
総合評価
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powered by ブクログもちろん苫野一徳さんがVoicyで紹介していたので、図書館に買ってもらって読んだ。先に誰かも頼んでいたようで、少し待たされたけれど、本日借りに行って、午後から3時間ほどで一気に読んだ。6章の苫野さんの話はいつも聴いているので、その復習ということで、3章で名古屋の中学校長が書かれたものが特に参考になった。チーム担任制で一番困るのは、皆が副担任意識を持つことなのだ。全員がその学年全員の担任であるという意識を持つ、これは相当大変そうだけれど、それくらいでないといけない。それと、クラスは担任が作っていくもの、担任のカラーが出るものと考えられがちだが、生徒たちが作るクラスというのが良いのかもしれない。最上位の学校目標を教員はもちろん、生徒もみんなが知った上で、常にそれにかなっているかどうか考えて行動する。そこから主体的な生徒が育っていくのだろう。制服についても生徒主体で議論が進んだという。短パン・TシャツもOK。でも、TPOをわきまえて、始業式ではきちんと制服を着て来る。ところが、その日も1人Tシャツで来た生徒が、校長先生に謝りに来た。クリーニングに出したまま忘れていたと。なんともほほえましいエピソードだ。ふと思ったけれど、これ2学期の始業式。ブレザーなんて着ないよな。下だけのことかな。シャツくらいあるよな。さてさて、私が勤務するのは進学塾だが、この3月からは非常勤になって、担任を持たなくなった。保護者懇談もなくなってずいぶん気楽になった。とはいうものの、保護者としゃべるのも好きだったから、ちょっと寂しくもある。進路指導をしていると担任によって話すことが違ったりする。そのことが、その生徒の進学先に大きく影響することもある。まあ、致し方ないかなと思いつつも、自分が校長であったときは、なるべく全受験生を見るようにはしていた。でも、自分のやり方が最善だったかどうかは不明である。担任しないと楽しくないだろうなあ、とも思う。まあでも、学年全員と関われるからそれも良いのか。ただ、面談の希望を聞いて、総スカンをくらった先生は本当につらいだろうな。立ち直れるのかな。まあでも、その先生自身に何らか問題があるわけだから、なんとかして行かないといけないわけだ。もちろん、管理職が相談に乗るだろうが。若い先生の方が人気があったりもするけれど、いざ進路の相談とかになると、やはり経験を積んだ人の方がいいだろうし。かと言って、自分の意見ばかり主張する人も嫌だし。まあ、5人くらいいれば、うまく分散するのだろうかな。それと、苫野さんが書いているが、チームで担任をしていく以上は先生方で事前にルールを決めて生徒に言うことに齟齬が出ないようにしないといけない、なんていうのは全くナンセンスである。3章の校長先生も書いているが、先生によって意見が違って良い。それを参考に、生徒自身が考えれば良い。ミニスカートをはいている生徒を例に話をされている。それ見て、「似合ってるよ」と言う先生もどうかと思うけれど。まあ、いろんな先生がいて良い。社会に出ればいろんな人がいる。それからもう一つ、苫野さんが書いていたこと。チーム担任制を先生の働き方改革のためと思ってやるとうまくいかない。そして、手段の目的化を防ぐためにも、常に「これっていったい何のためでしたっけ?」と問い続けないといけない。最後に、これはTwitterにも書いたことだけど、P.144表2と3が何度見てもまったく同じなんだけど、何かの間違いかな。
1投稿日: 2025.08.31
powered by ブクログチーム担任制の実践と、導入の経緯、その本質を問う。 兵庫県川西市や稲美町の学校のことが出てきた。 兵庫県はチーム担任制の先進地か?
0投稿日: 2025.08.19
