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戦闘国家
戦闘国家
小泉悠、小谷賢/PHP研究所
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総合評価

5件)
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     ロシア軍事の専門家とインテリジェンスの研究者の対談形式でロシア・イスラエルの分析を行うもの。また、日本のインテリジェンスに対する姿勢や課題点についても第六章で述べられている。会話を文章化したものなので、堅苦しい文章もなく非常に読みやすい印象だった。  戦争だけでなく外交においても、インテリジェンス組織がしっかり整備されていて情報をうまく活用できる国は強いと思う。 本書でも触れられている通り、日本も情報収集に関する下地はあるのだから、法整備と情報リテラシーの向上で改善される事を期待する。ロシア・イスラエルが今でも戦い続けていられるのは、情報収集・活用が上手いからなのも納得した。

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    投稿日: 2025.11.03
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    ニュースで名前は聞くがよくわからない海外の諜報機関についてその歴史なども含めて知ることができる。 そして改めて日本のインテリジェンスに危機感を感じてしまう。

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    投稿日: 2025.10.30
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    わかりやすい言葉で展開されているので、私のような初心者でも内容をよく理解できました。 私がこれまでに得た情報を知識とするプロセスでの解像度が増した気がしました。

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    投稿日: 2025.10.14
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    現在戦争を継続するロシアとイスラエル、二つの国家のインテリジェンスに関する対談を収録した本。イヴァン四世のオプリチニキ、ロマノフ王朝の皇帝官房第三部などにしても、ロシアの機関は、諜報機関というよりは内部を抑圧、弾圧する傾向があると指摘される。また、戦時下の日本で、参謀本部ロシア課長林三郎は、ソ連の侵攻を予測していたことやロシアの対外政策や盗聴技術など面白いネタが盛り上がる。後半ではイスラエルについて語り合い、他人を信用しない、自分たちの力しかあてにしない、先制攻撃を躊躇しないなど、イスラエルという国家の思想がわかる。イスラエルは中東において最大の戦力を有するサウジアラビア、実戦経験豊富のエジプト、そして核開発のイラン、これらの国々を念頭に戦略を立てている。最後に日本にも言及し、内閣情報調査室は情報を集める目と耳で、NSSは政策をつくる頭脳とわかりやすく例えたり、情報を武器するという視点が欠けているなど、日本の諜報機関の利点、改善点などさまざまな情報を読者に伝える。

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    投稿日: 2025.10.12
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    小泉悠、小谷賢「戦闘国家 ロシア、イスラエルはなぜ戦い続けるのか」(PHP新書) タイトルにあるようにロシアやイスラエルがなぜ好戦的なのか、その歴史や国家体制を踏まえて解説されているが、それ以上にロシアのFSBやイスラエルのモサドなどの情報機関の仕組みや仕事振りに多くのページがさかれ、最終章では日本のインテリジェンスがいかにあるべきかが議論されている。お二人の対話は大変興味深いが、本書の内容とタイトルはいささか乖離している。

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    投稿日: 2025.10.09