
総合評価
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powered by ブクログ「尼崎連続変死事件」をモチーフにした、家族という定義があいまいな集団の歪みを描く傑作。事実は小説より奇なりで、事件そのものの複雑かつカオスな衝撃が強すぎて、小説のインパクトはそれに及ばないが、冒頭の「沼が、できた。」の件のメタファが、人の想像力を凌駕する得体の知れない恐ろしさを表している。事件の結果云々ではなく過程を丹念に描くことで、「何故」の著者なりの回答を提示して読者の判断に委ねるスタイルだが、こんなにも時系列をぐちゃぐちゃにする必要があるのかは疑問。事件そのものは複雑怪奇だが、フィクションなのだからもっと題材を整理して描いた方が良かったのではと思う。
6投稿日: 2026.01.19
powered by ブクログ尼崎連続殺人事件をモチーフに書かれたフィクション。直木賞候補作品。 当時の報道を見ていて、家族全員が巻き込まれ死ぬまで逃げられないのはどうしてなのかと不思議に思った事を覚えている。それも複数の家族が…だ。 その答えがこの小説にあった。 これは無理だ。逃げられない。 自分が当事者だったら、おそらく同じ目に合ってしまうだろう。家族を人質にして 暴力による支配。 飴と鞭。 主犯の夜戸瑠璃子は巧妙に使い分ける。 愛ある家族を作りたいと言うが、その実は幸せな家族を破壊し、普通に暮らしている親子や家族を絶望の淵に貶める事に喜びを感じているような気がした。そんなサイコパスに目をつけられたら一巻の終わり。 あちら側とこちら側、境界を越えてしまわないないように気をつけようと強く思った。 澄(スミ)という女性の芯の強さ聡明さが印象に残る。 万人にはおすすめできない作品だが、イヤミス好きには是非どうぞと言いたい。 私はとても興味深く読みました。
27投稿日: 2026.01.17
powered by ブクログ直木賞候補作。実際に起きた尼崎変死事件をモチーフに描かれた作品です。 とにかく、怖い。おそろしい。ヒトコワの極みでした。この話が小説の世界の話なら、普通に読めるところなんですが、念頭には本当にあった事件なんだという事実があるので、とにかく恐怖でしかないです。 登場するひとりひとりに、自分を重ねたりしてしまうと苦しくて辛くて、しんどくなるので、やや引いた目線での読書がおすすめです。
35投稿日: 2026.01.17
powered by ブクログ2026年直木賞候補作品なんですね 尼崎連続殺人事件を元にした作品です とにかく 登場人物が多く 終盤になり 本末に相関図があることに 気付きましたが それを見ても分かり難い 『家族』といいながら ホントの家族ではないので苗字も違うし え??誰だっけ?と 思いながら読み進めました 救われることが一切なく 気持ちが滅入る描写が多かったです
1投稿日: 2026.01.15
powered by ブクログ葉真中さん作品はこれが三作目。コアな人気と言えば顰蹙を買うかもしれないけれど、一定数の固定ファンがいる感じがする。 社会的病巣にフォーカスしたテーマが多く、彼女の分析手法が正鵠を射ている時もあるが・・どうも私には合わない点が多く。。 当作品はかなり評判が高く、激讃する文が散見するので気になっていた。 が、案に相違しなくて。。帯のあるキャッチィーなコピーが鼻白んだ。 *日本史上まれにみる・・は〇 *戦慄のクライムエンタテインメントも・・〇 だが、一皮剝けば「これだけの大量変死事件」と化していながら 嫌悪の腐汁が脳内に溢れるのはエンタテインメントって言えるのだろうか。 余りにも売らんかなサイドの一方的スタンピング。 次々と登場人物が輩出していき、途中から人物図(巻末にもあったが、自分なりに作成)なしには混乱する一方。 その割には、伏線(単純なレベルでの)回収がなく、ラスボスの自死というエンド。 疑似も含め、「家族」という形態が既に形骸化してきているように思えるのは私だけだろうか。 岸辺の家族というドラマが流行った20Cの後半以降、濁流の様にその現象は認識されて行っている。 オールドメディア、特にNHKは街頭インタヴューで「家族」の有難さ、温もりを連呼し、安売りしている。 2026年、高齢独居が3割を超えた今、では「そうではない人間」は・・と言う質問におざなりの答えも用意できないのではと気分を害してしまった。 葉真中さんが力を込めて贈るメッセージが全て虚しいとは言わないまでもこれほどまでに【醜悪な事件を】としてエンタメ作品に再構成したメッセージの行き着く先が空中分解したとしか思えない。 なお【民事不介入】という現実的問題が連呼されているが、作品で語るほど警察は無能なのだろうか。一部の地方にはあると思えるがオールシャットアウトという闇社会の現実、可能性の方が非常に戦慄を覚えた。
4投稿日: 2026.01.13
powered by ブクログ読み終えた直後は星の数を1つにしてやろうと決めていた。世間一般で言われる「イヤミス」作品を読んでも割と平気な自分だが、本作は途中で投げ出したくなるくらい気分が悪くなったからだ。 しかし困ったことに、全候補作中で最も強烈なインパクトを残したのがこの作品であったこともまた事実で、ある程度評価しないとアカンやろと思い直して結局この星の数にした。 この作品で一番酷いのは、時間軸をずらした構成にして序盤で誰が犠牲になるか分かってしまう点。つまり「この人はどうなるの?もしかして助かるの?」といったミステリ的な興味と希望が最初から削がれ、ごく普通の人たちが騙され、服従させられ、虐げられ、そして挙句の果てに人間が人間でなくなっていくというグロテスクな過程を序盤の答え合わせとして延々読まさせられるところにある。実際の事件をモチーフにしているとはいえ、これをリアリティたっぷりにやられると相当しんどい。 さすがに著者がこの描写を嬉々として書き綴ったわけでは無いと信じたいし、人は何故こんなに脆いのかというテーマを強調するためにこの表現を選択したのだろうと想像するけど、それにしたってエンタテイメントとしてもう少し何とかならなかったものかと思う。 きつい描写の残像が強すぎて、ボスの女が何故ここまで赤の他人の心を掌握できたのか結局よく分からなかったし。 舞台を実際の事件があった大阪ではなく八王子にしているのも謎。この物語の雰囲気は絶対大阪のほうが合ってると思うけどなあ。 それにしても読後少し経つ今でも、思い出すたびにまるで汚泥が胸の奥にこびり付いたような不快感が、、、ギャー、もうイヤだ。 日本中のPTAから有害図書のお墨付きを貰えるのではないかと本気で思えてしまうのだが、少なくとも自分が親なら子供には読ませないけど、候補になったってことは高校生直木賞の予備選でこれを高校生が読むわけなんだよなあ。大丈夫なのかよと心配になる一方、一体どんな感想を書くのか見てみたい気もする。
1投稿日: 2026.01.10
powered by ブクログ法律で裁けないことがたくさんあるんだと思った。警察も家族と言われてしまえば、民事不介入で対応しない。が、現代社会において家族とは一体何かを問う必要がある。
0投稿日: 2026.01.10
powered by ブクログどのページを開いても地獄しかない 暴力と愛と家族 偽物としか思えない「愛」 それでもそれを信じ続ける狂った怪物 そんな怪物の気持ちをどこか理解してしまいそうになる 悲しみや寂しさが聞こえてくる気がする それがとても恐ろしかった 黒いパワーに溢れた小説
12投稿日: 2026.01.10
powered by ブクログ千百年前、ヌシの怒りを鎮めるため、沼に生け贄を捧げる集落があった。その沼の跡地に肥えたヌシが甦る…違和感と不快感が、絶え間なく襲い来る物語だった。警察の対応、洗脳の恐怖、羽虫を舐め取る朱鷺子、逃げた場所にまで現れる瑠璃子たち…内通者(あばた面の男?)がいたのでは、と推理を巡らせると同時に、朱鷺子の『金色の首飾り』がやけに気になった。
1投稿日: 2026.01.09
powered by ブクログこわい、こわい。 実話を参考にした話だと思うとなおさら。 こんなことされたら、いったい、どうしたらいいのか? 警察の「民事不介入」ってそういうリスクがあるのか~ 直木賞は、、、どうだろう。他の候補作のでき次第かなあ
0投稿日: 2026.01.08
powered by ブクログ第174回直木賞候補作 尼崎連続変死事件をモチーフにした小説 以前読んだ誉田哲也『ケモノの城』との類似で、どうしても既視感を感じてしまった 迫力はあるが、本作ならではの傑出した魅力が私には感じられなかった とはいえ、好きな人は好きな小説だと思う
0投稿日: 2026.01.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小説ですら辛いシーンは流し読みせざるを得なかったので、事件のノンフィクションルポは読まないことにした。 最後のオチは小説ならでは。 本筋と関係ないけど、八王子のピンクババアと尼のピンクババアではピンクの色味もインナーの柄も違うと思う。
1投稿日: 2026.01.07
powered by ブクログ暴力や不条理の描写が多く、読むにつれてしんどくなる。しかし、ぐいっと引き込まれ、どんどん読み進める、そんな読書体験でした。 とてつもなく大きな理不尽に対面したとき、ひとって諦めて順応するほかないんだなあ、とも思います。 家族とは何か、について語られるシーンが多いからか読了後もずっと考えてしまいます。 香辛料の甘い香りのする本でした。
0投稿日: 2026.01.06
powered by ブクログ全てを差し出す。 全て最初から決まっていた。 結婚しろと言われれば好きでもない者同士が結婚し、買えと言われればマンションを買い、死ねと言われれば海に飛び込む。 次々に家族を丸ごと自分のものにして、お金と、気に入った人間だけを奪っていく。 人はこうも簡単に飲み込まれてしまうのかと恐ろしくなった。 尼崎連続変死事件をモチーフに描かれた大量殺人事件は、「家族」内で行われた。 関係者が全てを話しても、事件を本当の意味で裁くことはもはや不可能だった。 愛を与えられていたからと、それを返せなかった時には罰を与えられ、躾けられて当然の日常。逃げることも、逃げ切ることもできないなんて、なぜこんなことになったのだろうか。人が人を乗っ取ること、搾取することがこんなにも容易いことに背筋が凍る。 望まれたら全て捧げなければならない彼ら。 主犯である瑠璃子が「家族」に与えていたものが本当に愛ゆえのものだとしたら、その歪みに耐えられる者たちもまた歪んでいる。 死ぬ前にその歪みに気付いてしまうことも地獄で、死ぬまで気づかないのもまた地獄だ。 自分のいる世界の歪みに気づかなくなった者たちの末路を見た気がした。 他人が土足で踏み込んではいけない聖域である「家族」の本質は、愛による力での支配なんかであってはならない。 考えることも、選ぶことも許されず、愛ゆえのことだと、生きることを含め全てを諦める。 彼らが受けてきたこの仕打ちは、どの時点でなら避けられたのだろうかと考えずにはいられない衝撃作。
5投稿日: 2026.01.06
powered by ブクログ尼崎連続変死事件をモチーフに 歪んだ家族を構築し 民事不介入を利用して 繰り返される犯行 すぐ読み終えたが、 面白いと言い難いほど 胸糞の悪い話 取調べ形式で 進み続ける構成のほうが 緊張感あって良かったかも #家族 #葉真中顕 #文藝春秋
0投稿日: 2026.01.05
powered by ブクログ尼崎事件をもとに書かれた話。時系列がバラバラだったが、自分にとってはわかりづらかった。どのように人が変化していくかが細かく書かれており、洗脳ってこうなっていくんだと思った。 暴力が正しいみたいなことを言っている場面があったけど、そこまで思わせるってところが怖いと思った。 これが本当にあった話をもとにしてるって思うとすごすぎる。
0投稿日: 2026.01.05
powered by ブクログ最近の小説は実際の事件が参考になったのだと思う 話が多く感じます。 現実は小説より奇なりとはよく言ったもので 怖い世の中になったものですね。 最近の詐欺もそうですが、巧妙になってきてます。 皆さんも気を付けてください。
9投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログ尼崎連続変死事件を元にした小説です。 恐怖で支配し、尊厳を剥ぎ取ることで洗脳する…更に“家族”同士で監視させお互いに罰を与え合うという、矢戸瑠璃子の手口が恐ろしい。こんなのどうやって逃げたらいいのか…。 瑠璃子が取り込んだ家族の数が多く、その相関図もかなり複雑です。小説内でメインとなる登場人物は宗太という男なのですが、語られる出来事は断続的で、決定的な出来事は語られなかったりするので、ちょっと消化不良感が残りました。 結局「あばた顔の男」は誰だったのか…など、明らかになっていないこともあり、その辺りも気になりました。 家族は聖域なんです。という作中の言葉の通り、「民事不介入」であり、ケア労働等を押し付ける言い訳になったり…人を支配し閉じ込めるオリでもあるよなぁ。その構造は昔から支配者層に都合よく使われてきた歴史があり、現在も世帯という単位で管理されている…。 そうした「家族」にもう少し切り込んでほしかったな…と思ってしまいました。 事件のことを知るなら、それこそ参考文献に挙げられているルポなどを読めばいい訳で、小説でしか書けないものが私には読み取れなかったかも…。
9投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログ【極めて胸糞悪い良作】 一言でまとめるとそんな作品。 一気に読み干した。 読み進めたら止まらなくなりました。 悪い意味で刺激され、数日眠れなくなり。 ある一家がピンクババア軍団に乗っ取られたあたりから、実に鮮明な支配描写で気分が悪くなった。 かといって悪い作品だったのかと問われれば否だ。 文章ひとつで、読者をここまで動かしたということは、それだけ影響力をもっているということ。
0投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログ新年幕開けに読むんじゃなかった。でも止まらなかった。ひどい話。家族って?極限状態だと人はこんなふうになるものなのか?ラストにちょっとだけ救われた。救われたとは思えないけどそれくりい地獄。
1投稿日: 2026.01.01
powered by ブクログ私見では、社会派ミステリーの葉真中顕。友達の情報で、今作は駄作だと。(笑)そう言われたら益々読みたくなるのがひねくれもの。早速読んでみたわけだが。確かに重厚な過去作とは趣が違うなと。新堂冬樹的な要素と真梨幸子的要素もあったかな。歪んだ愛によっていびつな「家族」が構成されていく。血縁のない孤独で行き場のない人間を取り込んで支配するカルト的共同体。巧妙なのが、外から見ると「家族」の問題で警察は民事不介入。「家族」という言葉が、躾という名の暴力も正当化してしまう。参考文献で、尼崎連続殺人事件を知り驚愕した。
12投稿日: 2025.12.31
powered by ブクログ尼崎の事件や北九州の事件など、家族が乗っ取られる系事件はトラウマです。怖々読みましたが、残酷な生々しいシーンはなかったので読みやすかったです。こういう人に狙われたらどうしたらいいのか考えながら読みましたどうしたらいいんでしょうね…。
0投稿日: 2025.12.31
powered by ブクログ「家族」という言葉のイメージとは程遠く、対極にあるとすら言える作品である。読むこと自体が苦痛という感覚は久しぶりだった。ものすごく頑張って半分くらいまで読んで、いったん中断。後半の方が、事件として立件に向かう分、苦痛はいくらかましではあった。 かなり昔だが、北九州連続監禁殺人事件を扱った「消された一家」を読んだ。家族の隙間にぬるっと入り込み、家族を破壊する構造はよく似ている。今作はフィクションではあるが、尼崎連続変死事件に基づいており、どちらも一般には受け入れ難い事件がテーマであることは共通している。 逮捕された主犯(作中では瑠璃子)は何も語らず自死する。誰も彼女の言葉を聞いていない。何を考えていたのか、今作では義妹が鍵となっているが、答えは示されない。 キーパーソンらしいあばた面の男とやらについては何も明かされないまま。なぜか最後にファンタジー場面が出てきてちょっと興醒め‥ 瑠璃子の作る甘い料理に、BUTTER (柚木麻子)を思い出したりなどした。毒は甘くて濃厚‥
13投稿日: 2025.12.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
気分がふさぎ込む小説。 尼崎の連続殺人事件がモチーフとなっているのだろうが、真新しい感じはなく、追い詰められたり、集団となった時の人間の嫌な部分ばかりを見せつけられた。 最後に取ってつけたような癒しがあるけど、それまでに散々痛めつけられた気分は全く満たされない。 自分には星1つでも十分という感想だが、どんどん読み進める筆力の凄さを考慮して星2つとした。 しかし、売れてる小説ということは、何か魅力があるのだろう。 最後まで分からなかった。
35投稿日: 2025.12.30
powered by ブクログ読後、直木賞の候補になってました。 尼崎の事件がモチーフの、圧倒的な読み応えのある小説でした。 あまりにも、あまりにもですね、主人公たちが他の家族を乗っ取っていく様子がエゲツなくてですね、いたたまれず、いったん本をおいてしまったほどで。 もう、マジで怖かったし。ちょっと語彙が崩壊してるんですが。 普通の善良な家族が、魔に魅入られたように取り込まれていく。 そんで、結末も不穏なんですよ。 オススメです。もう一回読みたくなってきた。怖いけど。
8投稿日: 2025.12.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
#読了 #ネタバレ 「絶叫」「ロストケア」のレベルを期待して読みましたが、期待外れ。 尼崎事件をモチーフに、「家族」に取り込まれて家や財産だけでなく命までも奪われる被害者たち。 時系列の構成もよくわからなくて読みにくかったし、伏線かと思いきやほったらかしになっていることが多々ありで、意味がわからない物語でした。何がしたかったの? 瑠璃子とか朱鷺子のことを掘り下げることもなく、あばた面の男の正体もわからず。
0投稿日: 2025.12.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
タイトルからは想像できない恐怖、人によってはトラウマ級の衝撃的な内容。映像化はしない方が良さそう。しかもこれが現実に起きた事件をモチーフにしている。地獄という表現が相応しい。辻村深月さんの『闇祓』を思い出したがそれ系の方が救いがあっただろう。スリリングな体験は本の中だけにして、現実では危険な匂いがするところには近寄らず生きたいと願うばかり。落ちたら這い上がれない沼、生贄、躾という暴力、支配、殺人。義妹の朱鷺子こそがピンクババアをも操るラスボス説を推す。
1投稿日: 2025.12.26
powered by ブクログ尼崎連続変死事件をベースとしたお話です。 元の事件が複数家族が複雑に絡み合って解りにくいのに加え、本書は時系列をバラバラにして構成されており、解りにくい事この上なかったです。 作者が何を目的として上梓されたのか、私には分からなかった。 事件にインスパイアされた形で、心理的に束縛→加害→殺人へと導く架空のモンスターを作者なりの描写で創作された方が良かったのではないでしょうか?
0投稿日: 2025.12.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった。さすがの葉真中さん、テンポの良さです。 登場人物が多過ぎて、何かしら繋がっているから、進みながら戻りながら読みましたが、一気に読んでしまいました。 ひとつの『家族』は壊滅したけど、また新たな『家族』が始まっている。なかなかホラーな終わり方だと感じました。
1投稿日: 2025.12.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
実際にあった事件をモチーフにしているのにも関わらず、現実味が感じられないことが恐ろしい。 サイコパス過ぎて理解できないからか、最初はなかなか物語に入り込めなかったほど。 どうしたら避けられるんだろう。こんな人に目をつけられたら最期なんだろうか。 今はDVでも逮捕されるようになったし、警察の民事不介入もだいぶ改善されたのかな?(地域によりそうな気はするけれど) 凶悪犯は脆いというようなことが書いてあったけれど、自分は弱いくせに人にはとんでもないことをするって本当に理解できない。 推測される夜戸瑠璃子の自殺の理由が、朱鷺子が供述し始めたことがきっかけって、普通の感覚からするとなぜ朱鷺子をそんなに信用していたのかが不思議過ぎる。 散々人が人を裏切って躾と称する虐待をしているのを見ていたのに、自分だけは裏切られないと思うなんてずいぶんめでたいよね。 死に逃げなんて怒りのやり場がない。
0投稿日: 2025.12.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
理解に苦しむ。 夜戸瑠璃子、彼女の生い立ちがそうさせたのか 元々が残虐な精神の持ち主なのか。 血縁関係もない者たちが「家族」という 都合のいい呼び名で同じ家に住み出す。 夜戸瑠璃子たちによって巧妙に取り入られ 財産も心までも奪われてしまう。 (なぜ逃げないのだろう) 読み始めは疑問に思った。 登場人物の心理状態が細かく描写され もし自分がここにいたら 思考を停止したほうが楽だろうな、そう思わせる。 P281 〈暴力は常に正義だった〉 恐ろしさが背中をゾワゾワと這う。
0投稿日: 2025.12.24
powered by ブクログ実話を元にしているのでこんなバカなと思える様な出来事が本当に恐ろしい。そして弱い人のために動かない警察官の怠慢がこの事件を引き起こしたともいえる。ここまで酷くなくても虐待が世の中から無くならないことを考えさせられた。
0投稿日: 2025.12.22
powered by ブクログ執着と洗脳の怖さを知れる小説。 読み終わるまで眠れない・・・ 帯に記載されているように、読んだら内容が気になって止まれない魅力のある小説でした。 内容はなかなかエグい洗脳小説です。 人はこうやって洗脳されるのだと感じるし、家族の愛に飢える執着心やそれを巻き込む力に恐怖を感じました。 2011年の尼崎連続変死事件をモチーフにしているらしいですが、本当にこのようなことがあると思うと人間に恐怖すら感じました。 人に流されない強固な心があっても立ち向かえるのか? 力の暴力も怖く感じる・・・ どうしたらよかったのか同じ立場で考えることも大切な気がしました。
44投稿日: 2025.12.21
powered by ブクログ重い、重過ぎる。家族は愛による支配なんだよ、って怖過ぎるけど、でも若干だけどそうなのかも?そういう一面も確かにあるのかも…って思っちゃうんだよね。 極限まで追い詰められた人間の恐ろしさ、弱さなんかがありありと描かれていた作品。
0投稿日: 2025.12.21
powered by ブクログ怖い話だった。現実の大量変死事件をモチーフにしたという怖い話。でも全てが解決されてなくて、発見されてない人もいるし、え?タクシーに乗っただけでこんなことになるの?詳しくわからないこともあるし、最後のページをめくった時人物相関図が出て来たときは、えー?これで終わり?だった。 警察での「民事不介入」も今はそんな時代じゃなくなってるのか? 洗脳の先「支配と服従」て想像を超えると思った。これが結構近いところにあるのかも?とも。 「尼崎連続変死事件」とか読むか? いや、少し離れよう。洗脳されてしまうし。
0投稿日: 2025.12.21
powered by ブクログ感想 実際の事件をモチーフにしているところが怖い。 家族という言葉を食い物にして、他の家族を飲み込み、食い散らかす。最後は家族に裏切る?られて絶望し、死ぬ。こんな人が近くにいると本当に恐ろしい! あらすじ 八王子にあるマンション、ラ・ファミール。そこにピンクババアこと夜戸瑠璃子が、血のつながらないものと家族として住んでいる。瑠璃子は、民事でのゆすりたかりで八王子署から煙たく思われていたが、そこから逃げ出した女性への暴行で逮捕される。そこから芋づる式には瑠璃子の犯罪が明らかになる。 やがて瑠璃子の周辺にいた家族の朱鷺子から瑠璃子が犯した犯罪について語られる。家族と呼ばれた人たちは瑠璃子が子供の頃から面倒を見てきた者たちだった。片腕のない葉一は瑠璃子から愛情を注がれ、女をあてがわれ、結婚もさせてもらえた。その恩返しをするために保険金のために事故を装い自殺する。瑠璃子は周囲を洗脳していたのだった。 やがて瑠璃子の魔の手は、有馬家へ伸びる。幸せな家族が金をたかられ、家を売り、躾という虐待があり、地獄の生活が始まる。 朱鷺子の証言で、瑠璃子は次々と色々な家族に寄生し、気に入らないものを殺していったことが語られる。朱鷺子の証言にショックを受けた瑠璃子は留置所で自殺する。 そして、事件が発覚するまで。
25投稿日: 2025.12.20
powered by ブクログ2011年の尼崎事件が下地になっている。 発覚当時、なんておぞましい、信じられない事件と世間を驚かせた。 どこまでフィクションなのかノンフィクションなのかが分からないが、警察の「民事不介入」が事件を長引かせていたのが事実だとしたらそれも悲劇である。 善良な罪のない人々がなぜ、こんな怪物のような人間に地獄を見せられたのか? 人間性を損なうような事をさせられたのか? マインドコントロールの恐ろしさは宗教でも戦時下でも起こりうる事であり、自分がいつの間にか嵌められないように気をつけなければいけない。
0投稿日: 2025.12.20
powered by ブクログ・実際の事件を題材にした作品というだけあってリアリティがあった。 ・最近「情報量が多すぎる」「そこまで全部書かなくても」「行間がないな」と感じる小説が多かったけど、今作はちょうどいいバランスで快適に読めた。 ・暴力や虐待のシーンが多いけど、辛くて読めなくなるほどではなかった。 ・作者の「葉真中顕」さんは東京生まれ、東京学芸大学教育学部除籍。ちょっと親近感。
0投稿日: 2025.12.20
powered by ブクログこんな事件、現実に起こったことが信じられない。 それでも、読んでくうちにあり得るかもしれないと思えた。どうしたら自分の家族を、守れるか考えたけどこんなふうに入り込まれたら無理かもしれないと思った。 簡単に人を憐れんでもいけないんだと思った。何かをあげることも声をかけることもできなくなる。 可哀想だなって思うことが誰かを傷つけることもあるんだ… サクサク読み進められるし、思ったほど残酷描写は多くなかったけど、内容的にオススメする相手を選ぶ。 登場人物は多いけど、背景や思いがしっかりか描かれているので読み分けられる。 それにしてもどこに逃げても見つけてくる瑠璃子たちどうやって見つけてるの?すごすぎ。
0投稿日: 2025.12.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
身体的暴力の描写がつらい。朱鷺子の自供は追いつめられた自供には思えない。瑠璃子よりも真の支配者に見える。 回収されない、言及されないことがあって引っかかるし消化不良〜。
1投稿日: 2025.12.20
powered by ブクログ血のつながりのない仲間たちと『家族』と称するコミュニティを形成し、様々なトラブルを起こすことから、地元警察には要注意人物として知られながらも、民事不介入を理由に警察が手出しをすることはなかった女性が逮捕された。女性の名前は、夜戸瑠璃子。瑠璃子のもとを逃げ出してきた裸の女の告白とともに、瑠璃子の罪は露見し、当初は小悪党どもの女ボス程度にしか思われていなかった彼女が作りあげた異常とも言える環境が浮き彫りになっていく。 安易な共感を拒んで、いつまでも溶けない氷像のようにそびえ立つ本書は、世間的にも有名なとある実在の事件をモチーフにした一冊です。『家族』と称しながらも関係のないものを無理やり繋ぎ合わせたかのような彼らの関係を暗示するかのように、現在、過去、大過去が時系列通りにではなく、行ったり来たりしながら進んでいく構成が印象的な作品です。 どこまでも長く真っ暗な道を、ただひとり不安を抱えながら歩くような小説ではあるのですが、その構成だからこそ描けるラストに、かすかな、ほんのかすかな光を見つけて、救われたような気持ちになるひとも多いのではないでしょうか。扱われる内容に比して、残酷な描写は控え目な印象があって、最初は意外にも感じたのですが、改めて思えば、そのほうがリアルで不気味なのかもしれないな、とも思いました。
1投稿日: 2025.12.20
powered by ブクログ周囲の警察からピンクババアと呼ばれている夜戸瑠璃子は、13人もの人を殺していた。他人を家族として取り込み、財産を没収し、保険をかけて殺す。お金を没収して、躾と称して他の誰かに殺させる。義妹の夫に買わせた多世帯用のマンションで、その巨大な「家族」と共同生活を送りながら、飲み込み殺し肥大化する。 女衒として何度も瑠璃子は逮捕されていたが、そんな殺人事件が起こっているとは警察も思っていなかったので、被害者たちが何度訴えても「民事不介入」と門前払いされるなか、ようやく半年前に門前払いを食らった被害者が裸で交番に駆け込むことで、世に事件が認知されたのだった。
16投稿日: 2025.12.19
powered by ブクログ読了ほやほや… 言葉がない… 民事不介入、これが犯罪を助長してしまうのではないか、 これは今後もずっと問題になっていく気がする 尼崎事件をもとに、だけどあくまでフィクションとのことで どこまでリアルなんだろう? 誇張して書かれているのかもしれないけど それに近いことが実際あったと思うと恐ろしや… こんな恐ろしい内容のタイトルが『家族』というのもまたなんとも… 人間、極限の状態に陥る状態をぎりぎりの文言で表現したリアル・ライブインファミリー!(笑えない)
1投稿日: 2025.12.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
尼崎変死事件をモチーフにした話。うしじまくんで有名な北九州事件と似たような洗脳系。 八王子の団地で遊郭の女として生まれた瑠璃子は多分アメリカ人の子供でガキ大将。腹違いの妹ができるも義父からレイプされて二度堕胎して子宮無くす。家族とは一緒にご飯を食べる人。 その女がボスとなり、どんどん他の人や家族を侵略して強奪して殺していく。 まあ、胸糞悪い。
0投稿日: 2025.12.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この作品は、実際にあった「尼崎連続変死事件」をモチーフにしていて、囚われ餌食にされていく側の視点で描かれていることもあって、まさに自分自身がその立場に追い込まれているようで恐ろしかった。 が、目を背けたくなる気持ちと裏腹にページを捲る手は止まらない。 途中で何度も「そんな馬鹿な…」と呟いていた。 助けを求めているのに、まるで冒頭に出てくる沼の描写、粘土の高い流砂に引きずり込まれるように。 この小説が突きつける本質的な問題は、安全なはずの「家族」という名の密室で行われる虐待や監禁、そしてそれを許容する「民事不介入」の司法・社会制度の欠陥だけにとどまらない。 むしろ、「巻き込まれた男」が自ら疑似家族への加入を選択していたという自覚、そして、物語終盤の「トー横」の少女の章が示すように、形を変えながら増殖する歪な共同体の存在こそが、核心である。 その根底にあるのは、血縁があっても既に崩壊している「核家族」という土壌であり、この「家族の空洞化」こそが、新たな闇の共同体を生み出す真の要因と言えるだろうと思う。 重たい小説だった。暴力による支配が、人を愛する気持ちさえもなんて…
29投稿日: 2025.12.14
powered by ブクログ読んでいて、辛くなる小説でした 実際に起きた事件をモチーフに描かれているとの事ですが、この様な事件が実際に起きたとなると ひどいなと思いました 自分の立場ならどうやって守ろうかと思ったり 色々考えた作品でした 途中目を背けたくなる描写があったので そこは少し斜め読みしてしまいました
33投稿日: 2025.12.13
powered by ブクログ愛と恐怖で"家族"を懐柔させる夜戸瑠璃子という怪物。自身は一切手を加えず次々と躾と称して人を殺していく。その残忍で狡猾な手口は悪い意味で天性のものだと思う。 仲の良かった家族が切り裂かれそこに侵食していく、家族同士による苛烈な暴力から目を背けたくなるが、これが現代日本で実際に起きた事件であることの意味を考えなければならない。これほどの犠牲者が出てしまった最悪の事件を、この小説を通して決して忘れてはならないと思った。
1投稿日: 2025.12.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
尼崎で実際にあった事件をモチーフ 警察がかかわりたくないピンクババア 民事介入はできないと言って、ピンクババアから逃げていた人達は、殺されていた。保険金殺人事件で得た金でタワーマンションに住んでいるいる。 ピンクババアの息子を事情を知らずに預かる。 居間でAV鑑賞。小遣いをせびる。引き取るのをやめたいとピンクババアに言うと大勢で家に入り込み、約束が違うを謝罪しろ。家族を裏切るのな。脅され、全裸になり土下座。2人の娘もらやされる。片方の娘がピンクババアをママと呼びだす。虐待する側にまわる 半年続く。交番に駆け込み、家を乗っ取られたと言うが、家族の問題。民事不介入。ピンクババアが警察に迎えきた。若い刑事が裏口から逃す。 これが、バレて警察をやめフリーライターになる タワーマンの下の階で虐待されている夫婦。 買い物を命じられた時に逃げる。仙台までキセル バイトしていたコンビニ店長に金を借り北海道の実家に帰る。ピンクババア達が先回り。死体遺棄した時の写真をみて隠蔽するからと連れて帰る。兄は写真は証拠にならないとはむかう。殺されて海に捨てられた 事件が発覚。コンクリートづめの3遺体。まだまだある。合計13人殺した。躾と言って虐待。実際にやった人間は殺されている。 ピンクババアの妹が自白開始。 姉の妹に血のつながりはない。姉の父はアメリカ兵 母はスナックで売春しながら生活。ピンクババアがそのスナックをつぐ。 ピンクババアは妹の自白をきいて自殺。
0投稿日: 2025.12.12
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この本を読んでいくと、フィクションの小説なのにノンフィクションの事件のルポを読んでいるような気がして、衝撃が半端なく大きかったです。今までの本は読み終わった後に「イヤミス」とか「後味が悪い作品」っていうのは何冊かは読んできましたが、これは読んでる途中でも、「イヤミス」や「後味が悪くなっていく」といった感情がありました。「この小説を読み終えて感想を書こう」と思ってもすぐにはさらっとは書けませんでした。(放心状態がしばらく続いたので) この小説って「尼崎連続変死事件」をもとに書いた小説っていうのを知って、ちょっと調べました。確かに似ていますね。「自己の親族らとともに他人の家族に寄生して疑似家族的な共同体を形成し、相手家族らを虐待・搾取していた特異な事件として報道され、一般の関心を集めた事件」と書いてありますが、まさにその通りだと思います。 ある一人の女性が、周りの人を洗脳させて「家族」というものを作り出し、自分の思い通りに周りの人を動かして、自分に反対する人がいたら、その人を「躾け」と称して、「自分に従ってくれる人」で反対する人を虐待したり自殺に追い込む、要は自分の手を汚さずに相手を痛めつけるっていうことだと自分では理解しています。この女は自分のことを「教祖」だと思い、一種の新興宗教団体を作ろうとしていたのではないかと思いました。 この小説を読み進めていくうちに、「家族とはなにか」を改めて考えさせられます。愛があったら血縁関係のない人でも家族だ、とかいろいろ書いてましたね。自分でも「家族」っていう意味を辞書などで調べたりしました。 「民事不介入」っていう言葉がこの小説ではよく出てきました。この女は、警察が一般家庭のトラブルには「民事不介入」を理由に関われないことを巧みに利用していました。この「民事不介入」という言葉を読んで、真っ先に思い出したのが「桶川ストーカー殺人事件」です。これも警察が「民事不介入」を理由にストーカー被害者に対して適切な対応を取らなかったために被害者は殺されてしまった、という事件です。これも衝撃でした。「警察は事件が起きてから動くんだよ」という警察側の意見を聞いて警察への不信感が高まった事件でした。また、弱者の弱みに付け込んで、最後にはその人を殺害してしまう事件として「大宰府主婦暴行死事件」も思い出しました。これは事件のルポを読みました。これも事件の内容がひどかったですし、途中の警察の対応が不適切と思いました。 などなど、この小説を読んで最初に怖いという感情があって、そのあとにいろいろと考えさせらることが多かったです。人間って他人を支配していくことで優越感を得たい欲深い生き物だな、とこの本を読んで改めて思いました。この小説に出会えて良かったと思っています。
2投稿日: 2025.12.11
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尼崎で起きた衝撃的な事件がモチーフ。どういうやり口で洗脳したのか、なぜ被害者は洗脳されたのか…当時から疑問に思っていたことが少しわかったような。自分なら洗脳されないと思っていたが、家族を巻き込み、心身共にボロボロになって追い込まれたら自分もそうなるのかもと思ったり。瑠璃子が作る料理が甘いのはいったいなんだったのか…。 澄と宗太はどうなったのか…。薬物は使われていたのか…。疑問は残るけど面白かった
0投稿日: 2025.12.10
powered by ブクログそんじょそこらのホラーより恐ろしい。 一度会ってしまったら、死ぬまで辛い出来事の連続。 読んだらわかる、この怖さ。 恐ろしいー。
2投稿日: 2025.12.09
powered by ブクログ題材になった事件が事件なだけに、かなりこちらの心も削られそうな内容。 読み終わったあと、どんな事件かWikipediaで調べてしまい、余計ぐったり。 こういう暴力で洗脳された人を、なぜ逃げないのかという人もいるけれど、なかなか難しいよね。思考を放棄してしまった方が楽なのは分かる。 暴力描写がそこまで酷いものではなかったところは救いか。 主犯格に唆され、脅され、親や子を死に至らしめた人は今、何を思うのか。
25投稿日: 2025.12.07
powered by ブクログ読み進めるのがしんどいシーンもありましたがなんとか読めました。今ある家族の何気ない日常を愛しく思えました。
1投稿日: 2025.12.07
powered by ブクログ実際の尼崎の事件をテーマにした作品。人を取り込み洗脳、虐待、家族間の暴力も…。凄惨でグロテスクなストーリーと描写には作者さんの凄さを感じつつ辟易。スバヤク読了。
1投稿日: 2025.12.06
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この物語は2011年に表面化した尼崎連続変死事件をモチーフにしていますが内容はすべてフィクションだそうです。 メンタルの弱い方は読まないことをお勧めします。 私はこの作品を昨夜途中まで読んで寝たら悪夢をみました。 ”家族”という用語を用いて集めた人間に女性たちには売春をさせ、お互いを躾と称して暴力によって傷つけ、死に至らしめ、生命保険金で豪遊していた”家族”の主、夜戸瑠璃子。 暴力シーンは思わず読んでいて顔が歪んで涙が出る程、汚かったです。 13人の”家族”をお互いを”家族”と呼ぶグループ内部で殺し合わせた瑠璃子。 ミステリーというより途中、ホラーではないかとさえ思いました。 暴力シーンは最低の下でしたが1ミクロン程の良心があったので星はつけました。 怖いもの見たさで最後まで読みましたが、この作品の読後感とは早くお別れしたいです。
130投稿日: 2025.12.06
powered by ブクログ家族とは何かという感想は沢山あるので省きます。 この作品で感じたのは、人というのは窮地に陥った時に何かに縋りたくなってしまうのだと。あるいは、自分の命が危ないと例え大切は人でも見ず知らぬの相手でも裏切りったり、傷つけたりできてしまう。自分ならどうだろうと考えさせられました。
5投稿日: 2025.12.04
powered by ブクログ2011年11月、裸の女性が交番に助けを求めて駆け込んだことから事件は発覚した。足掛け25年にわたって複数の家族が監禁、虐待され、死者、行方不明者は10人以上に及ぶという実際にあった事件「尼崎連続変死事件」をモチーフにしたフィクション。 事件そのものは本当に陰惨。ターゲットの家族に入り込み罵声と暴力で脅迫、恐怖による支配で思考停止に追い込み、家族を分断し、家族間で“躾”という名の虐待を促す。恐るべきマインドコントロールに身が竦む。 命からがら駆け込んだ警察には「民事不介入」を理由に介入を断られ、連れ戻された先ではさらに過酷な拷問が待ち受ける。この世の地獄だ。 複数のノンフィクション作品が出ているこの事件を今、フィクションで描くことの意味を考えた。 小説では未だ正体が判明していない“あばた面の男”が手を差し伸べているトー横の子供たち。 家庭に居場所がなく、家族に愛されない子供たちに手を差し伸べ、擬似家族となる。その“家族”が再び尼崎のような事件に発展しないと誰が断言できようか。 愛を与えられず、愛を求めた犯人が作った“家族”の事件。機能不全家族が蔓延した今、事件の萌芽はそこらじゅうにあるではないかとうすら寒い思いになった。 ノンフィクションの方も読んでみます。
3投稿日: 2025.12.04
powered by ブクログ救いもない、胸糞も悪い、何の学びもない。 実話に基づいているからこそ終わってる。 読んでる途中から気分悪い。 読後感、最悪。
1投稿日: 2025.12.01
powered by ブクログ尼崎連続変死事件をモチーフにした小説。 どんな話かはノンフィクションで読んでいたなーと思ってたら、そっちは北九州連続殺人事件の方だった。記憶は曖昧だけど、構造は似てる気がした。
1投稿日: 2025.11.30
powered by ブクログ2012年10月(wikipediaによる)に発覚した“尼崎連続変死事件”をモチーフにしたスリラー。奥付では「二〇一一年に表面化した尼崎連続変死事件をモチーフにしていますが、内容はすべてフィクションです。」と書かれているが、人物相関図や経緯などそのまんまである。 冒頭、特定の地名(尼崎ではない)を用いて神話的な記述があり、そういう方向にいくのかと思わせるがまったく無関係だった。うーん、そうなるとこの小説が書かれた意味がよくわからない。 事件の詳しい内容を知りたければ参考文献に上げているようなノンフィクションを読めばいい。ただひたすらいやな気持ちになっただけだった。
1投稿日: 2025.11.30
powered by ブクログ胸糞話 現実事件がモチーフのようだが、読んでいて嫌な気持ちを持ち続け、早く終わってほしかったやつ(最後まで読む主義) 最後に夫婦の綺麗なエピソードを入れていたが感想は全く浄化されなくて低評価 少なくとも人にはお勧めしない
2投稿日: 2025.11.29
powered by ブクログ★5 なぜ犯罪に手を染めたのか、なぜ巻き込まれてしまったのか、なぜ早く解決できなかったのか #家族 ■あらすじ 11月のある朝方、八王子の交番に勤務する警官が外に出ると、全裸の女性がふらふらと歩いていた。助けをもとめる彼女は以前から警察に相談をしていたものの、面倒な案件に巻き込まれたくない警察は、民事不介入を理由に事件化をせずにいたのだ。その後警察が捜査を開始すると、背後には多くの犠牲者がいることが浮き彫りになり… ■きっと読みたくなるレビュー ★5 家族… たった二文字、シンプルかつ強烈なタイトルですね。もはや予想はしていていたのですが、され以上に鬱々たる気分にしてくれる作品でした。 本作は2012年に実際にあった事件、尼崎事件をモチーフにした社会派ミステリー。血縁関係がないのに疑似的な家族関係を築き上げ、その共同生活の中で様々な犯罪行為を行ったという事件。正直、そんな事件あったなーという程度の記憶でして、本作を読んでしっかりと思い出すことができました。 まず言いたいこと、「力作」だということ。 これまでも葉真中顕先生は様々な社会問題をテーマに物語を描いてきましたが、本作も鬼エグですよ。間違いなく事件を詳細まで取材されているし、その中で憤り、悲しみ、悔しさなど、魂が抉られるような想いをしたに違いないんです。物語を紡ぐ時も、どうすればこの事件とその内面を表現できるのかを考えたはずなんです。先生の情熱をしっかりと体感させてもらいました。 一番の読みどころは「人間」です。 日本人は優しく穏やかで、何事にも冷静な聡明でな人が多いと思います。しかし本作においては、愚かな人間、奪われる人間、悪魔のような人間など、悲劇的な人間ばかりが出てくるのです。 なぜこんな犯罪をするのか、なぜ巻き込まれてしまったのか、なぜもっと早く解決できなかったのか。読んでる最中、これらをずっと頭の中で問いかけるのですが、答えが導き出せずに苦しくなる。彼らの倫理観の違いに愕然とし、ただただ茫然と読み進めるしかないのです。私も奪われる側の人間だったら、同じ行動しかできないかもしれません。 本作のテクニックが光る部分として「分かりづらい」点をあげたい。 物語の中心には主犯格の女性がいるのですが、彼女の視点で語られることは少ない。周りにいるたくさんの人物からの目線で物語が進行するから、人間関係が複雑なんです。また時系列も前後するので、どの時代の話なのかも把握しづらい。複雑に見せることによって、事件が解決に至らなかった難解さを表現してるように思うんです。 主犯格の女性は「愛」があれば家族になれるといった。 でも彼女は愛を与えるのではなく、奪い取るだけだ。子どもの頃の愛情不足ってのは、後にこういった悲劇をもたらすと思うと、本当に本当に親の責任ってのを考えさせられますね… そして警察の判断もひどいものです。色んな事情あるんでしょうが、市民を守る正義の味方であることを忘れずにいてほしいです。 ■ぜっさん推しポイント 暴力の恐ろしさを知ってますか? 被害に遭った人たちは、畏れ逃げ惑うしかできず、従わざるを得ない状況になる。選択肢など与えず、自由を完全に奪ってしまうところが罪深いのです。 私はこの力でねじ伏せるという非人道的な行為は絶対に許せません、大嫌いです。あらためて自分の価値観を思い出させてくれた、厳然たる作品でした。
136投稿日: 2025.11.27
powered by ブクログ尼崎連続変○事件を元に描いた小説ということで、読んでみました。 当時はかなりニュースになっていましたよね。この地名が一気に知られた事件、と言ってもいいのではないでしょうか。残虐だった記憶はあるものの細部までは覚えていなかったので、その確認も兼ねて読み進めました。 実際に読んでみると、北九州連続○人事件と手口が非常に似ていると感じました。 まったく関係のない第三者が一つの家族に入り込み、暴力で洗脳し、家族同士を殴る・蹴るといった折檻へと追い込み、ついには身内を○害させる――。しかも被害は一つの家族にとどまらず、何家族も犠牲になっていく恐ろしさ。 こういううさん臭い集団にはどう巻き込まれるのか。読んでいる途中、思わず“防御策”まで考えてしまいました。 興味深かったのは、事件に関わる人物一人ひとりのバックグラウンドが丁寧に描かれている点です。 そもそも人間は生まれながらにして悪なのか――そんな問いを読者に投げかけてきます。 主人公・瑠璃子をはじめ、登場人物たちはどこか“親の人生を子がそのまま生きている”ように見えるのですが、その中でも特に考えさせられた人物がいます。光山家の鉄です。 鉄は複雑な家庭で育ち、母親と父親(養父)が覚醒剤で捕まったため、養父の姉夫婦である有間家に引き取られたという背景を持つ人物。 彼は自分の家族を“こちら側”、有間家を“あちら側”と呼び、まるで異なる世界を行き来するような感覚で生きているのです。その物事の解釈が、とにかく歪んでいる。 血のつながらない鉄を我が子同然に扱う有間家に対して、鉄はこう感じてしまう。 “叔母夫婦は直接血がつながっているわけでもない鉄に優しかった。なに不自由ない暮らしをさせてもらった。だが、惨めだった。鉄は敏感に感じ取っていた。“あちら側”の人々に特有の“こちら側”の人間への憐れみを。” 自分が惨めになる方向にばかり意識が向いてしまい、何かしてもらっても感謝に辿りつかない。 “こちら側”の生活が標準になってしまっているから、“あちら側”の当たり前の優しさに違和感や居心地の悪さを覚えてしまうのだろうなと感じました。 人から善意で何かしてもらったら、お礼を言うのは当たり前のはずなのに、それに嫌悪感を抱いてしまう――。 そこに人間性の歪みがあり、その歪みは育ってきた環境によって容易につくられてしまうものなんだと、胸が痛くなります。 それにしても、ここまでの異常事態が起きていても、警察は本当に頼りにならないとは……。 “自分の身は自分で守るしかない”という思いが、読めば読むほど強くなってしまいました。
47投稿日: 2025.11.25
powered by ブクログとにかくヤバい。しばらく立ち上がれなくなる。実際の事件はもっと凄惨だったかもしれない。人の心を殺す作品。
1投稿日: 2025.11.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2025/08/24予約1 実際の事件がモチーフになっている。ピンク婆さんこと夜戸瑠璃子にここまで洗脳される恐ろしさ。逃げても連れ戻される、親、親戚などまで追い詰める。キッカケは何でもよく自分に都合のいい人間を見つけて家族ごっこに巻き込む。民事不介入を利用して警察に立ち入らせない。瑠璃子も妹分の朱鷺子も頭脳明晰。これほどたくさんの人が出てくるのによく混乱しないな、と別の意味で感心する。それを書く筆力があるのもさすが。まだ秘匿された部分がありそうで恐ろしい。何度も巻末の相関図を見ながら読んだ事、気味が悪く読み進めるのがきつかった事もあり読了まで難航した。
2投稿日: 2025.11.23
powered by ブクログ2012年尼崎で発覚した角田美代子を主犯とする連続殺人事件、いわゆる「尼崎事件」を小説化したものだ。小説であっても事実に基づいて書かれたものなので、これが本当に起こったことなのかと、読むのも躊躇するほど悲惨な事件だ。角田と義妹、そして息子の3人は決して自ら手を汚さない。他人の家に入り込み、好き放題振る舞った挙句に自分の陣地に連れて帰り、監禁し、全財産を奪い、完全に支配下に置いて、「しつけ」と称し、お互いに殴り合いをさせる。子が親を、夫が妻を痛めつけ、最後には殺させてしまう。自分たちは家族だと謳っているので、逃亡者が警察に駆け込んでも「民事介入」はできないと追い返される。全て角田が思うように事が運び、こんな恐ろしい事件が13年もの間野放しにされ、10人以上もの人が亡くなったのだ。 わからないのはこの小説内での雪の心理。家族とはいえ、というか家族であるが故に許せない事のひとつやふたつはあるでしょう。でも悪魔の手先になって父母や姉を貶め、死に至らせるような言動は取らないでしょう。ましてや彼女はこちら側の(普通の平和な家族の)人間。良心の呵責はなかったのか。 案外わからなくもないのは雪の姉、澄と結婚した宗太の心情。脅され、澄を殴っているうちにだんだん本当に憎くなっていくのだ。「この子をぼくが守る」と心に誓ったはずなのに、心が麻痺していく。そうでもないととてもまともな気持ちで殴れない、心の防衛反応かもしれない。
2投稿日: 2025.11.23
powered by ブクログ警察の「民事不介入」って便利な言葉よね……作品読んでても普通に怖かったけど、読んだあとに元になった事件をネットで見たら、ホント、ヤバいやつで、ひたすら恐怖を覚える作品でした
1投稿日: 2025.11.22
powered by ブクログ家族の絆の恐ろしさ。絆とは本来、馬・犬・たか等をつなぎとめる綱。恐怖でつなぎ止められた家族。 読んでいてぞっとした。
1投稿日: 2025.11.22
powered by ブクログ葉真中顕「家族」文藝春秋読了。民事不介入と言って、警察は、ご家庭のトラブルには、おいそれと口出せんのですよ。それから警察はマニュアル通りの対応をした。これはまともでないラスボス率いる軍団による家族という名の犯罪史。物語はモチーフから生まれた。読み始めたら後戻り出来ない。悪い夢をみているような #尼崎変死殺人事件
1投稿日: 2025.11.18
powered by ブクログとにかくしんどい。一回中断したらまた読み始めるのに気が重すぎてやめたくなったくらい。でもいざ読み始めたら一気読みしてしまった。しかし、とにかくしんどい…
1投稿日: 2025.11.18
powered by ブクログ14年前、当時ニュースでよく目にした主犯と見られる女のことは今でも覚えている。全容解明がなされないまま終わったあの衝撃的な事件について、社会的弱者の生き様を描き出すことが得意な葉真中さんなりの〝解釈〟が繰り広げられるフィクション。実際の事件を知るだけに読み進めるのが辛く、ラストもそこに救いを求めるしかないのか…と暗澹たる気持ちになる。簡単に乗っ取られてしまう「家族」というものの不確実性、優しさと表裏一体の残酷さに慄き、「民事不介入」という言葉の冷たさを改めて思い知らされた。
13投稿日: 2025.11.17
powered by ブクログ2011年に表面化した尼崎連続変死事件をモチーフにしたファクションであるが、事件を想起させる。 この事件を知ったときは衝撃を受け、現実なこととして受けとめるのは無理だと思った。 八王子を舞台にし、ピンクババアこと夜戸瑠璃子が関わる人に喰いつき、その家族をぼろぼろにして財産を奪い気にいらない奴に制裁を下す。 逃げても追い、痛めつけては服従させての繰り返しで、幾つの家族を悲惨な目にしてきたのだろう。 人物相関図を見ても、最早どういう繋がりで家族としてきたのだろうかがわからない。 もしかすると亡くなった人はもっといるのかもしれないが、瑠璃子が死んだことにより何もわからない。 「民事不介入」を盾に幾つもの大胆で悍ましい犯行を重ねるとは、狂気の沙汰としか思えない。 彼女の家族とは何を意味するのか…
80投稿日: 2025.11.17
powered by ブクログTwitterで誰かがおすすめしてたのでKindleでサクッと読みました。 書き方、まとめ方がうまくて読みやすかった! 登場人物というか被害者の多さと、本当の血縁関係じゃない別家族がたくさん出てくるので複雑すぎて混乱するかと思ったけど、1人ずつ視点で話を追っていくと全体が繋がって読みやすかった。 北九州監禁事件のアレンジかと思ったけど、尼崎事件ていうモデルの事件があるんだ…。知らなかった…。怖い…。 こんな怖いことしてる人が、こんなイカれた事件が普通に存在しててめっちゃ怖かった。ちゃんと知らなかった。 こんな状態になった時にやっぱり警察を頼るしかないだろうから、民事不介入とか言われた絶望するよな、、。 利用されて死んでいく側が、幸せだったって言っててさらに絶望した。 巻き込まれた家族本当に可哀想としか言えない。 夜部瑠璃子も幼少期に性的虐待を受けてて、歪んだ愛情しか注げない、っていうのももう本当に絶望 黒幕かもと言われているあばたの男が歌舞伎町のキッズ達をまとめて家に住まわせてるという謎のカットも、全然ありそうで怖い。絶望ってこの世に充満してるから、歪んだコミュニティを生み出すのなんて簡単だと思えてしまう。 義妹の朱鷺子が、確実に自分の子供をなぜか瑠璃子に献上していて怖かった。 ウロボロスのネックレスは何を意味しているのか。 瑠璃子という主犯が死んでも、闇を抱えてる人はこの世のにごまんといるから、こういう悪夢は終わらないよ、っていう暗示かと思った。怖すぎる。。 しかもこれのタイトル「家族」なの、改めてこわっ。 北九州のやつは、本当に支配、被支配で犯人は性処理とかもさせてて暴力性を強く感じるけど、この事件はわざわざ「家族」という形にこだわって、本当に愛情を注ぎたかったのかもという側面もあるから、歪んだ愛情すぎてこわい。
2投稿日: 2025.11.17
powered by ブクログうーん。 尼崎連続変死事件の話かと思ったら、それをモチーフにしたフィクション… とはいえあまりに酷似しているものだから、無意識に実際の事件と比べてしまい、素直に物語に没入できず、なんともモヤモヤする読書体験に終わり、ちょっと残念でした。
1投稿日: 2025.11.16
powered by ブクログこえー。今晩眠れない。ところで舞台は八王子。八王子の人怒っちゃうんじゃない? 今は警察も民事不介入とか言わないよね?
11投稿日: 2025.11.12
powered by ブクログ読むのを止めようと何度も思いながら、結果的に読み終えてしまった。 一言で言えば、家族(ファミリー)という名のもとに強制的に縛りつけられたある意味ヤクザのような掟の話。 実際にあった事件がモチーフになったというから、なお驚き! 次に読む小説は爽やか系のものにして、気分をスッキリさせたい。
1投稿日: 2025.11.12
powered by ブクログ読み終えて、疲れたの一言かな。 尼崎連続変死事件がモデルとなっている小説で、 "家族"を盾に虐待、軟禁、殺人…あらゆる犯罪のオンパレードで救いもない。 家族という泥沼に引き込まれていくストーリー。 主犯と思われるピンクババアこと夜戸瑠璃子は獄中自殺をしたけど、義理妹の朱鷺子のが裏で操っている感じがして怖い気がした。また、なぞの男(あばた面の男)も行方不明で生きているし、別の新たな"家族"が形成されていきそうな終わりかただった。 家族は聖域。 警察も民事不介入。 愛による支配こそが家族の本質。 ピンクババア、ラスボス… 夜戸瑠璃子のイメージがラスボスの第二形態のようだと読んでから、ミルドラースか、デスタムーアかしか出てこなくなった(^-^;
26投稿日: 2025.11.12
powered by ブクログどこまで実話なのか分からないが、ずっと胸糞悪かった… 家族って本当に何なんだろう。考えたこともなかったが、血のつながりだけではないと思うけどな。愛と支配は近いものなのか?? なぜか自分だったら洗脳されない自信があるが、この本に出てくる家族達の立場になったら洗脳支配されてしまうのだろうか。 ストーリーは胸糞だったが、小説としてはとても読みやすくあっという間に読み終えた。
1投稿日: 2025.11.12
powered by ブクログ尼崎連続変死事件をモチーフにしたクライムサスペンス。警察の民事不介入を逆手に取ったというか、警察官の身勝手な判断から続いた犯罪という建て付け。 嫌な感じが続く。
1投稿日: 2025.11.09
powered by ブクログ尼崎事件をモチーフに聖域である家族の持つ負の一面を描いていて興味深く読みましたが、同時にしんどい小説でもありました。家族から正しく愛されなかった経験が胸に穴を開け、擬似家族という洗脳や暴力による支配の惨劇を生んだ、そしてそれは現在進行形でどこかに存在しているという提示はとても重くやり切れない。それでも物語の中に小説的なやり方で新しく芽生えた愛による救いの場面を描いたのは葉真中さんなりの願いの形なのだと感じました。
2投稿日: 2025.11.09
powered by ブクログ初読みの作家さん。 帯のとおり衝撃的な内容でした。 血の繋がらない"家族"をテーマにした恐怖のミステリー。怖いというかなんというか、凄まじい内容でした。恐らく、ラストが賛否両論になると思いますが、こういう終わり方もいいのかなと、個人的には思いました。 読みごたえのある一冊!
66投稿日: 2025.11.09
powered by ブクログ2011年の11月。 全裸の40歳の女性が路上を歩いているところを警察に保護される。 母親を殺したという彼女。 この出来事には想像を絶する背景があった。 ある事件をモチーフに描かれている本作品。 果たしてどこまでがフィクションなのだろうか。 本作品の帯をみたときから、「あれ?これ?あの事件に似てるな」と思うほどに、連日報道されていた有名な事件。 読んでいて、モチーフにしているというだけではない、妙なリアリティを感じるというのが読んでいての第一印象でした。 正直、読んでいて胸糞悪い内容なのですが、読みながらどこか救いはないのか?と思うのか、怖いものみたさなのか、狂気に酔っているのか、どんどん先に読み進めたくなる内容でした。 モチーフになっている事件が報道当時から異様で、『事実は小説よりも奇なり』な事件ではあったのですが、その事件をモチーフにしてフィクションに仕上げている本作品はお世辞抜きで傑作と言って良い内容なのではないか?と思います。 タイトルの通り、異様ではありつつも「家族」が描かれている本作品。 本事件の首謀者とされる人物が求めていたのは支配だったのか?本物の家族だったのか?はたまた、ただ金が欲しかったのか? 「家族」ってなんだろう?と思う一方、「家族に求めるものってなんだろう?」と考えてしまう作品。 私も本事件の首謀者に出会っていたら死ぬまで抜け出せない輪に入ってしまうのではないか? 狂気ではあるものの、あながちその狂気の輪を否定できない私に気がついた作品です。
5投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログ暴力による支配が家族に対する愛なのか 従うことが善で抗うことが悪なんだもんね 例え正しいことをしててもね 逃げても追ってくる、なんなら先回りしてるってのも恐怖 もうピンクのカーディガン嫌いになりそう こちらを読む前に我孫子武丸さんの修羅の家を読んだから、最近ずっと気持ちが辛い。笑 積読してた本の中に2冊も尼崎事件をモチーフにした本があっただなんて^_^;
0投稿日: 2025.11.07
powered by ブクログプロローグ 家族ってなんなのさ!? 血縁!? では、夫婦は家族ではないのか!? ひとつ屋根の下!? では、単身赴任したら!? 子供が独立したら!? 家族ではなくなるのか!? 家族って、、、 一体、なんなのさ 本書 『家族』魑魅魍魎の家族形態★4.5 本作は、“尼崎連続不審死事件”を モチーフとしている 内容はかなり強烈だ! 主犯格である瑠璃子が新興宗教さながらに他人を 洗脳していく 洗脳の先には、金品や家、土地などの搾取 そして、躾と称した拷問によって飼いならしていく その鬼畜の果てに待ち受けるものとは!? 悪しき家族形態は引き継がれていく やはり血は争えないのか!? 物語は、終わっても絶望は続く そんな物語の深淵の先にほんの少しの捻りと 光が見たかったのが本音だ!!! 家族って、最終的にはやはり血なのか!!!!!!!!??? エピローグ いつものように一人掛け用の安楽椅子(登場14回目)で本作を読み終えた 一度目を閉じて、再び瞼を開く そこは、 青 辺り一面 青一色(緑一色じゃないよー、役満か!?) といっても、目の前に海が見えるわけでもない そして、青い空が広がっているわけでもない 陰鬱な青が広がっている この、凄惨な物語に只々ブルーな気分に 陥ってしまった このブルーな気分を一新するには 迎え酒ならぬ、迎え“Blue”が必要不可欠だ ということで、次は同氏の『Blue』だ!!! 完 あっ、血は繋がっていないけどブク友は大切な 家族だよ(。・・。)v
60投稿日: 2025.11.07
powered by ブクログ家族が侵食されて乗っ取られるストーリーか いくつか他にも読んだよな、と思いながら読みはじめた 『人はもらったものしか与えられない』 歪んだ親子や家族関係が連鎖して、繋がっていく 消化出来ていない心の欠けた所に入り込んで取り込まれていく 他と違うのは、善良ではない側の生い立ちや事情が垣間見えて、うっかりするとこちらも取り込まれそうになる 映像にもしなるなら、ラストの不思議なシーンはなくてもいいかもしれない。いや、あった方かいいか。
3投稿日: 2025.11.06
powered by ブクログAmazonの紹介より 「現実の世界では、すんなり完全犯罪を 達成できてしまうこともあるんだって学んだんです」 2011年11月3日、裸の女性が交番に駆け込み、「事件」が発覚した。奥平美乃(おくだいら・みの)と名乗るその女性は、半年と少し前、「妹夫婦がおかしな女にお金をとられている」と交番に相談に来ていたが、「民事不介入」を理由に事件化を断られていた。 奥平美乃の保護を契機として、表に出た「死」「死」「死」…… 彼女を監禁していた「おかしな女」こと夜戸瑠璃子(やべ・るりこ)は、自らのまわりに疑似家族を作り出し、その中で「躾け」と称して監禁、暴行を主導。何十年も警察に尻尾を摑まれることなく、結果的に十三人もの変死に関わっていた。 出会ってはならない女と出会い、運命の糸に絡めとられて命を落としていく人々。 瑠璃子にとって「家族」とはなんだったのか。そして、「愛」とは。 「民事不介入」に潜む欠陥を日本中に突きつけた「尼崎連続変死事件」をモチーフとした、戦慄のクライムエンターテイメント! 尼崎連続変死事件をモチーフにした群像劇で、終始胸糞悪い気持ちで、胸を締め付けられました。 もうこれほど、読んでいて辛かった作品は久しぶりだなと思うくらい、世界観に引き込まれましたし、何度離脱したくなるくらいの描写でした。 さすが葉真中さんと絶賛するくらい、人物の心理描写が丁寧でありつつ、言葉の表現が読者に突きささるものばかりで、良かったです。その分、ダメージは大きかったのですが、それほど素晴らしかったです。 特に親戚だからということで、連れてきた男を皮切りに徐々と浸食していく地獄の描写は辛かったです。 警察の民事不介入や主犯格が言う言葉を巧みに利用し、じわじわと侵食していき、正常から異常へと変化していく描写は、丁寧であるが故に、擬似体験しているようで恐怖を感じました。 これが本当にあった事件ということで、物語はフィクションではあるものの、ある程度は類似しているかと思うので、よりリアルさが引き立ち、恐怖感がわきました。 躾と題して、虐待を繰り返し、しまいには死へと誘っていく。黒幕となる女の言葉巧みさとそれに影響される人達の洗脳には、異常さを感じましたし、被害者たちを救えないことの苛立ちさが際立って、終始嫌な気持ちにさせられました。 時系列ごとではなく、事件発覚の前と後を行き来する形で物語は進んでいくので、頭の中で多少混乱していくのかんと思います。群像劇となっているので、それぞれがどのような人生を歩んできたのか、結果はわかりつつも、それまで歩んできた心情を思うと、もう本当につらかったです。 警察に相手はされない。逃げても所在がわかって連れ戻される。しまいには躾として虐待される。 読んでいて、歯がゆい気持ちがありつつ、こういった事実があったことに言葉を失うばかりでした。 黒幕は自殺したということで、真実は闇なのですが、いろんな人達の描写を読むことで、様々な問題を垣間見ることができました。 目を覆いたくなる場面の数々でしたが、こういった事件があることを知らなくてはいけないなと思いました。
3投稿日: 2025.11.05
powered by ブクログ恐ろしい でも何度かこの様な事が起きていることはニュースになる 私たちの想像を絶することはこうして起きていっているのかも知れない… とにかく恐ろしいです、家族とはなんなのだろう 家族なのに、家族だから?
13投稿日: 2025.11.04
powered by ブクログ実際に起きた大量変死事件をモチーフにした小説。 この事件は発覚当時、かなり世間に衝撃を与えていた記憶がある。 悍ましく、胸糞悪い展開が続くが、一気に読み進めさせてしまう著者の力量には脱帽する。 洗脳の恐ろしさと暴力による恐怖は刷り込まれること、当事者になると正常な判断力を失うことが描かれている。読んでいて恐怖を感じる場面が多々あった。邪悪な人間はおそらく更生しないし、私たちは邪悪な人間を許してはならない。 当時の警察の民事不介入の程度もひどいものである。
2投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログ尼崎連続変死事件をモチーフにした作品。洗脳の怖さ、正常な思考が出来なくなるほどの暴力による支配。民事不介入という理由で警察からも見放され被害は拡大していく。怒りや屈辱もすべて虚無にされすべてを壊されていく。暴力は暴力しか生まない、そしてそれは引き継がれていく。ただただ怖かった。一気読みだった。
0投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
こんなにも読後、重たく暗い感情が残る本をひさしぶりに読みました。 もちろんこのお話はフィクションですが、実際起きてしまった事件がモチーフである以上すごく陰鬱な気持ちです。 警察はなぜこんなにも動かないのか、なぜ、なぜと。すごく考え込んでしまいます。 私は正直、実際に起きた凄惨な事件を題材とする作品を読むのが苦手です。けれど、この2012年に発覚した実際の事件。もう13年も経ってしまい記憶の風化は進んでしてしまう。忘れてしまいたい人もいるかもしれない。けれど皆が忘れてしまったとき、また同じ事件が起こるかもしれない。そう考えると誰かが覚えておかなくてはならないとも思う。そのきっかけになるような作品だと思いました。 「家族」ってなんだろうか。血のつながり?相手への思いやり?思いやりってなに?家族のために死ななければならない?それは家族なの? そう考えさせられます。
2投稿日: 2025.10.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
きっと周りから見ているだけではわからない。他人を「支配」できてしまう人間と関わったことがない限り、支配される側を弱い者だと見なすかもしれない。また、彼らはただの共犯、そして本人たちが望む家族の形であると思ってしまうのかもしれない。 支配って難しい言葉だなと思う。リーダーとして集団を率いたり、まとめたりする人間と何がどう違うのか。知らないうちに支配されることなんてあるだろうし、誰かを信じることで簡単に支配されるのかもしれない。ただ、誰かを信じてついていくことは必ずしも関係性に支配というものを生むわけではない。他人を支配したいという欲求があり、さらに他人をもののように扱い、自分の都合よく動かすことが簡単にできてしまう人間、すなわち共感力が乏しく、自分の望むままに動く他人のみを欲する人間が存在するからこそ生まれるのではないか。 本作品では、支配者に傾倒する者は家族となり、そうでない者はもののように扱われ、躾けられる。暴力によって心が壊れてしまい、大切な人を傷つけても自分の命だけは守ろうとしてしまう人間の姿に支配の恐ろしさを感じた。 単なる一つの出会いが、ある人生を沈ませ、そして死に追いやる。自分には関係ないことのようで、案外近くに潜んでいるのかもしれないと感じた。 登場人物が多く、時系列も様々だが、非常に読みやすく、引きつけられ、一気に読んだ。
1投稿日: 2025.10.29
powered by ブクログ「家族」という言葉をこれほど恐ろしく感じたことはない。 実際に起こった話がモチーフで、冷静に考えればあり得ない数々も、当事者になれば巻き込まれてしまうに違いないことが怖さを際立たせた。 ただ恐ろしさの中に見える強烈な愛への渇望がなんだか切なく、怖い話、だけでは終わらなかった。
28投稿日: 2025.10.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
平成初頭に発覚した北九州監禁事件も、尼崎事件もその被害者の人数の多さ、残虐さ、壮絶さ、そして「なぜ長い期間発覚しなかったのか」という点で理解不能だった。 たった一人の主犯被疑者によって、なぜこんなにも多くの人が「共犯」となっていったのか。 なぜ親族内での暴力虐待が行われ続け得たのか、なぜ、逃げ出せなかったのか。 事件の内容が明らかになっていっても、頭が理解を拒む、そういう事件だった。 その尼崎事件をモチーフにした葉真中顕の『家族』を読むと、疑問は解消されないままだが、そこにむかっていった多くの関係被害加害者たちの心の壊れ方は伝わってくる。 こうして人は暴力によって洗脳され、思考停止に向かっていくのだ、と。 けれど、たったひとりの女が、これほど多くの人を取り込み動かし「家族」という単位を膨張させていけたのか、その道筋はわかっても、結局、最後までその目的は分からない。 どこに向かって行こうとしていたのか。そしてもう一つ残る疑問。あいつはだれだったのか。 これで終わりはしない、また、いつか生まれる、同じ事件が、という恐怖。 だからこそ、どうしても気になる点がひとつ。もやもやも残る。
6投稿日: 2025.10.24
powered by ブクログ【「家族って、なんだと思います?」 】その女は、警察の民事不介入を逆手に取り、疑似家族内で凄惨な犯行を繰り返してきた――読了まで眠れないノンストップ・サスペンス。
0投稿日: 2025.09.12
powered by ブクログ「家族」と言う題名からすると穏やかなストーリーなのかと思いきや、凶器を突きつけらと思うほどの恐怖を感じるストーリーでした。巻末にある人物相関図を見ながら読まないとよく理解できず複雑な家族関係でした。いまだ十三人もの変死に関わる圧巻のストーリー展開読むうちに考えさせられる狂気の作品である。「愛は家族の第一条件で愛による支配こそが家族の本質です。」作中のセリフに考えさせられました。あなたもぜひ読んでこの複雑怪奇な家族の物語ぜひ読んで見て下さい。
21投稿日: 2025.09.11
