Reader Store
脳から心が生まれる秘密
脳から心が生まれる秘密
津田一郎/幻冬舎
作品詳細ページへ戻る

総合評価

3件)
4.0
0
1
0
0
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    普遍心 自己の心 ニューロンネットワーク 相互連動 設計原理 進化と発達 閉じた系 開いた系 非平衡開放系 エントロピー 秩序 カオス理論 カオス的運動 予測不能 カオス的遍歴 アトラクター 不規則な遷移 カントールコーディング 縮小写像系 カントール集合 エピソード記憶 海馬CA3 海馬CA1 ウォルター・フリーマン 神経活動の自己組織化 カオス・アトラクター 大域的アトラクター 気づき 意識 1秒に約10回 気づきの連鎖 意識としての作用 動的な活動 記憶 学習 連想 主観的時間 海馬のモデル

    0
    投稿日: 2025.11.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読了。著者がリハックに出演しているのを見て買った。ワクワクして買ったが、残念ながら理解出来なかった。カオスは面白かった。ブルーバックスも出されているので、挑戦したい。理系の大学に行ったが、力がないので読みこなせない。頑張ろうと思った。

    0
    投稿日: 2025.10.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    津田先生の数式抜きの一般書。これは当然買って読まないといけない。過去に読んだ内容が多くはあるが、脳よりも心へ、意識よりも無意識へと先生の関心がシフトしているようにも思えた。人間の脳だけが心を持つほど進化した理由は、他の動物に比べて人間は身体に占める脳の割合が格段に大きくなり、相転移が起こったためと考えられる。なるほど。脳のニューロンの数やつながりがとてつもなく多くなったため、質的にガラリと変わった脳が心を創発したと考えられるのか。おもしろい。そうか、現在の生成系AIもどこかで相転移が起きたのだろうな。学習とは意識しなくてもできるようになること。確かに。覚えるとはいったん無意識に落としたものをそこから引き出すことができるようになること。このあたりを読んでいるとき、前の日1日にあった出来事を思い出してみた。意外と細かいことを覚えている。通勤途中の道で知人と出会ったこと、工事現場で少し遠回りさせられたこと、どうでもいいことではあるが、いったん思い出したことは今でも覚えている。また夢の内容でも気付いたことがあった。自分が船に乗ってゆられていた。なぜそんな夢を見たのかと考えてみると、その日の新聞記事に宗像市の海の祭りの写真が出ていたのだった。それ以外に考えられない。夢を記録している、きっとあれがあったからこんな夢を見たのだなと分かるものと、全くなぜかわからないものがある。記憶とか無意識とか、そこにカオスがどう関わっていくのか、なかなかうまくイメージはできない。本来は数式を使ってモデルを作られているはずだから、それを考えるとますますわからなくなる。本書を読んでいると、40年くらい前の論文が参考文献に挙がっていたりするから、ノイズ・インデュースド・オーダーの例のように、そのころから持たれていたアイデアが今まさに研究テーマになっているということなのだろうな。カオス遍歴なども昔から聞いていることばなのになかなか腑に落ちない。しかし、無意識と意識の間を行ったり来たりしながら学習が進んで行くのだとすると、何だかモヤモヤするけれどおもしろそうではある。知能とは「ある与えられた仕事ができる能力」である。一方、知性とは「想像力によって、与えられていない仕事を自分でつくりだせる能力」のことだという。知能と知性の違いは「意思の有無」であるとも言える。生成系AIには今のところ意思はない、つまり知性がない。ということはこれからの人間にできることは自分のウォントをもとに創造していくということのようだ。ところで、図28で2ステップ後の未来を決めると4通りの現在が得られるという例はよく分かるのだが、y=xの直線が微妙に原点から外れているのが気になる。著者作成と書かれているので、津田先生すみません細かいことを言って。

    4
    投稿日: 2025.10.03