
総合評価
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powered by ブクログ人類が宇宙を移動できるようになったSFな世界。 地球から十光年離れた人類が住める惑星で開拓をするというコンペに参加させられた零司。 相棒のAIディセンバーと降り立った惑星探索中に見つけたのは、銃殺された遺体だった。 いろんな理由からクローズドサークルとなった星域で行われる殺人。 コンペ参加者の仕業なのか、見ず知らずの第三者の仕業なのか。 そもそもなぜ殺人事件は起きているのか。 宇宙開拓事業を舞台にしたミステリー。 正直、はじめの宇宙粒子やらなんやらがちんぷんかんぷんな文系の私。 ある程度の概要をつかんだものの全部を完璧に理解できたかは正直厳しい中、プロローグが終わり本編がスタート。 これは、読み終えてもわけがわからずに終わるのか?と思っていたら、本気で理解していなくてもめちゃくちゃ面白く感じるほどのミステリーだし冒険感があって楽しいなと思いました。 長い年月の宇宙旅に出るときに必要なものはもちろん移動手段である宇宙船や食料なのですが、惑星に到着しても年老いていないようにするために長い間眠っていられる冷凍保存装置や宇宙船を自動制御するためのAIが力を発揮するというのが面白いなと感じました。 そして、いろんな光の説明を聞いていろんなことを勝手に警戒しながら読むわけです。 宇宙船の性能に差があるとすれば、本当にコンペに参加してる人物たちは同じタイミングで惑星にたどりついたのか?とか、今のコンペ開催元の太陽系のコロニーや地球はどうなっているのかなどなど。 もしかするとそういうところに仕掛けがあるかもしれないとかいろいろと考えながら読んだのですが、見事に騙されました(笑) 最後のほうは私はちんぷんかんぷんな世界になったなとは思いつつも、それでも、この惑星で何が起きているのか!?と思いながら読む宇宙開拓的なミステリーは私との相性が良かったのかあれこれと勝手に想像が膨らんでめちゃくちゃ楽しかったです。 もちろん、結局あれは何だったのか?と私の中ではわからずに終わってしまう部分もあってすべてが私の中で一本の線につながったとは思いませんが、それでも読んでいて楽しく、ここまでのめりこんで読むのは久しぶりだなと感じたSFミステリー小説でした。
3投稿日: 2025.11.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
もつれ星は最果ての夢を見る 市川憂人の長編ミステリー。宇宙とA Iをテーマにした壮大な作品。話の数10%は理解出来ない(笑)くらい専門用語が飛び交う作品だが、その一方で最後まで飽きる事なく読み進める事が出来た。単純にミステリーというだけではなく、ストーリーも独特で面白い。筆者は過去にも独創的な作品を発表しているが、今作では時間も空間も超えた、相談な物語が描かれている。 ネタバレになるかもしれないが、今作の犯人やトリックを受け入れる事が出来るかどうでこれからの僕の読者としての懐が決まる。当然、認めない事も素晴らしいし、認めたのなら更に多くの作品を許容出来る様になるだろう。(今作も"F''を超える衝撃ではなかったなぁ) 過去の宇宙で起きた殺人事件を土台に据えながら、宇宙開発が進む近未来で「開発競争」に参加した零司。彼の宇宙船に搭載されているのはどこか皮肉めいた高性能AIのディセンバー。後々明かされていくがディセンバーは「強いAI」と言われ、自我を持ち、嘘をつく事が出来き、あまつさえ人間を傷つける事も出来てしまう高性能AI。他のAIでは実現不可能な事もディセンバーなら容易く実行出来る。 こういった作品の場合、作中のルール設定と空気感がとても重要だが、今作はいずれも見事で破綻も殆どしていない。最後には零司とディセンバーの絆に心打たれる展開になる。 とある真実が打ち明けられて以降、作中でも触れられているが食事の問題や身体維持の問題等多少の疑問は残るが作品自体が宇宙の様に壮大で、ちっぽけな問題、些細な疑問は消し飛ぶ程の迫力がある。 時間の概念も飛び越えている為、かなり話が難しい。もう少し理解出来る頭脳が欲しい(笑)きっと理解が深くなれば更に楽しむ事が出来ただろう。
2投稿日: 2025.11.10
