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宙の復讐者
宙の復讐者
エミリー・テッシュ、金子浩/早川書房
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総合評価

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    何が正しいのか何が善いのか何が正義なのか、 きっと全ての人達が納得するものなんてないけど、それを納得したい自分もいる。 でもきっとそれを納得させる存在なんてものが在ってしまったら、そんな運命論的な世界にはいたくないと駄々を捏ねる自分も想像できる。結局右往左往して人を傷付け傷つけられ進むしかないのが私達人類なのかもしれない。 異星人として登場するイソが好きだ… なんとなく著者が敬愛する アーシュラ・K・ル=グウィンの描いた[天のろくろ]に登場するある人物を思い出してほっこりしてしまった。

    0
    投稿日: 2025.11.05
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    ヒューゴー賞受賞作とのことで読んでみた 今流行り?の転生繰り返し物語 何度か挑戦して最終的にそこそこ色んなことが上手くいく 最初の章がとにかく長くそこがかなり退屈 あんましこの手の繰り返し物語は好みじゃないな そりゃあ何回か同じ事やれば上手くいくだろうさ だから何?って感じ

    4
    投稿日: 2025.11.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    いわゆるリプレイもの。人類を滅ぼした異種族への復讐を目指す教練のなか、独裁者の真の姿を知りえた主人公が、あるべき未来の再構築に葛藤・奮闘する物語。クィアなどジェンダーの取扱いは今一つ効果的でなくしっくりこないし、最初のリプレイまでが詳細で、もたつき感を感じさせるかもしれないが、やり直し人生でも、前世の刷込みから脱却できてないところが新鮮。リプレイのお約束であるご都合主義もあるけれど、最後までしっかり読ませる推進力がある。まずは、オーソドックスなガジェットを活かした新世代SFとして良作と感じた。

    2
    投稿日: 2025.09.24
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    著者の第一長篇にして、ヒューゴー賞長篇部門を受賞した作品だ。 銀河系に進出した人類は、異星種族連合体〈マジョダ〉と出会う。だが、彼らの超AI〈ウィズダム〉により危険と判断されたせいで、地球は140億の人々と共に破壊されてしまう。わずかに残った人類は〈ガイア・ステーション〉を拠点にして軍事訓練を続けていたが……。 主人公となる女性兵士キアの目線から描かれる物語は二転三転し、複雑な世界の構造が明らかになっていく。その過程で人間として大きく成長していくキアが素晴らしい。 大興奮の1冊。

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    投稿日: 2025.08.31