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ループ・オブ・ザ・コード(新潮文庫)
ループ・オブ・ザ・コード(新潮文庫)
荻堂顕/新潮社
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総合評価

7件)
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    本書を購入した理由は帯買い! 太めの帯と伊坂幸太郎のコメントで読みたくなってしまった!! 20年前に全てを抹消された独裁国家! 全てを抹消された為、国名も言葉も文化も歴史も人々の名前も地名も全てが抹消されたため、何処の国かもわからない・・・ 全てを抹消された国は【イグノラビムス】という国に生まれ変わり、全てが再定義され、人々は理想郷のように平和に暮らす。 しかし突如、児童達200名以上が原因不明の謎の奇病を発症する!!? 世界生存期間より派遣された主人公のアルフォンソ・ナバーロは現地調査で人々の抱える闇に近づく事になる!! そして、イグノラビムスでアルフォンソ達を待ち受けるのは奇病だけではなかった・・・ 色んな悩みと問題を全部突っ込んだ超絶エンターテイメント!!!! 何処の国が抹消されてイグノラビムスになったのか? 北朝鮮、日本、フィリピンとか思ったり、中東の何処か?それとも、麻薬カルテルが政治の中枢まで蔓延ってそうな南米の某国? 雰囲気はイスラム系の国ではないような気がします? 想像しながら読んでいて楽しめました!!!

    41
    投稿日: 2026.01.28
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    とにかく壮大な物語でした。 個人としての生、民族としての生という重たいテーマを扱いながら、それを謎の病やテロというサスペンスで包み込み、イグラノビスという国を舞台に徹底的にリアルに描き切る、そんな物語でした。参考文献に並んだ書籍を眺めるだけで、この重奏的な物語の特色を感じることができます。

    1
    投稿日: 2026.01.10
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    取っ掛りにくいかなと思ったけど、 ストーリーだけでなく、登場人物の会話、提起される問題、すごく沢山の要素が盛り込まれ、一見ばらばらのことが思考としてひとつに結ばれていく、作品自体の厚みが凄くて、良い本を読んだなと思えた。 アルフォンソの思考がベースだが、かたくなな個人の主観ではなく、色んな人の思想や人生への興味、それを経て自分の思考を常に広げていく姿勢は、読んでいる私の思考のステップにもなった。 国家や文化、大きな切り口からアイデンティティや家庭、個人的な問題、生を受けること生み出すことから目の前の人と関わること、マクロとミクロの入り交じる面白い描き方。 すごく好きな作品になったし、また読み返したいと思った。

    1
    投稿日: 2026.01.07
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    現代のSFのお手本のような傑作で、伊藤計劃さんを想起させた。抹消、反出生主義、疫病調査等を主軸として国と人と組織の思惑が交差する骨太なSFに仕上がっていて読み応えがある。 歴史を抹消された国で起きた原因不明の病気を調査するうちに、隠された真実に向き合うことになるアルフォンソ。彼と仲間が本当に魅力的だ。 哲学や人文学の知識も盛り込まれていて、作者の描く世界観に引き込まれた。 映画一本見終わったような、何か大きな事件に携わり、それを終えたような達成感が読んだ後に残った。

    3
    投稿日: 2025.12.29
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    ある国を強制的に再建した国連だったが、十代の子どもに奇病がはやり、同時に生物兵器とその開発者が奪われる。国とは、家族とは何か。その二つの問に鋭く深く関わる生殖、子を持つとはどういうことか、を追いながら進む物語。あるべき国家像、家族像の押しつけに反発しているわたしは、生きるために逃げ続けてきた彼の姿、最後まで揺れながら、迷いながら決断してきた彼の姿に、不思議な共感を寄せる。 とかいう、難しい話と、疾走感のあるエンタメ性が両立していて、ぐいぐい読めた。

    1
    投稿日: 2025.12.20
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    人は皆、属性を持って産まれる。それはアイデンティティとなり、呪いとなる。歴史が〈抹消〉された嘗ての独裁国家に於いて、子供たちに起きる発作の原因は何か。現世界の延長線上にある近未来を舞台に、生命倫理と生存の円環、その他多くのテーマが扱われる。疫学調査に係る鋭利な会話劇、他者との関係性を巡る繊細な心理描写、国際的諜報譚の緊張感。面白かった。

    2
    投稿日: 2025.12.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    馴染みのない単語が頻繁に出てきたり、 症状が出てヒアリングしてる子供の名前が覚えられず ちょっと難しいところもあったが、 全体的に読みやすく面白かった。 個人的には壮大な設定だったので 子供達の症状の原因や治療法があっさりしてて あ、そう言う感じなのねとなったが、 この話の焦点はそこではないので...

    0
    投稿日: 2025.12.06