国民医療費50兆円 高齢者医療費の4倍 予防医療の軽視 マイナンバーの一元化 AIによる健康リスク分析 メタボ崖 逆インセンティブ 健診受診ポイント還元 ウェアラブル端末の活用 ふるさと納税との連動 HPVワクチン接種率0.7％ 子宮全摘出の悲劇 医療用語の統一化 科学的根拠のない医療排除 湿布と風邪薬の保険適用廃止 1兆円の医療費削減 AI投薬管理システム 薬漬け高齢者の問題 延命医療の選択肢 ACPの認識率3.3％ デジタル化された医療履歴 75歳以上の検診見直し 高齢者自己負担率3割化 1兆円から5兆円の削減効果 がん検診の見える化 ピロリ菌除菌の50～66％効果 中学生の一括除菌作戦 毎年3万8000人の胃がん死亡 タバコ価格3倍引き上げ 禁煙者への保険料割引 口腔ケアと全身健康の関連 歯周病と心疾患の因果関係 避妊・中絶への公的補助 女性の命と尊厳 栄養・運動・性教育の必修化 健康は自己責任だが制度支援 既得権益の抵抗 10年以内の必然化 デジタル化とAIの進展

政治界隈では「手取りを増やす」「社会保障費を下げる」などの威勢の良いフレーズだけが踊ってしまうが、具体的な施策について深堀するために読んでみました。 日本維新の会の公約や公明党のサブチャンネルでも語られているように、社会保険制度の抜本的な見直しが、税金や手取りではなく国民のQOL向上につながるのではないかとの実感を持つことができた。 医師会を支援組織として持つ自民党や、マイナンバーに慎重な立憲民主党がこの問題にもっと前向きになれば国民的な議論に発展するのではないかと思う。 単に、国民負担軽減という直接的な話ではなく、深堀して考えたいテーマだと感じました。

社会システムが機能していないから システムの改善は参考になります。 しかし、システム管理が行き届いた管理社会の弊害もあるでしょう。 基本的に著者に賛成ですが、選ばない管理されない選択肢があることも必要でしょう

著者、堀江貴文さん（1972～）の著作は、ブクログ登録5冊目になります。 本書の内容は、出版社によると、次のとおり。 ---引用開始 誰のための医療か、何のための制度か── 構想10年、ホリエモンが旧態依然とした医療制度にメスを入れる！ 健康は自分たちの手で守れ。 「予防」を起点にした、合理と科学で組み直す医療の未来。 2016年に予防医療普及協会を立ち上げた堀江貴文が、専門家や現場の医師と共に構想した22の改革提言。 ---引用終了 最近の著者のイメージは、宇宙関連での活動です。 が、予防医療にも係わっていることを知り、刊行前の本書を登録。