
総合評価
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powered by ブクログ全体的に面白かったが、プロフィールのイラストの色が作品内の描写の色と合っていない箇所がいくつかあったのが気になった。 P. 171 翠色の綺麗な目 P. 219 豊かな栗毛
0投稿日: 2025.11.19
powered by ブクログ始め花より男子の印象が強かったけど。だんだん独自の面白さも出てきて、五摂家とかいう家どうしの対立もあり、主人公たちの恋模様も含めて(もちろん魔法も)次巻の展開が楽しみ。
0投稿日: 2025.11.19
powered by ブクログAmazonオーディブルで聴いた。 冒頭が猛烈にダメ。 花より男子プラス花ざかりの君たちへ。 いくら裕福な名家のイケメン御曹司だろうが、理由があろうが、暴力的でクソな言動を繰り返す人間なんて最低だけど、ラノベや少女漫画ではそういうモラハラパワハラ男がなぜか主人公の恋愛相手になりがち。 この作家の本読んだ(聴いた)の初めてだけど、この人弁護士なの? なんか法学部生が勉強した法律知識を一生懸命使ったみたいな法律要素だねぇ。
2投稿日: 2025.11.15
powered by ブクログ魔法と法律が組み合わさっていて面白い! 合間にある世界観説明も凝っててよかったです マリス…なんだこの子と思ったけど、読み進めるにつれて好きになっちゃったよ! ラノベか〜と思ったけど読んで良かったです
0投稿日: 2025.11.11
powered by ブクログ啓光図書室の貸出状況が確認できます 図書館OPACへ⇒https://opac.lib.setsunan.ac.jp/iwjs0021op2/BB50400845 他校地の本の取り寄せも可能です
0投稿日: 2025.11.11
powered by ブクログ男装女子という割りとありふれていそうで、だけどそれだけではすまない、ちょっと変わった主人公の設定。魔法の方が科学よりも高度な技術とされている世界。勢いで読んでしまったが、まだまだ話は始まったばかり。活躍していない人物もいるし、これから先がどうなるのか、今の段階で評価するのは難しい。続きがたくさん出そうなので、ぼちぼち追いかけて行くことにします。
0投稿日: 2025.11.10
powered by ブクログ新川さんの本はエッセイも含めて読んできたが、ライトノベルが文章にしっくりくるように感じた。 法律と魔法の組み合わせも、新川さんだなぁ。 とにかく続きが気になるので続刊も読みたい。 章の合間に挟まれている、ファンタジーの背景も読み物として楽しい。
1投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログ新川帆立氏がラノベを!って少しびっくりした まあご本人携帯漫画も描いたらしいから(読んでないけど)そこまで驚くことでもないか 展開はベタベタだけど細かいとこの設定が作り込んであって読んでて気持ちいい ただベタ展開なので次巻は読まないかな と思ってたらラストで一捻りあって一気に好きになった 小道具もしっかり準備されててラストの種明かしも気持ちいい 流石!の一冊でした
11投稿日: 2025.11.02
powered by ブクログ日本をベースとしたファンタジー世界で、牧野つくしがイケパラしながら道明寺司の執事をする的なお話。魔法世界でも法律バトルを軸にして一線を画す辺りが新川帆立の腕の見せ所だね。流行りの皮を被って平成少女漫画なのも良い。面白かった! 次も楽しみ‼︎
2投稿日: 2025.10.26
powered by ブクログ魔法が使えない生身の人間が 魔力学園一位の男の執事として働くお話。 しかも男のフリをして。 『花君』『花男』『メイちゃんの執事』の風を感じたが、世代には懐かしさを感じるので面白かった。 結局ベタのお話が自分は好きなんだなと思った。 是非とも椿を全員で取り合って頂きたい。 2巻目が近々発売なので楽しみです。
2投稿日: 2025.10.23
powered by ブクログ一般人は魔力がなく、貴族は魔力持ちで生活場所も様式も違いがあるような社会で、孤児の野々宮椿(♀)は一般人としては模試もスポーツテストも日本一。なぜか条ヶ崎の当主に見込まれ、後継者である息子マリスの執事として魔法律学校に入学することになった。ただし、寮内での世話などもあるので、男子として。 魔力ゼロという、この学校ではあり得ない能力の椿はさまざまなイベントやいじめに持ちまえの体力知力で立ち向かっていく(ちょっとマッシュルっぽい)。 新川帆立のライト文芸への挑戦に拍手です。内容は、普通に面白かったです。魔法に関するものが契約扱いになっていて、その内容が細かく描写されていたりすること、というちょっとそのオリジナリティ必要?みたいなところが特徴っていうのが、ちょっとマイナスポイント。虐げられからの勝利と恋愛キュンキュン要素(男性読者多いとエロ)はライトノベルにマストかと。次巻もその辺り楽しみです。 契約内容や年表がなんだか小難しいのと、ルビがあまりないので中学校以上向け。でも、小学生が読んでも問題ないです。
2投稿日: 2025.10.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
続きが…!続きが楽しみすぎて仕方ないです! とにかく登場人物たちが個性的で好きでした! 実際に俺様系の人に会ったことないので分かりませんが、マリスの俺様が異常すぎて(笑) いきなり椿に暴力振るうし、女の子たちを〈サキュバス〉呼ばわりしたのもドン引きでした。 でも椿の仕事ぶりをちゃんと見て認めて、ちゃんと助けにきてくれて…!たまにみせる優しさが!ギャップが良かったです! そしてなにより主人公!新川帆立さんの物語の主人公って本当に強くて好きです! 椿も強くてかっこよくて頭も良くて… でも時折見せてくれる弱さとか女の子らしさがかわいかったです!坂木に伊織のキーホルダーを踏みつけられたときの「大切な人からもらった、大切なものなんだ」って泣いてたところ、そして助けにきてくれた伊織もかっこ良かった!1番好きなシーンでした! マリスのために伊織への気持ちを抑えこもうとするけど…でも!女の子らしい椿ももっとみたい!でもマリスにも椿は必要だし… この三角関係が今後どうなるかドキドキです! 椿を取り合ってバチバチして欲しい!
5投稿日: 2025.10.21
powered by ブクログあとがきにも書かれていましたが、カバーイラストが本当に良い。内容とイラストがマッチしていると思いました。続編が既に完成しているという事なので続きを楽しみにしたいと思っています。それにしても新川さんの作品は幅広いので驚いております。
2投稿日: 2025.10.19
powered by ブクログ頭脳明晰、スポーツ万能の野々宮椿は魔法の天才で傍若無人な条ヶ崎マリスの執事になる。 男装し、周りに女と気づかれないように学園生活を送るが、魔力が無いことでバカにされる。 魔力には頼らず、知力体力を頼りに立ち向かう。 悪魔を使役する時の契約がまさに本物の契約書で、なかなか無い斬新な発想。弁護士資格を持つ新川らしらを出しているが、これをラノベと言い切るには難しいような…?法律の勉強にはなるけど(笑) 後は、日本の根底にあるジェンダーの概念に触れさせられる。20代女子が読むとかなり共感できるかも。 まだまだ謎の多いキャラクター達。心情変化が唐突でイマイチついていけず…今後に期待。
3投稿日: 2025.10.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まさか新川さんが学園ファンタジーを書かれるなんて!とっても驚きました。 直近のイメージだと「ひまわり」でしたので、 どんな作品に…?!とドキドキしながら 読ませていただきましたがほんっっっとうに 面白かったです! 今までとはガラッと変わった作品で、ラノベに近い雰囲気があり読む年齢層もまた変わってくるのかなと思いました。 読み終えて、ツンデレなマリスと一生懸命な椿の組み合わせはハラハラもしますが、にこにこと見守りたくなる存在で最高でした。 2巻では伊織がもっと出てくるのでしょうか…?三角関係勃発…?!ともう続きが楽しみで仕方ありません。五摂家の他の人物たちの登場も楽しみです。
4投稿日: 2025.10.13
powered by ブクログラノベは嫌いではありませんが、作品によって当たりハズレの振幅が大きいので、読み始める時は慎重になります。 ですが、本書の作者は、新川帆立さん。ハズレる心配はありません。安心して楽しむつもりで読み始めました。 野々宮 椿(ののみや つばき)ちゃんは、中学3年生。全国模試1位、スポーツテスト1位の「日本一優秀な」中学3年生です。 でも、そんな彼女にもコンプレックスがありました。背が高く筋肉質で女の子っぽくないのです。。。 そして、好きだった男子からフラれてしまいます。 そこで、絶望した彼女はこう叫びました。「私、女やめる! やめてやる!」 すると、その言葉を陰で聞いていた人物がいました。それは日本で一番有名な魔法律一族、条ヶ崎(じょうがさき)家の当主でした。 「男になるって、本当かい?」 椿ちゃんに話しかけます。 そして、当主は、椿ちゃんに、魔法律学校の最高峰である帝桜(ていおう)学園に入って、自分の息子の執事になるように言います。 報酬は高額で、学費は不要という好条件だし、学園を卒業すれば将来も安泰です。 椿ちゃんは、資金不足で潰れそうな女子修道院で暮らしています。お金があれば、妹同様の子どもたちが修道院で安心して暮らしていけるのです。 椿ちゃんは『雇用契約』を結び、男装して帝桜(ていおう)学園に入学して、当主の息子 条ヶ崎マリス(じょうがさき まりす)の執事になる道を選ぶのでした。 「魔法律学校」とは、魔法を安全に使うための法技術体系「魔法律学」を学ぶ三年制の全寮制学校です。 帝桜(ていおう)学園 高等部 魔法律学科は、一学年100人で、全国の上位0.1%に入るトップエリートの学校です。場所は東京都西多摩郡檜原村にあり、学園の広さは、東西に約7km・南北に約3km、敷地面積は約20㎢(東京都港区とほぼ同じ)です。 1795年に蘭学者たちが長崎に設立した魔法律学校を起源とし、旧制第一高等学校四部魔法律学(文科丁類)等を経て、1950年に魔法律家・我妻 満が私立高校として開設しました(という設定です)。 椿ちゃんは、「出勤」と唱えて『雇用契約書』の魔法で、条ヶ崎家の屋敷の前に瞬間移動しました。条ヶ崎マリスくんに会いますが、魔法で吹き飛ばされてしまいます。実は、これまでの執事は、勤めても1ヶ月ももたないのでした。 さあ、椿ちゃんは、どうなるのでしょうか。。。 (わたしには)とっても面白いお話でした! 特に、東京大学法学部・同法科大学院出身で24歳で司法試験に合格し、弁護士実務もこなしていた新川帆立さんが、細かく凝った設定をしている「世界史年表」「日本史年表」や、「魔法道具」「魔法律学校の学制」はとても面白く感じました。 お話の中に出てくる(魔)法律の概念や書式なども興味深く、契約や代理制度などの説明は(わたしなどよりも)法律に詳しい方は、より楽しめるのではないでしょうか。 1巻では、マリスくんの執事となった椿ちゃんが、ある事件に巻き込まれて、たいへんな思いをしていく様子が描かれています。そして、、、 続巻が楽しみな作品です♪ ハリーポッターのように、各国で翻訳されて世界的にヒットすると良いですね♡
193投稿日: 2025.10.13
powered by ブクログ恋と魔法の学園ファンタジー。魔法律学校が舞台ということで外国のイメージだったんだけれど日本国でのお話。とても可愛らしい印象の作品。面白く読んだ。伊織もマリスも良き良き。これから二人の因縁が深堀りされていくのかな。第2巻も楽しみ。
3投稿日: 2025.10.09
powered by ブクログ新川帆立さん、こんなんも書けるんやー。ワクワク感で読み始めたら数ページで早くも、この本終わらないでーの名残り惜しい感に苛まれ。読み終わると次はいつーー?!となり10/29かよーってなった!早く次!!次が読みたい!
2投稿日: 2025.10.07
powered by ブクログ新川帆立先生のライトノベルズ。 audibleにて。 プロローグで挫折しそうになりましたが、audibleだったのでどうにか先へ進めました。 本編に入ってからは面白かった。 どちらかと言うとファンタジーは苦手で、読めるかなぁと思ってましたが、頑張る主人公は大好物! この先どうなっていくのか先が楽しみです。
20投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログ「ひまわり」「目には目を」からの振り幅が凄い。ライトノベルというものも初めて読んだし、ちょっと私には合わないかなーとか思いながらも軽く楽しく読めた。
7投稿日: 2025.10.03
powered by ブクログ大人になってライトノベルの読むのは初めて。 著者が新川帆立ではなかったら、多分この先も読む機会がなかったジャンルだと思う。 内容は、とにかく面白かった! 続きが気になりすぎて一気読み。 女の子が男装をして男社会に入る設定なんて、「花ざかりの君たちへ」や「花より男子」を思い出してしまう。 主人公の椿が周囲の男子の言動に一喜一憂する姿なんか、こっちまで小っ恥ずかしくなる。 ただこの作品は単なる魔法律学校の恋愛ファンタジーだけでは終わらない(新川帆立はこの作品をファンタジーではないと言い切っていたが) まず、魔法と法律を緻密に組み合わせている世界観に舌を巻かれる。世界史年表と日本史年表が記載されたページを見ていると、あたかも現実世界がこんな歴史だったのかもと思えるくらい緻密! また、ファシズム、ルッキズム、現代科学技術の利便性と不便さ、障害とは、などなど様々なものが物語のなかで垣間見ることができる。 10月、12月の新刊発売が楽しみだ。
2投稿日: 2025.09.30
powered by ブクログ女性が、男性として執事となり魔法学校へ通う話。学園もので、面白くファンタジーな話だった。今までの作者の本とは違いなかなか面白い。2巻、3巻と筆を進めてると後書きに書いてあったので、3巻までは最低でも出るだろう。とても楽しみである。
2投稿日: 2025.09.26
powered by ブクログ魔法律学校の麗人執事 0909 * 条ヶ崎マリス * 野々宮椿 * 高遠伊織 * 早緒莉: * 五摂家:条ヶ崎、一二月麗矢、明智左衛門、高遠伊織、幼馴染が一人
2投稿日: 2025.09.25
powered by ブクログこっちはおじさん。 中身は、聞いたことのあるようなベタベタな設定ばかり。こども向けのストーリー。。。 うん。めっちゃおもしろい。早く次が読みたい。。。
2投稿日: 2025.09.23
powered by ブクログライトノベル キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! はい、帆立ちゃん(またもや馴れ馴れしい)の新作は恋と魔法の学園ファンタジー!濃ゆい そして、帆立ちゃんのエッセイを読んでるファンからしたら、ついに来ましたねニヒヒなんですニヒヒ 前々からライトノベルを書くって宣言してましたからね そして研究に研究を重ねたであろうベタ設定w ここを押さえとけばライトノベルになるでしょ?と言わんばかり なんかもう緻密な設計図が見えるようです そしてちゃんと自分の強み(法律関係)も設定に潜り込ませるという 今すぐ『ライトノベルの書き方』って本も書けるんじゃね?w でもって機械的に積み上げたであろう「Theライトノベル」なんだけど、ちゃんと血も通っていて、そこはやっぱ帆立ちゃんなのよ まとめるとつまりわいの大好きなやーつってことです 第2巻はもう書き終えてるらしいわよ奥さん だったらもう早う読ませて〜
62投稿日: 2025.09.17
powered by ブクログ新川帆立さんの今までの小説からは、ガラッと変わって恋と魔法の学園ファンタジーシリーズ1巻目。 野々宮椿は、全国模試1位、スポーツテスト1位の日本一優秀な15歳の女子だが、生まれ育った修道院を救うため、魔法の天才・条ヶ崎マリスの執事になるのだが男のふりをして魔法律学校の男子寮で暮らすことに…。 マリスの傍若無人で傲岸不遜な完璧主義者に必死に喰らいつく椿と気になる動きをする伊織との絡みにハラハラしながらも楽しんだ。 ほとんどファンタジーは読まないが、これはのめり込みそうで早くも次巻が待ち遠しい。
69投稿日: 2025.09.16
powered by ブクログ新川氏が魔法学園ものですか。読んだことはないが「ハリーポッター」の二番煎じか。新川作品は好きだが、この手の本を読みたいとは思わないので、読むのを躊躇したが、まあ試しに読んでみようかと。面白くないわけではないが、やはり新川氏が書くような話ではない、の感想。1とあるので当然2も出るんだろうがまあ多分読まないだろう。
2投稿日: 2025.09.16
powered by ブクログ今年読了した作品の中で一番感動した新川帆立さんの『ひまわり』 からのギャップが半端ない。 帯には「恋と魔法の学園ファンタジー!」の文字が。 私の苦手とするファンタジー、大丈夫かなと思いつつ手にしたが、楽しい!面白い! 読み始めてすぐに花男の道明寺司が頭に浮かぶ。 そう、この物語に登場する条ヶ崎マリスの俺様気質が道明寺そのもの。 そしてマリスの執事として魔法律学校に入学したのは日本一優秀な十五歳の野々宮椿。 男のふりして健気に頑張る椿ちゃんが可愛い。 弁護士の新川さんならではの法律知識+ラブコメ。 楽しみなシリーズの誕生だ。
11投稿日: 2025.09.13
powered by ブクログ魔法律界のトップ、マリスの執事として魔法律学校に男として入学した椿。傲慢マリスに完全と挑む姿が素敵です。入学から1か月の内にさまざまな出来事が起きる中、マリスやその他の魔法律界の人達と心通わせていくストーリーがなかなか良いですよ。 新川さん流の強情・傲慢な中での交友が小気味良いです。
2投稿日: 2025.09.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
さらっと読めて、とても読みやすかったです。人の名前を覚えるのが苦手な私でも、キャラクターの設定が分かりやすくて、それぞれをきちんと読み分けられました。 ストーリーでは、マリスがずっとツンツンしていたのに途中から急にデレたように感じたり、椿も椿で惚れっぽい一面があったりして(そういう性格ではあるのですが)、少し展開が早いようにも思いました。続編が決まっている作品なので、心情描写はもう少しゆっくり味わってみたかったな、という気持ちもあります。 次回作も楽しみにしています!
2投稿日: 2025.09.08
powered by ブクログAmazonの紹介より 『このミス』大賞受賞作家・新川帆立(『元彼の遺言状』『競争の番人』)の最新作は、 恋と魔法の学園ファンタジー! 野々宮椿は日本で一番優秀な十五歳の女の子。 生まれ育った修道院を救うため、魔法の天才・条ヶ崎マリスの執事になるがーー。 「おいド庶民。お前に俺の執事がつとまるわけないだろ」 ご主人は傍若無人で傲岸不遜、名門一家の御曹司だった。椿はマリスの尊大な態度に辟易しながらも、マリスと共に魔法と法律の学び舎・魔法律学校に入学する。契約通り、執事の仕事をこなそうとする椿だが……。 「え? 私が男のふりをして、男子寮で暮らすんですか!?」 あの新川さんが魔法ファンタジー小説!?というのが、最初の衝撃でした。 というのも、作者の新川さんは、「元彼の遺言状」や「女の国会」などバリバリの現代劇で、法律を用いたミステリー小説などを書いてきました。 最近は、徐々に変化球な路線を辿っている印象でしたが、今回はまったく違った路線だったので、興味本位で購入しました。 法律や気の強い人物像といった今迄のエッセンスを活かしつつ、魔法や少女漫画などの要素を取り入れての物語は、胸キュンあり、ワクワク感ありで面白かったです。 要所要所では、「あれ、これ聞いたことある」要素もあるので、親しみやすさはあるかと思います。 「ハリーポッター」「花より男子」「花ざかりの君たちへ」などといったテレビでも放送された作品に登場する要素だったので、この人はあのキャラに相当するなといった楽しみ方も出来て、クスっとしてしまいました。 そこに新川さんの得意ジャンルである法律のエッセンスを加えることで、新川さんらしいラノベに仕上がっているなと思いました。 特に印象的だったのは、契約書。一つの言葉や表現で様々な解釈が生まれるのですが、上手い具合に物語の展開を引き立てているので、そこが特徴的だなと思いました。 魔法律学校という所に入学ということで、外国かなと思いきや、まさかの日本。おまけに東京都桧原村という場所に驚きましたが、周りが森で囲まれる環境という点では、あの魔法学校と似ているのでは⁉と勝手に思ってしまいました。 冒頭では、登場人物一覧と共にイラストも載せているのですが、アニメ化するのでは⁉というくらい拘りもあって、読んでいて想像しやすかったです。 庶民で女性の椿が、ある理由から男装して入学していくのですが、まぁ学校内の生徒のキャラが強すぎました。 なんでこんなにお金持ちや位の高い人はムカつく人がいるんだろうと思いくらい、多くいました。 俺様気質だったり、陰湿だったりと波乱の展開が予想されるのですが、案の定、様々な困難に立ち向かいます。 頭の良い椿が、法律や力で乗り切ろうとしていくのですが、少女漫画やラノベっぽい展開で面白かったです。 そもそも、なぜマリスの執事になったのか?そこには意外な真実がありました。 あまり着目していなかったので、「あっ、そうだったんだ」といった意外性があって楽しめました。 まだまだ1年生であり、全3部作だそうなので、今後の展開が気になるところです。
4投稿日: 2025.08.31
powered by ブクログ新川さんはミステリーの印象が強かったが、とても面白かった。まさに新境地。 ファンタジーの世界は面白く、視点の変化でそれぞれの心情が分かりやすくて読みやすい。とにかく登場人物が全員個性的で魅力的。続編が楽しみ。
2投稿日: 2025.08.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
魔法学校を舞台にしたファンタジならたくさんある。けれどそこに「法律」という要素を加えるとしたら、なるほど新川帆立ほどふさわしい作家はいないだろう。 日本一優秀な十五歳、天涯孤独の修道院育ち。そんなド庶民オブド庶民の椿が魔法のプリンス天才条ケ崎マリスの執事として男子寮でともに暮らすことになる、って。なんだこの胸キュン設定は。 オレ様マリスに翻弄されつつ二人の間にラブが芽生え…なんてそんな安直なストーリーを新川帆立が描くわけがない。 魔法律学校にいるF4ならぬ五摂家、それぞれにイワクありげな同級生に、椿を目の敵にするお嬢様がからんで、いったいどうなる魔法力ゼロの椿。 いやぁ、そういう設定ですか。これは毎回五摂家それぞれの御曹司がなにかしら仕掛けてくるわけですね、ほほぉ、楽しみですわ。 第二弾第三弾も早々に発売予定とか。楽しみ楽しみ。
4投稿日: 2025.08.26
