
総合評価
(244件)| 58 | ||
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powered by ブクログ⭐️3.8 ストーリー的にすごく好きな感じ。 説明が長いのかな、もっとぎゅっとできた感はあるかも。、
0投稿日: 2026.01.26
powered by ブクログ霧が晴れなければ3日後に確実に全員が死ぬ、という状況の地方病院で発生する殺人事件。 果たして解決する必要があるのか?というところから、クリスティのシャム双生児や、阿津川辰海さんの紅蓮館の殺人を思い出す。 緊迫感や臨場感は相変わらずで、手に汗握るシーンが多い。 ラストに近い、がん患者の遠山さんの正体がめちゃくちゃ格好よかった。もっと早く協力を仰ぎたかった。 お医者さんのミステリ作家は多いが、特に社会的テーマを入れ込む作家さんだなという印象。
1投稿日: 2026.01.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
現役(元の場合もある)医師が著者さんであるミステリーはいくつか読んだことがあるが、これは一番読みやすかった。あえての細かい医療描写はそこまで必須でもなかった気はするけど。クローズド&時限ものミステリですが、そんなに両成分が邪魔はしあっていなくて面白かったです。 追)待って今感想書いてからあらすじ読んだ。禁忌の子から続くシリーズものだったの!?これ先に読んでネタバレとかないよな…
1投稿日: 2026.01.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
地震や霧による密室作りは偶然すぎるもので、冷めてしまった。 比べるのは申し訳ないが、前作「禁忌の子」では 人の心の闇が「コレでもかと。」気持ち悪さを醸し出していた。 今作はサスペンス一色で、トリック看破をするだけの普通の作品になってしまったのが残念。
2投稿日: 2026.01.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
来たばかりの病院に毒の霧で閉じ込められてしまうお医者さんたち、そこで起きる殺人。 前作から引き続き医療ミステリーというのかな?楽しく読めた。 推理パートは城崎先生と春田先生にお任せしてただ読みました。 地方住みとして他人事ではない過疎化について、また考えさせられた。 自分の世話ができなくなった人から都会に移り住むしかないのが現実。それをしなくてすんでるのは誰かの犠牲の上なんだよな…。 権力下で使い捨てられる現場、医者までそうなんて。切ない物語だった。 屋上のシーン、一瞬城崎先生に見捨てられたのかと思って笑ってしまった。そんなわけはないんだけど(笑) 前作からそのシーンに流れていた曲のタイトルが所々出てきて、そういえばその頃自分は…なんて無意識に考えてしまいとてもいい。 前を向くしかない。 本当にそうだね…。
3投稿日: 2026.01.21
powered by ブクログミステリーが解決しても心に重く残るものがあるのが山田美桜先生の小説だなと、禁忌の子に引き続き白魔の檻を読み終え思った。 単なる医療ミステリー、医療を題材にした犯罪小説、というより、殺人の謎を解き明かしながら医療現場を取り巻く課題や問題を突きつけていく小説だなと。 過疎地域の病院、足りない人材、地震や洪水などの災害、こうやって書くと随分多くを題材に1つにまとめているなと驚くが、ふと現実がそうなんだなと気がついた。
2投稿日: 2026.01.21
powered by ブクログはい、読み終えてからしばらくというか、かなり放置していました そろそろレビューを書こうと思いました うーん、これはまさに一汁三菜小説です 一汁三菜とは、ご存じの通りごはんに汁物と3種類のおかずを組み合わせた和食の基本の献立です つまり一汁三菜小説とは、ごはん(話題性)に汁物(容疑者)と3種類のおかず(舞台)を組み合わせた、ハラハラドキドキがとまらないミステリー好きの基本の献立である まずはごはん 2025年本屋大賞にノミネートし話題になった『禁忌の子』に連なるシリーズ第2弾 主食の働きをしている! 次に一汁 容疑者は病院内にいた87名 ちょっと汁物多すぎ 汁物で腹ふくれるわ! そして三菜 霧、地震、硫化水素ガスで孤立した病院 クローズド・サークルっていうですか? ミステリー好きはすきそうな勝手なイメージ さて、問題はここからです この一汁三菜小説というわけのわからないものをどーやって食すかが問題です いつもテキトーなレビューを書いていますが、これはほんとにテキトーすぎて自分自身が困っています なのでこのテキトーレビューの後始末は、ちゃぶ台をひっくり返して終わりにします(ノ ̄皿 ̄)ノ ︵┻━┻
50投稿日: 2026.01.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
このひと(作家さん)、現実の世界で人間をきちんと見ていないんじゃないのかな と思う。フィクションの世界のヒト、キャラクターの描写。人物像が表層的で生身の人間の機微からずいぶん距離があるように思えてしかたない。小綺麗に見栄え良くうまいこと編み進んでいるようで…若さ、なのか? 前作「禁忌の子」も読んだけど、主人公の見目麗しい設定は表現のなかで欠かせない要素なのか。 次は読まないかも。 ───読了。 「この病院は町の産業で、就職先でもある。ここがつぶれたら、事務員、看護師、清掃業者、配食業者、みんな働き口がなくなり、それだけの人数が町から出ていく。だから町長がしゃしゃり出るんだ。すぐ先の未来から目を逸らして、医者を使い潰しながら延命しているのがここの医療だ。クソみたいな連鎖に疲れた。もう終わりにしようと思ったんだ。自分の手で」このくだりは、ちゃんと生きた声として読めたし、こうしてメモに残そうと思えた。 作家さんのプロフィール現役医師と書かれていて、あぁそうだったと、すっかり忘れていた。医師だから?ヒトの人体を科学で紐解いていく生業としているから、心象風景や喜怒哀楽の描写が青臭くて借り物的なのか。
1投稿日: 2026.01.16
powered by ブクログ前作の禁忌の子のように、医療従事者ならではの描き方が読んでいて面白いし心地いい、テンポも良くスラスラ読めてしまう。ひとつ苦に感じたのは、檻の休館新館の物語に出てくる様々な場所の設定が途中でついていけなくなってしまった事が、自分の頭の問題ですが、もっと理解しながら読み進めたかったです。映画化されても面白いかもしれない。
2投稿日: 2026.01.15
powered by ブクログ3.5 禁忌の子と2作目。 クローズドサークルらしく、徐々に有毒ガスが迫ってくる怖さの中で次々と人が殺されていく緊迫感で、引き込まれそうになるものの、病院の間取りと本文と行ったり来たりで忙しく、イマイチ没入できず。でもありがとうという言葉で、白い檻に縛られているというところに、地域医療の抱える問題の深刻さが窺えた。
32投稿日: 2026.01.14
powered by ブクログ前作「禁忌の子」が衝撃だったから 期待しすぎちゃったかも! 前作の方が好みだった! ずっとハラハラ、苦しい気持ちだった でも読むのをやめられない...
1投稿日: 2026.01.14
powered by ブクログクローズド・サークルのミステリは本当に読んでいる時ずっと背後が気になるし、夜に読むと怖い。今回はとある理由で病院に閉じ込められるが、殺人犯と同じ空間(しかも山奥の病院)なんて発狂ものだと思う。前作の禁忌の子も好きだったけどそれ以上だった。 筆者のの医師の描写はリアルで読み応えあるし、地方医療の抱える問題も描かれていて大満足。 なんだか映像化できそうな雰囲気あるし、城崎先生や春田先生のビジュアルが気になる。
1投稿日: 2026.01.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
確かに檻。霧の中で起こる殺人事件と災害時の医療関係者ならではの描写が面白かった。けども、何となくありえないなーって思ってしまった…
1投稿日: 2026.01.12
powered by ブクログ図書館で予約していた本が3冊、ほぼ同時期に貸出可能となり、この2週間で3冊か…と1番初めに手に取った1冊。 山口未桜さんは『禁忌の子』以来の2冊目です。 やはり医療系ミステリだな、本を開くと登場人物紹介と見取り図が8ページ!! え?人物多くない? 山奥のへき地の病院で起こる殺人事件。 稀にみる濃霧で麓には降りることができずにいるところに、大きな地震が起き、電話はつながらず、地殻変動からか有毒ガスが発生して、病院から抜け出せなくなってしまうのです。 いろんなことが起こり過ぎ! ここに、過疎化した地域医療の限界、産婦人科医の疲弊などが絡んでくるので、頭の中はぐちゃぐちゃでした。 時間を追うごとに階下から有毒ガスが迫りくる中、患者さんを診つつそのときどきの状況に対応する医療者はすごいなと思いました。 医師の山口さんだからこそ書ける医療現場の内側は、リアリティのあるものなのだろうなと思います。 2週間で3冊読まなければならない義務感もあったけど、途中からページをめくる手が止められず一気読みでした。 ずっとハラハラして疲れました。
16投稿日: 2026.01.12
powered by ブクログ謎解きがロジカル過ぎて、私の頭では「???そうなるの…かな…???」ぐらいの理解。すまん。 そして、この作者さん前作もそうだったけど、結末の選び方が悉く私の好みと合わない。話の流れとか登場人物は好きなのに、最後の最後で解釈違いになっちゃうの、ツライ…
1投稿日: 2026.01.11
powered by ブクログシリーズ2作目。 今回はクローズドサークルのミステリー。 きちんと順序立てて読み解いていけば、真相に辿り着くように書かれているようなんだけど、犯人が誰だか最後までわからなかった… ミステリー自体も面白かったけど、震災が残したもの、僻地医療などの問題も挟まれていて、現場を知る山口未桜さんならではの描写も感じられた。 そして、前作にも増して城崎先生がかっこいい! 3作目も予定されているみたいなので、今から楽しみ。
37投稿日: 2026.01.11
powered by ブクログ前作『禁忌の子』が面白く、そこで登場した城崎が再び登場する第二作だと知って手に取った。 硫化水素ガスが蔓延し、外部と隔絶された病院を舞台に、複数の事件が起こる物語で、前作よりもミステリー色が強い作品だった。 個人的には前作の方が好み。読書の途中で間が空いてしまったこともあり、登場人物や医療用語を把握しきれず、没入感がやや弱くなってしまったのが少し残念だった。
13投稿日: 2026.01.10
powered by ブクログ山口未桜「白魔の檻」 2025年 東京創元社 大人気となった「禁忌の子」の続編、シリーズ第2弾。 しかもこれがデビュー2作目。 著者は医師でありながらの小説家。同様に医師兼作家の方は多いけど、山口未桜さんは本業作家かと思うぐらいの文章力とミステリ力。これは鍵となるんだろなと思うところも少しはあるけど、結局のところ最後の最後までいったい誰が!という思いで一気読みです。 今回も巻頭に登場人物一覧の他に事件場所の図面も掲載されているので、登場人物も多く、現場も立体的で創造しにくいかと思いきや、文章力によってすべてカバーされていて、少し図面を見返すぐらいです。 前作の時にも思いましたが凄い作家が現れたものだと。 今後の作品も楽しみです。 #山口未桜 #白魔の檻 #東京創元社 #読了
9投稿日: 2026.01.06
powered by ブクログクローズド・サークルが好きなのでそれだけでもワクワク。 加えて過疎地の医師不足問題も提起していて、最後まで飽きさせない展開でした。 『禁忌の子』より今作の方が好み。
17投稿日: 2026.01.06
powered by ブクログ『禁忌の子』の衝撃が残っている間に第2弾も読む。 硫黄臭を嗅ぐと温泉の近くだ♪と喜んでいた私は、硫化水素って人を殺せるものだったのかとビビりました。医療用語はまったくわからないので、理解できない点はいっぱい。だから、トリックそのものを十分に楽しめたかと聞かれたら「なんとなく」としか答えられません。 しかし、第1弾で城崎の虜になってしまったから、人としておかしいことを自負している彼が、淡々と解き明かしてゆく様子が好きでたまりません。優しいふりのできる人が優しいとは限らないけれど、彼はやっぱり優しいと思いたい。 序盤に出てくる「霧に包まれたスーパーマーケットで、外に出ちゃ駄目」という映画はスティーヴン・キング原作の『ミスト』ですね。 映画『ミスト』の感想はこちら→https://yonayonacinema.xyz/eiga-ma-2008-05-12/
3投稿日: 2026.01.06
powered by ブクログ有毒ガスが迫る――逃げ場のない病院で、殺人が始まる。 有毒ガスに覆われた病院が舞台のクローズド・サークル。 地下に降りれば即アウト、時間の経過とともにガスが充満し、危険地帯は1階、2階へと広がっていく。そんな超特殊設定の中で、容赦なく殺人事件が起きていく。 アイデアはとにかく秀逸。ただし、読むのはかなりムズい。 冒頭で登場人物紹介と病院の見取り図が提示されるものの、3階建て(旧館+新館)。医師、看護師、入院患者あわせて総勢80人近く……多すぎだろww その結果、肝心の解決編では「誰が誰で、どこをどう通ってトリックが成立したのか」が把握しきれなかった。完全に理解力不足です、すみません。 これはもう、映像化して導線を丁寧に説明してもらうしかないな。
6投稿日: 2026.01.06
powered by ブクログデビュー作「禁忌の子」で活躍した城崎先生が探偵役のシリーズ第2弾! 今回は城崎と前作でも登場した研修医の春田が 北海道の過疎地の病院に赴任するという所から始まる。 ところが赴任先に到着するまでの道で濃い霧が発生し、着いたら着いたで 地震だの硫化水素の発生などで 電気も途絶えただならぬ状況。 そんな中発覚する殺人事件。 ここ山奥の過疎地に、患者と関係者を含め87人が 閉じ込められてしまった。 という事で クローズドサークルものでした。 それにしても人数多すぎ!!笑 現役のお医者さまが描く医療物はやはりリアルで、ミステリーとしてだけじゃなく、過疎地の抱える医療問題にも提起した内容でした。 正直な感想としては 面白かったけど、ちょっと上手く事が重なりすぎだったかな~とは感じちゃいました。 個人的には「禁忌の子」の方が面白かったけど、このシリーズきっとまだ続くと思うので これからも追いかけたいです(*^^*)
113投稿日: 2026.01.06
powered by ブクログクローズド・サークル(檻)の要因が面白く、また、範囲も変化していくので、その過程で緊張感が一気に加速します。 建物の構造が詳述されていますが、複雑すぎて諦めました。ミステリーが好きな方は、巻頭に建物の図面が丁寧に示されているので、そちらを逐次参照しながら読んでいくと解りやすいと思います。 前作『禁忌の子』の続編ですが、原則無機質な性質の主人公の感情が揺れる場面はグッときてしまいました。 続編を望みます。
4投稿日: 2026.01.05
powered by ブクログ面白かった 禁忌の子も引き込まれたが、今回も完全に引き込まれてしまった 著者が医者であるからこそ作り出せる作品なのかなと思った 医療従事者は命という変えがきないものと常に向き合っているからこそ、時に医療ミスと言われることが起きた時、恨みや憎しみも大きくなるのかなと思った それだけ責任のある仕事であり、恐らくやり甲斐もあるのだろう 改めて、医療従事者の方は凄いなと思った
3投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログ城崎シリーズ『禁忌の子』の続編。 霧と有毒ガスというクローズドサークルとなった病院で起こる殺人事件。 なんかいろんなこと起こってハラハラドキドキ。 フーダニット、ハウダニット、ホワイダニット全部楽しめる。 登場人物は多くてやや混乱気味ではある。
4投稿日: 2026.01.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
雪と硫化水素ガスで閉じ込められた病院で起こる連続殺人を解き明かす主人公の医師たち。ロジカルなミステリーとしても面白いのですが、読後感はミステリー解決の爽快感よりも現代医療の課題に対する暗然たる気持ちが勝ってしまった。 下記の叫びが心に重しを残す。普通の人はあえてみない医療の闇。 医師である作者だからこその問題提起・・・・ へき地医療を維持するための社会的な歪み 全国どこでも、同じ質の医療 なんてまやかし 命を削って人を助けても貰えるのは感謝状一枚で、何か起こったら叩かれるのは 頑張れば頑張るほど報われないシステム 医療従事者への感謝ってやつは、いつだって阿呆な俺たちを錯覚させ、やりがいでこき使うための餌
4投稿日: 2026.01.02
powered by ブクログ「禁忌の子」に続く城崎響介シリーズ第二弾。 研修医・春田芽衣の視点で書かれているが、前作同様探偵役は城崎先生。 事故死と区別がつきにくい殺人事件から大地震、さらに第2、第3の事件が起きていく。 最初に登場人物と病院の配置図が8頁使って掲載されているが、その時点ではピンとこない。事件が起きる度、また城崎先生の推理の度に確認が必要かも(^_^;) 事件は難解で、結末は意外な展開になる(と私は思った)が、最後まで集中力が途切れることなく読めた。 環さんの言いかけたことは何だったのか、深山さんは回復できたのか、遠山さんは娘と会えたのか等、置き去りにされた疑問は残っているが、とにかくシリーズ次回作が待ち遠しい。 そして、もう一度「禁忌の子」を読んでみたくなった。前回とは少し違う城崎響介に会える気がして・・・
1投稿日: 2026.01.01
powered by ブクログ前作「禁忌の子」がとても良かっただけに期待して手に取ったが、残念ながら私には合わなかった。作品としては非常に作り込まれており、登場人物の説明に加え、病院内のフロアマップまで用意されている点は、やや過剰にも感じられた。ただ、へき地医療の厳しさや、医師に過度な負担がかかりやすい現状を描いた部分には強い現実味があり、社会派小説としての読み応えは十分にあった。
8投稿日: 2025.12.31
powered by ブクログエピクロスの処方箋に続いて、現役医師による小説 作者はミステリーを書きたいんだろうけど、最初にある登場人物リストや病院の間取り図を見るだけで、既にお腹いっぱいな感じ ミステリーとして期待を裏切らない展開ではあったものの、やっぱりお腹いっぱい感は否めず へき地医療、更には医療そのものに対する問題意識が物語のベースにあるようなので、そっちがメインのミステリーでないお話を読んでみたい気がした (作者はミステリーを書きたいんだろうけど)
2投稿日: 2025.12.31
powered by ブクログ登場人物が多い上に特徴がなく非常に読みにくい。また前作もそうだったが時間の設定が細かすぎて覚えきれない。僻地医療に対する筆者の想いを伝えたいために使われたような印象が拭えずという印象。肝心のトリックも舞台の異質さに対して平凡だった。次回作に期待したい。
2投稿日: 2025.12.30
powered by ブクログ『禁忌の子』から探偵役を引き継いでの2作目。相変わらず医療行為の描写は臨場感があって良いが、全体的にインパクトは前作よりも弱いかな。シリーズものにするなら、城崎先生の過去や内面を少しずつ掘り下げていっても良かったのでは。
2投稿日: 2025.12.30
powered by ブクログとても楽しみにしていた作品。 今回も面白くて結末も予想できなかったけど、登場人物多くて把握しずらかった。 医療ミステリーは良いぞ。
2投稿日: 2025.12.29
powered by ブクログ置かれている状況から助かるか助からないかわからず、ハラハラしながら読めた。犯人発表の前に何回も前のページに戻って推理したが、全然違った。私も城崎先生に想像力豊かだと言われるでしょう……。 前作を読んでなくても問題なく読める。私は結末が微妙だった前作より面白かったと思う。個人的にミステリーはアニメのCパートのような後日談があるのが好きなので、その点は前作・今作ともに消化不良。
2投稿日: 2025.12.29
powered by ブクログ禁忌の子もそうだったけど、設定はいいのになぜか入りこめない スピノザの診察室に続いて、苦手な医療系連読になったこともあり、スピノザとの落差が大きすぎたこともあったかも 次作に期待
2投稿日: 2025.12.29
powered by ブクログ地域ガチャみたいな医療環境で、ひとの生き死に差が出るようなことはあってはならないと思うけれども、実際はこういう地域多いんだろうな
2投稿日: 2025.12.25
powered by ブクログ1作目と全然毛色を変えて、災害で孤立した病院で起こる連続殺人が軸のホームズワトソン本格ミステリー。舞台こそ病院だけど中身は笑うくらいクローズドサークルの館もので、トリックも本格ミステリーでとてもややこしいし、作者はミステリー大好きなんだなと思う。ただそれだけでは終わらず、1作目に引き続き医療、化学での味付けで個性が出ていて、しっかり社会問題にも触れ、相当濃い作品に仕上がっていた。人によって1作目と今作で好みは別れると思うが、この作者は幅広く作品を作れることを思い知った。僕は今作の方が好きかな。
20投稿日: 2025.12.23
powered by ブクログ『禁忌の子』を読んでから久しぶりに新作が読みたい!と思ったのと、とある俳優さんのYouTubeチャンネルでレビューされていたこともあり図書館で借りてようやく回ってきました。 過疎地医療協力で北海道に派遣された、城崎と研修医の春田。派遣先の病院・更冠(さらかっぷ)病院で起きる殺人事件と立て続けに起きる災害の中で殺人犯に迫るクローズドサークル。 北海道の僻地で起こる事件。 東京のように数多ある大小様々な病院でも人手不足なのに、『地域医療』だともっと人が足りない。 その中の看護師・院長・医師と人が少ない中での命との戦いは凄惨なんだろうなと思う。そんな状況で起きた『医療事故』はあってはならぬ状況の一つでもあり、今回の殺人事件の発端でもあったかと思う。 人がもっといれば…柔軟な対応ができる仕組みづくりがあれば…テクノロジーがもっと豊かになれば…。 すべて「タラレバ」でまとめてしまうのには苦しい現実だったのかと。そうすれば誰も死なずに済んだのに…。 最後は誰も救いがないように感じ悲しい気持ちになったが、たまたま偶然に物事が起きるとはいえ非現実に圧倒されつつも、先へ先へと気になる展開は『禁忌の子』の流れを踏襲しているのかなという印象。 城崎先生の冷徹さのあるロジカルな推理力には圧巻でした(ちなみに個人的に犯人は違ってて驚いた・笑) こういったクローズドサークルは結構好きだなと再認識。 次回作もあれば読みたいと思います。
18投稿日: 2025.12.23
powered by ブクログ霧と地震とガスが重なるなんてなんて不運な。 舞台は僻地でもうワクワク。 こういう館自体が密室なの好き。 トリックとかは難しすぎてよくわからなかったけど 過疎化って今後増えていくだろうな。 田舎には高齢者ばかりになって 若い人は減って どうなっていくんだろうと怖くなる。 私は年をとってもこのまま都会に住もうと改めて思った。
1投稿日: 2025.12.23
powered by ブクログ理想だけではどうにもならない地域医療の現実。問題提起には共感したが、いかんせん推理小説としては登場人物の行動や心理、人物造形がチグハグで理解できない。大仰な二字熟語が素人っぽさ浮き彫りに。「頑張れば頑張るほど報われないシステム」医療だけでなく日本中、あちこちに。
2投稿日: 2025.12.22
powered by ブクログ最初にそこそこの人数の登場人物紹介と間取り図があってそれだけで「ぐえーお腹いっぱい、果たして読みきれるのか…」と不安になったし、作中さまざまな「ぐえーややこしすぎる」が発生するけど、なんとなく雰囲気で読んでも話の筋が面白いので大丈夫だった。 探偵役という重要中心人物は前作と同じなのも、ややこしさの緩衝材になって良かった。 そして、良いタイトル。
8投稿日: 2025.12.21
powered by ブクログ禁忌の子の作家さんの2作目。過疎地域の僻地医療問題や医療従事者の人たちのやりがい搾取にも切り込みつつ医療ミステリとして面白く読めた。 登場人物が多くて人物像が若干弱い感じもしたが、伏線回収もしっかりあって考察も楽しめる。 名探偵の城崎先生は前作と同様の活躍で、重い内容の中でも安心して活躍を見守ることができた。ラストはつらい中にも希望が見える。 医師でありデビュー間もない山口美桜さん、これからも医療現場を疑似体験できる作品をたくさん書いて欲しいと願っています。
21投稿日: 2025.12.20
powered by ブクログ『禁忌の子』の続編ということで。 と言っても、そこまで繋がりはなく、名探偵城崎響介の医療ミステリシリーズという感じ。 研修医の春田は『地域医療』の実習のため北海道へ行くことになり、『へき地医療支援』で派遣される城崎と一緒に温泉湖の近くにある山奥の更冠病院へと向かう。ところが2人が辿り着いた直後、病院一帯は濃霧に覆われて誰も出入りができない状況に。そんな中、院内で病院スタッフが変死体となって発見される。さらに翌朝に発生した大地震の影響で、病院の周囲には硫化水素ガスが流れ込み、濃霧とガスで病院から外に出られなくなってしまう… たまたまとんでもない濃霧が発生し、大地震が起き、硫化水素ガスが流れ込む。偶然に偶然が重なって完成されたクローズドサークル。設定は少し強引な気がしたけど、臨場感があり特に終盤にかけては物語に引き込まれ、一気読みだった。 コロナ禍のときもそうだったけど、医療従事者の仕事の大変さには改めて頭が下がる。ましてや、へき地医療の過酷さと言ったら想像を絶することなんだろう… 読後、タイトルの意味になるほどなと思った。
90投稿日: 2025.12.18
powered by ブクログ医療ミステリ。作者は若干38歳の現役医師。禁忌の子に次ぐ2作目。 僻地医療の医者不足による昼夜を問わない激務の問題を提起をしながら、登場人物のキャラがしっかりと描かれていて読みやすかった。犯人探しを解き明かしていく物語の中心的存在である城崎医師のキャラが興味深く、映画化したら当たり役は誰だろう…綾野剛あたりはどうだろう…と想像してみた。
3投稿日: 2025.12.17
powered by ブクログ禁忌の子の続編 みなさんが着々と読み進められる中、ようやく届きました(o^^o) 前作で活躍した城崎先生が登場します! 研修医の春田と共に北海道へ 舞台は山奥にある病院です しかも病院は濃霧に覆われ、辺りは真っ白 さらには地震の影響で有害なガスまで発生し 完全に孤立します もう読んでるだけで苦しくなってくるようなクローズドサークルです。 そんな中で次々と起こる事件に 城崎先生は冷静に立ち向かいます 災害に対しても問題は山積み。 もちろん入院している患者さんもいます。 どんどん追い詰められていく様に 息苦しくなりながら読んでました笑 さすが医者でもある作家さん。 医療現場はリアルに感じられました。 素人ではわからない専門用語が並びますが、それがまた臨場感を出しています。 緊迫した雰囲気がビシビシ伝わってきます 前回のような衝撃はないかもしれませんが、前回よりも、その奥に込められた強いメッセージを感じました 地方はどんどん過疎化していき、医療はどんどん手薄になりますよね。 私も地方に引っ越してきて、いろいろ思うところはあります。 そこまで過疎化してるわけではないですが それでも住んでる市に産婦人科がありません。 隣の市にもありません。 引っ越してきたときはちょうど妊婦で、検診も出産も離れた病院までむかっていました。 出産は急な対応が求められるので、不安を感じたことを覚えています。 また小児科や内科、耳鼻科などのクリニックも市内だと1.2軒しかないです 先生は軒並み高齢で、耳鼻科の先生は去年体調を崩されて、半年以上市内に耳鼻科のない状態が続きました。 ちょうどその時期、息子の中耳炎の手術があり、経過観察が必要でしたが、市外の病院で見てもらうことになりました。 でもここよりもさらにひっ迫した状態の地域はありますよね 沖縄に住んでた頃は、島に病院がなく 妊婦さんは出産予定日1ヶ月前になると、石垣島に宿泊して待機していました。 地域によっていろんな問題があり、様々な方法でギリギリのところを綱渡りしてるんだと思います。 どうしたら、 どこででも安心して暮らしていけるのか、、、 課題が残りますね
104投稿日: 2025.12.17
powered by ブクログへき地医療の現状やへき地医療に対する医療関係者からの目線、思い、やるせなさなどを知れた点が良かった。 ミステリーとして読むと一部にやや無理も感じ評価を下げてしまった。
4投稿日: 2025.12.16
powered by ブクログ登場人物が多いのに加えてキャラの描き分けがあまり明確でないため、推理意欲が減退して楽しめなかったです。病院の外がガスに囲まれて視界ゼロという状況下ですが、ガスが捌けた後に破綻するトリックが多くあった様にも思いました。 全てお見通しの主人公も???な感じです。
4投稿日: 2025.12.16
powered by ブクログ「禁忌の子」に続く第2作。医療描写と本格ミステリ度合いは引き続きで楽しめるが、どうも動機の人間の情念描写が薄いのが気になる。はい本格です、城崎響介の謎解き・回収すごいでしょ、の感じに流れ過ぎというか。人間自体がまだ確り書かれていない。この雰囲気が続くならもう読まないかもしれない。
2投稿日: 2025.12.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
仕事が忙しく、なかなか読み進められず(最近読みのスピードも非常に遅く、、、)やっと読み終えた。 途中まで、「あまり刺さらないかな」と感じた瞬間や「ちょっと都合良くないかな」と思う場面(液体を上部から垂らすシーンなど)があったのは正直な感想。犯行のトリック自体にはそこまで刺さらず。ただ、階段を登り降りする回数から導く論理的な解は見事だった。 しかし、犯人の語りから絞り出される僻地医療、いや医療に関わらないかもしれない社会課題と犯人の思いが非常に物語に深みを与えていた。いやぁ、犯人かっこよすぎるよ。二階堂先生との思い出•最後の屋上の場面は、非常によく、目頭が熱くなった。城崎先生が真相を暴いた理由も心に響くものがあり、『孤島パズル(有栖川有栖)』の江上二郎にも通ずる感じ。 丁度私の住む北海道を舞台としているところも親近感が湧いた。 そして、タイトルの『白魔の檻』読み終わると感じ方が違う。決して霧が檻なのではなく、患者たちや使命感といったものが檻を作ってしまっていたのだ。 前作に引き続き、事件そのものより事件を取り巻く背景が濃密であり、タイトルに込められた別の見え方が素敵な読書体験としてくれました。
16投稿日: 2025.12.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初の印象が、クローズドサークル物か… で、1章だけ読んでしばらく他の小説を読み、 放置。 2章から今に至ってはあっという間に読了。 シリーズ物の続編は、前作と比べてしまうから 変なフィルターがかかって読んでしまうけど、 今作も本当に読み応えのあるお話でした。
1投稿日: 2025.12.14
powered by ブクログ一言メモ、世の中が抱える問題を、医療界に落とし込んで事件化したストーリー 前巻のミステリーとは違った切り口で、問題提起していて、リアルさに引き込まれる。いつ起こってもおかしくないと思わせる、リアルな描写、医療の緻密な描写、それにしっかりと描かれた図面や人名、とても良いです。続巻が楽しみです。
3投稿日: 2025.12.12
powered by ブクログ前作に続き、終始引き込まれるストーリー展開でした。 終盤の謎解きに向かう過程は新鮮で自作も勝手に期待しています。
15投稿日: 2025.12.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
霧と有毒ガスに閉ざされた病院で発生する連続殺人 密室ミステリーのために不自然な展開で食傷気味で終盤までに止めようかと思った ただし、終盤の謎解きと連続殺人の背景、僻地医療のあり方、頑張れば頑張るほど苦しくなる僻地の医者といった社会派テーマの記載は引き込まれた 評価に迷う一冊
4投稿日: 2025.12.11
powered by ブクログ濃霧と地震による硫化水素の発生の中で起こる殺人。城崎響介の推理が冴える。ミステリーとしても面白いが特に過疎地の医療現場の悲惨さ、医師不足の深刻さにやりきれない気持ちになった。
3投稿日: 2025.12.11
powered by ブクログ自分の人生の枠組みでのイメージで感想を書きます。まず山口先生は高度なお仕事でご多忙の中、これだけの内容を備えた本を刊行出来る能力が凄すぎる。どんな思考回路?そしてその美貌。お美しすぎる。1回で良いから、診察して欲しい。自分は更冠病院3階病棟患者に属する感じだけども。 そしてストーリーも良かったけど、巻頭の病棟配置図。何回返って確認した事か。考えられていて凄い〜。トリックについては目が覚めた。マジックの種を見破るのではなく、教えてもらった感じです。 人間は、人生は多面体のようだ、と思う。幸せに見える人にも必ず言えない何かがある。ほんの表面の邂逅で社会が成り立っている。 何故だか分からないけど、この部分激しく同意しました。次回作は沖縄かな?期待してます。
2投稿日: 2025.12.11
powered by ブクログ研修医春田芽衣は、医師城崎響介と共に北海道の僻地の病院へ赴任。現地は濃霧。しかも芽衣の知合いが地下の温泉室で硫化水素中毒の遺体で発見される。他殺。 やがて大地震発生。濃霧の中、硫化水素が一階から充満し始める。この閉鎖された院内で、第二の殺人が発生する… 濃霧で閉鎖され、硫化水素の危機が迫る中での連続殺人。犯人解明に向けた緊迫の物語の中に、青春時代の思い出や大地震の思い出、僻地医療の問題点とこれに携わる医師たちの覚悟が散りばめられた味わい深い作品でした。 温泉のいい匂いと思ってたけど、硫化水素がこんなに怖いなんて知らなかった
6投稿日: 2025.12.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
春田が中学時代のバスケコーチ九条のことをやたら慕ってるけど、終始その設定に無理がある気がして春田への感情移入が難しく、春田が語ることが全て薄っぺらく感じた。 回想でそこまでの感情になるエピソードがあるのなかぁと期待していたけど特になかったのでそこは少し残念だった。 フェイント教わったからかな… クローズドサークルになる過程は色々と考えられてて凝っていたように思う。 ただ愛人との写真が職場の机の中に入ってるところなんかは急に雑だった。 というか九条からしたら春田に会いたくなかったよなーーー複雑である。
3投稿日: 2025.12.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『禁忌の子』続編とはいかに? と思ったら、城崎響介が探偵役か。それなら納得。 こういうキャラ好きなので、この路線ならシリーズが続くといいな。 極限状況でのクローズドサークルミステリ。 著者が医師ということもあり、僻地医療や産婦人科についての問題提起には実感がこもっているが、だからってこうなるか。 実行犯は、この人に可能なのか? という意味で意外。共犯者のほうはお約束通り。 ラストはもやもや。そういう決着の付け方は、まったく決着になっていないと思う。
9投稿日: 2025.12.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
へき地医療に地震、コロナなど今の日本の問題を反映していて面白かった。それぞれの事件の動機が過去の医療ミスに全て集約されていて複雑に絡まっていて悲しい結末をもたらしていた。割と救われない物語であったが、死と隣り合わせの人間の心理状態や城崎先生の相変わらずの推理は読み応えがあり、前作に続いて面白かった。
2投稿日: 2025.12.10
powered by ブクログ禁忌の子に次ぐ、医療関係のミステリー。面白かった。生きるか死ぬかの状況…閉ざされた環境…ドキドキしながら読み進めた! 病院に勤務している私にとって、色々考えさせられる内容でもあった。医療の状況的にも、田舎・僻地はそうなんだよね、と思いながら最後の方読んでた。 誰でも一人ひとりに、それぞれ人生があって、価値観や大切なものがあって…その人にとっては全部大事なものだけど、それは果たして善なのか悪なのか…。 生きてく中で、あの時こうすれば良かった、ああすれば良かったって、反省することもあるけど、その選択は全部自分が決めたこと。そのときの自分が、その方が良いと思って決めたこと。その結果をどうするか、どう変えていくかは、やっぱり自分次第なんだよなあ。そう思いながら、最後は涙ポロリでした。
17投稿日: 2025.12.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自分が知らないだけかもしれないですが、有毒ガスの霧に閉じ込められるって面白い設定だなーと思いました。 一難去ってまた一難という感じで、スピード感あって面白くてずっと読んでました。ちょっと寝不足になりました。
4投稿日: 2025.12.08
powered by ブクログ禁忌の子が良かったから期待しすぎたのかもしれない。私はテンポが良くなくて登場人物のキャラクターが分かりにくくて、あまり面白くなかった。 緊迫感や恐怖も感じなかった。
2投稿日: 2025.12.08
powered by ブクログ久々にフォー・ダブリュー・ワン・エイチのミステリーを読了。前回の「禁忌の子」から楽しみにしていました。前作の城崎先生が出てくるけど、話が繋がってはいないのでこちらから読んでも問題はないですね。 濃霧と地震で発生した硫化水素ガスによって閉ざされてしまった病院での殺人事件。ミステリーとしても楽しめるし、地域医療や医療従事者たちの極限の仕事ぶりが真に迫ってて読み応えがありました。
47投稿日: 2025.12.07
powered by ブクログ前作に引き続き城崎先生が出てきて、今回主役の春田さんが城崎先生のアンカーのような存在に今後なったりするのかしら?と次回を楽しみに思ったりもしたけれど 一番は、この話を現役医師が描いているところが恐ろしいというか、やりがい搾取みたいな構造が医師の世界でまかり通っているんだろうなぁとリアルに想像できて怖い。 やりがい搾取といえば教師が思い浮かんで、大変すぎて今は成り手がいない。30年くらい前までは権威もあって人気の職業だったのに。医師も教師のように権威も落ちて大変なことが多すぎる職業になっていっているんだろうかと、暗い気持ちになった。
14投稿日: 2025.12.07
powered by ブクログ一気読みだった。 なんか、同じ始まりでちょっと前に書いた気がするけど、こちらも同じだった。 抗いようのない自然の脅威によって隔離され身動きが取れない不安は、読み進めるほどにジワジワと募ってくる。命の危険に晒されつつも対処ができない恐怖は、いかほどのものだろうか?その中で事件が起き、精神的に追い込まれていく人の心の揺れ動きが読んでいるこちらにもググッと迫ってくる。 また、救命の場面の緊迫感や臨場感はとても強く伝わってくる。そして、死に対しての医療従事者の心境や葛藤もとても強く伝わってくる。真実が明らかになってくると、どこかやり切れない気持ちが湧き上がってくる。憎みきれずやるせないこの気持ちは、ひとつではなくいくつか絡み合っている。そんな感情で読み終えた。 地域医療の現実や医療従事者の本音の部分は、いくらかここに描かれていることに当てはまるのだろうか?そう思えるだけのリアリティがあり、少なくとも目の前の患者に対しての気持ちが描かれた部分はきっと多くの医療従事者の方がそうなのだろう。素直に頭が下がる思いだ。だからこそ、少し切なさが残る。 とても良かった。
17投稿日: 2025.12.07
powered by ブクログ「禁忌の子」未読でも、問題なく楽しめた。舞台は北海道。濃霧によって孤立した病院で、次々と殺人事件が起きる。こわっ。謎解きの部分はさーっと読んでしまったが、犯人の動機が悲しすぎたなぁ。。二階堂先生を追い込んだ2人は、どちらも身勝手で腹が立つ!
73投稿日: 2025.12.06
powered by ブクログ前作に続いて非常に面白く、内容としては複雑に関わらず、最後は一気に読み終えた。硫化水素に閉じ込められ、さらに硫化水素が迫ってくる中で、殺人が行われていくが、容疑者Xがわからず、最後の謎解きでも理解が難しかった。次回作もぜひ読みたい。
6投稿日: 2025.12.06
powered by ブクログデビュー作『禁忌の子』の続編…ということで、期待しながら読みましたが、全く違う作品で驚きました。 医療ミステリであり、社会派ミステリでもある重い内容に反して、主人公は20代の研修医・春田(前作にも登場)。 もっとずっしり、落ち着いたら雰囲気で読みたい内容だったけど、明るい女子の不安定な感情に戸惑いと疲労が時折… そして前作に続く探偵役・城崎先生はさらにクールで怪しげに。 これは前作の同級生男性医師から見た印象と、20代女子研修医から見た印象が違うからなのでしょう。同じようで同じじゃない城崎先生にも違和感を持ったまま読み続けました。 じゃあ面白くないのか…と言ったら、全くそんなことはないのです。 むしろ時間さえあれば一気読みしたいくらい夢中になる内容でした。 舞台は北海道の山の中にある病院。 濃霧に包まれ外出不能になったところへ大地震が発生。土砂崩れで道路も塞がれ、さらに近くの湖から硫化水素が発生。 完全に孤立した病院内でジワジワと毒ガスに追い込まれる極限状態の中、次々と人が死んでいく。 生と死と過疎地医療の現実が交錯する本格ミステリ。 デビュー作の『禁忌の子』ほどの衝撃はなかったものの、緻密な計算により見事に練られた作品でした。 推理、というよりは論理。 ロジックパズルミステリとでも言うのでしょうか。 前作は倫理的な内容だったので、こちらも訴えるものが違ったように受けました。 同じ登場人物が描かれているのに全く違う作品になっている、シリーズであってシリーズではないような、山口未桜先生の可能性の広さを感じる一冊でした。 でも、勿体ない! 注釈が入るものの医療用語が多いし、あえて難しくなり過ぎない程度にリアルに近づけようとして書いているんだろうけど、それが逆に中途半端な感じになってしまい、リアルさを感じられませんでした。 なのでただただ途中テンポの悪い言葉を使われてるだけな雰囲気に。 これはどっちかに振り切った方が良かったのかもしれません。現役医師が書いているだけに難しい判断だったと思います。せめてメインキャラに医師や看護師じゃない人がいれば、不自然にならないように会話が簡単になったのでしょうが…。 そして前作同様、読後感。 やっぱりしっくりきませんでした。 そこが個人的には一番残念なところです。 終わりよければ全て良し!となれば☆5でも良かったのですが…、でもストーリーも文章も嫌いじゃないのです。 このまま医療もののみで突っ走るのか、今後の山口先生の作品にも期待したいと思います。
49投稿日: 2025.12.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
SL 2025.12.3-2025.12.5 舞台はクローズドサークルの病院。 霧、地震、ガスによって誰も出入りできなくなった病院で起こる殺人事件。 語り手の春田に全く感情移入できなかった。ラストがハッピーでないし、城崎があまりに闇深いし、もう少し軽やかな面もあったらもっといいシリーズなるのに、と思わずにはいられない。 過酷すぎる過疎地医療の現場も辛い。
2投稿日: 2025.12.05
powered by ブクログ春田にイライラして話が入ってこなかった。バスケをやめなくてはいけないのは悲しかったんやろうけど、ことあるごとにバスケの話題。中学の話をいつまでひっぱるねん、何年前やねん!とイライラ。
4投稿日: 2025.12.05
powered by ブクログ評価はわたし的に3.5なのですが、医療従事者のすごく分かり味ある言葉もあったので4にしました。 前回の禁忌の子と引き続き、山口さんはお医者さんなのでやはり読みやすかったし勉強になることもあったし、とても良かったです。 ただ、つい最近まで「方舟」を読んでいたのでそれと似たような設定だったのが残念でした…もう少し間隔あけて読めば良かった…。 「ーーこんな病院潰れちまえ、って思ってても、目の前に患者が来たら勝手に身体が動く、見捨てられないのが医療従事者ってやつなんだ。」 この一節が本当に分かります。わたしも前の病院に勤めていた時に思っていました。忙しいのに給料はちっぽけ。救急なんて下手したら休憩すら取れずに、残業も当たり前。目の前の患者を見捨てられたら自分が病むまで働くことなんてなかったのにな、と思いました。
18投稿日: 2025.12.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人…死にすぎ! 禁忌の子を読んでから、この本を読むのをずっと楽しみにしていた。おもしろかったけど、救いようのない展開に心が重い。登場人物が多い割に特徴があまりなくて、誰が誰か覚えるのに時間がかかった。環さんは春田の記憶ではめっちゃ良い人だけど、なんかよく分からなくなった。禁忌の子の結末はホッとしたけど、法律によって罪を裁く展開にならないのが今回はもどかしかった。
2投稿日: 2025.12.01
powered by ブクログ北海道の山奥の病院に研修で来た春田芽衣と先輩医師・城崎響介。 着いた直後、濃霧と硫化水素ガスで病院が完全に孤立してしまう。 逃げ場のない中で、院内では職員の不可解な変死事件が発生。 患者を守りつつ、芽衣と城崎は“閉ざされた病院”で続く不可能犯罪の真相を追う。 自然災害と孤立、医療現場の混乱が重なる中、事件の核心に迫っていく――。 ‥‥‥ めっちゃ“閉じ込められた感”が強くて、読みながらこっちまで息が詰まりそうでした。 霧とガスで外に出られないとか、もうゲームのハードモードすぎるでしょ、って感じ。 芽衣ちゃんの「どうにかしなきゃ…!」って必死さもリアルで、城崎先生の頼れるけどちょっと影のある感じも良いアクセント。 事件も次々起きるし、医療の現場はパニックだし、でもちゃんとミステリとしての“謎”も詰まってて、一気読みでした。 ホラーじゃないのに怖い。 人間の弱さとか極限状態の怖さって、こういうことなんだな…ってしみじみ。 ただ、前作があまりにも衝撃的だったので、どうしても期待してしまいますよねぇ。 デビュー作が素晴らしいと2作目ってプレッシャーだよなぁ。。 ということで、星4です。 ‥‥‥我が家のトピックス 昨日は職場のランチ友(と言っても年齢差は24歳あるけど。^^;)と日本酒定例会を開催(忘年会) 炭火焼き焼き鳥 ささみ(ワサビ乗せ) ↩︎絶品 レバー 砂肝 ぼんじり つくね うずら など 水餃子 もつとみょうがのポン酢和え 里芋の肉そぼろ和え などなど 3時間ほど飲み尽くしました。 さすがに年末が近いせいか満席。店主がバタバタ忙しそうでした。あーもう師走なんだなぁと1年の早さを噛み締めていました。 今書いてて初めて彼女との年齢差を感じた! えーー24歳差??嘘でしょ。全く違和感なく喋ってるんだけど。まるで同期レベルで。(*≧艸≦) 職場が同じって凄いなと(課は違う)。 一昨日ランチもいっしょだったのに、話が止まらない。ꉂ(ˊᗜˋ*) 色々な内緒話しに舌鼓をうち?また来年も頑張ろう(๑•̀ㅂ•́)و✧と誓った2人でした(*^^*)
41投稿日: 2025.11.29
powered by ブクログ「禁忌の子」の城崎先生再び! タイトルの「白魔の檻」っなんだろう?と思いながら読み始めたけれど、答えは直ぐにわかる。 事件は複雑で、病院の間取りを何度も見直しながらの謎解き。面白すぎて通勤中、駅のエスカレーターでも読んでた! 小説の中だけではない過疎地の病院の現実。最終章の犯人の語りが切ない。 シリーズ続編もきっとあるはず。楽しみ!
2投稿日: 2025.11.28
powered by ブクログ禁忌の子があまりに人気で図書館での待ちが長過ぎた為、シリーズ第二弾の本作から読んでしまった。 登場人物、病院の見取り図に続いて、白と黒の表紙に似つかわしい恐怖に満ちたプロローグ。まるでサイレントヒルに迷い込んだような恐ろしさ。白魔の檻という題名にふさわしく物語はさっそく白い霧に覆われる。 脱出できない状況で連続殺人事件が起こり、それを1人の個性的な人物が謎解いていく、という普通の推理小説の流れではある。 だがその中に、震災で家族を亡くした者、命は助かったが人生が変わってしまった者の苦悩、医療従事者の過酷な現状、過疎地医療の問題が組み込まれている。 そして命の大切さ。救おうとする命、見捨ててしまった命、どうせ死ぬのだからと諦めようとする心、目の前に死があるというのにそれでも助けようともがく心。いろんなものが絡み合っている。 全てが濃い霧の中。物語はずっと白い霧に覆われていて、日常ではない世界が事件を一層、恐ろしく残酷にさせ、切なく悲しくもさせている。 真新しい本の手触りとツヤツヤの表紙を楽しみながらの読書、大変楽しい時間を過ごさせてもらった。 本の美しさはとても大事。ということでの星四つ。
30投稿日: 2025.11.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
実は前作の内容が苦手だったのでスルーしてたんだけど、面白いよ!って勧められたので読みました。 犯人気になるし、霧はどうなるのかも気になって一日で読了。 前作、もう一回読み直そうって気になりました。
1投稿日: 2025.11.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これがデビュー作なの!? みたいな衝撃がなくても、星で言う3.5-4.0は安定してそうな気がする。 個人的にはもっと心理描写でぐらぐらさせてほしいのでさっぱりしているなって感じですが、色々なトラブルに巻き込まれている+医療従事者の視点からみたらそんな事もいってらんないのかな。 これからも医療をベースに何かを絡めて(今回なら過疎地の医療)シリーズ化を継続していくのかしら、次回もとりあえず購入継続予定
2投稿日: 2025.11.24
powered by ブクログ自然が作り上げるクローズドサークル。目に見えない恐怖と多重苦。現役医師だからこそ描くことができる社会派ミステリーだったな。タイトルの意味が明かされた時はなんとも言えず背筋が冷えた。
93投稿日: 2025.11.24
powered by ブクログ閉ざされた病院とは このような意味だったんですね 医療現場で働く人たちの葛藤が 大変よく分かりました 物語で経過する時間以上に長いドラマだったと思います
24投稿日: 2025.11.23
powered by ブクログ濃霧と有毒ガスに囲まれた地方病院で起こる殺人ミステリー。地方創生の一端としての病院の役割と策略。へき地医療の過酷な現状と、医療従事者が感じる『感謝』という鎖。 1人で当直24時間365日オンコール。へき地という環境下、できることが限られた中で、何かが起こった時責められるのは医者で、命を削って人を助けても貰えるのは感謝状一枚。誰が守ってくれるわけでもない代わりの利く医局員という駒であると。コロナ禍の『感謝』のくだりにはぐうの音も出ず… 捻じ曲げられた情報によって使い潰された、かの人を思うとやるせない。最後の悲痛な叫びは、医療現場に今も身を置く筆者そのものの想いなんだろうなと痛烈に感じました。 ただ、処置過程にミスがあったわけではなく、へき地医療に係る社会的な歪みだと、責任を負うべきは誰なのかを理解した上で個々の人ではなく病院を怨むところや、最期あの人までどうして『のうのうと生きていくのが許せない』とまで言われなきゃならなかったのかが解せない。いちばん実直に医療に向き合っていた彼には死んでほしくなかった。 こんなはずじゃなかったと言いつつも一発逆転の成功に浮かれ、結局身を寄せて関係を続ける元記者も正直理解に苦しむかな…結局再スタートを切るなら、報酬だけもらって別の場所でやり直すこともできたのにと。 前作同様読了まではあっという間でしたが、前回のようなノンフィクション感によるハラハラ感は低めでした。それでも読み応えはしっかり。 へき地医療、何らかの形で応援したいなと切に感じました。
13投稿日: 2025.11.23
powered by ブクログ『禁忌の子』シリーズ第2弾 濃霧、地震、硫化水素ガスで孤立してしまった北海道の過疎地の病院-まさに白魔の檻-で次々と人が亡くなっていく 今回も主役2人の登場から早々に知人の変死体、続けざまにどんどん周りの状況が悪化していく切迫感であっという間に読了 謎解きは面白かったし、登場人物像のわかりやすさも良かった 作品全体では「へき地医療」の深刻さ、 保険診療ではなく自由診療を選ぶ医師が増えている事実は日本の医療そのものへの危機感を感じた 災害時やコロナ禍で我が身を顧みず働いていた医療スタッフのことを忘れてはならない 余談ですが、、今回の主人公が過去にバスケをやっていたことから、あの名台詞が! この想定外のひと言で得した気分になり、そのシーンを妄想してしまった(この時点で『禁忌の子』シリーズの映像化を望む私が生まれた)
13投稿日: 2025.11.22
powered by ブクログ少し間延びした感じだった。硫化水素かつ災害医療、現実で起こりそうだけど、少し極端な設定かなと感じた。自分も医療従事者だから、災害医療がどうなるかって視点で見る分には面白かったけど、前作のようなドキドキ感はあまり感じられなかった。
4投稿日: 2025.11.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
城崎先生のシリーズになるのかなぁ? ミステリーとして面白かったし、僻地医療のこともずっしり含まれていて、読みやすいけど読み応えがあった。
4投稿日: 2025.11.21
powered by ブクログ医師2人の過疎地協力支援先は霧と地震で孤立した病院。有毒ガスも発生。絶望的状況下で殺人事件。特に院長の生首は残酷。復讐の為の犯罪で犯行に至る気持ちには納得。過疎地医療で大切なのは利益より人命。
16投稿日: 2025.11.20
powered by ブクログ研修医の春田が実習のため北海道の温泉湖の近くにある病院へ過疎地医療協力で派遣される城崎先生(このシリーズの探偵役)と共に車で向かう道中濃霧が発生。 そこで毒ガスによる事故?が発生。 濃霧により病院から身動きが取れない状況になり皆病院に泊まる事となる、そんな中翌日の明け方大地震が発生。 地震により道路は土砂崩れで利用不可。 濃霧のため空路も閉ざされそんな中温泉湖から毒ガスが発生病院内の上へと退避する そんな中でまたも犠牲者が… 閉鎖的空間で起きる連続殺人 犯人はいったい? 章が終わるごとに絶望が増していく!
2投稿日: 2025.11.19
powered by ブクログ北海道の山奥の病院で起きるクローズドサークル事件。状況がどんどん悪化していく緊迫感に、焦りながらもページをめくる手が止まらなかった。僻地医療の問題点も浮き彫りになっていて、読み終えてからもいろいろ考えさせられる一冊でした。
3投稿日: 2025.11.19
powered by ブクログとある病院で発生したクローズドサークルの事件。久しぶりに本格ミステリーを読んだ気がした。 クローズドサークル特有の行動制限や通信遮断の中で起こった事件に対し、主人公たちは「誰かが嘘をついているのではないか」という不信感に陥る。登場人物それぞれの行動が意味を帯びて見え、確固たるアリバイを持つ者以外への信頼関係が徐々に崩れていく。 さらに今回は、単なるクローズドサークルではなく、行動範囲が段階的に狭められていく設定で、夕木春央さんの『方舟』を思い出した。 そうした状況下での主人公たちの一つ一つの行動がすべて犯人推理に結びつき、天才的ともいえる伏線回収には圧倒された。ただ、クローズドサークルが成立した設定自体はやや都合が良すぎるようにも感じ、そこは少し残念だった。 著者の『禁忌の子』も面白かったので、次回作も楽しみにしたい。
36投稿日: 2025.11.18
powered by ブクログクローズドサークルで起こる殺人事件。 さらにサークルは小さくなっていく、 という比較的ありがちな設定。 他のかたもおっしゃる通り、シリーズというには前作と全く関係ないので、ミステリーとしてはおもしろいお話なので、ここは全く別物として出してもよかったのでは。 自然現象がとても都合よく起こるのも気になりましたが、シリーズ次作があるなら読んでみようと思います
12投稿日: 2025.11.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
城崎と実習の為、北海道の温泉湖の近くにある山奥の病院を訪れた研修医・春田。濃霧の覆われた病院で、院内スタッフの変死体が発見された。更に翌朝起きた地震のために、病院周辺に硫化水素ガスが流れ込む。完全に孤立した病院で院長の首が発見され、更に殺人が…。 『禁忌の子』が良かったので、こちらも読んだ。 ガスと濃霧に閉ざされた病院での殺人事件と過去の事件や春田の話など、こちらの方が個人的には好み。上手く出来ていて良い。
2投稿日: 2025.11.17
powered by ブクログ待ってました。シリーズ第二作。 クローズドサークルもののミステリーと思いきや、過疎地域医療の闇をえぐり出す一冊でした。 変わった形で閉鎖空間を作り出し、ミステリーとしても上質でした。 それ以上に、医師の人手不足。長時間労働の常勤化。変わらない環境⋯。 やるせなく報われない現実が胸を打ちました。 こういうところこそ、AIやロボットをうまく活用して、なんとかしなければいけないところだな、と思わされました。
67投稿日: 2025.11.17
powered by ブクログ山奥の病院を舞台に、深い霧と地震、それによる硫化水素ガスの発生などゾッとするようなシチュエーション。深い霧のせいで病院がある山から麓へ降りることもできず、実質病院に閉じ込められた状態。そのなかで発生する殺人事件。 主人公はその病院に地域医療実習で向かうことになった春田芽衣と先輩医師の城崎響介。偶然にもその病院で働く九条環は春田が中学生の頃にお世話になったバスケのコーチだった。久しぶりに会える喜びで病院に向かったが、九条は遺体となって発見される。 病院を舞台に、謎の殺人、そして迫り来る硫化水素ガス。これは現実に起こったらパニックだなーと思いながらも、その中で懸命に患者の対応にあたる医療従事者の方々に改めて感謝しながら読んだ。途中までは次は何が起こってしまうのかハラハラしていたけど、最後はちょっとあっけない感じ。でも地域医療や医療ミスとかマスコミとかいろいろな問題が盛り込まれている一冊だった。
24投稿日: 2025.11.16
powered by ブクログ前作は読了しているけれど城崎先生がどんな人柄だったのか全て忘れた状態で読み始めた。医療ものだけれど専門知識に馴染みがなくても読みやすい。私は医療従事者では無いけれど前部署で登場人物のように檻に囚われていた気持ちになっていた。使い捨てのように扱われ、でも取引先から頼られると断れなくて苦しくて身体が擦り切れるように感じる日々だった。九条さんがここに来るまでにどんな経緯があったのか、もう少し丁寧に描いてほしかった。
3投稿日: 2025.11.15
powered by ブクログ今回は北海道に舞台を移し、霧とガスに閉ざされた病院というとんでもない状況でのお話。 禁忌の子の続編ということで結構期待していたけど、前作とはかなり趣きの異なる内容だった。 続編という感じがしなくて、前作を呼んでいなくても楽しめるような気がする。 次作に期待したい。
34投稿日: 2025.11.15
powered by ブクログトリックがいまいち。。禁忌の子が良かったからちょっと期待外れではあるが、過疎地域の医療問題の描写、医療従事者のリアルな心情はさすが現役のお医者さんって感じ。
25投稿日: 2025.11.13
powered by ブクログ文章が読みやすくて心地よい。医療の問題点をわかりやすく書いてくれていて共感。胃ろうからの栄養や中心静脈栄養で何年も病院で過ごす寝たきりの高齢者たち。どんどん身体は拘縮していき痛そう。胃ろうや中心静脈栄養による延命を選択した家族たちはもし自分だったらどうしたいのか考えないのか、いつも疑問に思う。真っ当な医療をするだけでは赤字になってしまうのも本当にその通り。厳しい時代。地方の医療問題は普段考えることがなかったので、実態と問題点を知ることができてよかった。 前作で好感を持った城崎先生、今回も最高にキレていてよかった。そんな城崎先生の横に春田先生が次作もいてくれると嬉しいなぁ。
21投稿日: 2025.11.13
powered by ブクログ更冠という地名がありそう~!とちょっとおかしなポイントでテンションあがりました。 僻地の病院、濃霧と地震、硫化水素と重なる災害によるクローズドサークル。 ミステリーではありますが、僻地医療の問題提起もあり。 前作が良かったので、期待値が高すぎた~。
4投稿日: 2025.11.12
powered by ブクログ推理小説として十分に面白いが、医療問題がしっかりと書き込まれており、それも素晴らしい。まあ、多少しつこいような文章に感じないこともないが。3作目も期待するが、ネタ大丈夫かしら・・・
3投稿日: 2025.11.11
powered by ブクログ※ 霧と有毒ガスによって閉ざされた病院、 極限状態の状況で立て続けに起こる殺人。 閉ざされた環境のため、疑いの目は必然的に 身近な周囲に向き、疑心暗鬼に囚われる中で 刻々と迫るタイムリミット。 医療現場の緊迫さ、使命と感情の狭間、 切実さが溢れてます。
18投稿日: 2025.11.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『禁忌の子』のシリーズと言われても特に印象に残るキャラクターがいなかったのだが、読んでみても特にシリーズらしい部分は感じなかった。 城崎が前作にも登場していたらしいが、いまいち人間味がなく魅力が感じられないキャラクター。 主人公の春田も、今時の若者というのか、あまり共感できる人物ではなかった。 舞台は、霧と硫化水素で閉ざされた山間の病院。 いかにもなクローズドサークルにときめいたが、どちらかというとトリックや謎解きよりもへき地医療の現実などのリアルな問題の方が興味深かった。 最後、「3回階段を通った」というめちゃくちゃ曖昧かつ主観的な証言を元に犯人を当てるのだが、細かいしややこしいしで正直どうでもよくなってしまった…ミステリ好きなのに。 ミステリと期待するよりむしろ医療ものと割り切って読んだ方が面白かったかもしれない。 へき地医療の厳しさみたいなものをすごく感じた。 ある意味ではみんなこの街を病院を守りたくて、そのために動いた結果だったのかも…と思うと複雑。 九条って、結局愛人関係にあって、そのためにありえない記事書いたというのは合ってる? 春田がすごく慕っていただけに何かしらあるのか?と思いきや結局ただの悪者で終わってて、私の解釈違い…?みたいな、そこだけ消化不良。
3投稿日: 2025.11.09
powered by ブクログ読書備忘録954号。 ★★★★。 あえて申し上げれば、クローズドサークルって、あまり萌えない。 推理、トリックとかが作品の中心になるケースが多いので目からジュースが出てこない。 感情移入、感動、伏線回収とかが好きなので「この窓から出て、あの部屋に入ったのか!」とかに興味が沸かず、なんだかなぁとなってしまう。 普通なら★3つ程度かなぁ、という感じだったのですが、殺人の動機に医療問題を上手く組み込んだことで、物語の後半は読む手が止まらず★4つに! どんなトリックだったかを覚えておく必要はないので備忘録は不要! 前作に続いて城崎の活躍だね。 今回登場の春田は今後登場するのか。しないね。影薄かったし・・・。 ということで作品紹介だけ載せておこう。 これくらいは備忘録として。 --------------------- 研修医の春田は実習のため北海道へ行くことになり、過疎地医療協力で派遣される城崎と、温泉湖の近くにある山奥の病院へと向かう。 ところが二人が辿り着いた直後、病院一帯は濃霧に覆われて誰も出入りができない状況になってしまう。 そんな中、院内で病院スタッフが変死体となって発見される。 さらに翌朝に発生した大地震の影響で、病院の周囲には硫化水素ガスが流れ込んでしまう。 そして、霧とガスにより孤立した病院で不可能犯罪が発生して──。 過疎地医療の現実と、災害下で患者を守り共に生き抜こうとする医療従事者たちの極限を描いた本格ミステリ。 2025年本屋大賞ノミネートの『禁忌の子』に連なる、シリーズ第2弾。 --------------------- 皆様が絶賛するイクサガミをようやく読み始めました。 オモロすぎ・・・。
70投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログとうとう読めた〜! 「禁忌の子」の続編ということで、ずっと読みたかった一冊です。 あらすじを読んだ段階では「?」となる部分もあったのですが、実際に読んでみると納得の展開。 密室のつくり方が本当に上手い。 霧と毒ガス――この手があったか、と思わず唸りました。 物理的に感じられない恐怖というんでしょうか。 鍵が開かないとか、断崖絶壁に立たされているとかなら、まだ諦めもつく。 でも、目に見えない分、希望が生まれてしまう。 その希望がじわじわと恐怖に変わっていく……新感覚の怖さを味わいました。 それにしても、一つのミステリにこれでもかというほど多くのテーマを盛り込んでいます。 ①地方の病院の経営状況 ②人手不足による医師の過重労働 ③震災経験者のフラッシュバック ④緊急時の医師としての在り方 ⑤子が親の犠牲になった時―― ざっと5項目ほど思いつきますが、これらを不自然でない形でミステリに仕立て上げているんです。 だからこそ、読んでいて飽きない。 そして何より気になるのは、春田先生と九条環の空白の年月。 この空白を埋めることこそが、事件解決のキーとなっています。 もう先が気になって止まらない! 著者の山口さん自身が医師ということもあり、病院のリアルが細部まで描かれています。 患者や医者の姿はもちろん、病院関係者同士の人間関係がとにかく生々しい。 (このあたりは著者のみぞ知る…ですが) そして、地方病院の経営危機という現実。 ミステリとしても完成度が高い一方で、現代医療が抱える問題をも鋭く突いてくる。 「白魔の檻」は、単なる謎解きではなく、医療の“今”をも照らす物語でした。
47投稿日: 2025.11.08
