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会話の0.2秒を言語学する
会話の0.2秒を言語学する
水野太貴/新潮社
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総合評価

93件)
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    ちょくちょくゆる言語学ラジオを聞いてます。あのゆるいのの延長だったら絶対面白いと思って購入。 ラジオと同じく、面白い部分が素人にもわかりやすく噛み砕いて書かれていた。そう、一つ面白いことが見つかると、芋づる式にどんどん知りたいことが広がってく…あぁ〜こういうことなんだよねぇ。メモっといてあとで調べてみたりしてますます深まる(素人なりに)、っていう。今はメモがどっか行っちゃって終わりだけど笑 「コミュニケーションが上手な人」とは 『相手が正確な解釈を迷いなく導けるような、上手なヒントを与えられる人である』(原文まま) これ、なるほどなーと思った。 娘に数学を教えてもらった時、娘が言ってることが理解できない、かつ、娘も、私が言う疑問点が理解できないってことがあって。 大人どうしの会話でも、生活圏文化圏が全く違うと使う言葉で持ってるイメージも微妙に違って、ニュアンスが伝わりづらいことよくある。 専門用語は相手も知らなければ伝わらないのは自明なんだけど、普通の会話でも、発する側と解釈する側のどちらでもエラーが発生する可能性はある。まず発する側としてはこの言葉ならどうか?って、推し量りながら言葉を発することはできるもんね。 あと第4章(順番に発話をするという内容) 『会話のターンをとる場合、その0.5秒前に一瞬目をそらしてから発話者に目を合わせる傾向が強い』 あーっそれ自分もそうだなって。一回天井とかどっか別のとこ見て、相手の目を見て話し直す、みたいなのよくある(自覚)。データからわかっていることらしい。 水野さん、あとがきでも、ラジオの中でも、常々恐縮しながらおっしゃってる「自分は専門家ではないから…」謙虚、なんだけどこれは面白いんです!て話したくて仕方がないって姿勢がとても良い笑 確かに不正確なこともあるし、かいつまんで話すことで解釈が変わってしまったり?難しいとは思います。でも興味深い要素を入門編にすることがどれだけ裾野を広げるか!このあとがき読んでいろいろほっこりしていました、ずっと続けてほしいです。 なんだか句読点打つところまで意識して文章書いてしまうな…笑

    10
    投稿日: 2026.01.25
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    面白かったです!会話で誰かが話して別の人が話し始めるまでの0.2秒間に何が起こっているのか?を言語学的に説明している本です。万人受けする内容ではないかもしれないけど、言葉にまつわる様々な疑問に言語学界隈ではどんなアプローチが行われてきたのか?を知ることができます。 私個人は文学部で1年だけ国語学概論を履修し、別の大学で自然言語処理の研究をしていた過去があるので、チョムスキーも山田忠雄も出てくる!と感激しながら読みました。もちろん相方の堀元さんの話も登場します(中盤以降)。「ゴリラをうえたよ」の話やピダハンの話など、ゆる言語学ラジオでかつて扱った内容も出てくるので、視聴してる人は解像度が上がるかもしれません。 言語学としては書籍よりだいぶ一般向けに分かりやすく書かれている印象なので、言語学関連の初心者がざっくり入り口を把握するみたいな使い方もできるのではと思います。 言語学のバラエティーパックみたいな本で興味深く読めるので個人的におすすめです。

    6
    投稿日: 2026.01.25
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    「相手の発言を聞いてから話し始めるまで」の流れを言語学の様々な分野から分かりやすく、そして面白く説明しされていた。 会話調の説明でとても読みやすい。 各分野毎におすすめ書籍もあり、この本を入口に色々知りたくなった。

    0
    投稿日: 2026.01.24
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    予約注文までして買っていたのに積読して、ようやく読んだ!読んでるあいだに1on1と言うYouTube番組で水野さんがこの本についてしゃべってるのとかも見て、理解が進んだ。 言語学的な話は分かりやすいものもあれば、ちょっと難しいものもあったが、、、 この人、すごくまじめで心優しい人なんやね、と思った。ひとつひとつの文章に誠実さがあふれているように感じた。私ならあそこまでお喋りが得意なら、得意絶頂でオラオラしてしまいそう。 残念ながらお喋りは苦手なんよね。この本にもあるサッチャーさんのエピソードに激しく同意する。これ、わたしやー!って。 最後のあとがきにもちょっと感動。良い本でした。

    1
    投稿日: 2026.01.24
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    言葉を話す、聞いて応える、というごく日常の当たり前だと思っている動作は、 脳の中ではものすごい情報が行き交っていたと再認識。 それを多方面の視点から研究した人々がいるということも興味深い。 確かに、奥深い。 そして、自分が当たり前だと思っていることは 文化、地域によっては異常であり 逆も然り。 ただの会話、されど会話だなと感じた。

    0
    投稿日: 2026.01.18
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    とても素晴らしい本だった。 反面、私は「会話」という言葉が嫌いだ。 多分、親になって大嫌いになった。 その理由は私の娘(小3)が場面緘黙の症状があり、人前では「会話」することができないからだ。 それを知ることになったのは幼稚園に入園した3歳の時だった。 「〇〇ちゃん、園で一言も話さないんです」 そう担任の先生から電話をもらった時は、緊張しているだけでは? 家では毎日怒られるくらい煩いのに、、、 くらいに軽く考えていた。 しかし、幼稚園を卒園するまでの3年間、娘の声を聞いた人は1人もいない。 私にとってずっと課題だった「会話」。 幼稚園での懇談、小学校での懇談、小児科でも、心療内科でも、いつも目標は「会話」できることだった。 でも、私は知っている この子はちゃんと「会話」に参加していることを。 娘は外では一切話さない。 けれど、問いかけに対して無反応なわけではない。 間の取り方、視線、呼吸、表情から、心の中で答えていることが親にはわかる。 著者に問いたい。 言葉を発せられなくても、相手の発話を受け取り、心の中で応答し、次の番を待つ それもまた、会話の一部として存在していると言っても良いだろうか? 私がこの本に⭐︎5つの評価をつけたのは ずっと嫌いだった「会話」という言葉に囚われていたのは私だったと気付かされたからだ。 ターンテイキングは「発話の交換」ではない。 参加の構造だ。 たとえ声が出ていなくても、娘は会話の場から離脱なんてしていない。 もう一度読み返そうと思う。 私自身が、娘の見ている世界を知るために。

    14
    投稿日: 2026.01.18
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    人と会話する時に何が起こっているかを言語学の観点から考察した本。著者ができるだけ分かりやすく噛み砕いている工夫が感じられて読みやすかった。人と会話する時に無意識に僕らは何を感じて、何を考えているのか、言われてみると気付くことがあり面白かった。ただし、言語学のツリーの話など難解な部分もあり、理解し難い箇所もあった。

    0
    投稿日: 2026.01.15
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    この本は、言語学について体系的にまとめた本ではない。むしろ、社会の中で私たちがどのような前提で世界を見ているのか、どの視点を「正しいもの」として採用しているのかを静かに問い返してくる本だ。 私はこの本を図書館で借りた。専門的な内容で、最初から最後まで自力で読み切れるかどうかに不安があったからだ。気になる本を次々と買えるほどの余裕はない。だからこそ、まず図書館で借りて、自分にとって読む価値があるかを確かめる。(そのうえで、本当に必要だと思えたものだけを手元に残す、いつもの読書の方法だ。) 読み始めた当初は、「なるほど」と思った部分をメモし、知識として整理して終わりにするつもりだった。しかし、最終章とあとがきを読んだとき、その考えは変わった。この本は手元に置いておくべきだ、と感じた。なぜならこれは、知識を与えるための本ではなく、新しい観点を自分の中に残し続けるために必要な本だと思ったからだ。初見のこの感覚は今しか書けないと思い、ここにまとめておく。 筆者は、この本が「私たちが言葉を発するまでの0.2秒の間に何が起きているのか」を考える本であると述べている。扱うテーマは大きく、すべてを説明し尽くす構成にはなっていない。だが私は、その「説明されきらなさ」に意味を感じた。一部しか取り上げられていない余地があるからこそ、私たちはこれからも考え続けることができる。学ぶ余地が残されているという事実そのものが、この本の価値なのだと思う。 私たちは日常の会話を、あまりにも当たり前のものとして行っている。だが、この本を読んで、その「当たり前」が決して当たり前ではないことに気づかされた。もっと正確に言えば、「気づいたつもりになっていた」ことに気づかされたのだ。最終章とあとがきで、筆者はその点をとても正直に示している。理解したふりで終わらせないように、と。 吃音のある人、ASDなどの特性をもつ人、同じ地域でずっと生まれ育った人。そうした人たちと「違う」とされる私たちは、その「違い」をどこから見ているのだろうか。その視点は本当に中立なのだろうか。この本は、そうした問いから目を逸らさないよう、読者に向き合うことを求めてくる。これは学問の解説書ではないが、学問がなぜ必要なのか、その本質的な意味と面白さを確かに伝えてくれる。 社会は往々にして、一方向の視点だけで描かれる。そして私たち自身も、普通に生きているうちに、無意識のままその視点を採用してしまう。この本は、そのことを改めて自覚させてくれる。だからこそ、忘れないために、私はこの本を手元に置いておこうと思った。 正直に言えば、人と話していて「こいつ、会話にならないな」と感じることはある。「鼻にワサビでもつっこんでやろうか」と苛立つこともある。「背中に吹き矢をとばしてやろう」と思うことなんて数えきれない。その瞬間の感情を否定するつもりはない。だが、そんなときこそ、この本を読み返して一度立ち止まりたい。自分がどこから相手を見ていたのか、どんな前提を当たり前だと思っていたのかを、もう一度考えるために。 世界には、さまざまな人がいて、さまざまな視点があり、さまざまな言葉と考え方がある。それを理解しようとするとき、私はほんの少し、世界に優しくなれる気がする。この本は、そのための視点を静かに、しかし確実に手渡してくれる一冊だった。

    4
    投稿日: 2026.01.13
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    魅力的なタイトルだ。 ラストの方に専門用語を使わずまとめるた表があったが、0.2秒の間に健常者は平均的に 相手の話を聞きながら、文の分類解析、推論、返答のタイミングを見計らい、準備、返答を組み立てているという。  私は会話が苦手だ。 共有できる話題や知見がそんなに多くないと思う。 どんなレベルや立場の人と話すにしても⋯。 そして齟齬がおこならない会話をするには、世代間ギャップのない「意味」を言葉の成り立ちから吟味する必要があるし、相手をよく知って、相手の立場に立って話す必要がある。深く考えずに返答する仲でもなければ「失言」する可能性が多くなってしまう。 沈黙は金。 同時に乱暴に話してくる家族以外の他人も苦手だ。  例え話として出されている  インタビューや質疑応答の弁護や知識人同士の会話のレベルも  定型文な雑談(挨拶レベルの天気の話など)やただの相槌やオウム返しも同程度に扱うものなのだろうか?  別軸の準備なしに、世間の記録に残されるような大事な返答を0.2秒内で行えるのか?とますます自分の回転の遅さや知識量に劣等感を抱いてしまう。 でも「平均」の詳細は、スティーヴン・C・レヴィンソンの研究までは読めないので受け入れて置いとくとして、 本書を読みながら間への実践的対処法に興味があったのだと思った。 タイトルから逸脱してたが、フィラーや方言を取り扱った部分は面白かった。 ハウツーは結局知識をいれたり、いろんな部類の人との会話の練習で自分で開拓するしかないのだろう。この本はハウツーの部類ではない。一般向けにかいつまんだ研究成果などの実体開示であって実践ハウツーとは異なるものだ。     人は沈黙を気まずいものとして捉え、聞き手の処理が終わる前に何かしらの処理をし始めてしまう。まさにこれが慣れない(気心が知れてない)人との会話でのストレスでもある。  沈黙でいても気まずくも、つまらなくもない間柄って楽だよなぁ

    6
    投稿日: 2026.01.12
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    ゆる言語学ラジオの水野さんの本だったので買った。狂気のスポンサーことVALUE BOOKSから初めて本を買ったのでそれも興奮した。内容ももちろん面白かったし、印税の使い方も素敵すぎるよ。

    1
    投稿日: 2026.01.09
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    とても面白かった!最後に「知識を得ることで自分を発見できた。他者への理解にもつながった」みたいなことが書かれていて、胸が熱くなってしまった。

    1
    投稿日: 2026.01.06
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    たった0.2秒の間にこれほどの処理をしながら会話していたとは、当たり前すぎて考えたこともないことに世界の天才たちが考察・研究しているのも面白い。 世界の中で差があるのはもちろん日本の中でさえも差があるのだから他者との会話って意外と難しいんだな。 単語や文の意味をなんとなく理解できるけどそれを言語化するのはめっちゃむずいしそれができなくても会話できてるの不思議だ。

    0
    投稿日: 2026.01.04
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    ものすごく読みやすかった。そして、言語学の面白さを伝えてくれた。言語オタクの水野さんだからこそ書ける本だと思う。読者と一緒に会話の0.2秒を、同じ目線で語ってくれるため、難解さもなく楽しく考え学ぶことができる。 会話って当たり前のようにやっているけど、確かに考えてみると物凄い難易度のことをやっているよなと感じた。この考えを得たことで、普段の会話を傲慢にならずにできるようになったと思う。質問の返しに時間を要しているとき、難しい単語を使っているとき、うまく会話が噛み合わないときなど。

    1
    投稿日: 2025.12.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「言語学する」というタイトルにまず惹かれ購入。会話の0.2秒については勿論面白く、「自分とはかなり違った他者を知ることで、自分がまったく意識してないなかった常識に気づける。」というのは、とても刺さった。学生時代、文化人類学面白い!と思ったのは、これがあったからと思い出し、楽しく読んだ。

    0
    投稿日: 2025.12.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    今井むつみさん推薦! 「ゆる言語学ラジオ」水野太貴による、 YouTube 登録者数約40万の「ゆる言語学ラジオ」のスピーカー、水野太貴による待望の書き下ろし。 言語学の魅力をオタク目線で伝える一冊! 激忙を縫って書き上げた新刊は絶賛発売中! 会話で相手に返事をするまでの間に、頭の中で何が起きている? 「ゆる言語学ラジオ」の著者が、日常の奇跡を解き明かす、大興奮の一冊。 言葉で悩んでしまうあなたに。

    0
    投稿日: 2025.12.27
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    リアル本にて。 ゆる言語学が面白いので、その語り手である水野さんの著書も読んでみたく、購入した。 会話において、話し手の発話が終わってから、聞き手の応答発話まで、世界的には平均0.2秒でらしい。日本語はさらに短いとのこと。 本書では、その間に脳および口や手などで行われていることを深掘りしている。構文解析や意味の推測、発話する内容の決定と、口やジェスチャーを使った発話、などなど。 これらをすべて0.2秒で終わらせる。さらに日本人はそれより短い時間で実現する。そう考えると全然間に合わなさそう。 さて、本書でもっとも興味が引かれたのは、吃音。吃音の原因はわかっていないが、傾向として吃音で読みにくい言葉があることは明らかになっている。そして、吃音話者は、そのような単語を発話する必要に迫られたとき、無意識に外来語などを使って言い換えることで、吃音を避けているケースがあるとのこと。非常に合理的だが、伝わりやすさ以外の観点で、言い回しを選ぶ場合もあることが知れて、視野が広がった。

    0
    投稿日: 2025.12.27
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    4分の1くらい読んで時間がなくて一旦諦めた。面白いし読みやすいけど、個人的に今読めなくて悔しい。 どこで知ったのかなと思ってたんだけど、著者がゆる言語学ラジオの人だったのでその繋がりで知ったんだろうな。導入も惹かれたし言語学全然知らない人向けの解説も交えててよかった。 いつか読めたらいいんだけどな…

    0
    投稿日: 2025.12.26
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    自分のフィラーが出ていないかよく気になるけど、そのフィラーにどんな意味があるかは考えたことがありませんでした。不要なものだと思っていたフィラーがコミュニケーションに大切な間であることがわかりました。0.2秒で返事を考える私たちヒトの脳内の不思議はまだ解明されていないけど、とても素晴らしい脳だと思います。そして、日本は世界に比べて比較が好きで、会話の返答にせっかちなことも初めて知りました。確かに、食い気味で話してるかもしれない。。。

    0
    投稿日: 2025.12.24
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    ゆる言語学ラジオでの宣伝から水野さんの本気度が伝わってきたので読んだ。会話のターンテイキングの0.2秒間には何が行われているのかということを切り口として、言語学の様々な分野を紹介した本。内容としてはこれまでのゆる言語学ラジオで取り上げられてきたトピックが大半だったが、いつものラジオを聴いている感じで楽しく読めた。水野さんの興味や解釈はやっぱり面白い。

    1
    投稿日: 2025.12.21
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    自然と意識せずとも超速で実施できてしまう「会話」がどのような思考回路をもってなされるのかを「言語学」のあらゆる側面の研究結果から探求していくことを試みた本。本書からあるひとつの答えに辿り着くというわけではなかったが、そのとっかかりには触れたり、学ぶことができたのかと思う。言語学なにそれ美味しいのな私でも、学問の面白さ奥深さを感じ、新たな興味の扉が開いた気分。著者の噛み砕いた説明や、親しみやすい文章もあって、最後まで探究の旅に惹き込まれながら読めた。 特に、「意味」の切り口のところ。「ネコ」という言葉は特に意識せず使う言葉だが、その意味を説明してといわれると難しい。そんな言葉を当たり前に使う。話者間の前提や、会話の規則など暗黙のルールがあり、特段意識せずともいとも簡単に成立する会話ができてしまうのが人間。つくづく人間って不思議で神秘的と思わされた。 また著者には国語辞典を毎日2ページずつ読むことに没頭しているとのことで…良い趣味だ。未知の言葉や表現の出会いをしてみたいと思えた。

    23
    投稿日: 2025.12.19
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    面白かった 言われてみれば確かに、それほど考え込まずに返答していると思う 会話にもコスパとタイパが関係してるんだなと考えさせられはした したけどまた読むかと言われたら一度で良いかな

    9
    投稿日: 2025.12.19
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    研究によると話者が交替するまでの時間には、たったの0.2秒しかかかっておらず、その間には誰からも教わっていない非常に多くのタスク(文構造の解析、意味・文脈の理解、ターンテイキングの準備、応答内容の整理、応答内容の文章化、応答)をこなしていることを言語化してくれている興味深い本だった。 (実は日本語だと平均7ミリ秒の間にそれをやってのけているらしい) その他にも、日常当たり前のように使用しているフィラーやジェスチャーが相手に情報を与えるだけではなく、自身の言語化を促進する機能を持っていることも言われてみると確かになぁと思う。 また、例えば「あのー」というとき、私達は適切な表現を検討しているのであって、決して丁寧さを伝えようとしているわけではない、など普段意識していないことに気づかせてくれた。 このような様々な点で言語化に対する新たな気づきを与えてくれる良書だったと思う。

    21
    投稿日: 2025.12.19
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    youtube、ポッドキャストのゆる言語学ラジオのパーソナリティである水野大貴さんの単著。 言語は普段当たり前に使っているのに知らないことだらけ。確かにこれは正しい、間違っているはわかっているのにその理由は知らない。 ポッドキャスト・youtubeはかかさず聞いていますが、新しい情報をたくさん得られる本。言語学に興味がある人の導入としてちょうどよい本。youtubeでも見られるユーモアがちゃんとほしいところに書かれていて飽きずに読めました。 誰もが知っているようで知らない言語の世界を知るきっかけになれば。

    10
    投稿日: 2025.12.13
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    感想 人間の会話メカニズムは、すごく複雑なことをしていることを言語学の観点から知れた。 今回言語学にまつわる本は、今まで読んだことがなかったので、途中難しい部分もあったけど、知識としては面白かった。 学んだこと 自分軸とは外れている人の、コミュニケーションの仕方にも理由がある可能性あり 吃音の人は、工夫して言葉を言い換えてる フィラーは、相互のコミュニケーションリズムを作るもの(悪いものではない) 刹那は13ミリ秒

    0
    投稿日: 2025.12.10
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    ゆる言語学ラジオより。(ほぼみんなそうか) 水野さんがそんなに人生を賭けて書いた本はどんなもんなのか、心動かされた。 0.2秒とは、人間が他人との会話においてターンテイキングに費やす時間を指している。つまり刹那と言っていい短い時間の中で、会話の中で人間は多くの処理をしている。そういうことに水野さんは興味を感じてこのタイトルにしたとのこと。 内容としては今までにYouTubeで言っていたこともかなりありつつ、新規の内容も含まれていて、言語学では何を題材にしているのか、がよくわかる入門書だった。興味のフックに、みたいな感じ。 自閉症スペクトラム障害の人たちが方言をあまり使わない、という話は自分には新規だった。

    1
    投稿日: 2025.12.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    筆者である水野さんがとても素敵な人だと思った。吃音があった自分からすると、流暢に喋れることが普通のことではないと言ってもらえるのは救われる。 自分のできることに対して普通と思っていること(=謙遜)が、誰かを傷つけてしまう可能性を含んでいるというのは、ちゃんと理解できてなかったなぁと思った。 自分含め、自分の話しやすい言語を話してる(吃音の人は、吃音なりにくい言葉を自然に選んで話してるらしい)と思うと面白い。内向的だけど会話するの好きなのは、その人の扱ってる言語の違いが面白いからなのかも? あとがきにかかれてた、歪でもいい、という言葉は気持ちを楽にさせてくれた

    0
    投稿日: 2025.12.07
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    どんな学問でも、説明してくれる人はいるがその説明の読み方を教えてくれる人は少ない。本書は言語学について知ろうとする人に丁寧に動線を引こうとしてくれている本だと思った。 面白く読んだが、終章の東北の例が東北在住だか全く覚えがなく驚いた。もしかして結構上の世代の話だったのだろうか。

    10
    投稿日: 2025.12.06
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    ゆる言語の水野さんの本ということで拝読。 前半は言語学すぎてなかなかむずかしかったが後半は具体例がたくさん出てきて分かりやすかった。とにかく会話する時はものすごい速さで脳がフル回転して会話を生み出しているんだと思ったら、人と会って別れた後に楽しかったんだけどなんだかものすごく疲れたかんじになるなーっていうのは当然のことだった。 普段何気なく話している言葉も「これは言語学的にはどうなのかな」って思うようになるのかもしれない。

    0
    投稿日: 2025.12.06
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    ピア・サポーターズSさんのおすすめ本です。 「会話をするにあたって、われわれ人間はコンマ何秒の世界で自身の中で言葉を形成している。ただ、この発話においてそれぞれのことばの意味は説明できるだろうか。 「ネコはなぜネコってよぶの」 YouTubeでもこのような言語学の面白さを発信されているので、これを専門とする方はもちろん、はじめましての方にもおすすめできます!」 最新の所在はOPACを確認してください。 TEA-OPACへのリンクはこちら↓ https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00621852

    0
    投稿日: 2025.12.03
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    人間って200m秒の間に頭の中で、とんでもない処理をしている。水野さんはあとがきで「いびつ」だと言っていた本書だが、それがよかった。あとがきもよかったな〜、ゆる言語学ラジオをこの先も聴いていこうと思った。

    0
    投稿日: 2025.12.01
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    著者が言語オタク過ぎるあまり、語りたいエピソードの乱れ打ちで、少々とっ散らかった印象も受けてしまいましたが、どれも興味深かった。フィラーに関する記述は特に面白く、これだけで一冊書いてほしいくらい。あとがきラストの両親への謝辞はグッときた。

    0
    投稿日: 2025.11.30
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    言語学という宝石箱をひっくり返したような、キラキラした本です。 あるいは、言語学全体を走り抜ける観光バスに乗った読者に、著者が添乗員役として見どころの解説を次々にしてくれます。そんなバスツアーでありながら単なる羅列にならないストーリーテリングの技が素敵です。軽妙でいながら大事なことは正確に語る語り口が良く、一気に読めてしまいます。 とはいえ、参考文献も含め何度も味わえる奥の深い本でもあります。 言葉や学問に関心のある人全てにおすすめできる本です。

    0
    投稿日: 2025.11.29
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    正直、私が完璧に理解できたのは、『困ったり悩ましいことを聞かれたら『スゥー』と息を吸うといい』くらいなのだが、水野さんのウンチクの洪水に身を委ねながら、あとがきまで楽しみました。

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    投稿日: 2025.11.27
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    実は大学のとき、言語学を少しだけやっていた。この本でも触れられている関連性理論のあたりなんだけど、ちょっと変則的……というか、言語学を体系的にやったわけではないので、関連性理論だけをピンポイントで少し知っている、という感じで、改めてこうしてまとめて読むことで、あぁそういう流れの理論だったのかと知ることも多く、あの頃なにを学んでいたのかと反省しかない。 やっぱり言語学、面白いんだよ。 言語学っぽい授業は、同じ学科の中でも変わり種みたいなものだったので、友人の間ではもっぱら「分からん…」という評判だったんだけど、まぁ、日頃意識しないでやっている会話をここまで分析していく学問は、ある種「屁理屈」っぽくて、「なぜそれをそこまで……」となる気持ちも分からなくはない。 ただ、コミュニケーションや会話というのは、すごく自然にやっているように見えて、意外と難解で、文字通りの部分とそれにプラスされた意図を読み取らなきゃいけなかったり、うまくいかないことも多い。 それってなんでうまくいかないのかとか、逆にそもそもなんでうまく会話できてるのかとか、そういうことを突き詰めて考えていく。 言われてみればそれはそう、みたいなことが多くて、読めば読むほど面白い。 個人的に、自分のコミュニケーションの土台には、大学でかじった関連性理論があると思っている。 (本当に端っこをかじっただけで、自分に都合よく解釈したものだけど) ついでに、あの頃、就活の面接でそんな話をしたときに、「それは翻訳ソフトに使えるのか」と面接官から質問をされて、あの当時は「いや…関係ないですね…」と答えたんだけど、今の生成AIのやり取りの進化には、こういうところも大きく関係してくるんじゃないのか、という気がする。 当たり前のことについて、なにをくどくど言ってるんだ?と思う人もいると思うけれど、当たり前のことを改めて紐解いていくのが楽しい一冊。屁理屈好きの方におすすめしたい。

    0
    投稿日: 2025.11.25
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    ⚫︎ジェスチャー・オノマトペ = からだ的思考 ⚫︎言語 = 分析的思考 ①からだ的思考と、分析的思考のもとになる「イメージ」がある。 ②その「イメージ」は、からだ的思考と、分析的思考で、成形される。 ③成形されることによって、扱える(意識できる・表現できる)ものになる。 …この理解であっているだろうか? ともかく、この整理は、おもしろい。 その上で、わたしが最も気になるのは、ここで「イメージ」と呼称されているものの正体である。 簡単に言えば、「言葉になる前のもの」だと思うが、それは、どんな姿かたちをしているのだろう?ということだ。 ⚫︎人間は、カテゴリー化=抽象化によって、世界を理解する。 ⚫︎言葉は比喩でできている。 だとすれば、比喩とは抽象化のことであり、抽象化したものに、名前をつける行為であろう。 それこそが、「写像」と呼ばれるものではないか? 「ビジュアルシンカーは、からだ的思考に近い」とみなしたとしても、それでも、すでに何らかの「写像」が行われているのであろう。 何らかの「形を持ちはじめる前の段階」、それを「クオリア」と呼ぶかは、さておき、その正体が気になる。 それは、生物によって違うのかもしれないし、人間は、人間の環世界のなかでしか、知覚ができない。 本当に、何らかの「写像」を経ていないと、思考はできないのか? 認識や知覚なら、ありえるのか? 主に言語化という「写像」を経て、ものを考えるのなら、認識や知覚といった観念さえ、言葉の定義によって縛られている。 「写像」によって思考可能になっている。思考の舞台にあがるようになっている。 視覚思考は、この縛りに、縛られているのか?いないのか? 言語学を追求することによって、ウィトゲンシュタインが「語り得ぬもの」と呼んだ、ギリギリの限界まで迫れるのだろうか? ------ 本書の内容とは関係ないが、 「著者のことを知りすぎていると、集中が削がれる」という、不思議な感覚をはじめて味わう。 ずっと、著者の執筆の目的や、意気込みや、滲み出る「らしさ」を、読み取ってしまうのだ。 書かれた内容よりも、「書きぶり」という、メタ的な情報への読み取りが、どうしても活性化してしまう。 著者が喋っている映像を、都合、数百時間は見てきて、人柄もかなり分かっているし、初の単著に掛ける想いまで、聞いてしまっているのだから、当然、そうなる。 「友達が一生懸命書いた本」を読んでいるようなものなのだ。 一般人にとっては、そんな事はまず起きないから、奇妙な感覚になるのだが、出版業界にいる人達は、いつも、こんな風に読んでいるのだろうか?

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    投稿日: 2025.11.25
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    良い意味で、語彙も構成も中学生レベル。読みやすくどんどん読み進められる。 なぜZOOM飲み会が自分に刺さらなかったのか、腑に落ちた。

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    投稿日: 2025.11.25
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    自称言語オタクの水野さんの本。 ご本人はあとがきで「テーマがでかすぎて行儀の悪い本」とおっしゃってるけど、こういう本こそ「このジャンル面白いかも」と思わせる力があるのよね。 特に印象に残ったのはこのあたり。 ■ヒトは200ミリ秒=0.2秒でターンテイキングしている ターン=話者が交替するまでの発話 ターンテイキング=話者の交替 ■「はい」より「いいえ」のほうが沈黙が長い はい 平均150ミリ秒 いいえ 平均650ミリ秒語オタクの水野さんの本。 ご本人はあとがきで「テーマがでかすぎて行儀の悪い本」とおっしゃってるけど、こういう本こそ「このジャンル面白いかも」と思わせる力があるのよね。 ■ヒトは200ミリ秒=0.2秒でターンテイキングしている ターン=話者が交替するまでの発話 ターンテイキング=話者の交替 ■「はい」より「いいえ」のほうが沈黙が長い はい 平均35ミリ秒 いいえ 平均60ミリ秒 zoomの音声送信にかかるラグは約30~70ミリ秒 コミュニケーションは本来、たった0.1秒の差で大きな違いを生むもの。だからリモート飲み会は定着しなかったのではないか。 ■フィラー=あのー、そのーこう、えーっと ・フィラーの役割のひとつは発話のターンの保持 ・フィラーは洗濯機のノイズと同じ  →「適切な伝え方の模索」という作業に伴って出るノイズ ■吃音が出やすい言葉と出にくい言葉がある。吃音を回避するためにカタカナ語を使っているケースもあるかも、という考え方 さらに細かく見ていったときの、研究的な話も面白かった。 ・「あのー」と「えーと」の違いや、「うーん」と「えーと」の違い ・言葉とジェスチャーどっちが先か など。 こうやって言語学者は言葉を紐解いていくのかと思うと、言葉に対する新しい興味がわいてくる。 引用文献の中では『自閉症は津軽弁を話さない』松本敏治著を読んでみたくなった。 ーーーーーーーーーーーーーーー その他、面白かったメモ ーーーーーーーーーーーーーーー ・言葉は実際に使われるときには、事実そのものを伝えることってめっちゃ少ないよね byジョン・オースティン ・言語行為論 発話は言葉を通じた働きかけ ・協調の原理 byグライス 量の公理、質の公理、関連性の公理、様態の公理p32 ・関連性理論 byスペルペル、ウィルソン 聞き手は「話し手の伝えたいことを復元する」のではなく「関連性の高い解釈を見つけるまで推論」している。 誤解を招いたときは「相手が正しく解読できなかった」のではなく「相手が適切な解釈にたどり着くためのいいヒントを与えられなかった」と考えるようにしているby水野さん

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    投稿日: 2025.11.24
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    自分の会話を科学したくて手に取ってみた。 学術領域としての言語学はあまり得意ではなく、1・2章は難しく感じられたがそれ以降は身近な話や例を交えながらの説明で自然と入り込むことができた。 誰かに話したい雑学というよりは、これから言語学についてもっと知りたいと思うきっかけになるような本だった

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    投稿日: 2025.11.20
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    推しが単著発売したと聞きまして。 「ゆる言語学ラジオ」は結構初期からお世話になっているし、自分が30歳超えてから人文系書籍への道を歩みだすきっかけとなったターニングポイント的な番組。 いつもの軽妙な語り口を要素を残しながら、水野氏の普段は見せない言語学に対する情熱をひしひしと感じた。人文学への期待と信頼。私もそうあってほしいという願望込みで激しく同意です。 書籍としては言語学各論への導入としての役割を担っている。気になる人は(自分は語用論の理解を深めたい)巻末の参考文献へと進んでみよう。もしくは、彼のラジオを聴いてほしい。相方との掛け合いは度肝抜かれますよ、学問をこうやって楽しんでいいんだと蒙が啓かれます。

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    投稿日: 2025.11.17
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    ゆる言語学ラジオで取り上げたトピックを程よく取り入れてその他も含めてよくまとめられていると思った。いろんな研究者の成果を一般向けにまとめるのは難しいし、言語学分野では大変珍しいと思う。 ときどき入る小ネタが中途半端で話の流れを悪くしている所があった。コラムなどにして別枠にしたらよみやすかったかも。

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    投稿日: 2025.11.13
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    空気や太陽みたいに、不変的で身近すぎて当たり前なものだと思っていた「言語」をここまで学術的に掘り下げられていることに感動しました。それにも関わらず、難しくて読みにくいという感覚が全くなくて素晴らしかった。 言語を使って、実体のない概念を物理を通して表現しているって、冷静に考えてすごい発明だ。 そんな画期的なコミュケーション方法を身につけ、さらにそれをたった0.2秒の世界で起こしている人間恐るべし。 「会話は音ゲー」⇦たしかに‼️

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    投稿日: 2025.11.11
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    今まで当たり前に思ってきたことの奥行きがあまりにも広いこと広いこと。 でもわたしにとっては当たり前でも、その0.2秒が違う人もいて、ある種の暴力にだってなり得るということは、ストンと落ちてきた。気をつけたいね。 問いが大きすぎて、あっちゃこっちゃ話が増えていく纏まりの無い感じもあったけれど、学者ではない水野さんの書いた本だからこそ読み終えられたのだと思う。 言語化って難しい!

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    投稿日: 2025.11.07
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    とても興味深い内容でした。普段から、会話や思考伝達においての不完全さに興味があって考えていたので、それのヒントにもなるとてもいい本でした。言葉の面白さを実感させてくれます。

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    投稿日: 2025.11.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ゆる言語学ラジオの水野さんの本。 彼自身が書いている通り、問い(テーマ)が大きいので本を読んでいてあっちこっちに行く感はあるが、私のような言語学素人にとっては、ひたすら一つの場所を掘り進めるより読みやすいと思った。 フィラーにターンを保持する機能がある点や、「ね」の「よ」に”the”と”a”に類似する機能がある点は、なるほどと思った。

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    投稿日: 2025.11.03
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    会話がなぜ高速で行われるのか ちょっとした問いに思えるけど、結果的に言語学の歴史を辿りながらいろいろな研究を知ることになって面白かった。 豆知識もちょこちょこあって楽しい。誰かに話したくなる あとがきにもあるように、有識者からすればツッコミたい部分はあるのかもしれないけど自分みたいな何も知らない人間には、言語学に興味が出て面白かった。 参考文献も気になるのが多くて読みたくなった。 最近ゆる言語学ラジオを聴き始めたから、ちょくちょく掘元さんの話とかも出てきてフフフとなった

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    投稿日: 2025.11.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    非常に興味深い内容でしたが、1番心に残ったのは著者の終章の結びの言葉でした。 ヒトを中心的な対象とする人文学を学ぶことは、自分とはかなり違った他者を知ることで、自分が全く意識していなかった常識に気づけるということ。 ASDの人のコミュニケーションを取り上げて、定型発達の会話が普遍的で優れているわけではなく、多数派だから採用されているだけかもしれないと思い至る著者の感性。 新たな知識を得ることは必ずしも望ましい事ではないという文化を持つ人がいるということ。 言語について調べていく中で、自分を他者として捉え、改めて自分と出会う事ができるという視点は非常に興味深いものでした。 勿論会話の0.2秒の間に、ヒトは実に様々な処理を行っているという事実も面白かったが、それよりも言語オタクの著者が謙虚に楽しく追求していくなかで自分を見つめ直すという姿勢に非常に好感が持てたし、終章を読んだ事で、この本のタイトル以上に大切な事を教えてもらったような気がして自分にとっては非常に読んでよかったと思える本でした。

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    投稿日: 2025.10.29
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    2時間ちょいで読破。読みやすかったし面白かった。 確かに会話って秒で多数の決断とか取捨選択して成り立ってる高度なものやのに、みんなできるんすごいな。 元々人の話し方とか注意して見る方やけど、今後より気になるようになりそうやと思った。 割とみんな読んだ方がいいかも。人に勧めたい。

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    投稿日: 2025.10.27
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    会話において、一人の話者が話し、それが終わると別の人が話し始める。話者が交代するまでの発話を「ターン」と呼び、話者の交替を「ターンテイキング」という。このターンテイキングは平均して200ミリ秒、つまり0.2秒しかからないという研究結果がある。この研究に驚いた著者が言語学の各分野を参照して、人間の頭の中で0.2秒の間にどんな処理が行われるかを分析する。現代社会においては、話す速さが能力の高さと結びついたりするものの、それは地域性や各個人の特徴もある。言葉を知ることで、人間の能力の幅広さを知ることができるかも。

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    投稿日: 2025.10.26
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    面白い!! タイトルから想起されるよりもずっと密度の濃い内容と結論。 人間は会話の間の0.2秒の間になんて沢山の情報処理をしているんだろうって感銘を覚える。 言語学の研究者ではない一介の言語オタクならではの視点があり、一般人にも面白いポイントを教えてくれる。 個人的にもためになった。 自分は一対一ならまだしも多人数だと会話に割って入るのがとても苦手なのだけど、サインをちゃんと読んでなかったのかなとか、私が話しますよってサインを出してなかったのかな、と気づきがあった。

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    投稿日: 2025.10.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    何故会話するのに人は200ミリ秒しかかからないのかという問いから始まる本書。 読み始めてすぐに思った違和感、それは自分はそんなに早く会話できないんだよな… そのまま読み進めて語用論、フィラー、ジェスチャー、文構造、意味理解…いろんな切り口から会話について解き明かしていく。その一つ一つがどれも魅力的な内容で楽しめた。しかし、最後の後書きで自分の違和感と水野氏の考察が重なる。 そもそも200ミリ秒というのは世界的な平均みたいなもので日本人はもっと早いということ。そして自分はかなり遅いということ。遅すぎて、3人以上の会話にはほぼ入ることができない。4.5人の飲み会など、2時間くらいで数回しか喋らないのが常。 流暢性バイアス、能力主義、吃音。カタカナ語の乱用。小池百合子…ジョーバイデン。 言語学を学ぶことは、自分と出会い直すということ。そこで初めてあることに気づいた。むしろ今まで何故気づかなかったのか…自分は吃音だということ。吃音については大学でも学んでいるし、けっこう知っているつもりだったが、自分がそうだと全く思っていなかった。 それが、本書を読んではじめて意識した。青天の霹靂…そして、普段いろんな人と接するがやはり話し始めるのに時間がかかる人ってけっこういる。特に子どもは多い。だからこそ、自分は待とうと思った。自分も実はけっこう苦労して、工夫して、いま吃音を克服したような状態にある。(ある面では全く克服してないが…)それと同時に、自分と同じような人の支えになれればなと思った。 言語の話から、自分の生き方を振り返り、今後の生き方の指標も示された。まさに自分と出会い直すということ。 こんな本に出会えてよかった。こんな本を世に出してくれてありがとうございます。

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    投稿日: 2025.10.25
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    会話の200ミリ秒で処理していることの多さ コミュニケーションは想像する以上に難しい その意識を持っておくことが大切だな

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    投稿日: 2025.10.24
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    ゆる言語学ラジオを聴いていなくても面白い! 著者は、ゆる言語学ラジオのパーソナリティ。本書では、ゆる言語学ラジオで聞いたことあるな、という話題も少し含むが、改めて文章で読むと水野さん独特の感性が光って面白い。 一冊を通して、語用論、統語論、意味論、音声学などの知識を引用しながら、ひとつの構文について脳内処理と発話の産出を言語学的に考察している。 参考文献も細かく付されているし、巻末では知識をもっと深めたい人のための書籍も紹介されている。 すでに読んだものがあれば、本書での内容もこの書籍のここのことだな、と理解できるので、なお面白い。 ちょくちょく出てくる水野エッセンスも笑える。 言語学って、専門家じゃなくても興味もっていいんだ! そんなふうに思える一冊。

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    投稿日: 2025.10.16
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     会話のやり取りにかかる時間は0.2秒だけであり、その間に我々はどんな処理をしているのか?を大テーマとして、様々な文献からその仕組みを紹介してくれる。  著者は専門家ではなく、言語学の好きな素人であるが、そのアプローチはまさに、知識に飢えた読書家であり、教養とは何かを本書を通して伝えてくれている気がする。  言語とは面白いものだ。

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    投稿日: 2025.10.16
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    「ゆる言語学ラジオ」水野大貴さん初の単著。 現時点での水野さんの集大成と言える。 ゆる言語学ラジオと重複する内容は含まれるが、ファンである自分は総集編を現時点での感想付きで振り返っているような感覚になった。 一方で、言語学に関してキャッチーで魅力的な話題がふんだんに盛り込まれているので、ゆる言語学ラジオ未視聴の人こそ本当に楽しめるのでは、と感じた。 言語学に関する専門的な本ではないが、入門書として言語学の魅力に触れることができる本。

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    投稿日: 2025.10.15
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    会話の0.2秒を紐解けば(紐解けてはない)、そこには無限の宇宙が広がる。 刹那に満たない時間の中で、学んでないことを無意識に人間は行っている。 普通に話せることが不思議であり、普通に話せなくてもなんら不思議ではない。

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    投稿日: 2025.10.15
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    ちょっと期待しすぎてしまった 堀元さんとのざっくばらんな会話の中で本書の内容を扱ったラジオを聴きたくなった ただ、言語学の難しい内容を分かりやすくまとめていたのでその点は良かった

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    投稿日: 2025.10.15
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    言語学全く興味なくて、ゆる言語学ラジオは雑談回だけ聴いてるくらいだったけどこの本で言語学への興味が少し湧いた。

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    投稿日: 2025.10.11
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    ポッドキャスト「ゆる言語学ラジオ」のパーソナリティの水野太貴さんの初めての単著「会話の0.2秒を言語学する」読了。 水野さんは、大学で言語学を専攻していたけれど、言語学の研究者ではない。なのに「言語学」の本。どんな建て付けの本なのかということが「はじめに」に書いてあった。著者が興味を持った事象「人々の会話では0.2秒で返答している」ということをリサーチしてわかったことを「皆さんに楽しくシェアしたい」ということなんだそうだ。 とてもとても興味深い本でした。 まず驚いたのは、会話をしている時、相手の話を聞いて返答するときに、0.2秒しか使っていないのだということ。 そもそも、そんなところに興味を持つことも、不思議がることもなかった。今では普通にやっていることだし、特別なことをしていると言う感覚がないから、疑問に思わなかった! でも、確かに、なんか、すごいことをしているらしい! 私たちが「普通にやっていること」を分解して、言葉を理解することを「語用論」とか「生成文法」とかを使って解説し(ってか、めっちゃ難しいことを、やすやすとやっている私たちって何者!?と感動し)、スムーズに会話するために「言語」だけではない要素があること(「間」とか「ジェスチャー」とか「フィラー」とか)まで広げて謎に迫ってくれていました。 子供の頃から少しずつ試行錯誤しながら学習して(学習していると言う感覚すらないけれど)、ものすごく複雑なことを処理して、0.2秒で相手に対して自分の考えを言うことができる私たちって、ほんと、何者?と不思議な気持ちになりました。 1つの分野の専門家ではないからこそ、そしてポッドキャストをやっていることから、多くの専門家の方からの助言をもらえる水野さんだからこそ、言語学素人の目線からの「驚き」を、わかりやすく言葉にして構成してくれている、素晴らしい本だと思いました。 実は最近興味を持ったアラビア語を勉強しているのだけど、今のところ、単語がどこで切れているのかすらわからない状態。普段使っている日本語に対しても、幼児期には同じように感じていたのかも、とか思いながら勉強してます。いつの日にか、0.2秒で返答できるようになるんだろうか?(いや、絶対に無理だな、だって英語だってうん十年習って無理なんだもんね笑)

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    投稿日: 2025.10.11
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    ゆる言語学ラジオのリスナーとして買わざるを得ない一冊!水野さんの流暢な喋り口や言語オタクならではの知識量に毎回感服しているので、楽しみにしていた書籍でした。私が無知なだけかもしれませんが、ここまで会話の仕組みを分かりやすく解説した本は今までなかったのではなかろうか。図解もあり非常に読みやすく、「えーととうーんの使い分け」「ジェスチャーが発話を促進する」など、発見と驚きで満ち溢れていました。最も学びになったのは、言語学とは人間学でもある、ということ。本書では世界のあらゆる国の人々をはじめ、ASDの方や吃音の方のコミュニケーションの真相も綴っており、表層的ではなく、なぜそうした発話になるのか、という理解も深められるのだ。 水野さんも本書で記していたが、何かを知りたいと思うと、さまざまな知識を通じて自分を他者として捉えることもでき、改めて自分という人間を知るきっかけにもなる。本書はそうした気づきも得られることができた、貴重な一冊だった。

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    投稿日: 2025.10.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    私がときどき聞いている言語学を紹介しているYouTuberの本。 自分が当たり前に使っている言葉な中にある規則性があったり、使い分けていたり、そういうのがとにかく面白くて好き。 今回は特に「あのー」「えっと」の違いが面白かった。 ASD児や吃音児の言葉の使い方にも興味を持ったので、次はその本を読んでみたい。 ・関連性理論では、ヒトの認知は関連性を最大化するようになっているという前提に立つ。そして発話もその一環として、少ない労力で、コストに見合う解釈を求めて推論し、割に合う結論が出た段階で解釈をストップする。裏を返せば、あり得るすべての解釈を列挙して、妥当なものをじっくり検討したりはしないのだ。それから、処理労力が大きすぎて、割に合わない解釈にはアクセスしないという帰結も導き出される。 ・ヒトがコミュニケーションするうえで、相手にうまく意図が伝わらないのはしょうがない。考えていることを言語化し、相手に伝える中で、ノイズが思いのほか多く入るからだ。 ・人間の思考過程の大部分がメタファーによって成り立っている。 ・「ね」「よ」を使いこなすには、相手の立場に立って、その人がどういう情報を持っているのか推測する必要がある。そしてこの作業には、ASDの人にとっては不得手なものだ。実際、ASD児の発話には共感を示す終助詞「ね」が少ないというデータがある。 ・極端な言い方をすれば、共感を通じたコミュニケーション自体が、多数派による暴力なのかもしれないのだ。

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    投稿日: 2025.10.10
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    会話のキャッチボールは平均0.2秒で投げ返しているって、どんな処理をどうしたらできるのかを言語学好きの著者が調べていく内容。文の構造や人体の反応と文化や個性と次々に広がっていく好奇心と、それぞれに研究者がいて論文を出していることも、自分にとって面白い気づきだった。興味あることは調べてみることが最高の娯楽なのかもしれない。

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    投稿日: 2025.10.10
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    ずっと聴いてるPodcast「ゆる言語学者ラジオ」の水野さんの著作。 単語を意味を説明する難しさや文法、フィラーなど、考えたことがないのに、めっちゃ考えされられること多数。考えたい人必読

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    投稿日: 2025.10.09
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    あとがきで泣かせにくるのずるい、笑。 良書でございました。 内容の幅が広いので、老後にでも再読したいレベルでした。 どんな人でも、興味が湧く章がある、そんな内容でした。

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    投稿日: 2025.10.09
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    最近好きになったばかりのゆる言語学ラジオの水野さん初の単著。難しい話は私には分からないところも多かったけれど(水野さんごめんなさい)筆者が言語学って面白いよと言ってくれているのはひしひし伝わった。熱量が高く妻子にも読ませたい良書。あと堀元さんは年賀状書いてあげ…ないでください。

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    投稿日: 2025.10.08
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    人が、切れ目なく会話を続けられると言うのは実は凄まじいことなんだという。 著者は、言語学が好きなYoutuber。本業編集者。ガチの専門家でないところが、素人目線、オタク目線が入っててちょうどいい。 0.2秒、200ミリ秒と言うのは、相手の発話が終わって、聞き手が発話するまでの平均時間。その間に、相手の言うことを理解して自分がそれに合わせて喋ると言うのがいかに凄いか。 普通にやっててなんでもないことを、世界中の無茶苦茶頭のいいおじさんおばさんが、知力の全てを振り絞ってあーでもないこーでもないと理屈こねる姿を楽しんで欲しいと。 言語学、意味と解釈、文脈、単語、文法、コミュニケーションと言うものとは何かと言うことに言及する。 普通に会話ができるということは、普通ではなく実は特殊能力なんではないかと。 言われてみれば確かに。 こんな研究が何の役に立つのかと一瞬思ったが、人ってのは自分がなんであるのかということの探究がやめられない。 ちなみに、日本語の話者が、イエスノーに反応する時間は7ミリ秒と、群を抜いて早いらしい。 その、ギャバンの蒸着にも匹敵する時間に、世界のトップ知性の血と汗と涙がこれでもかというくらい詰め込まれている。

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    投稿日: 2025.10.08
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    言語やコミニュケーションについてとても面白く興味深く、研究者ではない著者ならではこその内容が楽しく読める一冊。人の進化と文化の発展の流れを通じて、今では意味がわからないものもそれが誕生した背景や理由がある。発話だけではなくて五感のコミニュケーションについてもとても面白かった。特に自分自身がジェスチャーが多かったり吃音や側音化構音であったりと、その辺りの言語化が自分なりにはとても腑に落ちなんだか助けられたような気持ちになる。

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    投稿日: 2025.10.06
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    知らぬ間に使いこなしている言語。言われてみれば確かに不思議なことがたくさん。そのうちの一つであるターンテイキングを通して言語学とはどんなものなのか色々な見方から見せてくれます。ただこの本を読めば全てがわかると言うより詳しく学びたくなるきっかけをくれる本です。 知らなくても生きていけるが知ると人生が豊かになる、これこそ学問なのだと思う。

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    投稿日: 2025.10.05
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    水野さんの文章とは初対面だったが普段の喋りを聴くのと同じような感覚でスッと入ってくるし、彼が面白いと思って持ってくるものは当然面白いからこの本がハズすわけがない。当たり前に超面白い。 また知識列挙で終わらず一冊の本としてまとまりを作っている点も偉いところだ。

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    投稿日: 2025.10.05
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    生成文法、ビジュアルシンカー、フィラー、意味論など、著者がパーソナリティを務めるYouTubeチャンネル「ゆる言語学ラジオ」でもおなじみの話題をなぞりながら「会話中のターンテイキングで行われている人の脳内処理の謎」に迫る。 著者は「言語学素人」を自称しているが、専門家ではないからこその平易な文体と適度に難解な内容が心地よかった。 先に挙げた様々な方面からの分析を積み上げ、200ミリ秒の会話のターンテイキングの図式化が完成した際は感動を覚えた。知的好奇心を擽り、満足させうる良書。

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    投稿日: 2025.10.05
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    Podcastにおける水野さんの口調で脳内再生され、するすると中身が入ってきて、様々な角度から言語学に対する興味をかきたてられた。 例えとかもわかりやすくて堀本さんの言う通り、ハテナなタイミングで例えを出してくれて読みやすかった。 これくらい読みやすい言語学の本が他にもあれば読みたいな〜

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    投稿日: 2025.09.30
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    相手の言葉をどのように理解しているのかを言語学からアプローチしている本。 読んでいると水野さんの声で文章が聞こえてくるようなやわらかい言葉遣いだし、専門的な用語も噛み砕いて書いてくださっている。 書いてある内容はなんとなく分かったんだけど、ずっと水野さんの言葉をなぞるだけできちんと理解できていない自分が申し訳なかった。 これを入口にしてゆる言語学ラジオを聴くとまた理解が深まるのかもしれない。 良い本だと思うんだけど、自分がこの本を読むレベルに達してなかった。

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    投稿日: 2025.09.29
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    ゆる言語学ラジオリスナーですが、パーソナリティの2人が出版した本はこれまで読んだことがなく、これが1冊目でした。 内容はとても分かりやすく読みやすいものでした。水野さんらしく、キャッチーな雑学が随所に散りばめられていて、とても楽しく読めます。 ラジオの聞き心地にも似てますね。 専門家ではないという自認が強い故にある種縛られていた水野さんがこういった本を出してくれたことはファンとして単に嬉しいです。 これからもいびつな知識をどんどん披露してほしいものです。

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    投稿日: 2025.09.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    普段、小説を読むことがほとんどの自分が、いつもと違う読書筋力を使う、このような本を読了できるのか不安ではあったが、水野さんの話し言葉のような文体は非常に読みやすかった。 私たちが普段行っている会話についての、お話。 それが、当たり前であり、当たり前でないはという事。 私が好きだったのは、最後の方に書かれていた 『何を知りたいと思って人文書を読むと、どうしても自分と出会い直すということになる。次に自分の目の前に現れるナゾはなんだろうか。今はまだわからないが、きっとまた新しい自分と出会い直せるに違いない。』 水野さん自身の言葉が凄く素敵だと思った。

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    投稿日: 2025.09.28
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    YouTubeチャンネル「ゆる言語学ラジオ」で話し手を務める著者による言語学の入門書。素人にもわかりやすい内容だった。 第一章は語用論。 グライスの公理(協調の原理) ・量の公理 ・質の公理 ・関連性の公理 ・様態の公理 第二章は統語論。 ソシュール、ブルームフィールド、チョムスキー 生成文法 第三章は意味論。 形式意味論、認知意味論 第四章は会話分析。 沈黙、フィラー、ジェスチャー 【目次】 まえがき 第一章 コミュニケーション上手になるための「語用論」 第二章 ことばに”奥行き”がある 第三章 あなたは「ネコ」の意味さえ説明できない 第四章 言語化の隠れた立役者たち 終章 世界は広い!驚きのコミュニケーション あとがき

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    投稿日: 2025.09.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

     会話の0.2秒ってなんぞや?!  嫁さんが面白そうと、紹介してくれた本。  要は、 「会話で相手と交替するまで平均0.2秒。この一瞬にどんな高度な駆け引きや奇跡が起きているのか」  ということを、数多の実例を引き、言語学やさまざまな研究を繙き解説してくれる。  学術書じゃなく、著者も冒頭から、言語学の専門家じゃない、と言い放っていることもあり、話もあちらに飛びこちらに飛びと、なかなか結論にいたらないモドカシサはある。  待てない人は、本書P205にある図15 「200ミリ秒のターンテイキング図式化修正版」を先に見て、このことを解説している本なのだな、と理解して読み始めてもよい。  曰く、話手のQに対して、聞き手は以下の作業を瞬時に行う;   1.文構造の解析   2.意味の理解   3.語用論的な推論   ① ターンテイキングの準備   ② 応答内容の整理   ③ 応答内容を文にする  そして、応答するわけだが、1~3が相手の発話の理解、それに対する①~③が応答の準備作業で、この1~3,①~③を200ミリ秒、つまり本書タイトルにある、0.2秒で人は行っているということを解説したのが本書。  文法的な理解のみならず、2.でいう意味の理解は、ここでの例文「昨日、あのテレビ、見た?」と訊かれている「テレビ」は、テレビジョンという家電のことではなく、テレビ番組のことだ、という理解を行っているという話だ。  そして、3.では見たか否かの「Yes/No」を求められているのか、そうではなく、見た上での感想まで求めているのかどうかを推論していると。それがスムーズな会話、ストレスない人間関係を生み出し、維持継続していく肝だとも説く。なるほど。  ①~③の説明も面白く、①で、インタビューの回答の途中でやたら質問をかぶせられる英国のサッチャー首相のエピソードは実に面白い。インタビュワーとの間に、問う側、答える側、質疑応答のタイミングを図る作業が無意識のうちに発生しており、インタビュワーは、間髪入れず質問をしたいが故に、サッチャー首相が語尾を下げる喋り方をするものだから、そこで話が終わったと思って次の質問を被せてくるという研究結果は、なんとも面白い。  ②で、どのようなフィラー(えーと、うーん、と言った間投詞)をいかに使いこなすかにも、ルールが存在するというのはメカラウロコだった。  これ、英語の「well」にもあるのだろうか。英会話で話に詰まったら、「we…ll」か、「Let me see・・・・」で場繋ぎすればよいなんて教わったが、その両者にも、ネイティブには理解できる明確な差異が存在しているのかもしれない。  そんな他言語における対話のルール、あるいは近畿、東北地方の話法の差にも言及する欲張りな内容になっている。  ……が、ゆえに、とっちらかっているのがタマニキズではあった。が、面白い一冊だった。

    1
    投稿日: 2025.09.24
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    あとがきを読んで泣いてしまった。 ポッドキャストの“水野さん”の賢くて優しい視点が存分に活かされた言語学をめぐる旅のような本。

    0
    投稿日: 2025.09.22
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    某ラジオを聴いていると極限までフィラーを削ることを美徳とされているためにそんなもんかと植え付けられていたが、本書を読み"フィラーめっちゃ大事じゃん!"と思うなどした。使い所を意識して良いコミュニケーションに活かしたい。

    0
    投稿日: 2025.09.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ゆる言語ラジオを楽しく聴いているのと、会議通訳者として日々秒単位での会話の間に身を置いていることから、この本をとても楽しみにしていた。でも期待値を上げすぎてしまったのか、思っていたより少し薄味だなと感じた。詳しく書いてもらっても、きっと難しいのだろうなとは思うものの、読み進めながら、おお、面白い、それで次はどうなるの?と思うと、ややこしいのでとりあえずここだけ抑えてけばOK、となって次の話題に移ってしまう。新しい知に出会って興奮するドライブ感を感じては止まり、感じては止まり、というような読み心地になってしまい少し残念だった。実際にはこれくらいに収めてくれているから最後まで飽きずに読めたのだろうなと思うので、多分これは手前勝手な感想だと思う。 それでも、同時通訳をしている時に身体的に感じているあれやこれやが、学説を交えて解説されているのはとても面白く、水野さんには同時通訳者のブースをぜひ覗いてもらいたいと思った。 特にジェスチャーとフィラーの話は面白かった。 ジェスチャーは言葉や思考を呼び出すためにしている、というのは本当にそうで、通訳ブースではピッタリくると知っているが脳の奥に引っ込んでいるあの訳語を引っ張り出そうと、内容に合わせて手振り身振りをして訳す通訳者は割と多い。苦しい時ほどその程度は増すし、話者のジェスチャーを無意識に真似てしまう場合もある。 ジェスチャーを封じられるとフィラーが増える、これもそうだと思う。自由に言葉を掘り起こさせてもらえないなら、苦し紛れに間を埋めるフィラーの連発になると身体的に直感するし、考えただけで苦しくなる。 うーん、あのー、といったフィラーのそれぞれの意味も面白かった。今は訓練をしてなるだけ言わないように心がけているが、昔はよく「このー」というフィラーを詰まった時には連発していた。田中角栄の「まぁこのー」と同じ類だと思うが、この意味はなんだろうかと考えるに、本当は考え(訳語)がまとまらない、またはクリアでないにも関わらず、それは確かにここにある、と見せかけるための時間稼ぎのフィラーなのではないかと自分では感じる。 通訳の訳には聞きやすさの面でフィラーはないのが良いが、スピーカーのスピーチに入っているフィラーを通訳は割と好む。一定時間内に伝えられる情報の量がフィラーにより薄まり、より良い訳、整った訳を考える時間を与えてくれるからだ。 P162のswingと「飛んでいくみたいなこと」の話も面白かった。異なる言語の間で、ある事象を表す単語や言葉は一対一の関係では必ずしもなく、その言語の文化によって、語彙の豊かさ、濃淡が違っている。そしてそこが訳していて面白い所だったり苦しめられたるする所だ。 問いかけへの反応時間のわずかな差が、その答えの意味の違いを示しているという話は、AI通訳にいつ仕事を奪われるだろうかと怯えている身にとって、一縷の望みとなる内容だった。交渉ごとなど、相手との呼吸や声色も含めたコミュニケーションの場で、もしかしたら人間の通訳も生き残る道があるのではないか、と慰められた。

    2
    投稿日: 2025.09.20
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    言語学のイントロ本。言語学を一般の方向けに卑近で時事的な例を用いて広範に取り扱っている。統語論、語用論、談話分析、会話分析、意味論etc。

    7
    投稿日: 2025.09.18
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    授業で習ったことの復習もありましたが、堀元さんとのエピソードなどクスッと笑える部分もありよかったです♡ 自分の大学の先生が紹介されていてびっくり(⊙⊙)! 表紙が読書感想文集っぽい。

    1
    投稿日: 2025.09.17
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    なぜ人はたった200ミリ秒で話者交代し会話することが可能なのか。この身近だが、壮大な疑問を切り口に言語学の分野を紹介して、その構造を解き明かしてゆく。なぜこの作業が可能であるかという明確な答えは書かれていないが、人間を再発見し、他者理解へとつながるという人文系の学問を学ぶ素晴らしさがメッセージに込められていた。

    0
    投稿日: 2025.09.16
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    2025-09-16 これは面白い。意外な事実を探求することで、豊潤な「知」の大海に漕ぎ出す感覚を体験させてくれる。 語用論、統語論、意味論、会話分析、比較文化論、と多岐にわたる領域を端的にまとめ、更に取りこぼした多様性の問題にまで言及するという視点の広さ。何より、決して難解ではない。 人文科学の奥深さに触れるには最適の1冊。

    0
    投稿日: 2025.09.16
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    水野さんの本は、水野さんの素敵な人柄を感じると同時に言語についてふれることができます。とても難しい本も水野さんが言葉にすると理解できるようになるので、水野さんは難しい本の翻訳家だなと思います。

    0
    投稿日: 2025.09.15
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    どう言語が発せられて、受け取って理解されているかのプロセスを概観し、自身が無意識に行っている会話に向き合うことの入り口としてよいな、と。ちょうど春学期に担当した1年生向きの言語学イントロとかで読んでもらえてたらな…と思った。

    0
    投稿日: 2025.09.07
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    わたしって会話が苦手だな、と思う時がある。 お客さま相手にお洋服を販売するのが主な仕事なので、会話が苦手でよくこんなに続けられているもんだと思うが、少なくとも役割や文脈がはっきりしている会話なら大丈夫なのだ。 苦手だと思うのは、主に世間話。 特に仕事中、スタッフ間のコミュニケーションを取ろうと頑張る仕事以外の会話が苦手だ。 さて、ゆる言語学ラジオのスピーカーでお馴染みの方にはお馴染みの、水野太貴さんの単著「会話の0.2秒を言語学する」 予約開始から1日で予約分が完売だったので、ちょっと諦めかけたが、どうにかこうにか予約できるようになって、めでたく9月に入ってからバリューブックスさんから届いた。 タイトルにある0.2秒というのは、人と人とが会話する際、発言から応答までの平均の時間だそう。 これだけ聞くと「ふ〜ん」としかならないが、発話された言葉の意味を正しく理解し、相手の発言の終了を察し、その発言に対する応答で、適切な言葉を選び適切な文法で相手に理解できるよう、また相手を傷つけないように発話する。 この間の平均が200ミリ秒…1秒の1/5のめちゃくちゃ短い時間でやってのけているらしい。 ゆる言語学ラジオリスナーなら、聴いたことのあるトピックをよりわかりやすくテキスト化された水野さんの文章で再確認できる。 ああ、ここラジオで言ってたな、 …だけでは終わらない気づきもあり、 またわたしにとっては最終章の文章がとても良かった。 中でも印象的だったのが、ラジオでもよくおっしゃっているが、水野さん自身、現代の言語化優位な社会に適応できている人間であるという自覚がある。 わたしが今まで知りうる限り、こういう人はその「社会に適応できているという自分の高い能力」が善いもの、正しいものだから、現代社会に適応できるよう手伝いをしますよ!こうすると上手く行きますよ!…などと言っちゃいがちな人が多かった気がする。 ところが水野さんはこう思う。 たまたま言語化優位な社会で適応できているだけであり、そうでない人の視点から見たらこの社会はどんなふうに見えているんだろう? ここの視点がまさにリベラルアーツだなぁと思う。 身近に使っている言語から、それを分解して分析して細かく見ていくと、その身近な能力が、どれだけもの凄い奇跡の集積であるかがわかる。 そりゃ文脈なく、役割なく、話す相手の気持ちを慮りながらスムーズに世間話するなんて、普通に考えてかなりのスキルが必要なんだよな。 そしてそれを上手にできるからと言って、今の世の中では有利なスキルかもしれないが、別に偉いわけではない。 辿々しくとも、たとえ正しく伝わらなくとも、コミュニケーションをとること、とろうとすること自体がなかなか尊いホモ・サピエンスの行動なんだろう。 結構凄いことちゃんとやってんな、 人類。 文章にするのは難しいんだが、この本は間違いなく、気づいていなかった自分に出会い直すきっかけをくれた。

    5
    投稿日: 2025.09.07
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    改めて、会話するってスゴイ!と思えた本。 そして人と話した後、無性に疲れることも納得。 言語学については知識もなく、難しい部分もあったけれど例えが分かりやすかったので楽しく読めた。 特に共感したのはここ 「ね」「よ」を使いこなすには、相手の立場に立って、その人がどういう情報を持っているのか推測する必要がある。そしてこの作業は、ASDの人にとっては不得手なものだ。ASDの視点に立つと、わざわざ相手の知識状態を参照して、形式を細かく言い分けているのは煩雑で、奇妙に感じられる。 →多数派が当たり前として受け入れられているけれど、視点を変えてみるとそこには多くの不思議がある。だからこそ、様々な視点から考える必要があるんだな、と思ったり。 以下メモ ・フィラー(あのー、えーと、のような言葉)は洗濯機のノイズと同じ。 洗濯機が稼働に伴って音を出すように、僕たちも発話という作業に伴って、フィラーが出てしまう。 ・ある研究によれば、東北や九州の一部地域ではお礼を言わない代わりに、以下のように「助かった」とか「良かった」を用いて喜びを表現する傾向にある。 ・流暢性バイアス:スムーズに分かりやすく説明されると、その内容を信じやすくなる。 現代で流暢さは能力主義と密接に結びついているように感じる。僕たちはつい、スラスラ話せる人を信じ、評価してしまう傾向がある。なおかつ会話の流暢さは、努力次第で向上できるという認識が広く信じられている。 僕たちは、自分自身がなぜ話せているのか知っておくべきだろう。それはめぐりめぐって他者理解につながるのだから。

    9
    投稿日: 2025.09.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ゆる言語リスナーとして待ち望んでいた一冊。 会話している時の話者交替までの時間、「ターンテイキング」が全言語で平均0.2秒という事実。その中身として、人がどのような処理を行っているのかについて、文意・単語の意味・アクセント・フィラー・ジェスチャーといった要素に分割して言語学している。 本編である一〜四章はいつものラジオよろしく、言語学の知識と蘊蓄やコンテンツネタを混ぜ合わせて、脱線も含め軽妙に結論まで持っていき、ターンテイキングの中身を詳らかにしている。 本編も勿論面白いが、終章が特に面白い。コミュニケーションの地域差や、吃音・ASDの方がコミュニケーションで苦労することなどを取り上げ、そもそも我々のしているコミュニケーションは「普通」と言っていいのか、という別の問いを展開している。 無意識に扱えている言語、自然に行えている会話、自分が普通だと思っているコミュニケーション、その一つ一つを紐解くのに手引きとなる「言語学」はこんなにも面白い。そんな事をいつも考えているであろう、水野さんの根本が露わになっている本だと感じた。

    3
    投稿日: 2025.09.03
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    文の「意味」と、それをどう「解釈」しているのか、 普段は意識すらしなかった行動や感覚が言語化されて、200ミリ秒という短い時間の中でよくもこれほど高度な処理をしていると身に染みて感じた。 言語学の入口を叩いている本なので是非とも参考文献も読み漁り、自分自身を見直す旅に出かけようと思う。

    0
    投稿日: 2025.09.02
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    前半、言語学関連の研究を集めて見事に1つの難しい問いに回答する良書だった。後半は話題をうまくシフトさせ、多数派の無意識に振るう暴力についてうまく語られている。

    1
    投稿日: 2025.09.01
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    頭に入ってきやすい言語学の本というだけで非常にありがたい 普段意識してないけどよく考えたらなんで?と思うことを軽快な語り口調で説明してくれている はっきり言ってしまえば人生で必須の知識かと聞かれればかなり微妙であるが、言語学を知ると世界が全く違って見えてくるのもまた事実である すっかりゆる言語学ラジオは聞けなくなってしまっていたが、これを機にまた聞き始めようと思う

    0
    投稿日: 2025.08.31
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    意外と分厚い!と思ったけどすらすら読めておもしろかった!ゆる言語学ラジオヘビーリスナーなので、過去動画で言われてたことの復習になる部分もあってよかった あと、ちょこちょこ出てくる桃の話とかシジュウカラの話とか、あの人のことだ〜笑、あのエピソードのことだ〜笑ってなれた 水野さんのあくなき好奇心と探究心にこれからも期待

    1
    投稿日: 2025.08.31
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    ゆる言語学ラジオのファンでもそうでもなくとも楽しめるのは間違いない良本です。 ターンテイキングという軸で言語学入門的な内容。わかりやすさは言うまでもなく、茄子評の通り具体例が適切に提供されるため、スラスラ読める。 intrestな意味での面白い話軸もあって、言語学に興味がなくても楽しく読めると思う。 個人的には人文学を学ぶ意味みたいなところが凄く共感できる感覚があり、その点も含めて書いてくれてありがとうと言う気持ちです。 一ファンとしては、あとがきの高田先生の言葉にとてもグッときました。

    8
    投稿日: 2025.08.30
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    面白かったけどゆる言語学ラジオ聞いてる人なら割と既知なことが多いかも。それよりも自分はながら聞きしているのだが、意外と覚えてる事に驚いた。 そんな訳で、この本を読みながら考えた問いの一つは「ながら聞きの精度の高さと人が音声言語を選んだ事には関係があるのだろうか?」(本当は低いという研究があるかもだけど) 無論、本書はこの問いに直接答えてくれる訳では無い。しかし、本書の著者興味がある様々なトピックが並んでいるので、本を読んで勝手に自分の設問を設定してしまうタイプの人と相性が良いと思う。また思考のヒントが様々に散りばめられている。そんな本。

    0
    投稿日: 2025.08.30