
総合評価
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powered by ブクログ作家陣が豪華過ぎて、思わず手に取ってしまった ただただ恐ろしい話から不思議でしんみりする話までバラエティ豊か 特にお気に入りなのは「きれいずかん」、「靴と自転車」、「部分地獄」
0投稿日: 2025.09.30
powered by ブクログ著名作家による小学生向けホラーンソロジーシリーズ。 学級日誌版より、こっちの方が読み応えあって、面白かったです。 サブタイトルになっている作品の著者が斜線堂有紀だったので、それもちょっとうれしかったかも。このメンバーだと、宮部みゆきか?って思ったのですけどね。 ルビは中学年程度です。文字も大きめで、一話に一つ挿絵があります。 「えんまさん」黒史郎 嘘をつくのが大好きで、それもとても上手に嘘をつくハルト。家族に怒られてもけろっとしています。おばあちゃんはえんまさんのことで諭します。おばあちゃんが話すえんまさんはちょっと具体的で...。 「おはよう、アンちゃん」太田忠司 絶対に空き地がなかった場所に空き地ができて、家ができてアンちゃんがいた。みんな普通に受け入れているけどアンちゃんなんていたっけ?そう、穂香にだけは通じないと思っていたよ、だって穂香も...。 「青いコップ」加門七海 おばあちゃんのお葬式に行った家で青いコップが変なところに置かれていた。飲んではだめよ。そういう食器は高いところに届かないものたちのための器なの。 「きれいずかん」井上雅彦 開かない引き出しをずいぶんほったらかしにしていた。なんとか開けてみると中からノートが。自分が書いたものみたいだけど、覚えていない。ずいぶん変わった絵が多いような? 「部分地獄」斜線堂有紀 藤本は自分は子どもの罪深い部分一部だけを地獄に落とすのを仕事にしている男と、公園で会う。たとえば、罪深い嘘をついた子ども。ほとんど溺れているけど口だけ息ができるとか。蹴った子ども、足だけすりつぶされるとか。 「おやすみ、ママ」宇佐美まこと 期間限定できたサーカス。鏡の迷路で僕は変なものをみた。偽物を追い出すためにはどうする?ちゃんと、追い出せた。 「靴と自転車」澤村伊智 正樹は転校し、三田と仲良くなったが、三田は自転車を停めるとき、幼稚園くらいの子どもの靴を、向きを必ず同じにして置く。霊能者の人に教えてもらったそうだ。 「ログインボーナス」芦沢央 ログインボーナスみたいに考えて、百日間通い続けると願いが叶う神社があるって、お姉ちゃんが聞いてきた。離婚していなくなったお父さんに会いたい。お姉ちゃんは何を願っているのかな? 「宮部みゆき」よあるきのうた 私の両親は夜勤のある工場で働いていて、私はしょっちゅう夜に一人になる。でも、リサイクルショップでかってもらった大きなテディベア「ダンク」がいるから大丈夫。あと、部屋を掃除するのも好き。お金をもらって、必要な洗剤をスーパーに買いに行ったとき、変な抑揚でしゃべる女の子と友達になった。
5投稿日: 2025.09.17
powered by ブクログ子供向けなのですごくさらりと読めてしまう。短編なのでいきなり怖さを出してくる感じがよい。バッドエンド多めなのもよい。
0投稿日: 2025.09.14
powered by ブクログ【収録作品】 黒史郎 「えんまさん」 太田忠司 「おはよう、アンちゃん」 加門七海 「青いコップ」 井上雅彦 「きれいずかん」 斜線堂 有紀 「部分地獄」 宇佐美まこと 「おやすみ、ママ」 澤村伊智 「靴と自転車」 芦沢央 「ログインボーナス」 宮部みゆき 「よあるきのうた」
11投稿日: 2025.09.06
powered by ブクログ9人の作家によるアンソロジー。 5人が既知だったので読んでみるか、と。 全体的に面白かったけども、加門先生、斜線堂先生、澤村先生の作品はかなり良かったなー。特に斜線堂先生のはゾワっと来た。 芦沢先生と宮部先生は怖いというよりは不思議な良い話ってところか。これも良かった。 短い話は外れることも多いけど半分以上は 面白かったので良いアンソロジーであった。
1投稿日: 2025.08.20
powered by ブクログ児童向けマイルドホラーアンソロジー小説です。 以下自分用に分類。 ①因果応報、自業自得のはなし えんまさん 青いコップ 部分地獄 靴と自転車 ②ちょっと不思議のはなし おはよう、アンちゃん おやすみ、ママ ログインボーナス よあるきのうた ③不気味なはなし きれいずかん ①悪い子供が報いを受ける物語です。 子供のイタズラや悪意が端を発して【ナニカ】に選ばれてしまった結末は… 全話に比較して後味は良くないです。 ”靴と自転車”の主人公は概ね悪くないのですが、悪い要素が運悪く重なり過ぎてしまいました。という感じです。 怪異は年齢と状況をも配慮しない。 ②不思議なことって特に魅力的に映りますよね。 ホラーよりも奇妙な話という温度感でした。 ”おはよう、アンちゃん”のお話は今っぽく言うとエモさを感じました。日常侵食系ホラーのお話 ③全容が一貫して不明なこわい話。 幼い自分が作った図鑑と、それに描かれている正体不明の何か、自分自身の変容というお話でした。 図鑑の説明文は不気味ではあるんですが、絵の描写を想像すると、独創的でキラキラしく感じてしまい個人的には実物を読んでみたいなとワクワクしました。
0投稿日: 2025.08.18
powered by ブクログ「えんまさん」黒史郎 「おはよう、アンちゃん」太田忠司 「青いコップ」加門七海 「きれいずかん」井上雅彦 「部分地獄」斜線堂有紀 「おやすみ、ママ」宇佐美まこと 「靴と自転車」澤村伊智 「ログインボーナス」芦沢央 「よあるきのうた」宮部みゆき
0投稿日: 2025.08.13
powered by ブクログ児童向けホラーアンソロジー。しかし執筆陣を見てわかるように、子供向けだと侮れはしません。 一番怖かったのは澤村伊智「靴と自転車」。ちょっと心温まる系……かと思いきや、とんでもなかったです。それでも起こってしまう悲劇は予想されたものの、まさかこんな結末だとは。 表題作の斜線堂有紀「部分地獄」、これは子供の頃だったら一番読みたくなかった作品です。たぶん一番怖く感じたかもしれないし。ある意味「部分」の方が凄惨かも。 井上雅彦「きれいずかん」、芦沢央「ログインボーナス」、宮部みゆき「よあるきのうた」もお気に入りです。怖さもあるけれど、そればっかりではない。どれも素敵です。
0投稿日: 2025.08.07
powered by ブクログ子供たちに向けたホラーアンソロジー。とっても豪華な顔ぶれの作家陣で私的にとてもお得な作品。「六年一組の学級日誌」よりこちらの方がだいぶ少年少女に刺さる感じに思えた。斜線堂さん、宇佐美さん、澤村さんの作品が特に好き。そして切ない感じもまた良かった。
0投稿日: 2025.08.04
powered by ブクログ図書館でリクエスト予約して借りたから、手に取るまで児童書だと知らなかった笑 ▼「おやすみ、ママ」宇佐美まこと 「子供は怖い夢を見る」を最近読んだから、宇佐美まことっぽい!と思いながら読んだ。僭越ながら、、 ▼「きれいずかん」井上雅彦 これ一番不気味だなぁと思った。最近のjホラーっぽさ感じた。 ▼「靴と自転車」澤村伊智 最後のばあさんの台詞怖くて良い。澤村伊智ぽい!と思った、僭越ながら、これも。長編で読みたいかも。
0投稿日: 2025.08.02
powered by ブクログ2025年発行、福音館書店の単行本。9編。小学生向けアンソロジー。子供向けの文なだけに却ってこわい。救いがないかんじのものもあるが、それもまたよし。解決編がないものもあって、それがおそろしく不安。私の好みはこれからどうなるのだろう、というもの。 掲載作:『えんまさん』黒史郎、『おはよう、アンちゃん』太田忠司、『青いコップ』加門七海、『きれいずかん』井上雅彦、『部分地獄』斜線堂有紀、『おやすみ、ママ』宇佐美まこと、『靴と自転車』澤村伊智、『ログインボーナス』芦沢央、『よあるきのうた』宮部みゆき、
0投稿日: 2025.08.02
powered by ブクログ大人でも怖い。 「部分地獄」(斜線堂)子供は悪い所だけ地獄落ち。痛覚刺激。 「青いコップ」(加門)「靴と自転車」(澤村)奇妙な呪いが侮れない。 「よあるき」(宮部)蓋2杯分の親切。怖いけど心温まる。
13投稿日: 2025.07.17
powered by ブクログ子供向けの怪談話。懐かしい感じで小学生の頃によく読んでいた怪談本を思い出した。結構、バッドエンドが多かった事を思い出しつつそれが怖かった事も思い出した。3.8
0投稿日: 2025.06.17
