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お金のニュースは嘘ばかり
お金のニュースは嘘ばかり
高橋洋一/PHP研究所
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総合評価

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    【真実は闇】 年金も保険。 「健康保険の場合、病気にならなかった人のお金で病気になった人を保障する」 「年金は早く亡くなった人のお金で長生きする人を保障する」 したがって、年金は65歳以前に亡くなれば、1円ももらえないことになります。 年金として払った分が戻ってくるわけではないのです。 インターネット、SNSが普及した現在でもマスメディアをコントロールすることで、真実を闇へ葬ることができることは恐ろしく感じます。 すべての真実をさらけ出すことが重要だとは思いませんが、真実を捻じ曲げる必要はないと考えます。

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    投稿日: 2025.09.16
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    一部のマニアックなTV番組にしか出演しない(できない)のはそのキャラのせいかそれとも財務省の陰謀なのか…。理解できる部分もあるが、国債の長期金利を見ていると安易な国際発行はイギリスの二の舞になりそうで心配。政府には胃持続可能な財政運営を行なってもらいたい。財務省との徹底討論を望む。

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    投稿日: 2025.09.10
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    本書に記載されている内容の多くは、高橋洋一先生がYouTubeで繰り返し語っているものと重なる。しかし、あらためて文章として整理されていることで、論点がより明確に理解できた。 特に気になったのは「中国の人民元」に関する記述である。高橋先生によれば、人民元は本来の自由な為替市場で決まるレートに比べ、約500%も過小評価されている、すなわち猛烈に安い水準に抑え込まれているという。 調べてみると、人民元は中国政府・人民銀行による「管理フロート制」によって動かされている。需要と供給で自然にレートが決まるのではなく、当局が基準値を設定し、その範囲内でしか動かない。言い換えれば「半固定相場」に近い体制だ。これは輸出を有利にし、結果的に世界経済に歪みを生み出す。 この状況を放置するのは、まるで1985年の「プラザ合意」に各国を呼び寄せる前夜のようにも見える。むしろ、今こそ「プラザホテルに各国を集めて強制的に合意を結ばねばならない案件ではないのか」と感じさせられる。 本書を通じて、「ニュースでは断片的にしか伝わらない事実を、構造的にとらえる視点」を養うことができた。数字の裏側を読むことこそ、経済を理解するうえで欠かせない作業であると痛感する。

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    投稿日: 2025.08.28
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    20年以上お世話になっている高橋氏による最近で出された本です、定年退職から1年以上経過した現在、世の中に流れる「お金のニュース」には耳を傾けざるを得ません、不安になる内容が多いです。そのニュースに関して、高橋氏が「真実はこうである」という解説をしてくれています 。30冊以上読んでいるせいか、重複している部分もありますが、その部分は重要な事柄という認識で読みました。今回も参考になる内容で、これらの情報を基に今後の生活の仕方を考えてみたいと改めて思いました。 以下は気になったポイントです。 ・国民が期待した103万円の壁はどうなったのか、国民民主が主張する178万円は今回実現しなかった、自公は160万円に引き上げることで合意とアピールするが、中身を見ると全く近付いていない。国民民主の主張は、年収に関わらず、所得税・住民税の控除額を引き上げることで7.6兆円の減税、ところが自公は、控除額を引き上げるのは所得税のみ、しかも恒久減税は年収200万円以下、850万円以下は2年間限定、減税額は6000億円で雲泥の差がある(p22) ・健康保険が「病気にならなかった人のお金で病気になった人を保障する」のに対して、年金保険は「早く死んでしまった人の保険料を、長生きした人に対して保障する」ものである(p37)社会保険料は消費税と異なり、誰がいくら払ったか個人別の明細記録があるので、給付と負担の関係が明確になる、保険料をあまり払っていない人は給付が少ないシンプルな仕組みである(p40)製麺保険は早くなくなるともらえる、年金保険はその逆(123) ・小泉政権による郵政民営化は実質2年間(2012年まで)である、2012年に郵政見直し法が成立し、郵貯・簡保の完全株式売却は事実上、凍結されて実質的に「再国有化」された(p86) ・無理な賃上げよりも雇用の増加が必要、雇用を生み出す原理とは、金融政策にあり、端的に言えば「利下げ」である。金利の利下げは、モノへの設備投資を促進し、人への投資すなわち雇用を増やすことにつながる、経済学の究極の目標は失業をなくすことにある(p97) ・結論を言うと、石破政権は「反アベノミクス」である、金融政策も財政政策も、安倍政権と全く正反対と言って良い。アベノミクスは、金融政策はインフレ目標をベースに、従来の名目ぜり金利制約を超えるために量的緩和を実施、マイナス金利政策も行なった、財政政策では、従来のグロス債務で財政状況が悪いとせずに、日銀などを含む統合政府のバランスシートで見たネット債務で財政状況は良いと判断して、積極財政を行なった(p106) ・米価格を下げるには50万トン以上の備蓄米を放出するだけで良い、この際の注意点として、農林族の江藤前大臣のように一般競争入札をすれば、大手JAYが95%を閉めるのでJAを避けて行えば良い、そのための一つの方法が「随意契約」である、この意味で農林族でない小泉大臣がやったことは正しい(p111) ・20歳から60歳までに払う年金保険料は所得の約2割、0.2x40=8、年金を60歳から80歳まで受け取る場合、給付額は大体所得の4割程度なので、0.4x20=8、保険料と給付額の帳尻が合う(p124) ・公的年金を危機に追い込む状況として、日本の経済成長が止まり続けた場合である、アベノミクスを否定して消費税をあげて消費と景気を止めようとする財務省が日本の年金破綻を招きかねないただ一つのリスクである(p132) ・トランプ関税には経済的側面と政治的側面がある、経済的側面では、米国内の中低所得者層に負担が多く、米国製造業に与える損失や、対米輸出国にとっても打撃となっている、政治的側面では、中国叩きである、報復関税で対抗したのは中国だけである(p145) ・中国の人民元はかなり安い、自由な為替市場で決まる為替レートより500%程度高いという猛烈な人民元安である、これが世界中に安価な輸出攻勢をかけて巨額な貿易黒字を形成する元凶である(p148) ・日本のコロナ対策は100兆円規模でGDP比20%程度、先進国で2番目の規模であった。政府の財政支出を国債で賄い、その同額を日銀が市場から購入するという方法を取った、財政史に残る画期的な手法ですが、財務省・学会・マスコミは無視した、増税の必要がないこと、金額を間違えるとインフレになるので最新の注意を払った(p166) ・失われた20年の大きな原因は、マネー不足と公共投資不足にあった、公共投資は、名目国内総生産GDPと高い相関がある、高い相関は因果関係を示唆している(p197) 2025年8月3日読破 2025年8月4日作成

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    投稿日: 2025.08.04
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    本の表紙に書かれている 「消費税は社会保障のため」 「高齢者こそNISA」 ウソです! という文言に惹かれて購入。 そのほかにもトランプ関税、年金破綻はない、円安のメリットなど今の経済に関するニュースを鵜呑みにせず自身で咀嚼する力をつける事ができる ただ用語など難しい言葉も多いので初心者向けではないですね。 ある程度経済がわかり、深める(間違いを正す)には良いと思います。

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    投稿日: 2025.07.20
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    2〜3時間で読了。著者はよくテレビで財務省陰謀論を唱え、積極財政を主張している。日本の多額の債務も問題ないと。 どのような理論に基づいているのか知りたくて、この本を買った。結論として、納得できるものは何もなかった。著者は、現政権を左翼政権と決めつけ、あらゆるところで非難してきた。その非難する理由も理解出来ない。今、参議院選挙でSNS等で素人も含めて色んな人が投稿しているレベルとあまり変わらないような気がした。

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    投稿日: 2025.07.10