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総合評価

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    濱野京子さん 初めて読む作家さんだった。小中高校生向けの本をたくさん書いていそう。 この本もおそらく小学校高学年〜中学生くらいから読めるように意識されていて、表現がソフトで字がとても大きくて読みやすかった。 読んでいて、ロシアやドイツ、ポーランド、オーストリア、ウクライナ…様々な国の歴史が頭をよぎった。歴史はつまり戦争の記録で、多くの人が過ちだと証言しているにも関わらず、愚かにも繰り返されていることである。 戦争は繰り返してはならない、そんなありふれたメッセージがテーマであるが、また、悪行を見て見ぬふりをした者もまた過ちだとしている。正直なところ、渦中にあれば正しい判断とはなにかすら分からなくなってしまうだろうとは思ったが、2025年現在、日本の人が読むと想定して書かれた本だとすると、例えばイスラエル問題に対する態度や、日本の防衛費増加の是非を問われているような、そんな気がしてくる。 いまの若い子たちがこの本を読む価値は大きいだろう。物語はきっとニュースで見る映像よりも心に残るから。子どもが大きくなったら読ませたい一冊になった。

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    投稿日: 2025.08.13
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    架空の国の話ではあるけど起きていることはどれも現実と同じ。歴史の授業とセットで読めると理解が深まるかも。 誤植(人の名前が違う)があったのが残念なので星ひとつマイナス。

    1
    投稿日: 2025.08.04