだろうか。 正直に言えば、期待を越えたとは言い難い。 まあ、とてつもなく変な小説である。前述の「村」への道々に祐美がオカルティックなあれこれについて思索を巡らせるのが主筋である。そう。それが主筋なのである。 得体の知れない猿も、奇っ怪な村も、物語の辺縁である。読み進めながら「あれ、これ頁足りる?」と心配になる位には恐怖考がお話を占有している。内容自体は京極夏彦にしては平易な語りで、ストンと分かりやすく落ちるのだが、肝心要の物語が落ちているとは言い難い。「停電」のようにバチンと切れる終幕は是非とも読んで頂きたいところだが、「もしかして書くの飽きたのかな」等という的はずれな言葉が頭を過ったりした。 余談だが、本作に登場する「村」について、同様の設定を自作小説にて使用しようと考えていた。後先云々は些末な話だが、余りにも練り上げられていて職業作家というものの凄さを再認識させられた気分である。凄いなぁ、と素直に思った。 だからこそ!そこメインで行って欲しかったと声高に叫びたい私である。 【気に入った点】 ●衒学趣味の強い京極夏彦にあって、恐怖に関する考察は九分九厘理解出来る。舞台も現代でからりとした登場人物が多いため、特有の瘴気は幾分か薄味だが、氏の言いたいことは理解できたような気がする。まぁ、我々は二割しか理解出来ないが雰囲気たっぷりの語りを求めているのだ!と言われてしまえばそれまでだし、納得してしまう部分もある。 ●本当に怖いものに因果は求められない。というのが決着なのかな。前提の議論もあるため、何となく体感はできた。恐慌状態にある村人の様子とか、良い感じに狂っていて好みだった。 【気になった点】 ●猿。結局、何だったのだろう。曖昧で怖いというよりは、説明不足できょとんとした。冒頭が一番不気味では行けない気がする。 ●謎エンド。編集部と揉めて断筆しましたという印象を受けるほどに唐突だった。語るべき物語が残存しているような座りの悪い気持ちを抑えることが出来ない。 主張は明快。瘴気は薄めで謎エンド。 うーーーーーん。言わねばなるまいか。私の好みではなかった。

    17
    投稿日: 2025.12.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今年読み納めは大好きな京極夏彦先生で。 今年最後なのに、 良くわからんが怖い、というのが後を引きます… というか、私が普段から感じてる『怖い』を文章化して頂いた感じ。 何かある方がまだ良いよね… 原因わからない方が不気味。

    0
    投稿日: 2025.12.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いけませんよ。外に出ては――怖いですから 「猿がいる」と言い出した同居人。 かすかに感じる、妙な気配。 曾祖母の遺産相続。 胸に湧き上がる不安。 岡山県山中の限界集落。 よく判らない違和感――。 ただの錯覚だ。そんなことは起こるはずがない。だが−−。

    0
    投稿日: 2025.12.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    え、ここで終わるのとびっくりしつつも、なんともいえない嫌な雰囲気がずーっと続く感じがクセにはなる。嫌な小説の怖い版みたいな。 何かわからないけどただただ怖いという感情、なにか思い出せそうだったけど消失してしまった。思い出したら恐怖しそう。

    0
    投稿日: 2025.12.28