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三体X 観想之宙
三体X 観想之宙
宝樹、大森望、光吉さくら、ワンチャイ/早川書房
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総合評価

10件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    三体ロスを埋めるために読んだが、うーむ、、、 三体本編での謎解きやその後を大胆に描いていて、ああなるほど!と思ったりはするのだけど、作家性が本家とかけ離れていていちいち引っかかる。 自分が三体本編において一番好きなポイントは、絶望的なシーンの絶望感が半端ないところ。 特に好きなのは黒暗森林で"水滴"が連合艦隊を蹂躙するシーン。 感情表現もなく淡々と客観的な破壊の様子が描かれていることが、かえって絶望感を強調させている。 でもこの三体Xはなんというかとてもウェットで、ちょっと胃もたれしてしまう。 宇宙と宗教を絡めるのも三体っぽくない。 とはいえ本編では全く描かれず気になっていた、雲天明と三体文明の関係は、ああなるほどこんな感じかも、と思えた。 あと中国で日本のセクシー女優が人気だったのは本当だったんですね。

    0
    投稿日: 2025.09.08
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    物語のスケールが大きくなるにつれて、どんどん抽象的になっていって、中々読むのが辛かった… 三体Ⅲの後にすぐ読めばもっとハマっていたかも 時間が無いっていう概念が全くイメージできなかった

    0
    投稿日: 2025.08.09
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    読書備忘録934号。 ★★★★。 劉慈欣さん公認の三体スピンオフ作品。 とにかく難解で読み難い・・・。 三体本編(特に三体Ⅲ)では詳細が語られなかった部分をファンが補完した!という作品。 ①雲天明が三体文明に囚われていた時の話。 ②二次元化攻撃を仕掛けた文明の話。 ③マスター(しもべとして天明)と潜伏者の戦い。 ④リセットされた新しい宇宙の話。 そして、もうちょっと細かく砕くと。 ①壮大な宇宙の構造の話。 ②宇宙マスターと潜伏者という反逆者の話。 ③十次元からゼロ次元に宇宙を壊していく潜伏者の話。 ④高次元に戻す次元逆転を仕掛けるマスターと探索者の話。 ⑤それを百億年の周期で繰り返すことが宇宙であるという話。 ⑥だけど5kg質量回収出来なかった宇宙は異ってしまったという話。 あとなんや分からんけどロマンスがいっぱいの件。 ①天明とAAの恋の話。 ②程心と関くんの恋の話。 ③だけど、やっぱり天明は程心が好きな話。 ④そこに智子が割って入る話。 ⑤智子は日本のAV女優武藤蘭がモデルだという話(はぁ?)。 そして作者、宝樹。 ①大の日本SF好きだという話。 ②石原藤夫の「銀河ヒッチハイク・ガイド」に出てくる宇宙の果てのレストランを舞台に組み込んだという話。 ③銀英伝最終巻のフレーズ「伝説が終わり、歴史が始まる。」を使って宇宙リセットを表現する話。 ④庵野好きであると私は想像する話。 ⑤この作品は前日譚でも後日譚でもなく、並行譚であると言ってる話。 ⑥すなわちジークアクスであると!結論づけた話。 しかしめちゃくちゃ疲れる読書でございました。 もし、どなたか読まれるならアドバイスをひとつ。 目次にもありますが、巻末に三体Ⅲ「死神永生」のあらすじが載っている。 これは訳者の粋な計らい。 それを先に読んだ方が良いです。 私は気が付かなかったので先に読みませんでしたが、このあらすじを読んだ結果、自分が三体Ⅲのストーリーを正しく理解していたことにホッとした。

    56
    投稿日: 2025.08.03
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    『三体』の別譚。これがファンによるネット上での創作というからまあ熱心な…と感心する。『少年は荒野を目指す』の単行本で、狩野の小説の続きを書きあげて送ってくれるんだよね、と紹介されてたのを思い出した。そういう風に、没頭できる推しがあるって羨ましいなって思うかな。

    0
    投稿日: 2025.07.15
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    中国の厄介オタクが書いた大作SS 流石にもう少し地球人向けに描いてもらえると読みやすかったと思う。 少なくとも三体シリーズを家族に貸している状態で読むべきではなかった、手元に置いてもうちょっと振り返りたいかも。 次はNetflix版でお会いしましょう

    1
    投稿日: 2025.07.13
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    本編を隅々まで網羅していると,別な世界線(if)の描かれる本書も楽しめる.本編の世界観を全く損なうことなく,登場人物達のささやかな幸せを願うifの物語に,本国を問わず多くの本編読者達が三体の世界観に埋没し,深く愛していることが強く感じられ,一読者として気持ちを共有するかのような余韻に浸れる.近年の中国は,科学技術・研究分野はもちろん,ゲームやSFといった分野の発展がめざましく,政治世界はともかく自由主義的文化が華開いていて,隣人として嬉しい.

    0
    投稿日: 2025.07.13
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    半分まで読んで挫折... 三体のスピンオフとして別の著者が書いた作品でかなり愛好家向けの内容かな? 本編(三体I~III)では、まだまだ人類には難しいけどなんとか想像できるくらいの技術が登場して面白かった なのに、三体Xではいきなり「霊」が出てきたときは興醒めしてちょっと読む気を無くしてしまった... 頑張って半分くらい読んだけど、「十次元」とか「次元逆転」とか連発し始めたので完全にノックアウト

    9
    投稿日: 2025.07.08
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    話のスケールの大きさは三体に劣らず、勢いは同じようにドキドキしながら読めた。本格SFというより、もうファンタジーだなとは思った。サイエンスやテクノロジーと呼べる進歩をすっ飛ばして、全知の存在が出てくるので色合いは違うかなと、、 主人公に美女がなびいてくるラノベのようなノリがどうしてもキモいのと、智子のモデルがあの女優というのはちょいと悪ノリが過ぎるというか、、所詮はファンの二次創作なので当然自由なのだが、このあたりはハッキリ合わなかった。

    0
    投稿日: 2025.07.02
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    序盤は三体シリーズの解説書のような内容であり、本編のワクワク感ドキドキ感はない残念な内容かなあと思ってたら、途中から急に面白くなった ただ、いくらなんでも武藤蘭はないだろイメージ違うだろ、と思うが中国では大人気だったということなのかな?

    0
    投稿日: 2025.06.28
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    三体の熱が冷めないうちに。 三体の1ファンが非公式ながら、書き上げ出版まで至った、スピンオフ?を。 原作で明らかにされなかった・私が理解しきれなかった部分を、実に綺麗に描いてくれて、本編の説明書なのではと、「私は」思った。 ひとつの作品として、読みやすくおもろでした。 三代三部作しっかり読んでくれたみなさんは通らないなんて考えられない作品。

    11
    投稿日: 2025.06.07