
総合評価
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powered by ブクログ上下巻読了。 梨木香歩さんが原作でね…私今からとんでもなく失礼なこと書きますが、作家さんの名前を見誤っていたのです。近藤聡乃さんと。何で見誤ったんだろう?全然違うのに。 でもきっとこれも何かの思し召しであって、この世ならざるもののいたずらだったのかもしれない…というような内容でした。 読んで、良かったと思った。 今はだいぶ鈍ってしまった,子どもの頃の感覚を思い出したと言うか。自然の流れに身を任せるしかないよね、不思議なことも、そりゃあるよね、と言うような感覚。 南天のみを集め、雪に手が悴み、つくつくぼうしを聞きながら、夏休みの終わりを感じて寂しくなる。じっと川の流れを見つめ、小人やら小さきものの存在を信じていたあの頃。私のみている世界はきっと、今の私が見たら途轍もなく、可能性に満ちて美しいものだったに違いない。 今は何だろう?だいぶ自然に逆らい、支配する感覚の方が強いような気がする。そこに気付かされたと言うか。それはとても、とても大きい。すっかり忘れていた、自分という人間は恐ろしいものなのだと言う感覚。怖い。本当に自分という人間は、信用ならない。
1投稿日: 2026.01.06
powered by ブクログ以前、原作を読んで、好きだな〜と思った雰囲気が上手く漫画になっていて嬉しかった。庭のサルスベリに懸想されたり、掛け軸の中からボートを漕いで亡くなった友人があらわれたり、掛け軸から抜け出してサギが池の魚を食べたり、池にいた河童を犬 のゴローが川に送りに行ったり…。不思議なことを、おどろきながらも受け入れて毎日が流れていく。
0投稿日: 2025.12.31
powered by ブクログ梨木香歩の非現代路線の作品が好きだ。 そして近藤ようこが近年、文豪作品を原作に漫画化している。 多様な近藤作品群でも好きな路線。 この路線が交わるとは。 梨木香歩が上巻の帯に「行間が、ここまで絵にできるなんて」と書いている通り、絵の芳醇から文章の芳醇を思い出せる。 下巻には近藤ようこが「やさしく、きびしく、しあわせな仕事でした」と。 それこそ幸せな読書ができた。
12投稿日: 2025.12.23
powered by ブクログ近藤ようこの美しい絵で描かれる不思議が当たり前のような世界のお話。 梨木香歩を読んだことがないのですが、坂田靖子の作品にテーマやモチーフが似てるな、と思い出したりしました。よく分からない不条理なものがただそこにあり、それをそのままに受け入れる主人公のさまが心地よかったです。
10投稿日: 2025.12.18
powered by ブクログ大好きな梨木香歩さんの作品。原作の世界観が見事に表現されています。 毎日少しずつ読み進めました。あの時代にタイムスリップしたいと思いつつ(笑) 仕事で疲れた時、現実逃避したい時には最高です。 梨木ワールドにどっぷり浸れます。
9投稿日: 2025.12.11
powered by ブクログ本屋大賞受賞作品『家守綺譚』の漫画化作品です。上巻です。 絵が割とゆるっとしているので入り込めるかな?と少し心配だったけれど、ちゃんと原作の雰囲気そのままの空気感です(帯に作者もそのようなことを書いてます) 何よりかによりゴローですよ。ゴローを楽しむための漫画家と言っても過言ではないくらいゴローです! 原作だと文字だけだからゴローがくっついて歩いてるのとか、縁の下でゴロゴロしてるのとか表現されてない場面も多いけれど、漫画なら安心!喋らなくたって存在感バッチリ✨ ゴロー好きな人にはぜひともおすすめしたい! そして私は隣のおかみさんになりたい!隣からゴローを可愛がりたい!!
7投稿日: 2025.10.15
powered by ブクログすばらしい。 近藤ようこさんの漫画は好きなので、試し読み2章を読んでみたら、買わずにはいられなくなった。 まんまと出版社の作戦にハマる笑 出版社が強く推すのも納得。 原作未読なのだが、こんな小説梨木香歩さんが書いてたのね。知らなかった。
29投稿日: 2025.10.07
powered by ブクログ家守綺譚はとても大好きな作品です。 小説では登場人物や美しい情景を明治時代の浮世絵のようなはんなりしたもので想像していました。 それとは少し違ったけれど物語の雰囲気に合っていたし、家や庭の風景などはまさに想像通りで読み応えがありました。
2投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログ梨木香歩の小説の漫画化作品で、新潮社のPR誌「波」に連載していたのをずっと楽しみに読んでいた。すぐに単行本にまとまってうれしい。 文筆家の主人公が、亡友の実家の家守となって暮らし始めて起こるさまざまなちょっとふしぎなできごと。上巻は第一話サルスベリ(上)(2022年10月号)から第十八話葛/萩(2024年3月号)まで。原作の文章をていねいによみ、行間もすくって、それを丹念に画に写している。これは決して簡単な仕事ではない。 春から秋へ、庭の草木や犬のゴロー、そこへ訪れる河童や人魚、そしてときどきあらわれる亡友とあたりまえのように言葉をかわしている夢か現かわからぬ世界に近藤ようこの画がほんとうに似つかわしい。カバー装画も美しいが、はずした表紙も和綴本風になっていて、すてきな愛蔵版になっている。近藤ようこさんが梨木香歩さんとの対談でこの作品を「やさしく、きびしく、しあわせな」物語だというのは、ほんとうにそのとおりだと思う。私自身、読んでて切なかったり、つらかったりもあるのだけど、全体としてはしあわせでうらやましい世界だなと思っていたので。
4投稿日: 2025.09.25
