
総合評価
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powered by ブクログ長いのだが、時折、描写が飛んでいる感を受ける。殺人の連続がこのラストで良いのかとも。 とにかく超絶的に人名が頭に残らずで、こんなにも人物一覧見返したのは…
0投稿日: 2025.10.22
powered by ブクログ先日、王谷晶さんが受賞して、話題となったダガー賞(の翻訳部門)、 その、ゴールド(最優秀)を獲った作品として本屋さんの新発売コーナーに随分と積んでいたので衝動買い。 ・・・ただし、受賞は1998年でありました・・・ 翻訳モノは、相性の良し悪しで分かれ道。 今作は、登場人物の相関関係を理解するのに大苦戦、舞台となる街の風景や雰囲気を感じ取ることが出来ずに、 只々、文字を追い続けることで精一杯。 苦しい読書時間となってしまいました。
28投稿日: 2025.09.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2025年の28冊目は、ジェイムズ・リー・バークの「磔の地」です。1998年のゴールドダガー賞受賞作です。舞台は、アメリカ南部ルイジアナ州。ディープサウスとも呼ばれるスワンピーな土地を舞台にしつつも、暑くるしさよりも乾きを感じるのは、作者の文体なのでしょう。そして、この本がゴールドダガー賞を取る当たりに、イギリス人のアメリカ南部好きを感じずにもいられません。 主人公は、アイビーリア郡の保安官事務所に勤務し、釣り餌屋も営む、デイヴ・ロビショーです。本書は、シリーズ10作目となります。納屋に磔にされて殺されたジャック・フリンの未解決事件を軸に、アイダ・ブルサードの溺死事件や少年2人の射殺事件等を絡めつつ、アメリカ南部の闇の歴史を描いて行きます。ロビショーは、事件の周りを浮遊するようにウロウロするだけで、一向に事件は解決する気配を見せませんが、最終盤に掛けて、驚きの真相が明らかになります。最後まで読み終えれば、ゴールドダガー賞受賞も頷けます。 バークの風景描写は、もう少し湿度を感じたい所ですが、言われる程、悪くないと思います。 ☆4.6
2投稿日: 2025.08.09
powered by ブクログサンセット・リミテッド号の停車駅があるルイジアナ州ニュー・アイビーリア。その町の保安官事務所の刑事デイヴ・ロビショーのもとに、女性写真家ミーガンが訪ねてくる。彼女の父親は、かつて納屋の壁に磔にされて殺害された労働活動家フリンだった。この犯罪は罰せられることなく、無関心や恐怖から見て見ぬふりをした人々はみな沈黙の刻印を背負った。 窃盗罪で拘置中の黒人が看守に虐待されているというミーガンからの情報で、捜査に乗り出したロビショーは、幾重にも交錯する事件に遭遇。 映画の撮影現場で雇われたサイコパスの暗躍、過去の秘密を紛らわせるため酒に溺れる大地主の娘の不審な行動、黒人少女をレイプした白人兄弟の殺害事件……さまざまな事件が表面化し、さらなる悲劇へと連なっていく。 「破れざれる旗の下に」に続いて、デイヴ・ロビショーものまで翻訳されるとは。ただし,かつて角川文庫で出ていたこのシリーズは、あいにく未読のままである。途中から犯人探しはどうでもよくなってしまい、物語の世界をただただ漂う。
4投稿日: 2025.08.06
