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巨人と勇士トール
巨人と勇士トール
セルマ・ラーゲルレーヴ、菱木晃子、平澤朋子/福音館書店
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総合評価

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    このレビューはネタバレを含みます。

    “ニルスが出会った物語”シリーズ最終巻。 …なのにニルスは出てこない。 旅の途中でニルスが耳にした昔話。 巨人族がわざと荒れ地にして人間が踏み込めないようにしてきた土地。そこへやってきた人間の戦士に、難題をふっかけて追い払おうとする巨人の女房。 完璧とはいえないまでも、なんとかクリアしていく。そのおかげで荒れた大地が美しく力強くよみがえる。 国の始まりの神話。この場所はこんな風にして出来たんだよ~ってヤツ。 そういえば子どもが中等部でやった英語劇でも、アイルランドの巨人の話で、女将さんが賢かった(ウチの子が演じた)のを思い出した。 本編がラストへ向けてどうなっていくのかが解説に少し書かれていて、(約45年ぶりに)原作を読まないといられないという気持ちになってる。

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    投稿日: 2025.09.28