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失われた貌
失われた貌
櫻田智也/新潮社
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総合評価

272件)
3.7
50
104
86
16
1
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    J県媛上市の山中で男性の死体が発見された。顔を潰され、歯は抜き取られるなど、身元を隠蔽されていた。媛上署捜査係長の日野刑事は捜査を担当することになる。同じ頃、隣接する駒根市でもアパートのオーナーが殺され、部屋の住人が姿を消す事件が発生。不審者による子供への声掛け事案や行方不明になった父親を探す少年。日野の周りで起こる一見無関係な出来事が、やがて繋がりを見せ始めて… 刑事が主人公だが、刑事というよりは直感を元に単独行動する探偵ぽさもあるし、娘とのやりとりで不器用さを見せるなど人間臭さも感じる。 警察小説を装った本格ミステリであり、バーのマスターとのやりとりなど、ハードボイルドのエッセンスも垣間見える。 クローズドな世界よりもオープンな世界での「リアルベースな本格」を狙った結果、このようなジャンルミックスな作品に仕上がったのだろう。 色んな事件が並行して展開するモジュラー形式を取りつつ、点と点が最後に一本の線に収斂するプロットは気持ち良い。 人物造形もプロットも全体的に完成度の高い作品だと思うが、帯の文句は煽りすぎに感じる。「どんでん返し」も「伏線回収」ももちろんあるんだけど、驚愕したり膝を打つ程のインパクトは無かった。「どんでん返し」に期待し過ぎると肩透かしをくらうかも。「伏線回収」はもう少し解説してくれた方が理解しやすい。 「顔のない死体」という古典的なテーマに、意表を突いた筋を見い出している点は評価に値する。ダブルミーニングなタイトルも良いが装丁デザインは謎。 週刊文春ミステリーベスト10 1位 このミステリーがすごい! 1位 本格ミステリ・ベスト10 3位 ミステリが読みたい! 1位 リアルサウンド認定国内ミステリーベスト10 6位

    20
    投稿日: 2026.01.19
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    え、良かった。 この人の蟬かえるシリーズ?が好きで読んでいたが、それと比べると、主人公はキャラクター性に欠ける。何処にでもいる大人という存在。 淡々と事実が並び、会話やたら多いページも存在する。 だが読みづらいということはなく、文章自体はスルスルと読める。 そんな中で出てきた小さないくつもの話題は、すっと読んだり、ん?と引っ掛かりを覚えたり、なにか違和感を抱いたり、微笑ましくなったりする。だが後半に進むにつれてその違和感や微笑ましかっただけのものが紐解かれてひとつに繋がっていく様が爽快。 幾つものピースがあるので、誰しもどこか1つには違和感を覚えると思うので、それが解決するというかその絡みあった状態が紐解ける瞬間があると思う。 そして、読み進めていくと特に特徴のない何処にでもいる組織にいる大人だった主人公日野の事がどこか好きになる。 少し期間を開けて、もう一度一から読み直して見ようと思う。そうすれば冒頭の彼もまた違うように感じられるかもしれない。 現実的で小説的な作品。 タイトルも秀逸。そうだね、誰もそうだとは書いてないもんなぁと納得。ひとつ言うなら個人的にはどんでん返しではなく、積み重ねの上にある真実と印象ではあった。 また、参考資料が少なくWebというのも面白かった。

    2
    投稿日: 2026.01.19
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    指紋、掌紋、面相、歯型── ──身元につながりそうな情報が、いずれも消失している。 『このミステリーがすごい!2026年版国内編第1位』『週刊文春ミステリーベスト2025国内部門第1位』『ミステリが読みたい!2026年版第1位』の国内3冠達成。 王道の刑事モノのミステリーですが、通常のバディものではなく、ざっくり言えば『主人公=日野』『バディとなる部下=入江』『警察学校時代の同級生=羽幌』の3人がメインキャラクター。メインキャストが3人ということで、通常のバディものよりも展開の幅は広いなーという印象。 物語中盤以降からのパズルのピースがはまっていくような感覚と、それに伴い見えてくる物語の全体像。そしてお約束の大どんでん返し。いやー、これがあるからミステリーは面白い。 良質なミステリーを堪能できて大満足でした。この作品って、もしかしてシリーズ化もあり得るんじゃない? ・ ・ ・ ・ ・ 本物の「伏線回収」と「どんでん返し」をお見せしましょう! 山奥で、顔を潰され、歯を抜かれ、手首から先を切り落とされた死体が発見された。事件報道後、警察署に小学生が訪れ、死体は「自分のお父さんかもしれない」と言う。彼の父親は十年前に失踪し、失踪宣告を受けていた。無関係に見えた出来事が絡み合い、現在と過去を飲み込んで、事件は思いがけない方向へ膨らみ始める。

    11
    投稿日: 2026.01.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小さな伏線、違和感があったところが全て回収されてすっきりした。 真相がわかる直前まで、これは面白いのだろうかと思ってしまうこともあったが、結果面白かった。 ただ、悲しいというかつらいかな、最後は。

    1
    投稿日: 2026.01.18
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    帯文にあるとおり、本物の「伏線回収」と「どんでん返し」だった。 事件に関わる伏線回収だけではなく、主人公の日常の些細な生活の部分にも、小さな「伏線回収」があった。ミステリーでそこまで細かく伏線を張れるなんて、なんて素敵な作家さんなんだ。 その小さな「伏線回収」があることで、より主人公の人間味であったり、彼を取り巻く人々の空気感を読者に伝えてくれる。 そして、なにより最後の2行。 この表現を文章にした作者が凄すぎる。 この2行に全てが集約されている気がして、とても胸が痛い。 子のためという免罪符を使う大人の罪深さ、守られているようで守られていない幼い心、命いっぱいの抗議をしても実際は何の爪痕も残すことができない非力さ。 一番の被害者は子どもであることが多い。 主人公のやり切れなさを痛感する。

    2
    投稿日: 2026.01.18
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    このミスなど3冠とのことで娘に借りた オーソドックスで、犯人当ても難しくはないが、話の構成がぴったりはまって非常に腑に落ちるよい作品

    1
    投稿日: 2026.01.18
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    ストーリーからしっかり考察させてくる。 警察小説だけど、あまり硬くなく、操作パートはやや探偵っぽくもあるが、キャラクターが濃すぎないので邪魔しない。 内容がしっかり人間ドラマなのも、ストーリーが薄くならなくてとても良かった。よくできたミステリで、このミス1位に納得。 バーのマスター、いいなぁ。好きだ!

    21
    投稿日: 2026.01.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    このミス1位を取った作品の作者が、デイリーポータルZのライターだったって、どういう紆余曲折を経たら、そうなるのか。 「失われた貌」のインタビュー(https://dailyportalz.jp/kiji/interview-with-Tomoya-Sakurada)を読むと、確かにそうなんだろうなとは思うんだけど。 作品自体は、王道の警察ものミステリー。 ちゃんとヒントが散りばめられていて、それをひとつずつ回収していくと、バラバラだったものが一カ所に集約していく。 奇をてらった感じがなくて、ミステリーを読みたい、という人に安心して薦められる感じがする。 ちょっとメインの登場人物たちの印象がみんな薄くて、入り込みづらいかなという気はした。一番好きだったのはバーのマスター。超脇役。 これは本当にネタバレになるけれど、 妊娠した子のために、殺人者の父親はいないと、一人で育てる覚悟を決めた女と、妊娠した子のために、殺人者であっても父親がほしいから、ともに生きると腹をくくった女。 どっちの胆力もなかなかすごいのと、その間で流されていた男の情けなさばかりが印象に残る。

    3
    投稿日: 2026.01.18
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    話題になっていたので手に取った作品。 でも自分にはあまり合わなかったかな… 淡々と進む現実を、あぁそうなのかとこちらも淡々と受け取っていく感じであまり感情を動かされなかった。途中である程度予想できたということもありどんでん返しという印象もあまりなく… バーのマスターのキャラクターが好きでした。

    1
    投稿日: 2026.01.18
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    ミステリー3冠の作品。伏線が至るところに仕掛けられ回収されていきます。もう一度読むと細かな伏線も気づくような気がします。

    14
    投稿日: 2026.01.18
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    いくつかにミステリ大賞を受賞し、BSテレ東「あの本、読みました?」でも紹介されていた作品で初見の作家さんなので手に取りました。 山奥で顔を潰され、歯を抜かれ、手首から先を切り落とされた死体が発見された。 その事件を知った小学生の隼斗は「僕のお父さんかもしれない」と警察に訪れ、 約10年前に失踪した父親のことを捜そうとするが、また新たな殺人事件が発生し、事件は思いがけない方向へと向かっていくというミステリ小説。 本の帯にもあるように本物の「伏線回収」と「どんでん返し」と大きく書かれていたので、そこに着目しながら読んでいったので、かなり期待しながら読んでいました。 けれどそんな単純なことではなく、初見の作家さんだったので文章にあまり慣れていないせいか読み始めはあまり進まなかったですが、色々な事件が繋がり人物像が浮かびあがってくるとテンポ良く進みどんどんと事件解明への鍵が見つけたくなってきました。 後半では警察小説らしく事件解決への裏取りがしっかりと重厚に描かれていて、刑事の苦悩や葛藤、事件に関わる人達の様々な感情などがしっかりと描かれていました。 ラストは意外にもあっさりと解決しましたが、 ただこの事件の要因の一つとなったのが不倫ということで、不倫から始まってそれが連鎖して不幸の結末になってしまったということが何とも言えなかったです。 特に小学生の隼斗の事を考えたら余計に不倫はいけないことだ言えます。 警察小説なので大きなトリックなどはなく、 特にこの作品では地道な刑事の作業というのが 随所に描かれていて、その細かな部分が読み進めていくうちに徐々に綺麗にまとまりながら全体を盛り上げていっているような作品だったのでとても読み応えがあり重厚感たっぷりでした。 登場人物の背景や心情なども丁寧に描かれていたので、 人間ドラマもよく見えた作品でした。 初見だったのでこの他の作品も機会があったら読んでみたいと思います。

    2
    投稿日: 2026.01.17
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    伏線回収が素晴らしい。全ての事象に理由があり、パズルが出来上がる感じの終わり方は気持ちのいい終わり方…のはずなんだけど、残された子供を考えると気分が晴れない事件。なので星ー1。だけどこれぞ「ミステリー大賞」

    2
    投稿日: 2026.01.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    思ってたよりハードボイルド社会派な感じの警察小説。 「貌」という字を調べると、「獣が背を丸くして獲物に襲いかかろうとする」形と「頭が空白の人」の形から、「かたち」を意味する、とある。また「慎みの態度」という意味もあるらしい。 その事を踏まえて考えると、単純に死体が顔を潰されていた事だけではなく、犯人が自らの形を失った事も表していると思われる。 ミステリとしてはよくあるカタチではあるが、そこに至る伏線やストーリー仕立ては非常に面白い。

    3
    投稿日: 2026.01.17
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    昨年話題になっていた書籍の一つという認識。良質ミステリーという触れ込みに惹かれて図書館で予約してようやく手に入れた。長らく楽しみにしていた作品だったが、自分の体調やら多忙さやらのコンディションが良くなかったのか、なんだかサラーっと読んでしまったという感触。 決して面白くなかったわけではない。ただ、次々と出てくる人名を把握しきれないまま事件と捜査が進んでしまったかな…。ものすごく丁寧な話の運びだと思うし、事件も地味ながら二転三転ある仕掛けもあって面白かったのだが、没入できなかった…。 ただ、ドラマに向いてそう、2時間刑事物サスペンスドラマ!キャラクターやセリフも良かったし、話のまとまりも良かったし。うん、観てみたい!

    23
    投稿日: 2026.01.17
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    このミス1位のこの本を読みました。 静かに淡々と進められていく捜査の中で、少しずつ重なりを探していく。しっかりと読んでいるとたくさんの伏線を感じられることが出来るのでは。正統派ミステリとはこういう本なのではと思いました。

    19
    投稿日: 2026.01.17
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    小さな事件が多くの人を巻き込み、捜査する刑事たちに影を落とす。 人は1人では生きていけない。 ストーリー展開とキャラクターがよく書けており、なんでもない様な事柄が事件に絡みつき、最後、あっ、思いもつかなかった展開になったのに驚き。どんでん返しはあるのは分かっていたが、これは思いも寄らなかった。 改めて、ミステリーって、事件を追うだけじゃなく、犯人の生き様、そして刑事の生き様を見せてくれる。 2026/01/17 4冊目 #失われた貌 #櫻田智也

    10
    投稿日: 2026.01.17
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    山奥で顔を潰され歯を抜かれ手首の無い死体が発見。捜査するうちに解けていく様々な人間ドラマと終盤に繋がってくる真相には面食らった。罪を償わせる事と信念を貫く事、警察ものミステリーとして圧巻でした。

    15
    投稿日: 2026.01.17
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    あーー、そういうタイトルだったのかいな 良いタイトルですね 日野のキャラが良い 優しくて優秀で、酔っ払って証拠を見つけるところなんてサイコーです

    1
    投稿日: 2026.01.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

     櫻田智也氏の初長編。  昆虫をモチーフにした連作で高い評価を受けてたのは聞き及んでいたので一度読んでみたいと入手していたのだが、積ん読している間に三冠を獲ってしまって……遅まきながらようやく読むことができた。  いやぁ、充実の内容でした。  さりげない描写によって登場人物一人一人に厚みが感じられ、物語としての土台がしっかりしていると思える。  事件とは直接関係のない日常のささやかな出来事にも伏線があって、きちんと回収されているのも好感が持てるところ。  もちろん、核心となる事件のストーリーも、散りばめられた全ての事柄が伏線となって最後の真実に向かって絞り上げられてゆくよう。  小説として、ミステリーとして、もう、お見事、と言うほかない気持ちだ。  ただ自分的に残念だったのは、最近賢しらになってしまったのか「最後に裏返る真実 本を閉じた後に意味合いを変えるタイトル」ってなアオリ文句を見てしまい、最後の仕掛けがうすうす予想できてしまったこと。二番目のセンテンスは要らなかったよぉ。  推理小説は、やっぱ推理しないで読むべきなんじゃないかなぁ。すべてが明らかにされたときに、ポンッと膝を叩いて、ああっ、そうだったのかぁ! と驚くのがいちばん楽しいと思う。  でも、多少は評を見ないと本当に良いもの・読むべき価値のあるものには、なかなか出会えないしなぁ。加減の難しいところなんでしょね。  なにはともあれ、満足の一冊でした。

    4
    投稿日: 2026.01.16
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     〈「このミス」第1位をはじめ3冠!〉の帯を見て手にしました。櫻田智也さん初読みです。本作を「本格ミステリ」というのか、ど素人の私にはわかりませんが、内容や構成など、緻密でよく練られていると感じました。  顔が潰された死体遺棄事件に、大小他の事件が並行して起こり、登場人物も多くて状況把握が難しいと感じました。多くの伏線が散りばめられ、捜査は地道にゆっくり展開していく印象です。  捜査が進んでも、なかなか事件の全貌が明らかにならない複雑さです。「顔」ではなくて「貌」。「貌」の字は人の顔立ちや全体像を表すようで、人の見えない深層心理に通じているのでしょうか? 終末の小さな希望と光に救われました。  個人的な読書傾向として、謎解きの真相が少しずつ見えてくる過程よりも、犯罪の理由に当たる人間心理の経緯の方に関心があります。本作の評価が高いのでなおさら、人間ドラマに注目しがちな私は、やはり真のミステリファンではないのかなと思ってしまいました。  以下、勝手な個人的ネガティブ感情です。ご容赦願います。  帯文に派手に宣伝されている、本物の「伏線回収」と「どんでん返し」に共感できず、次第に興醒めしていく自分がいました。  さらに担当編集者の口上。海外ミステリファン向け? 展開は◯◯(海外ミステリ作家名)的〜、構造は◇◇(同)的〜、他にも形容がたくさん。トドメはネオ・ハードボイルドの味わい……お手上げです。  出版社の宣伝の意義が重要なことは承知していますが、宣伝の仕方には課題が多いのでは? 特に新たな購読層の開拓という点で一考を願いたい気がしました。すみません…

    103
    投稿日: 2026.01.16
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    どんでん返しで騙された!!というよりは、人間の心情とか、生き方とか、そういうものについて考えさせられたな…と感じました 面白かったです!

    1
    投稿日: 2026.01.15
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    結末は少し驚いただけで、特に感想はないです。 つまらないわけではないです。おすすめするほどではないかな。

    19
    投稿日: 2026.01.15
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    久しぶりにしっかりとしたミステリーを読んだ。 顔のない死体が出てきてもっと残忍な事件なのかと思いきや、日常からそうかけ離れず人間関係や人間の欲深さが点と点で繋がり線となって現れた事件だった。 犯人逮捕に至るまでの、主人公とその部下が足をしっかり使って証拠となる情報を着々と集めていく姿は、決して読者を置いていかず「なるほど」と納得できるものだった。 最後の主人公の葛藤の末にくだした決断は、読んだ私からすると納得いったし共感した。 読み応えのある作品だった。

    2
    投稿日: 2026.01.15
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    良い意味でタイトルに騙された こんな残酷な殺人事件で 次々と事件や謎が深まる 様々な仕掛けよりも ある一つの事が気がかりに こんなエンディングがあるのか? と想いに耽る。不思議なミステリー

    1
    投稿日: 2026.01.15
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    このミスなどで評価が抜群に良かったのでワクワクして読み始めたのですが、なんだかモタモタしていて、途中で真相もわかってしまった、 ギネスのビールがとても美味しそうで、ブールバードのマスターのキャラが良かった。

    5
    投稿日: 2026.01.15
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    久しぶりのミステリー。 主人公の刑事に魅了を感じずなかなか共感できなかったが、後半は畳み掛ける展開に主人公の人間味がやっと理解できて、面白くなった。 たった1週間の出来事とは。

    1
    投稿日: 2026.01.15
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    ミステリで顔がない遺体が出てきたら、それは十中八九そういうことなのだ…とは思うものの、炙り出される人間関係の意外性に驚かされた。はじめに見える事件の顔と真実がまったく異なるところは、東野圭吾ミステリ的な気持ちよさがある。 いずれにしてもこのミス第1位に相応しい傑作!

    12
    投稿日: 2026.01.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とんでもトリックや大どんでん返しという作品ではなく、王道の刑事物という感じ 二時間サスペンスドラマみたいな印象 それでも個人的には奇抜なトリックありきの読みにくいミステリーよりもベタでも面白い小説のほうが好き 思ったより評価が低くてちょっとびっくり 展開がベタすぎたからかな?? 完成度は高く綺麗にまとまっていると思う ■キャラクター 刑事ドラマは好きなので(最近見てないが…) 日野、羽幌、入江、剣菱などなど登場人物の 軽口や皮肉は楽しく読めた 日野が家族とうまくいっていない感じもだいぶベタ(笑) 捜査に私情が入ったり、組織内の人間関係であったり、フィクション感は強いが刑事たちを応援したくなる ■トリック 顔が潰されている時点で真っ先に想像できてしまう、入れ替わりというベタベタな着地だが、(入れ替わったのは別の死体ではあるが)複数の事件が絡んでいたり、徐々に新たな証拠があがって新事実が浮かんでくる 適度に怪しそうな登場人物がいて、それぞれ少しずつ秘密を持っている 衝撃的な結末でなくても面白いストーリーは面白い 帯での煽りすぎは本当に悪しき文化だと思う まぁそれで売れ行きが変わるんだろうが… なんでもかんでも煽ればいいわけではない ■殺人犯の家族 昔から差別や偏見の目があるだろうし、現代では本当に顕著だと思う 最近イジメ動画があがって大きな問題になっているけど、法に沿って裁かれるよりもダメージは大きく時効も無い 正しい情報かの判断もされず、名前や住所を晒されて社会的リンチにあう 浅い情報に踊らされて全く関係の無い人をよってたかって叩いているのは本当に悪辣 ただ、フィクションでは罪を犯した人間でも必ず更正できると綺麗事のようにいわれるが、実際更正しない人間も多く、犯罪者の家族と知れば、表面上は取り繕ってもやはり警戒はしてしまうと思う。 そもそも家庭環境が悪くて犯罪を犯す人も多い 自分の身の回りに罪を犯した人の家族がいた場合うまく接することができるだろうか… 作者の別作品も気になったが長編は初なのかぁ 短編読みながら次回作待っております!!

    12
    投稿日: 2026.01.15
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    顔を潰された遺体が発見され、捜査をする日野。その遺体を自分の父親ではないかと1人の小学生が警察にやってくるが⋯。 良質な短編を多く執筆していた櫻田智也さん初の長編にして2025年のミステリー界を席巻した作品で、警察小説として抜群に面白かった。基本ハードボイルドな読み心地ではあるが、会話はユーモアに溢れ、謎と解決の出しどころがうまい。よって、最後まで一気に読めてしまう。物語の面白さだけでなく読者を最後まで連れて行く力がある素晴らしい作品だった。ミステリーに興味がある人には安心してオススメできる一冊。

    2
    投稿日: 2026.01.15
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    どんでん返しとまではいかなかった。何となく分かってしまったし。でもその人も知ってたのかーとはなった。 どちらかというと警察の人間ドラマメインに描かれていた印象。

    15
    投稿日: 2026.01.15
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    正直に言うと、読んでいる時に全ての関連や人物関係を把握出来ていないところもあった。でも、じっくりととても緻密に繋がっていく真実にはゾクゾクしながら読み進められた。人物関係どうだったっけ?と思った瞬間があっても、明かされていくごとにそうだった!と頭の中に広がっていく感じ。極端な驚きはなくても、濃密な日々を追体験したようだった。 この物語を読み進める時の感覚は、パズルのピースがはまる感覚と近いのではないだろうか。ただ、パズルは完成図が分かっているけど、この物語は出来上がってみたら予想外の完成図だった。その辺りだけは少し違いがありそうだが。そんな満足感と興奮を味わえたように思う。 しかし、登場する人物の心情はどれも理解できるのだが、その中の特定の人物の心情に心を動かされることがなかったので、個人的にちょっとのめり込めなかったかもしれない。そこまでを求めずとも十分に堪能できたし、がっつり入り込んでないのに満足度はしっかりあったのだから申し分ない。

    19
    投稿日: 2026.01.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2026年読書1冊目! 一気に読みきってしまった! 犯人はわたしには予想外の人だった 5日目くらいから 色々な要素が繋がって、まさしくパズルのピースが合っていくような感覚 タイトルからもっとホラーっぽい話かと思ったけどしっかり人が動機があって人を殺している推理小説で、推理小説読んだなぁと嬉しくなった 不倫も殺人も恐喝も良くないけどね

    1
    投稿日: 2026.01.14
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    色んな趣向を凝らした作品を読みすぎたせいでしょうか?普通だな、と思ってしまいました… 奇抜な作品である必要はありませんが、このミス1位ってもっとパワーがあったと思うんです… 地雷グリコからこのミスはう〜んって感じ

    10
    投稿日: 2026.01.14
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    山奥で顔が潰された遺体が発見された。 その遺体は誰のものなのか、そして犯人は… グロ耐性がない自分には、ちょっと衝撃が強いかなと思っていたけれど、描写がそれほど多く書かれていなかったのでそこまで気にならず読み進めることができました! 捜査が進むにつれて明らかになっていく真実にドキドキさせられました! そしてその展開がグルグルと変わっていき、ラストは衝撃的でした!やられました!

    20
    投稿日: 2026.01.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    話題作であることと、本物の「伏線回収」と「どんでん返し」を見せてくれるという帯の文句にかなり期待して読んだのだが… うーん、割と普通?良い意味でも悪い意味でも王道ミステリーというのが率直な感想。 「顔のつぶされた死体=本人じゃない」のは、ミステリーのお約束だし、「子どもが言ってることを侮っちゃダメよ」っていうのもあるあるな気がする。 ちょっとずつ点と点が繋がっていくのは、確かに面白いが、警察小説だからなのか全体的に地味な感じは否めない。どんでん返しもまあ、思ってた通りで特に意外性はなかった。これが本当に起きた事件なら衝撃だけど、エンターテインメント小説としては物足りなさを感じた。 帯が無ければもっと面白く読めたのかも。

    13
    投稿日: 2026.01.14
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    よくできたミステリーだなぁと、感心します。 たわいもないセリフもしっかりと伏線で、それらが漏れることなく回収されていく、といった感じです。 あまりの回収率に、爽快感すら感じます。 ホントよく考えてある! ここは後々回収してくるなと想像できるところも多々あるものの嫌な感じはなく、うどんのくだりなどは完全ノーマークでした。 事件の重さに対して、主人公がわりと愛らしい刑事なので、救われます。 難をいえば、最後まで読み切って、犯人や付近の人物のモラルを疑うわー。 子どものためといいつつ、醜聞から逃れるために縁を切ったり、丸め込んだり… モヤっと嫌悪感w

    35
    投稿日: 2026.01.13
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    2025年度このミス・週刊文春ミステリーベスト10・ミステリが読みたい!の3冠を達成した一冊。顔を潰され歯を抜かれ手も切り落とされた変死体。ミステリー好きなら『容疑者Xの献身』よろしく被害者が入れ替わっている系の話だと勘づくとは思うが、本作は過去の事件も関わってきてなかなかに複雑な構成。登場人物が多いので油断していると振り落とされるのでご注意を。途中までは付いていくのが大変だったけど、全ての伏線が回収されて一気に駆け抜けるように真相に辿り着くスピーディーな終盤の満足度が高かった。

    1
    投稿日: 2026.01.12
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    このミステリーがすごい!2026、1位の『失われた貌』櫻田智也氏著を読みました。 いち読者としての感想ですが、偉そうにするわけじゃないですが、よくできていて、展開も整理されているぶん、するすると読めました。特に構成や情報の出し方が丁寧で、40ちょいの刑事が元気な部下に振り回されながら、直向きに前に進み手掛かりを求め日常を過ごす姿は隣町の出来事のような現実味を感じました、この物語にはリアリティがあるね、うん。 ただ、なんか物足りなかった… 読者を迷子にしない一方、大きなトリックや劇的などんでん返しで読後感を揺さぶるタイプではなく、手触りとしての雑味は薄めで余韻も短め。いや、どんでん返しは確かにあったんですが、自分にはどこか非現実的に感じたからかもしれないです。それは刑事たちの日常の描き方との対比が際立ちすぎたからなのか、うーむ。(ここから一部内容に触れます) そんな中、登場人物の感情の動きの中で気になったのは刑事たちがある男の子に「肩入れしすぎる点」。善意は分かるが「そこまで他人の子の将来を背負う?」と現実の距離感から少し浮くと感じました。この世の中はもっとドライで無関心なのではないか。いや、作者の“こうあってほしい大人像”や価値観、警察像がにじんでいるのか。とはいえこの男の子の作文で「うどんが三人分」と主人公が気づく場面は自分も同じように読み返して「あ!まじかっ!」としてやられた、スカッとしたシーンです、ココイチ!うどんですが。 もう一つ気になったのは本線と離れたゴミ屋敷家族の本線と並走する話。本線の母子家庭と伏線の父子家庭と、守る強さと喪失で崩れる弱さの対比として効いていました。ここは、強い女性像が多い点も含めて作品のトーンを形づくっていたと思います。本当はタイトルの「貌」がなぜ、顔ではないのかに、言及すべきなのかもしれないのですが、うーん、あ、そうか、そこにある今の社会全体の危うさを提示しているのかしらん。でも、そこはあまり引っかからなかったですね、自分は。 読後感はきれいに片付くぶん、ざらつきを残す物語ではないかなと。その点は好みなので、人を選びそうですが、このミス1位だからなぁ、「わかってないなーあんた」と言われそうです…。さてお次は? #このミステリーがすごい

    2
    投稿日: 2026.01.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登場人物が徐々に増え、その一人一人が次第に事件と繋がってくる。複雑に絡み合う関係性に、頭を整理しながら読んでいかないと、展開ついていけなくなりそうになる。 冒頭で発見された遺体と、その後に発見された第二の遺体。最初の遺体の正体であった闇探偵業の八木が、その後明らかになる様々な事件と絡み合っているストーリー。 彼を支援していたNPO代表の女性もまた彼に脅されていたり、無関係と思われていた別の事件もまた八木に脅されていた人物がいたりと、重もの伏線が張り巡らされており、少しずつ色々な事件が繋がっていく。 ラストの方では、警察をたびたび訪れていた子供の探していた父親が、殺された人物になりすまして生きていたという、若干既視感のある展開ではあったが、テンポよく進んでいくので一気に読めた。 帯に「どんでん返しがある」と大々的に書かれていたので、想定していたよりはラストがチープに思えてしまった感は否めない。 事件を明らかにする事によって、たびたび警察を訪れていた子供が【犯罪者の息子になってしまう】という事実に対し、少年を守りたいと考える刑事の思いと、それを気にしていたら警察の仕事は務まらないと割り切って淡々と業務を遂行する葛藤が描かれており、何とも切ない気持ちになった。仕事をする上で、感情を持ち込むべきではないのだろうが、羽幌の人間らしさが感じられて良かった。

    2
    投稿日: 2026.01.12
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    後半一気に解決に向かっていくところがスピード感があって良かった。同期の絆、親子の絆の人間ドラマもこの本の面白さの一つ

    1
    投稿日: 2026.01.12
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    最後パズルのように繋がっていく、謎解きの爽快感! そして、小気味よい、警察男社会のてがら争い。警察小説の重厚さというよりもスパイスのよう。 主人公の日野さん、どんなキャラだ?と警戒しながら読むのも、醍醐味かもしれない。 手触りや温度感のある人間関係をしっかり築いてきた人にみえる。 そこが、捜査の決めてというか。 天才的な推理力でもない、組織をはみ出すような問題行動をとるわけでもない、手堅いことを重ね続けていたら、一段一段 石を積み上げるように真実にたどり着く カードが揃えば後はパタパタと伏線が繋がっていく。 ものすごく魅力的な主人公だったし ぜひ 続編も読んでみたい

    1
    投稿日: 2026.01.12
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    久しぶりのミステリー! テンポもよく、次々に新しい情報が出てきて 分かるようなわからないような展開と 最後のまさかの事実と事実を明かすことによる切ない現実。 なんとなく、容疑者Xの献身に似てるなぁと思いましたが、ページをめくる手が止まらず、あっという間に読み終えてしまいました。

    1
    投稿日: 2026.01.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最終的に朝ごはんの丸めた食パンの理由まで、パズルのピースのように綺麗に伏線が回収されたのは気持ちが良かった。関係ない出来事が本当になかったのではないか? 前半に隼斗君が死体が入れ替わっているのでは?という指摘をしていた。最終的にそれがトリックかな?と思ったら本当にそうだった。私はもっと深読みしてしまったので、正直トリックにはそれほど驚きはしなかった(とはいっても、最後に入江が気づくまでは全く分からなかったが、笑)。 このミス1位だったこともあり、すごいトリックを期待しすぎてしまったため、思ったより普通だなと感じてしまった。帯などで宣伝しすぎるのも良し悪しだなあと思う。とはいえ、冒頭に書いたように伏線回収は素晴らしかった。 人間臭い日野刑事のキャラが好感で、何気に名探偵。入江とのコンビも良かった。このコンビでの続編を読みたい。 ほか、バーのマスターが良かった。このバーに行ってみたい。

    3
    投稿日: 2026.01.11
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    無関係に思われた出来事が絡み合い、過去から現在と錯綜します。人間模様を丁寧に描写しつつ、謎解きが進んでいき、人間味あふれる作品になっていると思いました。読んで良かったです。

    1
    投稿日: 2026.01.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    警察ものミステリーって難しい言葉とか出てきて理解できない事多いんだけど、これはそれがなくわかりやすい。 激しい抑揚とかなく淡々とストーリーが進んで綺麗にまとめられてて読みやすかった。 きつねうどんに月見うどん ぼくの注文は天ぷらうどん この詩を読んで3人いたと気づいたのすごい。 バーのマスターが好き。 元社長がファインプレー。 元社長の勘違いで辻の名前が出なければ事件は解決しなかったのでは? 犯人逮捕が結構呆気なさすぎて犯人じゃないのかと疑ったがそこからの展開がどんどん二転三転して面白かった 小沼夫はクソ。 羽幌と日野は仲直りできたかな。

    3
    投稿日: 2026.01.09
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    登場人物の台詞の言い回しが気になるな?と思って読んでいたけれど、きれいに序盤からの伏線が回収されていって一気に読み終わりました。テンポもよくて、もう1回最初から読みたいなと思った作品です。

    1
    投稿日: 2026.01.09
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    良質なミステリーを浴びました。 複数の事件や関係者が複雑に絡み合うので、少し難しかったです。 メモや時系列を整理しながら読み進めると理解度が上がるかもしれません。 関係ないような人物や出来事が最後に全部きれいにまとまるので爽快感がありました。

    1
    投稿日: 2026.01.09
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    途中で気付いてしまったため、最後のどんでん返し、とまではいかなかった。ミステリーはトリックがわからない方が最後楽しめると痛感した。

    1
    投稿日: 2026.01.09
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    絶対面白いと分かっていたので、すぐ読まず取っておいた本。 やっぱり面白かった! 櫻田さんの作品は派手さがないのが良いところ。 トリックより人の心と行動による展開。 ピリピリした緊迫感ではなく、ゆったりとした柔らかい語りで淡々と事件を解決していく。 魞沢くんシリーズもそうで、そこが良い。 他のどの作家とも違う、櫻田さんスタイルが確立されている。

    3
    投稿日: 2026.01.08
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    違和感あるこじつけがなく、綺麗にまとまったミステリー。丁寧な描写で引き込まれ、ドラマを観ているように情景が浮かび上がる。説明も口説くなくバランスがとれすぎている。

    6
    投稿日: 2026.01.07
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    書店で見かけ、面白そうだと思い手に取った一冊。 読んでいて最初バラバラだった点と点が線になって繋がる快感を味わえる物語でした。 最後の最後まで飽きさせない展開とミステリーだけでなく、人間ドラマも詰め込んだ読み応えのある作品でした。 三冠を取ったのは伊達ではないです。 読み応えのあるミステリを求めている人にぜひ。

    1
    投稿日: 2026.01.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    話題性の高さによって期待値が高かったのもあるが、新年早々期待外れな作品でした。 文体も描写も読みにくく、キャラ立ちしている人がほぼいないので登場人物もほぼ頭に入ってこなかった。レビューを見てもそう感じた人が一定数居たようで、帯やキャッチコピーで釣られて高い金出したのには正直後悔。 ミステリー作品としても「うーん」という感じ。 ミステリー好きなら「顔の無い死体=誰かと入れ替わり」なんて構造は予想できるし、その予想から逸脱した驚きは無い。 これ、帯文書いた米澤穂信さん、本気で言ってる?これを素晴らしい作品って言っちゃったら自分のブランド傷つかない…?って心配になるよ。 小川哲さん曰く、帯を書いている御三方はこの本を編集している人が担当している方だそうで、まあ忖度ありなんだろうな… とここまで割と酷評してるけど、決して駄作ではない。 当然作品としての体は為していて、人を選ぶだけで先が気にはなる展開はあった。 とにかく持ち上げられすぎただけの作品だと思う。 特に気になったのは、「警察もの」ってことにするための描写が多いこと。あんまり警察のこと知らないまま、体裁のための描写を入れることに終止したといった感じ。人物のやりとりの半分くらいは不要だったと思う。 エンタメとして読者に優しくない書き方が散見した。その分ストーリーに矛盾は少ない(ないわけではない)真面目な作品といった印象。 初の長編とのことで、今後は探り探りで今後いい作品を続けて書いてくれれば嬉しいな!

    3
    投稿日: 2026.01.07
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    珍しく年末に本を4冊購入。 これはそのうちの一冊。 デビュー作の「サーチライトと誘蛾灯」は 主人公ののらりくらりとした雰囲気がなんとなく鼻につき、途中で読むのをストップしたっけ。 その後の短編2作品は楽しく読むことができ、 今作、満を持しての長編。 最後まで飽きさせることのない、しっかりとしたミステリーに満足。 一作目で挫折しなくてよかった〜。 特にこの方の描く、会話の部分が好きだった。 ちょっと海外作品のような、独特なセンス。 たくさんの人物が登場するも、それぞれが個性的なので混乱もなかった。 ちゃんとそこで生き、存在している感が良い。 シリーズ化、希望! あと 本の帯は普段から読まないように気をつけてます。 なんか読んだらいつも残念な読書になりがちなので…。

    39
    投稿日: 2026.01.07
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    損壊された死体から始まる刑事物。序盤のあれもこれも繋がってくるのか。と、どんどん解き明かされる真実は読み応え抜群で濃厚なドラマだった。 捜査のテンポもよく、一般人のキャラクターも個性豊かで脇役なのにとても印象に残っている。 刑事物の展開は地味になりがちなので、盛り上がるポイントがところどころあれば★5にしたかった。

    3
    投稿日: 2026.01.06
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    大変読みやすかったです。 伏線回収も見事。 騙されたぁ!とかでは無く、少しずつ且つ着実に犯人に近づく警察小説。 はい今年一発目に『当たり』を引きました。 満足!

    1
    投稿日: 2026.01.06
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    よくある刑事モノミステリー 主人公や犯人ら登場人物の心情などはそこまでクローズアップされず、全体的に淡々と物語が進んでいく。 感情移入は特になし。

    1
    投稿日: 2026.01.05
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    旧道沿いの崖下で顔を潰され両手を失った姿となって見つかった八木辰夫と、八木のアパートから死体で発見された管理人白川清。 八木の発見現場の所轄媛上署の捜査課長日野雪彦と部下の入江文乃は、事件現場の所轄駒根署に立った捜査本部に加わり一連の事件の解明に挑む。 所轄の壁に阻まれ、思い通りの捜査ができない自分たちコンビの動きは、刑事というより私立探偵みたいだと自嘲する2人。 どこか頼りなげな日野と勝ち気で勘の良い入江のやり取りは、ユーモラスで楽しい。 捜査権を大っぴらに使えないがゆえに事件関係者との信頼関係を地道に築いていく展開は、かえって日野や入江の人間性を印象付ける。 本部方針と異なる自らの筋読みに基づいて事件の核心につながる事実や証拠を見つけていく日野。 その読み筋が本部方針となり、駒根署の担当者から容疑者の尋問を任された日野は、十年の年月に埋もれた真実を抉り出す。 真実を認めた先にしか将来は開けないと信じつつも、少年の涙の抗議に日野は揺らぐ。 捜査で家族に迷惑をかけることに気が引ける日野だが、中3の娘や妻の理解は思いの外深かった。 日野と同期の生活安全課長羽幌との確執と和解、事件の裏で羽幌が抱える深刻な悩みなどの逸話も味わい深い。 それぞれが微妙に癖のある登場人物たちは魅力的で、二転、三転、四転する真相や、冒頭のちょっとした家族内のやり取りに隠された伏線を最後に回収するなど、構成もよく練られている。 続編を期待して待つ。

    2
    投稿日: 2026.01.05
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    顔を潰し、指紋や歯を抜いて歯形すら取れないようにするなど、徹底的に個人を特定できない状態にして行われた、あまりにも残虐な殺人事件。 物語が進むにつれて少しずつ謎が解き明かされ、「これで解決か」と思った矢先、まさかの展開を迎える。 そこで明らかになる真実に、「失われた貌」というタイトルの意味が腑に落ち、見事なタイトル回収だと感じた。

    1
    投稿日: 2026.01.05
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    読みやすく、とくにテンポのよさが印象的だった。初の長篇とは思えないほど叙述が安定している。 驚くようなどんでん返しはないが、その分わざとらしさや不自然さがなく、全体として不満のない一冊だった。

    3
    投稿日: 2026.01.05
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    ある地方都市の山あいに顔がつぶされた遺体が発見され〜で刑事が捜査を進めていくと〜という粗筋の物語。 当方の理解力がないせいか主人公の刑事が、何故真相にたどり着けたのか?が今ひとつわかりにくい。

    2
    投稿日: 2026.01.04
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    やっと読み終わりました! 出てくる人物が多く、所属やら繋がりやら、私には人間関係がちょっと難しくて、戻って確認しながら読んでいました。私の理解力の問題(笑) 終盤は「この時こうだったよね」「あんなこと言ってたよな」と、全てが少しずつ繋がっていくのが面白かったです! 人には大切な人・愛する人がいて、その人のために大小様々な罪を犯すこともある。それぞれの登場人物が、誤った選択をしてしまった…でもそれは誰かを守るため。罪を犯すことは絶対にしてはいけないが、全てはその大切な人・愛する人を守るための行動だと思うと、なんだか複雑な気持ち。 なんでそんなことしちゃうんだ…と思いながら読んでましたが、自分がその立場に立つとどうなるだろう…子どものためとなると、私はどう行動するだろうか…。事件のきっかけは最悪な出来事だった。そうなる前にもっと何かできたはず。自分に正しく生きようと思いました。

    4
    投稿日: 2026.01.04
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    顔を潰された遺体が発見され捜査が始まる。事件は10年前に失踪した小学生の父親に関係していくというミステリー。よく練られたストーリーで面白かった。

    2
    投稿日: 2026.01.04
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     帯を見て躊躇し、このミスの結果を見て、やはり手にする。帯なんか気にせず、もっと早く読めると良かった。最近ずっとお目にかかれなかった警察小説で、無関係の点がつながる快感が心地よい。散りばめられた伏線の数々にも、心踊らされる。あんこがしっぽまで詰まったたい焼きのように楽しめる小説だ。もっと読みたい。日野雪彦シリーズにならないかな?と期待。

    13
    投稿日: 2026.01.04
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    派手な展開が殊更あるわけではないですが、警察小説と探偵小説の見事なハイブリッドで、最後まで読み応え抜群だった。さり気無い日常がさらっと巧みに伏線として昇華されていたり(飲食描写が最高)、登場人物がいちいち可愛らしさと人間味に溢れていたりするのも良き。

    2
    投稿日: 2026.01.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    このミスで1位ということで 一見バラバラな事件があっという間に繋がる展開が面白かったです たった1週間の出来事というのもすごい 1位に納得です

    6
    投稿日: 2026.01.03
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    あっと驚くようなトリックが前面に出るタイプの作品ではないが、重厚で完成度の高い警察小説として、十分におすすめできる。 事件そのものには、読者の意表を突く大胆な仕掛けや派手なトリックが用意されているわけではない。しかし、本作の魅力はそこにはない。事件に向き合う警察官や関係者の人間ドラマが非常に丁寧に描かれており、その積み重ねが物語に厚みを与えている。 ミステリー作品では、ときに警察が無能に描かれることもあるが、本作ではそうした違和感はなかった。登場する警察官たちはそれぞれが最善を尽くしている。それでも、組織としての制約や個人の感情が絡み合い、必ずしも一枚岩ではない。その姿に、現実味と説得力を感じた。 伏線も、伏線だと感じさせないほど自然に張り巡らされている。犯人に迫っていく推理は合理的で筋が通っており、その鋭い洞察力についていくのがやっと、という感覚だった。 3冠受賞の名に恥じない、非常にレベルの高いミステリー。 派手さよりも、警察という組織と人間を丁寧に描いた作品を求める人、警察小説が好きな人に薦めたい一冊だ。

    3
    投稿日: 2026.01.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    複数のバラバラに発生した事象が、終盤にかけて加速度的に収束していく過程がスリリングでした。 身元がわからないように顔が潰された遺体から、江戸川乱歩の『石榴』を連想しながら読み進めました。そのため、入れ替わりネタとして予想しながら読み進めていたため、結末に対する驚きは薄かったです。 それでも、登場人物たちのテンポの良い会話文を中心に展開が進んでいくので読みやすく、主人公の日野の絶妙にリアルなおじさん感(特に家族とのやりとり)にくすりとする場面が多かったので、警察小説を読む際になんとなく感じる重苦しさが薄いように感じました。 羽幌と日野の学生時代のエピソードから羽幌の方が堅物であり日野は柔軟であるように思い込んでいましたが、結末に関わる小沼家の事情に関して羽幌はかなり私情を挟んでおり、対する日野は警察官という職務としての正義感を貫いていたため、学生時代のエピソードと結末での日野と羽幌の対峙が対照的に描かれているように感じて興味深かったです。 隼人くんにこれから降りかかることを理解しながらも、自分が責任を感じて背負い込みすぎることなく、職務の範囲でできることをやる日野の姿は、どこか冷めて見えるものの、刑事として真っ当な姿だと思いました。

    2
    投稿日: 2026.01.02
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    ストーリー構成がすごくよかった!だけども結末が想定できちゃって、「う、裏切られた〜!まさか〜!」がなくてそこだけ残念だった、、

    1
    投稿日: 2026.01.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あちこちで起こってた出来事が一気に収束していくのが圧巻だった 感情と理屈の狭間で揺れる日野さんや羽幌さんの葛藤も味わい深くて好きです

    1
    投稿日: 2026.01.02
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    刑事が地味そうに見えて、真相に近づいていく。伏線が繋がっていく。殺人が起こっているし、悲しい結末に終わる。事件解決しても心が晴れ渡ることもなく、次の事件に向かうんだろうなあと思う。

    1
    投稿日: 2026.01.02
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    読みやすく一気に読める。 ただ、それぞれの登場人物の映像を想起しながら読むのが少し難しいかなといった印象。 ドラマ化、映画化はできるのか?

    1
    投稿日: 2026.01.02
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    2026年1冊目。ずっと平台にあり帯も豪華で気になっていたところ、このミステリがすごいで1位になったので購入。あれもここでつながるのかーと伏線だらけで気を抜けない。主人公の家庭パートがちょうどいい塩梅。二転三転する後半は夢中に。ただ年末は今野敏にハマっていたのでそれと比べると警察みが物足りない気がしてしまった。たまに出てくるユーモア?ギャグ?セリフはいらないかな。

    3
    投稿日: 2026.01.01
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    散りばめられた材料を残さず綺麗に回収して、調理法も適切で、端正な美味しい料理(真相)が出来上がり!本格ミステリーの良作です。 主人公が流され型に見えるけど実は気骨のある人物だと読み進めるほと分かっていくところが好ましい。(でもお酒、弱いですよね…)捜査の過程で思ってもみない事実を引き当てたところで震えました。

    13
    投稿日: 2026.01.01
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    個人的に警察モノはなかなか情報が頭に入ってこなくて読むのに時間かかったけど見事な伏線回収だった。 色んな人物が繋がっていくの爽快。違和感に気付なかったのが悔しい。事件の結末切なかった。 日野と羽幌の関係性良き。

    2
    投稿日: 2026.01.01
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    この人とあの人が、、、 あの時、実は、、、 いろんな線が絡まり、伏線となり、、、 最後は一気に読んでしまった。。。 が、いかんせん、登場人物が多すぎて、誰が誰だか、、、何度も戻って読み返す必要があり、、、困った。。。 伏線回収は見事だけど、なんだろう、柚月さんみたいに、登場人物に引き込まれる感じがなくて、、、残念だったかも。

    18
    投稿日: 2025.12.31
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    年内最後の読了作品。数々の文学賞を受賞したこと、そして自分の大好きなミステリー小説であることなどから、期待感満載で本書に臨んだのが12月29日。予想のできない物語展開、後々繋がる伏線、主人公日野をはじめとする人間味溢れる登場人物等々、王道ミステリー小説の要素がふんだんに詰まっており、3日間しっかり楽しむことができた。

    5
    投稿日: 2025.12.31
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    このミス大賞ということもあり、本作を手に取りましたが、世界観に上手くハマれず、ノロノロ読んでしまったせいで、オチの印象が薄かったかなぁと思います。 本作は山中で見つかった顔なし遺体の身元を探りながら犯人を探す王道ミステリー。しっかりと読み込めば上手く点と点が繋がる箇所が多く、驚きもあったように感じました。 ミステリーは過不足なく情報を開示しなければならないエンタメであると考える私にとっては、周辺情報がどのように繋がるかは個人的に気になるところでしたが、上手く回収されているように感じました。しかし、肝心のオチの部分が既視感があって、オチの妥当性はあるけど意外性がなかったかなという印象です。

    46
    投稿日: 2025.12.31
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    ミステリーとしては面白く、ありそうなトリックでもあったが動機や事件内容には共感は出来なく、読みづらくどこか歯がゆい感じ そこが良いのかもしれないが  登場人物のキャラクターは良かった マスターとのやりとりや日野刑事の正義感、羽幌、鷹宮ともっと絡みがあっても面白そう 続編でそうだな

    3
    投稿日: 2025.12.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    殺人の動機や、真犯人を隠蔽するためのすり替えトリックで、それが暴かれる時には、多少びっくりはした。 ただ、それよりもこの本を読んで感じたのは、隠蔽する理由が生まれてくる子供のためだということへの怒りだった。 そもそもは小沼がカスな事から広がる話ではあるので、加奈はまだしも久美には少し同情する部分もある。でも、やっぱり日野の選択は間違いじゃなかったと思うし、これから先、久美や隼人に少しでも明るい未来が待っている事を願ってしまう、そんな話だった。

    2
    投稿日: 2025.12.30
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    どんどんと事件が解明されていくのがなんともリアル。自分の息子を殺人者の子供にしないように行動した女性、殺人者の子供になろうとも父親という立ち位置を必要とした女性、子供を欲していた男性が協力して隠蔽していた事実。殺人者の子供にしたくないと言う葛藤も好きな女性とその子供を守りたいという思いも理解ができて深く考えさせられた。

    1
    投稿日: 2025.12.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    英字タイトル『Lost Identity』を見てしまい、先を予想してしまった… 刑事物の小説における警察官の描き方が一辺倒な気がして既視感… 期待しすぎてしまった自分が良くなかった。

    0
    投稿日: 2025.12.30
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    非常に読みやすくバランスの良い文体と構成で、良い一冊であった。興奮するほどの大どんでん返しというわけではなかったが、オススメできる良い作品であった

    1
    投稿日: 2025.12.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。このミス受賞作は、最近ハズレが多かったのであまり期待しないで読んだけど、久しぶりに最近の作品で面白かったと思える作品で嬉しかった。 山奥で見つかった、顔を潰され歯を抜かれ手首から先が切られた変死体。 小学生に声をかける不審者と、それに手を打たない警察。 十年前に失踪したままの少年の父親。 一見、無関係の出来事が最終的に一つの事件に集約されて真実が暴かれていくのが面白い。 顔がない、って大体入れ替わりもので、でも血液型などからそれは否定されていて……と思ったら、ちゃんとやられた感じがする。 伏線が散りばめられていて、かなりフェアより。登場人物が多く、それによって事態もかなり動きがあるけど、一気読みした。 アセロラ茶が伏線だと思ったのだけ違かった。

    1
    投稿日: 2025.12.29
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    山中で起きた不可解な事件を軸に物語。読み進めるほどに点だった出来事が線となり、最後には一枚の像を結ぶ。その伏線回収の心地よさは確かに気持ちいい。 ただ本作が印象に残るのは、謎が解けたからではない。描かれているのは「なぜ、そう生きるしかなかったのか」という人間の過去や孤独で、事件はその表面に過ぎないように感じた。 刑事は真実に辿り着くが、すべてが救われるわけではない。その割り切れなさが静かな余韻として残る。 派手なトリックや爽快感を求める人よりも、謎解きの先にある人生や沈黙に目を向けたい読者にこそウケる作品だと思う。 読み終えて少し黙ってしまう、その時間まで含めて味わう一冊。

    14
    投稿日: 2025.12.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どうしても刑事ものは進展が遅くて、これは誰だったかと何度か振り返って読み進めるのに時間がかかると思った。 最初からすごい「どんでん返し」という部分を推されると、なんだか興ざめするなと思いつつ、さらにおそらくここが「どんでん返し」なんだろうなという印象で、すごい!という感想はなかった。 「どんでん返し」の部分からは、何となく入れ替わりもわかっていたため、ひとつの事件が完結するのはだいたいこんな感じなんだろうなという印象を受けた。 マスターはいい味出していた。

    3
    投稿日: 2025.12.29
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    読みやすい構成ではあったと思う。 勝手に期待していたどんでん返しではなかった。 伏線回収はちゃんとされていたし、考えながら読んでいて面白かったので、読む価値はあると思う。

    1
    投稿日: 2025.12.28
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    これはよく出来た作品。 最近の国内ミステリーは文章トリックで「知らぬは読者ばかりなり」といった作品が多く、少々飽々していたが、これはあらゆる手がかりが文章中に散りばめられた、フェアな本格推理もの。 解決に至るまでの全てが伏線になっており、丹念に辿れば読者でも真相の9割ぐらいには辿り着ける可能性がある。 単なる論理だけではなくドラマ性もあり、「このミステリーがすごい!」1位も頷ける。

    1
    投稿日: 2025.12.28
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    最後が意外な展開で少し驚いたけど、犯人達がやった浮気と入れ替わりはモヤモヤ、うまくおさまったような気もしてしまって、モヤモヤ。

    1
    投稿日: 2025.12.28
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    こういう小説って、遺体の状態を細かく描写して気持ち悪かったりするけど、この小説ではサラッと書かれているので、誰にでも読みやすいと思う。 登場人物がやや多めだけど、最後はきれいにまとまって面白かった。

    1
    投稿日: 2025.12.27
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    手を切り落とされ、顔を潰された遺体が見つかって…という話。 本物の伏線回収とどんでん返し、との評判に期待してしまった。 確かに伏線回収はされていたし、どんでん返しもあった。 映像化したら楽しめそう。

    30
    投稿日: 2025.12.27
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    中盤からラストまで中々良かった。 日野の最初のやや情けない感じだったが、どんどん魅力的になった。 部下の入江とのやり取りが面白い。 伏線回収はすごい。

    1
    投稿日: 2025.12.26
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    どんでん返しと言われると十角館の殺人を思い浮かべる私のような人間からすると、どんでん返し…?となりますが、伏線回収とか、なんでこうなったのかとか、登場人物の心情を丁寧に書いてあって、考えさせられるものがありました。物語が淡々と進んでいく雰囲気も好きでした。

    1
    投稿日: 2025.12.26
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    おもしろかったーーー!! 文章硬いし、人物地味だし、全体的に陰気臭いなぁーとか、作品に失礼なこと感じながら読み始めたけど、もう、いつの間にかいつものようにハマってしまって、もう、文章かっこいいし、人物みんな味あるし、全体的にハードボイルドっぽくてきどってていやんっってなってました。 日野さんと羽幌課長とのやりとりおもしろいし、入江さんもマスターも、会話のセンスがわたしはめち好きでした!!将来大物になりそうな新人とか、そうゆう"余計な"一言もよかったー!! 子どもたちにはちょっと硬いかもだけど、わかりやすくヒント散りばめられてるし、伏線回収ミステリ好きな子にオススメしよーっと

    13
    投稿日: 2025.12.25
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    物語に派手さはないが、たくさんのピースが、 警察による地道な捜査によって集まり、パズルが完成していく様子が丁寧に描かれている。 事件に関わる人たちの、それぞれの思いもしっかり描かれており、やっぱりこの世にただ一つの正解なんてないんだなと改めて感じた。 久しぶりに王道の「警察小説」を読めた、という満足感が心地良い。

    1
    投稿日: 2025.12.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    スーパー伏線回収小説 不倫、横領、恐喝、犯罪者の子供など重いテーマを扱っているが、後半の伏線回収ラッシュが鮮やかで、気持ちよくなってしまう(ホットドッグまで伏線だったとは) 最初の殺人の後に、小沼憲を自首させなかったことが、のちに更に2人の被害者を産んでしまったということから、この本のテーマである、罪を暴くことの葛藤→罪が明るみにならなければ平穏に暮らせるが、罪に向き合わなければ更生できない、ということに繋がっている

    1
    投稿日: 2025.12.24
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    櫻田智也さんの『失われた貌』、ミステリーランキング3冠も納得の面白さでした!出世には縁のない中年の日野刑事が辿り着くラストは、涙なしには読めません。 終盤に娘と同じ名前が登場したのには本当に驚きましたが、そのおかげで作品との不思議な縁を感じ、忘れられない一冊になりました。 2025年の最後にふさわしい、素晴らしい読書体験でした。

    1
    投稿日: 2025.12.23
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    色々なレヴューが口をそろえて語る様に、帯が虚飾めいていて、こりゃ、逆に反感をかいそう。 このミス受賞作品、何作も読んだけど、私に、その価値が掴めないと思ってきたけど、、やっぱり今回も・・でした。 酒場のマスターの変に「人生を語る」が挿入されていて、悪くはないんだけど、昭和ハードボイルド臭。日野も羽幌も、入江までも地味というか生真面目というか‥それが全体をカバーしているからか、警察小説の中でも際立ちそうな堅実地味。 それがいい時は上昇させてくれるけど、案件になっている事件が複合的に不倫が重なって読み手はおなか一杯になるのではないか。 一番鼻についたのはやたら人生教訓を呟く、子育て論を展開したり、「人はかくあるべし」という想いを散りばめ過ぎている事。 ちょっと、私には合わない感じ

    9
    投稿日: 2025.12.23
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    顔の失われた遺体の発見から怒涛のように進んでいった。一見関係なさそうな人間関係の話。それがカチッとハマるときにとってもワクワクしました。夢中で読み進めてしまいました。

    0
    投稿日: 2025.12.23
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    SL 2025.12.21-2025.12.22 2025年末ランキング3冠の本作。 終盤次々と伏線回収されて真相が明らかになっていくのは見事。でも、これ、実は刑事が地道に捜査して明かされていくところがまたいい。 結末は少し苦いけど、その先に光を見ようとしていて読後感は爽やか。

    1
    投稿日: 2025.12.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった!わかりやすかった!! ただ、伊坂幸太郎さんの帯に惹かれて。笑 読みたいなーって思ったので、伊坂幸太郎がうっとりする作品!? の期待値まではいけなかったかも。笑 . でも謎に包まれたベールがどんどん明確になっていく感じが気持ちよかった。 1番望んでいなかった結末になってしまったのが残念だったなあ。

    1
    投稿日: 2025.12.22