
オニヤンマ空へ
最上一平、市居みか/岩崎書店
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総合評価
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powered by ブクログ最上一平さんの絵本ですね。 最上一平さん(1957年、山形県うまれ) 児童文学作家、絵本作家。 絵は、市居みかさん(1968年、兵庫県生まれ) 神戸大学教育学部美術科卒業。絵本作家、画家、挿し絵画家。 夏のはじめに、たけるの家では、 おはかまいりをすることになっています。 そして、風の谷公園でおべんとうをたべ、 あそんでかえります。 たけるは、ことし、魚をとるあみを もってきました。 小川には、小さな魚がおよいでいました。 おはかまいりのかえりは、いつも、 お父さんとお母さんは、はしゃいでいます。 たけるは、小さなどじょう二ひきと、 大きなヤゴを一ぴきとりました。 たけるには妹があったのです。 ことみという名まえでした。 たけるはことみのことを、 ぜんぜんおぼえていません。 妹がいたことはしっていましたが、 たった七日しか生きられなかったことは、 しりませんでした。 ヤゴから、オニヤンマが、でてきました。 生まれたばかりのオニヤンマは、 なにもしらなかった、 ことみのような気がしてきました。 たけるは、オニヤンマを、 風の谷公園にかえしてやろうとおもいました。 やさしい、たけるの、ぼうけんのはじまりです。 私が小さな頃は、オニヤンマはけっこういましたが、今はほとんど見かけません。高い山の上にでも行かなければ見れないのかも知れませんね? このお話は、やさしさにあふれる元気な男の子の、心温まるお話です。 市居みかさんの、ほのぼのとした水彩画が愉しくお話を彩ります。 風の谷公園の空に舞い上がるオニヤンマに、希望と夢を魅せてもらいました(=^ェ^=)
47投稿日: 2025.07.14
