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家守綺譚 下
家守綺譚 下
近藤ようこ、梨木香歩/新潮社
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総合評価

6件)
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    頼りになって笑顔が可愛い犬のゴローが好き。隣のおかみさんも、何が起きても動じず、河童についても当たり前のように教えてくれるなど、存在感が良い。 亡くなった友人・高堂がどこにいるかわかり、でも綿貫は…。 河童や狸や小鬼が身近だった時代から遠くなってしまった現代を少しさびしく思った。

    0
    投稿日: 2026.01.01
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    梨木香歩の非現代路線の作品が好きだ。 そして近藤ようこが近年、文豪作品を原作に漫画化している。 多様な近藤作品群でも好きな路線。 この路線が交わるとは。 梨木香歩が上巻の帯に「行間が、ここまで絵にできるなんて」と書いている通り、絵の芳醇から文章の芳醇を思い出せる。 下巻には近藤ようこが「やさしく、きびしく、しあわせな仕事でした」と。 それこそ幸せな読書ができた。

    12
    投稿日: 2025.12.23
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    人と自然が近かった頃、不思議なことが不思議でなかった頃のお話。 原作の世界観そのままに、澄み切った世界を描きだしています。 忙しい現代人がホッと一息つける優しい世界が広がっています。 『冬虫夏草』の漫画化も希望します!

    10
    投稿日: 2025.12.21
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    何度でも読み返したくなる本です 後半は、あれ?原作こんな内容だった?と きっと忘れてしまってるであろう内容でした

    3
    投稿日: 2025.10.31
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    2025年に読んだ中でぶっちぎりの1位。 近藤ようこのコミカライズには毎回驚かされるけど、読んで受ける印象、感覚がまんま原作そのまま。どのページをみても梨木香歩の「家守奇譚」だった。 近藤ようこのコミカライズは、原作を忠実に漫画化したというより、原作の伝えようとしていること、作者が書かんとしたことを、漫画という表現に置き換えているのだと思う。表現方法は違うけれど中身は同じみたいな。 それだけでも凄いんだけど、近藤ようこのコミカライズは近藤ようこの漫画としても成立しているのが怖い。何処をとっても梨木香歩なんだけど、あぁ近藤ようこの漫画だなぁという感覚が常にある。

    2
    投稿日: 2025.10.01
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    梨木香歩の小説の漫画化作品で、新潮社のPR誌「波」に連載していたのをずっと楽しみに読んでいた。すぐに単行本にまとまってうれしい。 文筆家の主人公が、亡友の実家の家守となって暮らし始めて起こるさまざまなちょっとふしぎなできごと。下巻は第一九話ススキ(上)(2024年4月号)から最終話葡萄(下)(2025年8月号)まで。季節はめぐり、秋から冬、そして春へ。綿貫の行動範囲も山寺や駅のほかにひろがっていく。原作の文章をていねいによみ、行間もすくって、それを丹念に画に写している。これは決して簡単な仕事ではない。 掲載誌だった「波」の2025年10月号・11月号に梨木香歩さんと近藤ようこさんの対談が載っているが、近藤さんの方から高堂と綿貫のイメージを添えて梨木さんに漫画化を申し出て、梨木さんからモデルの家の間取りを教わり、舞台となった土地の風景を取材したうえで描かれたとのこと。「漫画化の仕事の八割は調べること」とおっしゃっていて、一コマ一コマのさりげない小道具や草花も想像以上の時間をかけて描かれたのだなと感銘を受ける。 夢か現かわからぬ世界に余白の多い近藤ようこの画はほんとうに似つかわしい。カバー装画も美しいが、はずした表紙も和綴本風になっていて、すてきな愛蔵版になっている。 この調子で続きの「冬虫夏草」、そしてできることなら「村田エフェンディ滞土録」(←対談の結びに、近藤さんがぜひ読んでほしい、とおっしゃっていた)もぜひ⋯(取材、調べ物が大変になる一方ではあるので難事業になるとは思うけれど)

    4
    投稿日: 2025.09.25