
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とても話題のゲームで気になっていたけど、私はPS5持っていないので、こちらを読んだ。あらかじめ序盤やエンディングなどの動画を見た。 概ねゲーム通りの印象を受ける。これって、つまらないように聞こえるけど、地の文でゲームの情景や不気味な雰囲気を出せているということだから凄い。 文章も読みやすい。 もっと細かく手紙を拾う、とか絵馬を集めるとかのゲーム要素は割愛。ゲームプレイしてね、ということかな。 この本では、雛子と深水雛子のシーンが交互に来たりして、全く違う場所?でも主人公の記憶は繋がっている?と混乱する造りが面白い。 女性のジェンダーに苦しむ姿を極端に描いた感じ。 数種類あるエンディングもうまく描いている。 ノベライズとしては良いのでは?と思う反面、寿幸が大きな狐の姿で「君にあの日恋をして、君を娶り幸せにすると誓っただけの男だよ。」というセリフは、屈指の名シーンだと思うから改変しないで欲しかった、という思いもある。
0投稿日: 2025.11.14
powered by ブクログサイレントヒルfプレイ済の人に向けたノベライズという感じで、ゲームの映像では分かりにくいところを補完してくれている。 一方で風景の描写はあまり詳しくはないので、プレイしたことがない人には分かりにくいかもしれない。 本書はゲーム本編の「静寂なる 戎ヶ丘」エンドのストーリーがコンパクトに分かりやすくまとまっている。文章は中編小説くらいの長さ。 本編は雛子視点の一人称で進み、一部他の登場人物視点の話も挟まる。 ゲームをプレイしていてストーリーが分かりにくいと思った方や、登場人物の心情の補完を期待している方にならおすすめ。 ゲームストーリーと比較した追加要素は子狐と出会った回想シーンの詳細と各登場人物の独白。 付喪神・稲荷神についての新規情報はなく、ゲーム内の謎解きのヒントや、伏線の情報補完を求めてる人には向いていない。
0投稿日: 2025.11.13
powered by ブクログ高校生の深水雛子は朝に両親と喧嘩になり家を出た。 誰かと話したい気分だった雛子。 いつも駄弁っている駄菓子屋で友達と出会って話していると、霧が立ち込める。 世界は変わり、謎の化物がうろつく世界。 なぜ霧が住んでいる町(村?)を襲ったのか。 そして、異世界となってしまった村を脱出することはできるのか? 人気ホラーゲームのノベライズ作品。 無謀にもゲーム未プレイ、プレイ動画未プレイ、SNSでの初版売切続出という情報だけで購入した本作品。 完全に失敗したなと思ったのは、読んでいて、全く頭に情景が思い浮かばない。 100ページくらい読んで、流石に何を書いているのか分からんぞ?状態。 ユーチューブでプレイ動画を観て、思ってた景色と全然違う!となった本作品。 情報なしで読むには厳しいノベライズです。 ただ、読み終えた部分をプレイ動画で確認すると、 ここはこうだったのか。 こういうシーンだったのねと追体験できて楽しいなと思いました。 そういう意味ではゲームに忠実なノベライズだと思います。 逆に言えばイレギュラーな部分はなく、ゲームから追加されている要素はなし。 ストーリーとしてもノベライズだけでも深みを感じるゲームだけに私みたいにゲームやらずに読んでその後ゲームするとかプレイ動画を観るならありだとは思うのですが、ゲームプレイ後だとゲームと変わらなくね? と思うような内容だったなと思います。 とはいえ、サイレントヒルfというゲームの面白さや深さは伝わってくるノベライズだと思いました。
4投稿日: 2025.11.11
powered by ブクログ【2025年133冊目】 両親に告げられた内容に反発するように、高校生である深水雛子は家を出た。誰かと話したい気分だったのだ。自然と向いた足のまま駄菓子屋である千鶴屋に向くと、店には相棒である修がいた。同級生の凛子と咲子もやってきて、ほっと息を吐く雛子。だが辺りが霧に包まれ始めた途端に街の様相が異常さを見せ始めて――ゲーム「サイレントヒルf」待望の小説化。 よくも悪くもゲームのままです!うまくまとめた感じではありますが、小説単体としては「えっ?」という感じが拭えないと思います。ゲームの内容を知っていることが前提であろうとは思いますが、せっかくの小説なのでもっともっと感情を深堀りして欲しかった。 ちょっとチートではありますが、ゲーム実況を拝聴して全部のエンディングを見た身でも「より詳しい解説欲しいな」と思ったくらいでしたので、そこを、小説で補って欲しかったのです…!制作陣のストーリーボードみたいなのをYouTubeで見ましたが、カットしたシーンがめちゃくちゃあったらしいので、そういうのも含めてたらもっと小説ならではの深みが出たはず。惜しい、とにかく惜しい。途中からはキャラクターの行動を描写する文が多くて「プロットみたいになってもうてる!」とも思いました。 とはいえ、ゲームと同じセリフが書かれているので脳内再生余裕だったのは楽しかったです。
0投稿日: 2025.11.06
powered by ブクログゲームにおけるトゥルーエンドを辿る物語ですので、プレイ中の人はネタバレ注意。ゲームをプレイするだけでは理解が追いつかなかった箇所を、人物の心情描写とともに文章で読むことで理解を深める事ができました。あのなんとも形容しがたい不気味な世界観を絶妙な言葉選びで表現されていて、ゲーム画面が脳裏にしっかりプレイバックされました。 考察を深めたい方は、必読!
0投稿日: 2025.11.05
powered by ブクログゲームをできる環境がないんだけど、評判をSNSで見て気になっていて、しかも著者がよく読んでいる黒史郎さんだと聞いて買わずにいられなかった。面白かった。二つの話が並行して進むのか悪夢感があって、最後にはそういうことか、と。途中一度挟まる寿幸視点の時、文体が違ってて、わ〜好き〜〜〜となった。ラストのお手紙で胸がギュッとなった。バトルシーン読んでるとゲームやりたくなります。
0投稿日: 2025.11.03
