
総合評価
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powered by ブクログよくあるミステリーからは二転三転もする残酷さと美しさを兼ね備えたストーリーだった。 最初はなかなか捗らず似たような作品あるよな〜くらいで読んでいたが中盤から違和感が出てきたりして、560ページとかなり長い物語だがすらすら読めた。普通に寝不足。
0投稿日: 2025.11.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
察しの悪い私がようやく事件の真相に気づくことができた!成長したもんだ、わははのは! と思ったのも束の間、発想そのものは近いものがあったけど蓋を開けてみれば、私のは妄想甚だしく荒唐無稽と言わざるを得ないものだった。本当にお恥ずかしい。 もっと言えば、各殺人のトリックなんかはまったく推理できてなかったからこれはもうなにもわからなかったと言っても差し支えないなわはは。 正直読み始めたときは「いろいろ考えてきたわりにこの犯人のトリック雑すぎんかwww」とか思ってたけど、まさかあんな方向に話が転ぶとはまったく想像してませんでした。 舐めたこと言ってスミマセン…… 作中では国外・国内のミステリーの名著が様々挙げられていて、一部は真相が仄めかされるものもあったりするので、この本を読む前に是非読んでいてほしいところ。 私はお恥ずかしながら読んでいないものがたくさんあったのでこれから徐々に読んでいきたいと思います。
9投稿日: 2025.11.17
powered by ブクログ一冊で2つのミステリを同時に味わった。 1つ目のミステリは、ある意味よくある館ミステリとして楽しめた。 ただ1つ目のミステリが終結してもなお、かなりの頁数が残っている。そこからは怒涛の展開で2つ目のミステリが繰り広げられていった。 伏線も綺麗に回収されて、どんでん返しミステリとしても最高の一冊だった。
12投稿日: 2025.11.17
powered by ブクログ色々なミステリー作品のタイトルも出てきて、その中には大好きな森博嗣作品もあって嬉しかった! 個人的には途中から犯人の目星がついちゃってたけど、最後までワクワクドキドキしながら読むことが出来た。 続編読みたいな~…いつかドラマ化しそうな内容だったな~( * ॑꒳ ॑*)
0投稿日: 2025.11.17
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知念さんの本は天久シリーズと放課後ミステリクラブを読んでいます。 かなりミステリ好きなことのを知っているので、読みながら「もしかして〜」と予想していた終わり方でした。
0投稿日: 2025.11.16
powered by ブクログページ数多いけど読みやすかった タイトル回収もおしゃれで良い 真相が裏の裏って感じで新しい体験ができた 「読者への挑戦」は初めてだったけど、全く分からなかった〜
0投稿日: 2025.11.16
powered by ブクログ知念実希人先生『硝子の塔の殺人』読了。 久しぶりに面白い新本格ミステリーを読んだ気がします。 知念先生のミステリーに対する熱量が半端なく伝わる作品でした。 これからミステリー読んでみたいけど、何から読めばいいかわからない方には教科書的な役割も持ってます。 ミステリー好きには必読と言っても過言ではない名作だと思います。
0投稿日: 2025.11.16
powered by ブクログ序盤は読みやすいけれどキャラ設定がラノベっぽいと読む気が薄れてたけど、ちゃんと本格ミステリだった 手をつけてなかった「館シリーズ」読まなきゃね
8投稿日: 2025.11.16
powered by ブクログ最初はありきたりのミステリー?とつまらなく感じたが、後半はこのミステリーの違和感にハマり一気に読み終えた なるほどこういうミステリーもあるのね、、、
4投稿日: 2025.11.16
powered by ブクログ物語はフィクションである 事件の犯人が次々と起こる殺人事件を名探偵と共に捜査? 事件の鍵を握る硝子館はDNAの二重螺旋構造に そして事件はあらぬ方向に 月夜を再び拝むことは?
12投稿日: 2025.11.15
powered by ブクログもうほんとに面白かった! こんなに異質な雰囲気を味わったのは初めてです。メタ的な視点を持つ文体がミステリの新境地を切り開いて行くのだなと強く感じる作品だった。 いやーまじで凄かった。
7投稿日: 2025.11.15
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なるほど、そうくるか!!展開がどんどん変わってく後半が面白すぎて一気読み。 月夜の動機が少し浅いと思ったけどあれだけ名探偵に魅せられた人ならばありえるのかもしれない… 月夜の喋り方やキャラが終始浮いていて現実で起こった物語というよりはアニメを見てる感覚に近かった…だが、伏線の散りばめ方はとても上手で最後までとても楽しく読めた。近いうちに再読したい。
0投稿日: 2025.11.13
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帯での綾辻行人さんの「ああびっくりした」というコメントが気になり購入。館シリーズのファンなので私もびっくりしました。「あの一行」と同じくらいびっくりしたかもしれません。 「物理トリックがうまくいきすぎでは?」「さすがにこの展開はチープすぎでは?」とややモヤモヤしながら読んでいたのですが、彼女も同じ気持ちだったのですね。最終的に館が燃え落ちるところも含めて、なんというか、やりきっていて、よかったです。
0投稿日: 2025.11.12
powered by ブクログ期待が大きすぎたせいか、ストーリーにも結末にも中途半端さを感じてしまった。 そもそもミステリーには非現実的な世界観があると思うが、その中でどれだけリアル感を出すか。または非現実な世界観をどれだけ演出するか、の振り幅が大きいとのめり込む度合いが強くなるように思う。 それがどっちつかずの展開だと中途半端感が否めない。 今までにない作風といえばそうなのだがあまり私には響いてこなかった。
31投稿日: 2025.11.11
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とても面白かったですが、読んでいる途中で読むのを辞めてしまおうかと少し思いました。 1人目が死んでから2人目が死ぬまでが少し長いように感じます。連続殺人になるまでが長くてなんだかなという感じでした。 後半は本当に面白くてあっという間に読み終わりました。 ミステリは読んでいてうーん❓爪が甘くない❓と感じるとモヤモヤしてしまうのですが、そのモヤモヤを後半綺麗に回収してくれて、読んでいてスッキリしました。酒泉くんと円香ちゃんが幸せになる未来が見たかった、、!!!
0投稿日: 2025.11.11
powered by ブクログミステリーが大好きな方が作られた、 ミステリー小説といった感じで トリックが緻密で素晴らしい内容だった。 最初からこの人怪しい!というのは結局最後までそのままで、 もう少し犯行の動機に深みがあれば良かったなあ。 それでも、こういう類の物語は続きがどうしても 気になって、本の分厚さを忘れて一気読みしてしまう。
11投稿日: 2025.11.11
powered by ブクログ有名なのに読んだことない作家さんなので 1個くらい読んでみようと買った本 よく考えたら 設定がそもそも好みじゃなかった 変な建物でおこる事件、 めんどくさ〜ってなるんだった だから館シリーズ読んだことないし ホームズも読んだことないし ポワロはこの前、テレビで最終回見て えーっ!そうなん?!って はじめて知ったし 好きなのは御手洗くんの短編とかで なんちゃら亭とか坂のやつとか 佇まいからしてズッシリしてるやつは 読み出したからには読まねば…って なんとか読みきったくらいの ミステリ熱、低い派閥だった なのになんで買ったんや キャラもたちすぎてて苦手だったし ぜんぜんトリックわかんないのに 二日目でこいつか!ってなるし でも最後まで読んだ だって気になるし 気になるってことは わりとおもしろかったんだろうな ミステリ詳しくないから これが人にすすめていいものなのか 全然わからんけど フツーに楽しんだから 星は3つ
0投稿日: 2025.11.11
powered by ブクログ館、密室ミステリーという私が好きな分野ではあったが、 ここまで面白いとは!!!!!!! まさに最高到達点。 どんでん返しに至るまでの過程まで多いに楽しませていただきました!
1投稿日: 2025.11.10
powered by ブクログ作者は初めてで、文庫化まで待っていた作品。評価は高いようだが、個人的にはあまり好みではないかも。 確かに、散りばめられた様々な伏線、2転3転する展開など、色んなものが詰め込まれていてお腹いっぱいなのだが…話にのめり込めなかったのが一番痛い。 どうしても女探偵が浮いていて好きになれなかった。 今回、好きなキャラが一人もいなかった。 ぶっ通しでは読めなかったが、読みやすさはあるので 違う作品も読んでみたい。
0投稿日: 2025.11.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
山荘もののクローズドサークル、メタレベルの思考領域、けん玉のようなどんでん返し、意味深な硝子の尖塔、某有名な推理小説家の作品が物語、登場人物に.. トライデントで遺伝子工学を熟達している神津島はトライデントやDNAの細部を硝子の塔で再現。 神津島の根底から覆すという作品は自らのものであり、脇役やメタン認知を持つ登場人物が存在します。またDNAに存在するアミノ酸が欠損、変異した人物が現れ神津島の計画通り進行するはずだった劣化版の作品には終わらなかったのが興味深かったですね。要は劣化版から改訂版にするといった私情をもつ人物が現れたことによって事件がより一層深まるという作品でした。 また、ここからはネタバレ込みですが、先手必勝を獲得しなければならなかった優馬は2枚分厚い知識と知恵、論理と思考のダブルパンチを柔軟に使いこなす月夜に圧巻されました。その後展望台に監禁された優馬の覚醒編と伏線回収で人格が一変していき立ち位置も根底から上書きされます。 理路整然と物事は一点に収束し、伏線も全て事細かく回収され、本読む意味と持つ意味を両方味わうことができる作品でした。 独自の考察ではまだ思い残るところがあるので続編や月夜の回想編が出ると思っています。
1投稿日: 2025.11.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
おもしろかった! コロンボ的な形で倒叙ものなのか? いやそれで終わらなそうよな…と序盤になり 気になって一気読み。 気になる作品出てきすぎてうれしい悲鳴。 以下とてもネタバレです。 建物の二重螺旋構造、あの状況自体が未公開の物語、主人さん生きてる(あるときまでは)は前半で想像ついたけど、鏡…‼︎なったところゾワっとした。
0投稿日: 2025.11.10
powered by ブクログ途中までがなかなか進まなかったが、最後の章に入ってからはドキドキして読むのを止められなかった!え、どうなるの?って目が離せなかった。
0投稿日: 2025.11.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
月夜が怪しいとは何となく想像していたが、まさかフィクションの事件を乗っ取るとは… 想像を超えてくる話であった。似たような手段は取れない中で、新たなミステリーの形を世に出した傑作ではないかと感じた。 映像映えしそうなので是非実写化してほしい…
0投稿日: 2025.11.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ミステリ好きな人たちが集まってミステリの話をする小説……ではなく。 医師の主人公が名探偵に翻弄されながら、いかに自分の罪を隠し通すか……の話でありつつ、どんでん返しもあり……という小説でした。 ミステリーフリークの方だとプラスして楽しめそうです。 私は探偵役のキャラがいまいちだったので、ほどほどに楽しめました! 最後ロマンスっぽくなったのもな~。一種の吊り橋効果なんでしょうか。
0投稿日: 2025.11.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
登場人物のメタ的な発言が多く感じて、もしかしてそういうオチなのかとハラハラしてしまいなかなか入り込めなかったが、途中からは先が気になりすぎて一気に読んだ。第三の殺人のトリックとされた方法や、上記のメタ的な発言など、ところどころ違和感を覚えたところがあったが、結果的にすべて伏線。それらをすべて鮮やかに回収していったところに感動。随所に見られるミステリマニアとしての知識もすごい。やっぱりいつか三つの棺は読んでみようかな。
0投稿日: 2025.11.06
powered by ブクログミステリーをこれからじっくりハマりたい人にこそお勧めしたいが、おそらく序盤の長すぎる“ミステリー小説についてのオタク語り”で脱落するだろう。正直そこは斜め読みでもいい。 起承転結の起で、この小説が書きたい大きな謎は何かは、なんとなく分かる。 ミステリーとしてはわかりやすく伏線がはられていたと思う(伏線というより謎解きのヒント) しかしそのヒントが、どこかで見たことある。主人公たちが新しい発見をしても、すぐにその答えが予測できる。 会話の中にある言葉が含んでいる意味が分かりやすい。 ミステリー好きが推理をしながら楽しむ物としては良い小説だと思った。 もちろん、ただ一気に読むだけなら十分楽しめます。
1投稿日: 2025.11.05
powered by ブクログミステリーの色んな要素を詰め込んだ一冊。だからといって重くないし押し付け感もなく、560頁をイッキ読みしたくなる展開でした。ミステリー好きな話題もふんだんに、ヒントは散りばめられていたけれど、素通りしてまんまとハマってました。読み終わってしまえばエンタメ感強め。面白かった!
23投稿日: 2025.11.04
powered by ブクログミステリーってそんな好きじゃない。 どんでん返しは好きだけど、作られたミステリーはなんか冷めちゃう。 それでもそこそこ面白かった。
0投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログいい評判が多かったので読んでみたが、少しハードルを上げ過ぎてしまった。 もちろんミステリーとしては斬新で面白く、特にいろんな既出の作品が出てきて、「あー、それ読んだ!」という気持ちで楽しく読めた。
0投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログ新本格は読むことに労力が必要で最近は手が遠のいてましたが、あっという間に読み終わり、動機.トリック.どんでん返しに大変満足しました。 新本格の重苦しい感じが、この作者の作風で読み易くなっていたのも良かったです。
9投稿日: 2025.11.01
powered by ブクログこれだよ、これ 俺が読みたかったミステリーは あーもう、やってくれたわ! 密室!クローズドサークル!名探偵!読者への挑戦!どんでん返し! 全乗せマシマシに感動です。お腹いっぱいです。 ミステリー好きならヨダレをダラダラ垂らしながら読んだことでしょう。 異常なまでのミステリー愛が詰め込まれた本作品、設定ヨシ、登場人物ヨシと全てが完璧と思いきやトリックはイマイチ…だがそれにも訳が…。 最期に主人公が"アレ"を宣言するところはもはや鳥肌モノです。 島田先生も仰っていますが新本格ミステリーの1つの到達点ではないでしょうか? 今後これ以上はあるのか? 間違いなく日本ミステリーのマイルストーンになるであろう作品です。 阿呆みたくベタ褒めしてますが無理くり不満点をあげるなら、設定がポップすぎて殺人事件に恐怖感を感じないこととムリに男女要素をいれなくても… なんにせよ本作品を読まずしてミステリーは語れません、最高です。ワトソンくんも納得の星5です。 どーでも良いけど、どんでん返しのどんでんて何だろう…
2投稿日: 2025.11.01
powered by ブクログあまりの面白さに560ページ一気読みしてしまった笑 途中までaudibleで聴いてたけど、そちらも声優さんがめちゃくちゃよかった いや、犯人とか第二の事件のトリックとか当たってて、読者への挑戦に打ち勝った!?と思ってたら全てをひっくり返されて衝撃 傑作すぎる 初知念作品でした 解決編で、え、あの件解決してないよな?とかあの違和感は!?とか思ってたものが全て重要だったのがあまりに秀逸すぎた 天才すぎる 綾辻さんはじめミステリ作家の名前と作品を褒めまくる文がたくさんあって、それらの本も読みたい!ってなった
1投稿日: 2025.10.31
powered by ブクログおもしろかったー! 新本格って多分読むの初めてだけど、ほんとにミステリーって面白いな、他にもたくさん読んでみたいなと感じました。 それにしても、どうしてああもグロいのが書けるかな、、知念さんの作品、昔読んだやつ再読もしたいし未読本も掘りたくなっちゃいました
12投稿日: 2025.10.30
powered by ブクログ初心者でも十分にミステリーを楽しめる一冊。 硝子の塔で起こる難解な事件にふさわしい様々な職業の登場人物達の性格や仕草が、それぞれの役柄を全うしているように細かく書かれていた。それも全て伏線だったんだろうなと読後に感じた。 ただ、ミステリー好き(マニア)であれば、この本の良さを言葉の節々から更に感じ取ることが出来たのではないかと思う。 名作と言われるミステリー小説の名前が沢山出てくるため、ミステリー初心者の私には文字の羅列として認識することしか出来ず、もどかしい気持ちになった。
2投稿日: 2025.10.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ミステリを読んで謎を解いていると思ったら、最後はなぜか爽快な気持ちになっていた… そんなことがあるんですね!?!?!? キャラが魅力的すぎるのでぜひアニメで見たいです 月夜のCVは緒方恵美さんで…
0投稿日: 2025.10.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
雪山に聳え立つ硝子の塔で起こる殺人事件ということで、最初はよくあるクローズドサークルの密室ミステリーかと思って読み進めていた。 しかし、物語の舞台にはミステリオタクたちが集まっており、さまざまな名作ミステリーへの言及が違和感なく登場する。そのため、作品全体にどこかメタ的な面白さが感じられた。 さらに、物語の終盤では二重、三重にも仕掛けられたどんでん返しが待っており、予想を超える展開に驚かされた。気づけば時間を忘れて夢中で読み切ってしまうほど、完成度の高いミステリーだった。
2投稿日: 2025.10.26
powered by ブクログ名前や多数のタイトルは認知していたけれど、私にはそれ以上にXで医師として発信する姿の方が印象的な知念実希人先生を初読み。 (何でしょっちゅう叩かれてるのか謎。発信はそれなりに真っ当なことが多いように思えるのだけど。過去に何かやらかしたの?) 人気作文庫化にあたり手を出してみた。 前半は正直、名探偵のキャラクターにだいぶ辟易していたのだけど、もう全て納得。ミステリを深く読み続けて来た作者の知識量にもう何も言えない。 メタミステリを作者読者を使わずこういう形で描きあげるとは。すごいや。 ミステリ史の一つの栞。
4投稿日: 2025.10.25
powered by ブクログ素晴らしい名作です。 随所に散りばめられた本格ミステリのエッセンスがバチバチに効いてます。 開始数ページでぐいっと引き込まれ、本格ミステリだからこそのエンタメ性が楽しめる物語進行でした。 特殊な舞台なので、一歩間違えれば陳腐なライトノベルになりそうな本作ですが、破綻しそうで、破綻しない…一歩間違えれば滝にまっさかさまな狭い道を綺麗に渡り切ったという作品という印象です。 お見事の一言です。 ミステリ好きなら必ず読むべきです。
3投稿日: 2025.10.24
powered by ブクログどんでん返しもあり、読者への挑戦状もある好きな要素が盛りだくさんな作品。 展開もスムーズで560ページと読み応えもある。 有名ミステリー作品を知っていればいるほど面白さを感じれる作品だと思った。
3投稿日: 2025.10.24
powered by ブクログ舞台、設定、登場人物など、どこかで見たことあり真新しさはない。 ところどころ推理の論理が飛躍しすぎるところがありました。 最後のオチはちょっと無理やりすぎかなと感じました。
17投稿日: 2025.10.24
powered by ブクログ話題の一冊だが、面白かった。 とはいえ名探偵のキャラはクセが強いし(まあクセのない名探偵なんていないか)なかなか読むスピードは上がらず。個人的には少しずつ面白くなって行った印象。 「館」シリーズは読んでいたから中村青司が出て来た時にはドキドキした。知らないミステリ作品もたくさんあって、また何かしら手に取りたいと思った。
2投稿日: 2025.10.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ずっと読みたかった作品で、評価もすごくいいから文庫化を楽しみにしていた。読んでみると、中盤過ぎまで、のめり込むのが難しかったのが正直な感想。しかし、それとともにどんな展開になるのか気になって手が止まらなかったのも本音。 後半に差し掛かってからは、どんでんどんでん返しという感じで、なぜこの本に塔の図面が載っているのか、最後になって、はっとさせられたのが印象的。謎解きのところに来ると、まさに本格ミステリーなんだと納得。
4投稿日: 2025.10.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
個人的に知念実希人さんのミステリーは軽めのイメージが何故かあったんですが、いや…こんな本格ミステリー書けるんかい!!ってなりました。ほんと凄い。 綾辻行人さんのコメントはそりゃそうなるよねって思ったら何人かの方も同じように思ってたみたいでw トリック的に果たしてこれが実際出来るかどうか…を追求すると難しい点もありそうだけど、建築家でもない私にはそこは分からない。 けど硝子の塔なんて実際にあればどんなものなのかな〜なんて想像すると面白い。 てっきり倒叙ミステリーかと最初は思いますが、これだけではないだろうなと思ってたらやたらメタ的な発言もあるし、一体どういう展開になるの?と引き込まれました。 とにかくありとあらゆるミステリーの技法が出てきて、こんなに詰まったミステリーは初めてかも。 それなのにハッキリと破綻した部分は無いように思いました。 あと作中に出てくる実在する小説と作家さん…殆どが読んだものだったり内容を知ってるものだったので面白かったです。 中村青司を○せって出てきた時は流石に「ハァ!!?」って声が出たし、真賀田四季もここで見かけるなんて思いもよらず、御手洗潔にもホームズにも出会えてなんだか祭りみたいだったw まさか深水さんの最後のトリックまで出てくるとは思わなんだし、喫茶タレーランやビブリア古書堂まで…何だか嬉しかったです。 最後に思ったのですが、ミステリー小説家の才能がなかった医師の神津島…ってまさか自分自身を揶揄してる…?なんて思ったりw 知念実希人さんご自身も医師でミステリー作家だもんなぁとか考えました。 もちろん知念実希人さんの本は面白いと思っているけれど。 厚さに少し尻込みしましたが、ほぼ一気読み!面白かったです。
3投稿日: 2025.10.22
powered by ブクログ500ページ超えの長編でした。 作家さんの名前とか、中村青司とか真賀田四季とかいちいち知ってる!と反応しながら読みました。
1投稿日: 2025.10.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
雪に閉ざされた硝子の館を舞台に、ミステリ愛好家の大富豪、神津島太郎が招いたくせ者ぞろいのゲストたちの間で連続殺人事件が起こる本格ミステリ。 ミステリマニアの館の主人、刑事、霊能力者、小説家、料理人、医者、名探偵など個性豊かなゲストたち。 次々と起こる殺人事件を、名探偵の碧月夜(あおい つきよ)と医師の一条遊馬のコンビが事件の謎を追う。 ワトソン役の犯人がプロローグで明かされるという「古畑任三郎」的な構成に見せかけつつ、予想を裏切る展開で二転三転、怒涛の終盤。次々と起こる事件の真相を追いながら、隠された伏線がしっかりと回収され、驚愕の結末へとつながっていきます。 私は最初から主人は生きてるんじゃないかな?と思って読みすすめていたら途中でほんとに殺されており、(-ω- ?)な展開に。 名探偵の謎解きが終わった際に、ちょっとトリックが強引だなぁと思っていたら、そこもちゃんとした伏線になっているという画期的な展開。 ミステリーは小学生のときは好きだったが、最近はあまり読んでいなかったのでこれをきっかけに作中で登場した名作を何冊か読んでみたくなった。
3投稿日: 2025.10.22
powered by ブクログ絶対最近の私の1日は24時間ではない。 それくらい何でかずっとバタバタしていたら1日が終わる。 「いや時間の使い方が下手なのでは?」と言われてしまったら言い返す言葉はない。 なので何かもうね、本を読む時間を確保するのも一苦労な感じになってしまっているんですよ。 そしてそんな時に限ってめちゃくちゃに読みたい本が出てくるんですよね、時間に余裕がある時にもう少し振り分けられなかったのかとも思うんだけど仕方ない、これも人生。 ただこの本だけはずーっと文庫化するの待ってたので発売されてすぐに買って読み始めました。 いやー面白かった!割と時間ない中でも一気読みでした! 見るからに怪しい屋敷に集められた個性的な人間達、お約束のように起こる殺人、そしてクローズドサークルへ……という様式美とも言えるくらいお決まりのパターン展開なんですが、もうね、お決まりであるのにグイグイ読ませる力がこの作品にはある。 そして何よりも作者のミステリ愛が随所に溢れている。 知念先生は医療ミステリーだよねって思っていたんですけどここまでの本格ミステリを書けるの凄すぎる……しかも後半がね、最後の200ページくらいがもうジェットコースターか!?ってくらい話が動く動く。 こんなに2転3転する!?マジで!?えっまだやるの!?こんなに詰め込んじゃう!?ってくらいの渾身の推理パートになっています。 こんなの推理出来ない。完璧に言い当てられる人なんて多分いない。 そりゃ鷹央先生も理由までは読めなかったみたいなことを作中で言うわけだ。これは分からんわ。 そしてこれはまぁ私だけなのかもしれませんが、全部読み終わった後に本の帯にコメントを寄せている作家さんを眺めるとまた違った楽しみ方が出来る作品でもあると思います。 特に綾辻行人先生。最初に見た時「えらく感想が軽いな」なんて思ってたんですが読み終わるとそりゃこのコメントになるわな、と納得します笑
19投稿日: 2025.10.20
powered by ブクログ最後のどんでん返しは衝撃。ただ、それ自体が成立するのかと言うと、結構無理がある気がします。その辺が気にならなければ楽しめると思います。
2投稿日: 2025.10.19
powered by ブクログ中盤以降時間を忘れて夢中で読みました。 面白い。 数多くの実在の小説や小説家が登場する作品で知った作品•登場人物が出て来るのでそれがまた面白かった。 終盤の展開や伏線の回収は本当に気持ちが良かったです。 作中登場する他ミステリ作品や著者の別の作品にも興味を持たせてくれる小説でした。 ただ他小説の設定•登場人物等がネタバレギリギリくらいに書かれていたりします。最近読書にハマった私は名作ミステリと言われる作品を積読してこちらを先に読んだので若干ネタバレを喰らった気分にはなりました。 私みたいのがレアケースかもしれませんが。
1投稿日: 2025.10.19
powered by ブクログ嘘でしょ...。本当に一気に読んじゃった。 読み終わって深いため息がつい出ちゃうくらいに圧巻でした。 まったく言葉が出てこない。また会いたいな。
25投稿日: 2025.10.18
powered by ブクログめちゃめちゃ面白かった! ある程度名作ミステリを知っていても面白いし、知らなくてももっといろいろな作品を読みたくなるような小説。 本格ミステリらしい図面や暗号や人物紹介にワクワクするし、そんなんアリかよみたいなトリックではないし、犯人もそれ以外も人物達が魅力的。読み終わった後で伏線とかセリフを後追いしても面白い。 これは大好きな作品です。
20投稿日: 2025.10.18
powered by ブクログ書店で手にした時にはこの長編を読み切れるかと思ったけどあっという間に読み切ってしまいました。 最初のページで、あれ?犯人わかってるパターン?!と思い読み進めてなるほどそうかと納得し、さらに進んで新たな謎が広がり、真相はそうだったかと思ったら…。 テンポがよく、登場人物の個性もしっかりしていてミステリーとはこういうものかと感心しました。面白かった!
3投稿日: 2025.10.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
トリックの真新しさやなんやかんや言われるが、本作の肝はその点にはないと思う作中でも述べられていたが普通のミステリー作品なら駄作であろう、ただあくまでもミステリー愛溢れる(一部偏りはあるが)なかでメタ要素を用いて上手くまとめられている。確かに塔の図面での違和感や何度も出てくる鏡に映る自分を揶揄する表現など気付くきっかけになる気になる点はあったが、難しい表現や文もなく初心者は初心者なりにフリークはフリークなりに楽しめる作品であると思う。違う作品で実は犯人はあの人だったとなるのかもと楽しみにしながら今後の作品にも注意して読んでみたい
0投稿日: 2025.10.16
powered by ブクログ久々にミステリーを読んだ。 これはなかなか面白かった! ただやはり、人物、食べ物、しつらい品などの描写が薄く物足りなさを感じさせる。映像化されるとそれらが一挙に補わられるのだろうが。
27投稿日: 2025.10.16
powered by ブクログ本作品についてのAmazonの賞賛レビューは大袈裟なものが多いように思う メタ要素が多すぎて、結構早い段階で犯人が予想できちゃう これでもか!って感じでミステリネタ振りされるから、読んでて少し食傷気味になるかな
1投稿日: 2025.10.16
powered by ブクログ面白かった。 やはりミステリーって面白い! 作中に出てきた作品も気になるけどまだ読んでいないものもあって… ミステリー愛に溢れてた。 あっという間に読了。
0投稿日: 2025.10.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まさに本格ミステリ。 これでもかというほどの致死量のミステリ愛をぶちまけられた感じ。 塔の立体図や登場人物の紹介からミステリ談義、メタへの言及などあらゆるものを詰め込んだミステリ好きにとっては最高の小説だった。 しかし、が故に本格ミステリを事前に読んだ経験がないと面白味が少し失われてしまうため、特に館シリーズと御手洗潔シリーズは読んでおくべきだと感じた。 私は館シリーズは時計館まで、御手洗潔は占星術殺人事件を読んだことがあったので純粋に楽しむことができた。 読んでいる最中は全くと言っていいほどに気が付かなかったのだが、作中にてメタを暗に示しているシーンが多かった。 例えば、神津島太郎も一条に殺される前の発言。 「今回の催しでは問題編まで公開し、それをゲストに解いてもらう」 これも後で思い返してみたら硝子館の殺人に対する言及だったのだろう。 見返せば見返すほどにフェアであり、これぞ本格ミステリと感じることのできる小説だった。
0投稿日: 2025.10.14
powered by ブクログ作中に有名王道ミステリー作品を数多く登場させることでトリックに対するハードルが上がり続けるのに、それを超える展開で面白かった。 ミステリー愛に溢れすぎて少しくどい言い回しが多い気もしたが、それもこの小説とキャラクターの魅力の一部だとも思う。
9投稿日: 2025.10.14
powered by ブクログ他書はミステリィを道具に,医療従事者と患者との距離を近づける目的で執筆されている,どちらかというとライトノベル的立ち位置.しかし,本書はこれでもかと,ミステリィを構成する要素を全部盛りした本格ミステリィ.それぞれの要素を生み出した過去の著者達を作中で言及しリスペクトしながら,最後の唯一無二の大どんでん返しで度肝を抜かれない読者はいないだろう.久々に読み応えのあるミステリィ小説だった.
0投稿日: 2025.10.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
それなりのボリュームだったけど、あっという間!いやー、面白かった。 随所に作者のミステリ好き(ミステリマニア)が滲み出てる作品。作中に知ってる作品が多数出てきて少しテンションあがったけど、2割くらいは未読。かつ作中のコアとなる作品でも読んでなかったのもあり、なんか反省。(クリスティ派だったからドイルはあまり。。。) 作中でも述べられてた通りトリックは微妙。しかし、あえてそれを全部ひっくるめて違う作品に仕上がったのはとても感動した。 前評判からドンデン返しはあるだろうと予想してて、月夜犯人説だったり神津島生きてる説は途中で考えたけど、メタ的発想が思い浮かばないと繋がらないわ。 余談だけど、自分はミステリは犯人を予想せずに単純に読みたい派。そのまま騙されたり、びっくりさせられたい。予想が当たると逆に嬉しくない派なので、極力予想しないようにしてるけど、ついつい、もしかして犯人はとか考えてしまう。。。 以下感想メモ ・最初の平面図、立体図をみたら明らかに謎スペースあるから何かあるなとは思うよねー。 ・最初の毒殺のシーンはやはり本当に死んだのか?と思っちゃうよね。作者がわざとかも? ・月夜犯人だとしたら、動機は神津島が両親の仇かなと思ったけどもっとエグかった。。。 ・月夜がラブレターもらったエピソードでは違和感あったけど、真意は気づけなかった(あれはわざとだったんだな) ・作中では否定されてたけど、自分の中では月夜は完全に真賀田四季ポジション!
29投稿日: 2025.10.12
powered by ブクログ奇妙な館×クローズドサークル×密室殺人×奇天烈な名探偵、果ては『読者への挑戦状』まで本格ミステリーの醍醐味が最大限に詰まった著者の最高傑作で、文庫化に合わせて再読したが、予測不可能な犯人当てや驚愕の解決編など変わらず楽しめた。出来れば碧月夜のその後を見てみたい気持も…
2投稿日: 2025.10.12
powered by ブクログ名探偵が解く謎は、美しくなくてはならない。ミステリへの偏愛が散りばめられたメタミステリ。国内外の名作たちへのオマージュや蘊蓄、小ネタが読んでいて楽しい。とは言え、トリックを含めて全体的に冗長… と思っていたら、終盤に怒涛の展開が。全てを内包する結末と明かされる真犯人の動機に驚愕。ライヘンバッハの滝のくだりには胸を打たれた。
0投稿日: 2025.10.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
私はある小説を読んでから○○を信用してないから犯人は分かった。 それをふまえても見事だった。やられた! さすが医者が書いたミステリー小説。知識ある人なら解けたかもしれない。 いろいろなミステリー小説の名前出てきてそれも面白かった。 文庫化待ってて楽しみにしてたけど期待以上の面白さだった。
5投稿日: 2025.10.08
powered by ブクログ少しずつ読み進めていくつもりが、半分くらいから 一気に読み終えてしまいました。 なかなか個性的なキャラがいたり、後から次々と登場人物が 出てくるような事がないので把握しやすいのも好印象でした。 大のミステリ小説好きな人なら更に楽しめるかも。 是非お勧めしたい作品。
0投稿日: 2025.10.07
powered by ブクログ「硝子の塔の殺人」 溢れまくるほどの本格ミステリ愛が凄い! ネタとして出てくるミステリ作品は一部しか知らなかったけど(全部分かる読者はいるのか?)ミステリ好きほど楽しめるような作品でした˙ᴥ˙ 作中に登場する作品をもっと読んでみたい˙ᴥ˙ 「踊る人形」の暗号を解けなかったのに悔いが残る ミステリの「フェアさ」への拘りからか、後半の説明とかは若干の回りくどさを感じました。 あと、ラストは急に(?)ロマンスをぶちこんできたのはなぜ?
15投稿日: 2025.10.06
