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ぬくもり荘のまかないさんは
ぬくもり荘のまかないさんは
内山純/東京創元社
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総合評価

7件)
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    202510/下宿屋モノ好きなので期待したけど好みではなかった。連作ミステリとあるが、ミステリ要素薄いし連作とも言えず。お悩み相談とあるが、相談ではなく疑問質問だし…。同じ頁(同じ場面描写内)の地の文が「直太朗が~/ナオは~」「アリッサは~/ 私の話の~」のようにコロコロ変わるのも、これは誰視点?ってなって自分にはわかりにくかった。設定やキャラクターは魅力あるので相性あわず残念。

    0
    投稿日: 2025.12.22
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    人間関係に不器用で繊細な管理人さん兼まかないさんと、それぞれに何かから逃げてきて身を隠したい下宿人たちの、連作短編集。 なかもり荘のみなさんの関係性がとても優しく、温かい気持ちになれるのは、真ん中にナギトがいるおかげですね。そして、そこに導いたみちるさんのおかげでも。ナギトがみんなに愛されていて、それが読後感の良さにもつながりました。 最後に明かされる真相は悪意に満ちていて、犯人の性格が悪いな、とは思うものの、自分の中にもそういう要素がないか、ドキッとした結末でした。ナオさんの言う「しかたない」ではなく「ただそういうこと」と受け止める、という言葉も心に残りました。 この暖かい関係が続いてほしいな、と思ったので★5

    0
    投稿日: 2025.11.24
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    Amazonの紹介より 下宿人募集!! 8畳ワンルーム 落合駅徒歩11分 キッチン・バス・トイレ・庭は共有 下宿代月1万円/まかないあり(要実費) 管理人からのお悩み相談付 新宿区落合の下宿屋《なかもり荘》は少し独特だ。月1万円という破格の下宿代に、素朴でとても美味しいまかないもある。さらに変わっているのは、管理人兼まかないさんからのお悩み相談まで付いていること。心優しくも不器用な管理人・凪人(なぎと)の悩みを聞くうちに、下宿人たちも自身の困難に向き合っていく。一つ屋根の下で過ごす住人たちを巡る、心あたたまる下宿屋連作ミステリ! 魅力的な物件でしたが、そこには秘密が。なんといっても管理人のキャラが凄かったです。なんでも疑問に思ったことは人に聞きたくなる性格で、相談に応じなければなりません。年齢は19歳で、かわいい存在感です。 どんな人生を歩んできたのかは、後にわかっていくのですが、悲しい人生を歩んでいます。 ですが、料理を振る舞う姿は温もりがあって、ほっとけない存在でした。 章を追うごとに、下宿人が増えていき、それぞれの人生を垣間見ていくのですが、それぞれの事情にみんな必死で生きていると感じました。 その一方、訳ありの下宿人が増えるにつれて、不審な事件も発生し、徐々にミステリー色が濃くなっていきます。 てっきり、ライトなミステリーかと思ったら、火災や傷害事件が起きたりと今迄の雰囲気とは違った色に変化したのは驚きでした。 そして、真相が明かされていくのですが、驚きと共に「なぜ?」と疑問はありつつも、それぞれの人が抱える苦悩に、色んな人生をあることを感じさせてくれました。 管理人のなんとも言えない存在感が、周りの人達を癒してくれますし、和ませてくれます。 頼りない存在だからこそ、みんなが協力して支え、助け合っていく構図に、個人的に温かな気持ちになりましたし、自分もこの下宿屋を訪問してみたくなりました。

    7
    投稿日: 2025.10.24
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    好きな話。ビターだけでもなく甘いだけでもなく。紹介文からはもっと連作短編っぽいかと思ってて、もう少し緩やかなつながりの長編みたいな感じでちょっと戸惑った。

    0
    投稿日: 2025.10.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    創元推理文庫なので購入 作者の文庫コードの末尾が4、つまり4冊目ということになるが前の3冊は積読状態のまま最新作を初めて読む タイトルで嫌な予感はしていた 背表紙の「連作ミステリ」や、帯の「管理人からのお悩み相談」あたりにミステリ要素を期待しながら読んだが ・ミステリ要素が激薄 連作ミステリとは各話各章に謎と解決があって、クライマックスでそれらにまたがる伏線を回収するカタルシスを得るものだと思っていたが、この作品はそうではなく、各話で起こった軽い事件の犯人が最終話に明かされる ・犯人の動機がサイコパス的で物語にそぐわない それまで散々ほっこり話を読んだところで「あなたしかいない」犯人が明かされ、気の利いたトリックや工作も無い、言わば場当たり的犯行で動機も陳腐 普通の文芸書として管理人と住人たちの人物描写はそのままにハートウォーミングストーリーにした方が良かったのでは?ギタリストおばさんと幼児のシーンは涙を誘われたし 急に1人だけドクズ人間が出てこられても同情の余地もないし、この世界観から完全に浮いていると思う ギャップを狙ったものではない、よなあ ミステリとして評価は星2つ ミステリ要素を抜いた物語として星3つ

    0
    投稿日: 2025.10.07
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    〇〇荘…にとにかく弱い! 「〇〇荘」と見るととにかく読みたくなってしまう。 なんとなく伽古屋圭市さんの「猫目荘のまかないごはん」のような感じかなぁと…管理人さんが素朴な美味しいご飯を作ってくれる、まかないつきの〇〇荘! 途中までは予想通り、少し頼りなげな管理人さんの元に様々な人達が集まり、良い距離感でお互いに助け合いながら穏やかな温かい下宿人生活を送る。 微笑ましく「うんうん、いーねー」なんて思いながら、ぬくぬくのストーリーを楽しんでいたら、少しずつお話がミステリー色を…。 ぬくもり荘を脅かす事件が次々と…。 犯人の動機を知った時は、なんて理由で…と憤慨したのも束の間、ナオさんの犯人に対する心の声を読んだ時…自分の心にも刺さるものがあった。 「自分を取り繕って、さもちゃんとやっているかのような仮面を被って生きるほうが、よほどうんざりするんじゃないのか」 まさに…自分にもあるよな…そういうとこ。そんな時ナオさんの言うようにうんざりするし結局自分で自分を追い詰めて凹む。 誰もがいびつだったり歪んでいたり、苦手だったり不器用だったり…皆んなに弱いところはある。 それを補い合って助け合って肩寄せ合って生きていく。 人ってそういうものだ! 自分の置かれた環境に不平や不満を重ねてどんどん嫌な自分を目にし犯人のように「どうして私だけ…損してる」と…でもそんな自分もその周りの人達に助けられている…損してると思ってもその人達のおかげで助けられている事も救われている事もあるんだと改めて気付かされた。 ぬくもり荘、あったか、ほっこりだけではなかった! 思いがけず自分を見つめる機会をくれた! そして最後はナギトの一枚岩に感動!泣けた! ナオさん、アリッサ、敏治さんと可愛い可愛いムネくん❤︎そしてリツ子さん…素敵な下宿人に囲まれてナギトがぬくもり荘で奮闘する姿をまた見たいです! 知らぬ間に人と人とを落ち合い、新しい流れに乗せてくれるナギトにまた会いたいです! 自分もナギトにぬくもり荘の皆さんと会わせてもらえて良かった! 人って、どんな人にも魅力があるんですね❤︎

    20
    投稿日: 2025.09.26
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    8畳ワンルーム  キッチン、バス、トイレ、庭は共有 下宿代月1万円  まかないあり(要実費) 管理人からのお悩み相談付き 作品の舞台「なかもり荘」という下宿屋の条件。 そして、この「なかもり荘」でいくつかの事件が起こります。 プランターの土がひっくり返る、ということから始まって、下宿人たちが作った作品が破られる。そして、ついには火事。 いったい誰が、何のために。 犯人がわかって、動機も知れた時は気分が悪くなりました。「やめてくれない!」という感じです。 ミステリー要素とは別に登場人物たちは個性的で、中でも管理人兼まかないさんの彼は特徴的でした。 また、まかないさんの作るご飯はとても美味しそうでした。中でも私が気になったのは「明太子うどん」です。これは真似して作れそうです(*^^*) ミステリーなんだけども、下宿人同士の関わりがとても素敵で心温まる物語でした。

    36
    投稿日: 2025.09.23