
警視庁の忍者
佐々木裕一/小学館
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総合評価
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powered by ブクログ佐々木裕一『警視庁の忍者』小学館文庫。 痛快無比なるエンタメ警察小説。 警視庁に伝わる伝説の忍者が正体を明かすことなく、巨悪に立ち向かう。 現代の忍者らしく、ハイテク機器や武器、ドローン、AIを駆使した活躍が面白い。設定としては、柳沢きみおの『特命係長 只野仁』に似ている。 うだつの上がらない冴えない風体の警務課で事務処理にあたる工藤啓太郎は都内の豪邸に住み、謎の女性官僚の密命を受け、難解な事件に立ち向かう現代の忍者であった。 東新宿警察署の沢田欣珠は、先輩刑事の多胡武夫と共に新宿で日常的に行われている売買春の現場を押さえるべく、網を張っていた。その真の目的は人身売買と新型の違法薬物のブルーを製造して密売する反社組織を一網打尽にするためだった。 しかし、欣珠は容疑者を追っている最中、不意を突かれて何者かに拉致されてしまう。偶然、現場を通りがかった工藤啓太郎は逃走車両の追跡を開始する。工藤は欣珠を首尾よく救い出し、自宅アパートまで送り届けるが、アパートが火事で近付けず、工藤は欣珠を自分の屋敷に連れて行く。 やがて、違法薬物ブルーの過剰摂取により死亡した女性の遺体が見付かり、ブルーの正体と製造販売する組織の姿が見えてくる。 本体価格850円 ★★★★★
68投稿日: 2025.10.07
