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るろうに剣心 magazine 令和七年 夏
るろうに剣心 magazine 令和七年 夏
和月伸宏/集英社
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総合評価

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    このレビューはネタバレを含みます。

    るろうに剣心のファンは読まなければならない一冊だと思う! 和月先生と編集担当の佐々木さんの対談や北海道編のキャラ紹介も良かった。 尾田先生をはじめとする先生方のイラストやコメントも良かった

    6
    投稿日: 2025.07.22
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    連載三十周年記念の「るろうに剣心 magazine 令和七年 夏」。三十周年記念の原画展に寄稿された漫画家さんたちのイラストメッセージが見たくて買いました。 作品の風合いのため、2025でなくて令和七年としたのだから、magazineも冊子とかにしてほしかった。草紙かな。 『JOJOmagazine』のように、定期刊行になれば嬉しいな、と思いつつも、中身の趣が違うので、こちらは今回限りということで。 初代担当の佐々木さんとの対談は読み応えがありますね。和月伸宏漫画家人生の誕生を請け負った人です。後の編集者とのいざこざを思うと、縁って大事なんだなぁ、と思います。『エンバーミング』の頃の話。 由美が十本刀にインタビューする体裁の人物深掘りが好きです。作者本人が語るSPインタビューの方は、コミックの登場人物制作秘話とあまり変わりがないので。まあ、ジャンプコミックも入手しづらいのかもしれないので、再録という点ではいいのかもしれません。文庫版は持っていないのですが、収録されているのかしら。 質問・六の「十本刀で一番警戒しているのは誰?(裏切り的な意味で)」が、それぞれの立ち位置や人物眼、思考力などが察せられていいです。ちなみに以下引用。 宗次郎「別にいません。誰が何しようと僕、斃せますから」 宇水「宗次郎。志々雄との決着の際、邪魔になりそうだ」 安慈「宗次郎殿。裏切りや反乱はなかろうが彼の得体の知れない性は警戒すべきモノ」 張「宇水のオッサンちゃう?志々雄様狙うとると公言してはるし」 鎌足「あんた(由美)」 蝙也「不二だ。以前に一度飛翔中に衝突しかけた。あれには警戒が必要だ」 夷腕坊「グフフフ」由美訳「裏切りや反乱の素振りはないが間諜が一人混じっている」 才槌「宗次郎じゃ。古今東西裏切りや反乱を起こすのは側近と決まっておる」 不二「特にいない」 方治「宇水以外に誰がいる?」 志々雄「そうだな。なんとなくだが夷腕坊」「中身は一番得体が知れねぇ。だがまあなんとなくだ。警戒する程ではねえな」 無邪気に強さを確信している宗次郎に、虚勢の宇水。組織よりも個人の思惑を優先している鎌足に蝙也。張もそれか。才槌の知識と知恵のアンバランスさが一番笑えて、伏線の夷腕坊と、自信家の志々雄。方治は王道の考え方をするので、裏読みはしません。 これらの個性たっぷりの凸凹集団にインタビューできる由美って、すごいな。さすが、一流の花魁です。コミュ力お化け。なんだかんだと、潤滑油なんでしょうね組織のね。 面白かったのでいうと、才槌と不二の関係性。命を救ってくれた恩義で才槌に従っている不二。恩義を返すまでは従う、と言う律儀さ健気さ。その一方で、老人なのでそんなに長くはかからない、という淡白さ。義理だけなんだ、恩のために耐え忍ぶ日々なんだな、と思いました。比古清十郎との戦いの際に、歓喜の叫びをあげたのは、解放感もあったんでしょうね。 あるある企画のアトリエ探訪。 作画資料として模造刀やモデルガン置かれています。 思い出すのは、鎌倉大仏前の武器屋さんに行った時のこと。そこの武器屋は、和月さ先生や尾田栄一郎先生も来たことがあるそうで。商品にあった逆刃刀を見て和月先生一言「本当にあるんだね、創作なのに」店員さん「いやいや、あなたの影響で作られたんですよ」というツッコミしたとかしてないとか。 二十年ぐらい前の話。思いがけない裏話聞けて嬉しかったです。あの武器屋まだあるのだろうか。 修学旅行で木刀買ってしまうような厨二病なので、武器屋楽しかったなぁ。

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    投稿日: 2025.07.09