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チーム 新装版 堂場瞬一スポーツ小説コレクション
チーム 新装版 堂場瞬一スポーツ小説コレクション
堂場瞬一/実業之日本社
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総合評価

4件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    箱根駅伝を舞台にしたストーリーはいくつかあると思うが、この作品は、大学としては出場を逃した選手のうち、予選で好タイムを出した選手が選ばれて出場するチャンスを与える"学連選抜"に焦点を当てている。 正直、学連選抜のことはほとんど知識がなく、 監督には11位のチームの監督がなり、12位と13位のチームの監督がコーチ役になるといったことも本書を読んで初めて知った。 ある意味、急ごしらえのチームで各選手の思いもちがう中、キャプテンとなった浦が、なんとかチームワークをよくして一丸となって優勝を狙おうとするために苦戦する。 1人、それを無視して自分のためだけに走ると公言していた山城が、走っている途中で脚を痛めたことで、計らずもチームや浦のことを考え始めるという、ストーリー。 学連選抜チームが2位になるという、あまり想定されない結論ではあるが、箱根を走っている選手の胸中が描かれていて、読んでいる方もドキドキしてくる。 あとがきによると、続編が出ているようなので、読んでみたい。

    25
    投稿日: 2025.11.22
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    何度も何度も読んだ作品だけど、新装版ということで迷わず購入 毎回読む度に選手たちの心の機微に涙が出る つい先日予選会がありましたね 今年はどんなドラマが起きるのだろうか 『チームⅣ』楽しみすぎます

    0
    投稿日: 2025.10.29
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    箱根駅伝のファンです。 学連選抜の学生たちも様々な思いをかかえて箱根に臨んでいるんだなぁ。もっと学連の学生たちにも注目したいですね。 おれたちの箱根駅伝に続いてワクワクしながら読み切りました。

    0
    投稿日: 2025.10.23
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    誰かのために頑張る。それは美しく、思いもよらぬパワーを生む。苦しい時に「誰か」を思い浮かべると踏ん張ることができ、嬉しい時には「誰か」と一緒にその感情を共有できる。 自分のために頑張る。それは当たり前なことで、誰もが備えている考えだ。しかし、それだけでは出力に限界があり、独りよがりと蔑まれることもある。苦しい時には自分の心が折れれば終わり。一瞬でそうなる可能性があるからこそ、恐怖に変わることも往々にしてある。嬉しい時には自分でしか感情を捉えることができないため、どうしてもその大きさには限界がある。 だが、「自分のために頑張る」を突き詰めた先に、「誰かのために頑張る」が待っている。「自分」を超えて「誰か」に繋がった時、それは「誰かのために頑張る」を最初から選択している時よりも大きな力になるのだ。 「頑張る」の原動力のあり方を、箱根駅伝で予選落ちした学校から寄せ集められた関東大学選抜チームを描いた本作品から学ぶことができた。いや、正確にはその一端なのかもしれないが。

    0
    投稿日: 2025.10.18