
総合評価
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powered by ブクログ子どもは親を選べない 親も子どもを選べない そして、男に騙され続ける女 家族、男女の繋がりって、血の繋がり、肉体的な繋がりではない、言葉で説明できないものもあるのでしょう。 町田そのこさんの本は、最後はハッピーエンドだからいいと勧めたとき、ハッピーエンドに至るまでの辛い場面が苦手、という方もいましたが、私はやっぱり好きです。
9投稿日: 2026.01.18
powered by ブクログこんなに救いのない中にこんなに救いがあるのか ないものの中にあるを気づく。 でもあるに固執せず苦しみはくちにだしていい。 希望って大切だなーと。 総じて隆之の懐の深さたるや!
5投稿日: 2026.01.18
powered by ブクログこの話に出てくる人は皆、自分は不幸で(不幸であると思っていて。ユウト以外)それでも必死に生きていた。 正直、最後の展開は出来すぎている感が否めなかった。
0投稿日: 2026.01.17
powered by ブクログ親ガチャでハズレを引いた子どもたち。 親にも自身の生い立ちがあったとはいえ、悲惨な目に遭う子どもたち。辛く苦しい。 ありきたりだが、肉親以外の守ってくれる人に出会うことで、生きることができる。 そんな希望を残してくれる物語だった。
0投稿日: 2026.01.17
powered by ブクログ人は「生きてきて良かった」と思う事があるし、生きている意味を探したりすると思います。 その時に手を差し伸べてくれたり、生きる意味が見つかると前を向く力になると思います。
0投稿日: 2026.01.16
powered by ブクログこの本を読み始めた時は、冷めた気持ちで、学校の先生の話では、こんなことある?距離近過ぎない?なんて思ったり、虐待の内容も聞いてた程ではないし、結構大丈夫だなぁ。なんて思ってたけど、読み進めると目がうるうるしてしまうシーンが何箇所あって、最後のあるシーンでは、涙が止まらなかった。 前の章で、大丈夫だったんだと安堵した気持ちになったかと思ったら、次の章で、実はあの時、、、と想像と違う展開に何度も驚かされた。 面白くて、あっという間に読み終えた。
13投稿日: 2026.01.15
powered by ブクログ町田そのこの蛍たちの祈りを読んだ。 オムニバス形式で、時間が流れて話が進んでいく。 蛍は最初と最後にしか出てこないが、その景色を想像してしまう。 私が小さい頃は家の周りを飛んでいた。 田んぼや小川は今のように整備されていなかったので生物が沢山居た。 子供は親を選べない。 親による虐待やいじめなと小説には良く出てくるが、私の周りには余りそういう話は無かった。 私の祖父は保証人のハンコをついて、金額が大きすぎて利子を父親が給料の他にアルバイトをして払っていた。 母も連れ子の継母で苦労したらしい。 私達兄妹は愛情を貰って育てられた。 本書の人物のような人生無縁だがそれぞれの生き方が良く表現されていて面白かった。
27投稿日: 2026.01.15
powered by ブクログ一気読みでした。 冒頭からクズ男が現れ、毒親も現れ、少し辟易したものの、最後は温かいものを残してくれるんだろうな、と読み進めるとなんとも後味の悪い方向に‥‥ 今作はミステリー要素多めの連作短編集になっていて、この後味の悪さが町田そのこ作品を読んでいるというより、ミステリーの短編を読んでいる面白さになっていて、どんどんページを捲ってしまいました。 でも、やっぱり町田そのこさん。最後には温かい涙が‥‥。 今作では、クズ男、毒親はもちろんのこと、全く無関係であるはずの第三者の目や言葉がいかに人を傷つけるか、ということがズシンときました。 何よりも深く肯いてしまったのは、居酒屋のトイレに貼られた格言に対しての“おれの人生もよく知らねえくせに、たかが十数文字で左右できると思うなんて傲慢が過ぎる”という登場人物の言葉。 確かに!この言葉をトイレに貼りたいくらいだ!と思いました(^.^)
100投稿日: 2026.01.13
powered by ブクログ目で見たもの感じたものだけで 全てわかったかのように物を言ったり、 自分の人生が正しいと正論めかして 言葉を伝えたり、 正義だと思ってしていることが 人によってはただの悪であり苦しめる材料になること、それを私自身したことがあるのではと苦しくなった 他人の背景を読み取ることは難しいけれど、 分かってあげたいなんて綺麗事だと思われるだろうけど、少しでも寄り添えるひとでありたいと思う
1投稿日: 2026.01.12
powered by ブクログ正道が人の気持ちを思いやれるいい子に育って本当に良かった。同級生の女の子が母親を殺そうとしていた時、正道はその事を察し思い止まらせることができた。正道は医者を志す者として紅実子の出産を温かく励ました。作中、濃い闇のような経験が多い中蛍の光のような人間の温かみを感じ読み手として救われる部分もあったのが良い。
1投稿日: 2026.01.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読んでいて苦しくなる。でも最後には….。この作者にはいつも驚かされる。なぜこんな抉るような話をかけるのか。
1投稿日: 2026.01.11
powered by ブクログどうしようもない生い立ちから罪を犯してしまった人達。明かせぬ秘密をかかえながら誰かのささやかな光になって生きていく隆之はとても魅力的で、重い物語だけど最後まで一息に読めました。
1投稿日: 2026.01.11
powered by ブクログ重い哀しい苦しい…でも読むのを止められない作品でした。不幸は、子どもが当たり前に親から与えられるはずの愛情がない事は、どこが始まりだったんだろう。不幸は連鎖して捕まって苦しんで…でも最後に希望は持てた。正道には心から笑える友達、家族が出来て欲しい。
4投稿日: 2026.01.11
powered by ブクログ子どもは親を選べないってそうだよね。だからこそ、私はやっぱ子どもは産まないって思ってたけど、でも結局やっぱ由奈がいて良かった。 びっくりするくらいダメな人間はいつの世もいる、
1投稿日: 2026.01.09
powered by ブクログ妊婦への激しい暴力シーンから物語が始まり、しょっぱなから大きなショックを受けました。その後も人の死や裏切りなど悲惨な場面が次々に登場し、「これは大変な本に出会ってしまった!」と、重苦しい気持ちで読み進めていきました。 それが、いつの間にか物語の世界に惹き込まれ、読了し本を閉じる頃には、心に温かい風が吹いていました。生まれながらにして両親の業を背負い、周りの偏見や幾度の困難に直面しながらも、血の繋がりより深い愛情を受け、自分と同じ境遇の相手に手を差し伸べる優しさを持つ、そんな正道くんの未来が、明るく幸せであってほしいと願わずにはいられませんでした。
28投稿日: 2026.01.09
powered by ブクログ幸恵の浮かばれない人生・・・町田さん厳しすぎませんか? その息子・正道も殺人犯の子と言われて冷遇されて。 あの夜、幸恵と隆之が出会っていなかったら、隆之がこの町にいなかったらどうなっていたか。 どんな過去があっても贖罪からだとしても隆之、良い人だよー! 蛍たちの祈りって何を表しているのか、いろいろ考えることができた連作長編でした。
11投稿日: 2026.01.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
暗い。 最後は希望が見えて良かったけど、途中かなりきつかった。 不幸のオンパレード。こんなにキツイ過去ばかりの人たちが集まる? 暗い気持ちになった。
0投稿日: 2026.01.09
powered by ブクログ家庭環境がこんなにも後に影響を与えてしまうものなのだと実感できた本 それと同時に、当たり前のように大学まで出してくれた親に感謝しなきゃなと思った 与えてくれた愛情は覚えているし今でも一緒にお出かけできていることがとても幸せだと感じた もしこの本に出てきた人たちに出会ったら、私は彼女らを救えるのかな 力になりたいと思うことすら傲慢かもしれないけれど、 幸せになっちゃいけない人なんて1人もいないんだから 誰もが素直に幸せを望む世界になってほしいな なんて、壮大なことを思いました
3投稿日: 2026.01.07
powered by ブクログ少しずつ変わりながら、でも重なりながら、繋がっていく物語。人の怖さと温かさに触れられる物語。 普段は物語に入るまで時間がかかるけど、町田さんの本は序盤からのめり込んでしまう。
1投稿日: 2026.01.06
powered by ブクログまた何て不幸な悲惨な子供達の話しを思いつくんだろう。悲しすぎる。それでも生きていかなくっちゃいけない。苦しくなるけど、正道がこれからいい人生を歩んでいきますように。
1投稿日: 2026.01.05
powered by ブクログ子は親を選べない なかなか重たーい内容でした 正道には幸せになってもらいたい ただただそれを願うばかり
1投稿日: 2026.01.05
powered by ブクログ真っ暗な世界で祈った先にあったのは、柔らかな光。 外からから窺い知れない親子関係や人と人とのつながりの救い、光と闇が連作で描かれていて、最後まで読みたくなる本。 子供は親を選べないし、親の言動に影響を受けざるを得ない。 子供から大人に向けての叫びを見ているかのようだった。 罪を犯すと臭いが染み付くというのも、心にずんと来た。 幸恵にとっての光は、蛍が見れる場所であり、隆之であり、やはり正道なのだと思う。 そして正道も光を求め、見つけた光を引き継いでいく。 正道、隆之、紅美子は血の繋がりは無く、期限付きの生活であったが、確かに家族だった。
1投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログ町田そのこさんの、連作は好きです。 好きな連作「うつくしが丘の不幸の家」は、温かな作品だったけれど、「蛍たちの祈り」は… でも、やっぱり物語の繋がりに、どんどん引き込まれました。 明日は、明けの明星を探してみようかな。
8投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初からしんどすぎる。。 でも、町田さんの作品だからこそ、しんどいだけじゃなくて、何か縋るものがあり、それが希望に繋がると信じて。 正道の生まれながらの境遇は心底不幸だったけど、でも、受け継いだ血よりも、他人との支え合い(隆之さんも紅実子さんも優人くんも)でいくらでも人生は変わるし、幸せになれる。 そして、直後に再読。初めて。 1度目には気付けなかった描写が新鮮だったり、幸恵が不憫だが短絡的すぎ、、でも正道を道連れにしなかったところはかろうじて母性が働いたのか。隆之ともっと早く再会できてたら人生変わってたのかなとか、余計に感情が入りすぎた。。 年末に1度目の読了、年始に2度目の読了。 今年も良い本との出会いがたくさんありそう。 幸先良いわぁ。
28投稿日: 2026.01.03
powered by ブクログ「52ヘルツのくじらたち」を彷彿とさせるような、胸が苦しくなる作品だった。 凄惨な幼少期を経た子どもたちは、愛情や繋がりを必死に求めて成長していくが、その先にあるものは決して幸せとはいえない現実だった。 「子どもは親を愛するしかない」 世代を超えて連鎖する不幸の中、わずかな温もりに癒されながら強く生きている姿が切なくて切なくてたまらなかった。 家族の愛の形、人と人との繋がりとは何かを考えさせられる作品だった。
1投稿日: 2026.01.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
完全な救いとまではいかなくとも、どの章も緩やかに余韻が残った。 子どもは無条件に親を愛す。 子どもには、拒否という選択肢はない。 そうだよね、傷ついても憎んでも、ふとした瞬間に親からの愛情や優しさを求めてしまう。 紅美子の章が個人的に1番好きだった。
2投稿日: 2025.12.31
powered by ブクログ私の中のインナーチャイルドが泣いている。 「あのときのおれは確かにいるのに、でも、あのときのおれを誰も知らない。」 前半は、正直ありきたりな部分があって読み進めるかは微妙だったけど、中盤〜結末が特に良かった。 たくさんの人の人生を、繋げて繋げて書いている マサミチ君は少し現実味がない人間性で、不自然な部分も多かったが…
2投稿日: 2025.12.31
powered by ブクログ町田そのこらしい物語だった。どこか救いのある、静かな絶望感。連作集ならではのゆるやかなつながりと、次はどんな人?というワクワク感。余韻のある章の終わりと、すこしずつその答えが明らかになっていくつくり。親というものがいかに危うく、聖人などではなく、すこし年上の大人であり時に愚かであるかということを思い知った。読後感はとてもよかったが、心を打たれ、よく考えさせられた本だった。 p.33 自身の死期を悟ったは祖母は、たったひとりの孫娘であるわたしにこの場所のことを話して聞かせた。 『世界にはたくさんの綺麗な景色がある。でもね、自分のすぐ傍にも、世界中に誇れるほどの綺麗な景色があるの。そのことを知らないひとは一生見られない。知っていても、季節がずれたり天気が邪魔をしたらやっぱり見られない。そして、行こうと自分の意思で歩かない限り、見られない。しあわせってのも、そうよ。覚えておいてね」 わたしの手を握ってくる手は温かかったはずなのに、いまはその温もりをうまく思い出せない。 34 それは、わたしが祖母の望んでいない目的でここに辿り着いたからだろうか。 木々を抜けると、甘やかな水の匂いが濃くなった。瞬く光たちが波のように動き、わたしとい う侵入者の周りを歓待するように舞う。 p.168 「もう、火がついてるかもしれな…・・・・・」 可憐の腕を、桐生が掴んだ。その強さにびくりとすると、立ち上がった桐生が言う。 「行こう。まだ、間に合う」「でも、でもわたし」 心が決まらない。ここに来てもまだ、このままにしたほうがいいのではないのかと思う自分がいる。そんな「もうひとりの可憐」に言い聞かせるように、桐生が「おれのせいにすればいいだろ!」と声を張った。初めて聞く桐生の大声に、可憐は息を呑んだ。 「おれのせいにしろよ。不幸が続いたら、生きてられないくらいしんどくなったら、全部おれのせいだと思え。なんなら、殺しに来てもいい。大丈夫、おれは臭いでちゃんと避けられるから、心置きなく襲ってきていい」 にや、と桐生がぎこちなく笑う。きっと安心させようとしてくれているのだ。どこまでもやさしい顔を前にして、可憐は泣きそうになった。これまで誰か、わたしに向き合ってくれただろうか。誰か、わたしにそんなことを言ってくれただろうか。誰も、いなかった。 「なに、それ。どうしてそんなこと、言うの」 涙が溢れる。それを拭わず訊くと、桐生は「おれが、こうされたかったからだよ」と言った。 おれが、こうして助けてもらいたかったからだ。その真っ直ぐな、声変わりしていない少年の声に可憐の目にはまた、新しい涙が溢れる。 「梅野さんはまだ戻れるよ、きっと。とにかく行こう」 p.263 「は?」 何か変なこと言っただろうか?思い出せない。 「おれの人生も知らねえくせに、たかが十数文字で左右できると思うなんて傲慢が過ぎる、だよ」先輩は、小さくからだを揺らして笑った。 「ほんとそうだよな、と思った。ツボに入るって、ああいうときに使う表現なんだろうな。しばらく笑いが止まらなくて、家に帰って隆之さんにも話したんだ。そしたらあのひとも笑い出してさ。紅実子さんも、優人もつられて、家族で笑った。面白いやつだなって隆之さんが言ってたから、最後に君を会わせたかったんだ」 p.265 「自分の痛みや苦しみを認めるのは、自分自身だよね」 黙って耳を傾けていた先輩が頷いた。 「誰がどう言おうと、痛い、苦しいと思ったことを自分だけはちゃんと認めて、ここにあると言わなきゃいけない。おれもそう思う」 「・・・・・・そうすか」 急に、恥ずかしくなって黙り込むと、「おれも、同じことを考えたことあるよ」と先輩が応じる。簡単に共感するな、と文句を口にする前に「おれも、優人が生まれたときそう思った」と言われる。 「おれは昔、助けるべき命を助けられないことがあった。だから、紅実子さんが無事に優人を産んだとき、優人が大きな声で泣いたとき、あんまり嬉しくて世界中のすべてに祈ったよ。いまこの世に生まれたこの小さな子どもにしあわせをください。おれみたいな人生は絶対に渡さないでくださいって」
3投稿日: 2025.12.30
powered by ブクログ町田そのこさんらしい作品でした。 登場人物みんながヒリヒリした人生を送っていて、全てが全て、めでたしめでたしにならないところが好きです。 登場人物に比べると、私の人生イージーモードかもしれないなと思ったりしました。
25投稿日: 2025.12.30
powered by ブクログ抜け出せない苦しみの渦に差し込む小さな光。辛く悲しい描写が多くても、その光が誰かを救う優しさに繋がっていく。すべてを詳らかにするのではなく、各章ごとの余韻も良かった。
9投稿日: 2025.12.30
powered by ブクログ評判が良かったので、手に取ってみました。 今回も、しっかり泣かされました。 本作は全五編からなる短編集ですが、物語の軸となるのは幸恵の息子・正道。 それぞれの物語は独立していながらも、時間が少しずつ進み、正道の人生が重なっていく構成になっています。 一話ごとに「余白」があり、読者に想像を委ねるような終わり方をするのですが、次の話でその答えがそっと明かされていく。 読後に残るもどかしさと、その先で用意されている救い。 この“焦らしと回収”のバランスが本当に巧みで、毎回胸をつかまれました。 そして何より、泣かせ方があざとくない。 感情を無理に煽られることがなく、気づけば静かに涙がこぼれている。 町田先生の筆力には、ただただ感服するばかりです。 物語の中心にいる正道は、生まれながらにして重たいものを背負った人物です。 母の罪、そしてその罪の向こう側にある想い。 血のつながりのない人たちに囲まれながら、彼は生きていきます。 時に厳しい現実に直面し、時に隆之のような人物に救われながら、正道は「人は一人では生きられない」ということを、身をもって知っていく。 どこか達観した雰囲気を持つ彼の姿は、その経験の積み重ねそのものだと感じました。 印象的な言葉はいくつもありますが、とくに心に残ったのがこの一節です。 「……(省略)でも、お前の名前だけは、あいつの本心だ。あいつの残した、誰にも否定できない本物の、きれいな心だ」 そしてもうひとつ、正道が梅野可憐に語るこの言葉。 「拒否できないのは、親の犯した罪もです。誰が、負の遺産を喜んで受け取りますか? 愛があればと言うかもしれないけど、愛と罪は別だ!」 この言葉は、正道という人間だからこそ紡げたものだと思います。 愛と罪、そのどちらも背負って生きてきたからこそ出てくる言葉であり、重みが違う。 誰かに支えられてきたからこそ、今度は自分が誰かを支えたい。 その連なりが、静かに、でも確かに描かれている物語でした。 感情が揺さぶられる場面が多く、少し散漫になってしまいましたが、それほどまでに心に残る一冊だった、ということで。
52投稿日: 2025.12.29
powered by ブクログ親子関係を考えさせる作品 心がキュンとなる 子どもながら親を殺した二人 蛍祭りの日に蛍が乱舞する山で会う 時を経て男に裏切られ妊娠した女は あの場所で死ぬために山に登る そこで再び同級生の男に会う 女は再び殺人を犯していた 無理して登って為産気づき 男に助けられ男の子を産み出血性ショックで死ぬ 子どもの名を「正道」と名付けて 時を経て男はその子どもの養父になる 訳ありの四人での暮らし 男の子は成長してそこに家族を感じる 子どもは親を選べない 親も子どもを選べない 現実いろんな環境がある 私も年を経てやはり子どもの頃を思う 親の有様で子どもは大きく影響される 哀しいけど事実 一人一人にいろんな環境がある 家族について子どもの成長について考えさせられる素晴らしい作品
1投稿日: 2025.12.28
powered by ブクログ心が抉られる物語でした。子どもは親を選べない、どんなダメな親でも子どもは親を愛してしまう、だからこそ親は子どもにありったけの愛情を注がないといけない(というかふつうはそうなるはずが、出来ない親は確かに存在する)というメッセージを受け取りました。逆に愛情さえあれば、家族になれるし、親殺し(他人も含めて)を完全に否定している点にも共感しました。そして、最後には全てを許した正道の器の大きさに只々感動いたしました。
0投稿日: 2025.12.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
図書館で題名を見て一目惚れした。 「なんでそんなこと言ってくれるの」と問うた可憐に正道が「自分がこうされたかったから、自分がこうやって助けてもらいたかったから」と返す場面が1番刺さった。 読んでいて辛く苦しい気持ちになるけど、蛍の小さな光のような希望が見え隠れする。自分がされて嬉しかったことや自分がこの時こうされたかったことを人にしてあげれる人になりたいと思った。
0投稿日: 2025.12.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
52ヘルツのクジラたちの進化版。最初の章はサスペンス劇場。夏祭りの夜、人里離れた山の中でたまたま出会った敬之と幸恵。蛍の乱舞する中で共有した秘密。15年後偶然にもに同じ場所で再開した二人。2章以降は親ガチャではずれを引いた正道の話だが、それでも亡き母の「正しい道を生きてほしい」という名前の由来の通りに生きている姿は涙ぐましい。そして、自分の過去と境遇を飲み込み、人に優しくできるのは並大抵のことではないのだと思う、敬之にしても正道にしても。町田作品はどれも読むのがしんどいのだが、それでも最後は一気読みです。
1投稿日: 2025.12.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自分の痛みや苦しみを認めるのは、自分自身だよね。誰がどう言おうと痛い、苦しいと思ったことを自分だけはちゃんと認めて、ここにあると言わなきゃいけない。と言うセリフがあるんだけど。 自分の痛みや苦しみを自分で認めるなんて ちゃんと自分のことをみて大切にして好きになっていないとできないことなんだろうなぁと思った。 自分は傷ついていない。痛めつけようとしたんだろうけど 何ともないよ。と言ったほうが 誰かに故意に傷つけられた傷が深くならないように思える。 だけど 本当は 傷ついてたんだなぁ。 痛かったんだね。って
2投稿日: 2025.12.23
powered by ブクログこれも、町田さんらしい一冊。読みながら切なさがこみあてきた。自分ではどうにもできないことは、多々ある。子どもの頃は特にそう。生きていくにはあきらめて見ないふりして、自分のきもちにもふたをしていなければならないこともある。運命と言ってしまえばそれまでだけれど、出会いがなにかを変えてくれるかもしれない。 正道くんが、母の願いどおりに育ってくれたことは、嬉しい。生まれなければよかったと思う子どもたちがいなくなることを願わずにはいられない。
1投稿日: 2025.12.22
powered by ブクログ重たいテーマだったけど、優しくあたたかい感じをもたらす内容でした。 町田さんのこの感じ好きです。 印象に残る言葉がたくさんありました。 『親は子どもを選べない』 『自分の痛みや苦しみを認めるのは、自分自身だよね』 『誰がどう言おうと、痛い、苦しいと思ったことを自分だけはちゃんと認めて、ここにあると言わなきゃいけない。』 大人も子どもも、1人でも助けてくれる人がいれば救われる、誰も1人にしてはいけない、と考えさせられました。
17投稿日: 2025.12.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
子は親を選べない。 子は親がどうであれ、愛してしまうようにできている。 でもそれと同時に親への憎しみを持ったまま、生きていく。 親なりの愛のかけ方に気がついた人、親なりの不幸を理解しようとする人や、親の立場なんか考えてられない、自分の不幸はせめて自分が不幸だと言ってあげたいという人など"毒親"に対して考え、導き出した答えが十人十色でした。 正道は今後も親への憎しみを持ったまま生きていくだろう。その経験をへて、同じような目に遭っている子供の未来を作っていく。 それは親を許すということではなく、自分の報われなかった気持ちを癒すためだと思った。 正道が他の子供たちにかける言葉は、きっと自分がかけられたかった言葉なのかなと気がついた時 どうしようもなく正道を抱きしめたくなりました。
0投稿日: 2025.12.21
powered by ブクログ蛍の光が 秘密を持ちながら懸命に生きてる人達の救いと希望になりますように。 自分に何ができるのか 考えさせられた。
7投稿日: 2025.12.21
powered by ブクログどんなクズ親でも、子どもは与えられた環境の中で生きていくしかない。 正道くんは母が望んだ通り正しい道を歩んでいくだろう。 隆之が愛情深くずっと寄り添ってくれたから。 「子どもにとって、親って絶対なんですよ。子どもは親を選べない。ひとりで生きる術がないから、どんな親であっても受け入れなくちゃいけない。学校に楽しく通いたい、お腹いっぱいご飯を食べたい、穏やかに布団で眠りたい。そんな当たり前の願いすら、親によって奪われる。生きることを諦めたくなる瞬間が、何度も訪れる」 こんな子どもがいない世の中であってほしい。
28投稿日: 2025.12.20
powered by ブクログ重たいテーマだったけど、人の弱さに寄り添うような優しさを感じる作品だった。 暗闇の中で誰かが迷っていたとしても、いつか光が灯りますように。 そんな祈りが込められていたような気がした。
31投稿日: 2025.12.19
powered by ブクログ両親に恵まれなかった子供達がもがき苦しみながらも生きていく話。 主人公の成長と共に関わる人目線の短編集。 逃げられない子供は本当に気の毒に思う。 現実、小説のように手を差し伸べてくれる他人はいないだろうし親の事情を知ったところで、苦しかった過去がゼロに近づく程感謝するには至らないだろうなと想像する。 だけども最後まで一気に読み切れた一冊でした。
0投稿日: 2025.12.19
powered by ブクログ大人も子どもも孤独にしてはいけない 人との出会いが負の連鎖を止める一助になる そんなメッセージを含んだお話。 一生のほとんどを暗く湿った地中で過ごす蛍 美しい光を放つけど、その期間は10-14日ほどらしい。 蛍が黒い虫だと思うと苦手だと感じる人もいる。でもいつの世も、蛍の放つ光は誰かに感動を与え、希望になることもある。 そんな小説でした。
0投稿日: 2025.12.19
powered by ブクログ最初から最後までハードな内容で読み進めるのが辛かったのが正直なところ。 子供は親を選べない。毒親から生まれた時点で、その子供は幸せになれないんだろうか。親の負の遺産を一生背をっていくのだろうか。 生きていても辛い。親を殺すことが出来ても、また別の辛さが追いかけてきて、不幸から抜け出せない。 自分は殺してしまいたいくらい、親が憎いなんて思ったことはない。たまたま恵まれていただけで、世の中には想像を絶する世界が広がっているのだと、改めて気付かされた。 螢たちの祈り。いまこの瞬間にも、小さな螢たちの祈りが捧げられていると思うと、とても切なく苦しい。
16投稿日: 2025.12.16
powered by ブクログ重たい…読んでいて苦しい…でもただそれだけではなく、心に灯るものもある町田そのこさんらしい作品でしょうか。 隆之さんや正道くんの、この先自分と同じような苦しみを背負って生きる者が生まれないよう尽くす姿は強く、ひとびとが救われる兆しがさしてくる 。 闇にも、祈るように探せば灯る光が存在することを教えてくれるようでした。 最後の方は、もはや人目を気にすることなく (気にしてなんかいられず)、ティッシュで目を抑えながら読みました。
3投稿日: 2025.12.16
powered by ブクログ読みやすく一気読みしてしまった…。 やっぱりこの作家さんの書く物語には想像を絶する事情を抱えた人物が多い。
1投稿日: 2025.12.15
powered by ブクログうーーん、あんまり好きとは言えない内容だった 目を背けちゃいけない、世の中表面に見えないだけで色んな家庭があるんだ
0投稿日: 2025.12.14
powered by ブクログなんとなく仄暗い香感じがずっとあるので辛いなと思う部分も多かった。親だけじゃなく大人たちに子供って振り回されてるんだよなと思った。子育てしてると子供に振り回されてるって感じることが多い、それって時間とか体力とか人生が大きく変わるなんて事はほとんどない、けど子供は周りの大人達に人生を大きく変えられたりするんだよなと再確認した。子供との関わり方について考えさせられる話だった。定期的に読み返したい。
1投稿日: 2025.12.14
powered by ブクログ生きていくってこんなに辛いのか。 親から与えられた“生”を生きて 産まれてきただけなのに 親に愛され、待ち焦がれて産まれてきた環境ではなかった。選べない親がどんなに嫌いでも、その元で生きていかなくてはいけない。 孤独の絶望の中で育った子供達。 まさに町田作品。 読了後大きく深呼吸。 少し時間をおいて読み返すと、細かな描写が入ってくる。 ドロドロの深い闇に引きずり込まれず、少しの希望も見えてくる。 私の父の初盆の夕方、庭に一匹の蛍がすーっと母屋の方に舞っていったこと。 「父だ」と感じたことを思い出した。 ひとの想いをのせ、想いを伝えるために光る、と願いたい。 森の奥に消えた淡い光。 誰かの想いをのせて光ることも難しいいま…
17投稿日: 2025.12.11
powered by ブクログ決して裏切らない作家さん 最初短編集なのかあと思いましたが 最後まで産んでくれたこと 生きたことに 感謝出来る小説です
9投稿日: 2025.12.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初は短編かと思った。 でも、短編のように主人公が一話ごとに変わるけれど、話は繋がっている長編のようなお話だった。 親が殺人を犯していたり、親のせいで苦労をした子供達の話。特に、正道くんが良い青年に育っていて良かった。 「子どもは、無条件に親を愛します。そういう風にできている。愛されなくても、傷つけられても、しあわせを奪われても、求めるようになっている。子どもには、拒否という選択肢はないんです」という正道の台詞が印象に残った。 自分も親になり、子供はこんな自分でも、「ママ、ママ」と愛してくれるが、甘んじずにしっかりしないとなと思った。
3投稿日: 2025.12.09
powered by ブクログ積み重ねられる罪なのか、罪の意識なのか、そこの線引きが難しい。子どもが大人になる時、ふとのぞかせる深淵に踏み込むようなお話。
6投稿日: 2025.12.08
powered by ブクログ決して裏切らない作家がいる。私にとって町田そのこさんはその中の1人だ。 第1章を読み始めてすぐ、これは裏切られたと思った。つまらない小説を読んでしまったと。でも、2章を読み終える頃には違う確信があった。これは面白い。 とにかく隆之がカッコいい。小説を面白くさせる材料として欠かせないのはキャラクターだと思う。この物語にはクソみたいな登場人物がかなり出てきて、胸糞悪い思いもするが、全章に登場する隆之がとにかく魅力的だ。 正道が隆之と出会えて良かった。最後は蛍が出てきてくれと強く願った。
37投稿日: 2025.12.07
powered by ブクログ5話からなる連作短編集。 親に恵まれず話しは重い展開になります。 しかし、その中でも手を差し伸べてくれる人がいる。 隆之の存在がなかったら正道はどうなっていたんだろうか…。苦しみに寄り添って一緒に生きて、光を注いでくれる人はいる。 最後は幸恵が望んだように、正道が真っ直ぐに育ってよかった。
33投稿日: 2025.12.06
powered by ブクログ町田その子さんは、人と人の繋がりを丁寧に描く作品が多いが、作品によって隠と陽がはっきりしていると思う。本作は疑う余地なく、ずばり“隠”の作品。 蛍が舞う夏祭りの夜・・・ 15年前と今夜、偶然の再会を果たした幸恵と隆之。 2人で抱えていた秘密をきっかけに、周囲を巻き込みながら、運命は予期せぬ方向へ進んでいく。 不遇な星のもとに生まれた子どもは、ずっと自分の居場所を探し続ける。 選択の余地がない重苦しくて哀しい生き方に、ずっと胸が締め付けられる思いがした。彼らが必死に求めつづけるものは、どうすれば手に入るのだろうと、正解の出せない苦しさが迫ってくる。 ラストのささやかな祈りよりも、全体を占める圧倒的な負のエネルギーが強かったが、ラストは救いがあって良かった。 主人公のひとり、隆之の人間性が大きな柱となっているが、終盤にかけての展開は、あまりに人格者過ぎて作り物感が強かったのが少し残念に感じた。
37投稿日: 2025.12.05
powered by ブクログだいぶ前に読んだけど2重になっていたので一冊消したら消えていた。だから再登録したけど中身は全然覚えてない。5つ星は確か。ブグログにバグが起こっている。
2投稿日: 2025.12.05
powered by ブクログ『52ヘルツのクジラたち』を読んで以来の町田そのこさんの作品。帯に『心ふるえる傑作小説』とあるので、きっとまた号泣させられるのだろう。 蛍祭りの夜。山間にある小さな田舎町に暮らす中学生の坂邑幸恵と桐生隆之は、山奥のとある場所で偶然出会う。2人は生きるために罪を共有し互いの秘密を守り合うことを決めた。それから15年後、大人になった幸恵と隆之の予期せぬ再会から物語は大きく展開していく… 子どもは親を選べないというけれど、出る親出る親みんな酷い… そんな親に翻弄され、辛く寂しい思いをしてきた人たちが、出会いを通して暗闇の中に小さな光を見出すような、5話からなる連作短編集。 心に残ったフレーズ。 “『世界にはたくさんの綺麗な景色がある。でもね、自分のすぐ傍にも、世界中に誇れるほどの綺麗な景色があるの。そのことを知らないひとは一生見られない。知っていても、季節がずれたり天気が邪魔をしたらやっぱり見られない。そして、行こうと自分の意思で歩かない限り、見られない。しあわせってのも、そうよ。覚えておいてね』” 小学校4年生の幸恵におばあちゃんが話してくれた言葉。小学生には少し難しいかもしれないけれど、幸恵のしあわせを願う、おばあちゃんの愛を感じるいい言葉だな〜 予想通りに号泣でした。
96投稿日: 2025.12.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
実は本屋大賞なるもので幾度か酷く落胆した記憶がある。。それもあって、敢えて読まないようにしてきた。 時間を経て、返却された棚にこの本を見つけ読むことに。 ボリューム的に中くらいという事もあるが、メモも取らずに一気読み読了は年に数回あるやなしや・・それほどに引き込まれた。 女性であればセックスすると妊娠そして時には望まぬ出産という事は想定内。加えて、実父実母∼親ガチャ…保護施設、養父養母‥そういった世界がやや綺麗目に描かれている。 5篇は短編の形をとり緩く連なって行く連作。 冒頭の会話で【あ~あの人が、え~その人が】と読み手にさりげなく気づきを誘うスタイルは、否応なく感情が揺さぶられる。読む手を止められない。。。 社会には望むと望まざるとに関わらず、ヒエラルヒーが見えない形で作られている・・が、皆がそういった銀の匙をくわえて生を受けるものではない~”己の手で終わらせていいのは、己の命だけ。他者の命は決して奪ってはいけない”はある意味の極論。自死すら許さないという言もある。 だが作品はそこからカーブして”尊属殺人”という選択肢を選ばざるを得ない状況も抉り出す。 理論では、経験則では、倫理観では語り切れない狭間を丁寧に綴った蛍の軌跡・・祈りを込めたそこに「泣く」といった単純な感情発露を凌駕した【他者を思いやる、考えさせる】端緒を提示した素晴らしい一冊だった。
1投稿日: 2025.12.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
不幸の連鎖で目を覆うような展開だったけど、最後は感動の涙だった。 ひどい人もたくさんいたけど、助けてくれる人もいたね。 中でも、隆之の存在に正道と一緒に私も救われた。 毒親という存在、 子供の人生を搾取する親、 私の親の事も思い出し、 また、親としての今の自分の事も考えた。 最後の終わり方、よかった。 やっと正道が普通の若者のようになった瞬間。 正道のこれからのますますの幸せを祈ってる。 この作品はぜひとも映画化して欲しい。
7投稿日: 2025.11.30
powered by ブクログ重いお話でした。どのお話も親のため子供が全てを背負わざるを得ず、過去を抱えそれでも前に進もうとする姿が描かれている。 関わる人によってそれが人は生きていく力や変わってゆく力になる。 ただただ重いだけではなく暖かい話。 最後の話は泣きそうになりジワっときました。 自分もある種恵まれた環境ではなかったので幼い頃や若い頃のことを思い出しながらページをめくることもありました。 最初の章を読んだ時はあれ?これはサスペンス、ミステリー系だったかしらと思うゾワゾウと嫌な不快感もありましたが読み終えた後は読んでよかったと気持ちが軽くなった。
15投稿日: 2025.11.29
powered by ブクログ出てくる人達がみんな不幸で 悪い奴もいっぱいで たくさんの人が亡くなって 親も最悪で。 さすが町田そのこさん って感じです。 でも 不幸な人達に 手を差し伸べる人もいて 救われます。隆之 特に正道が不幸に引きずられず 優しい人に育って良かった。 ラストは 「しんと静かな気持ち」になりました
16投稿日: 2025.11.29
powered by ブクログ過去に傷を抱えた登場人物たちが前に進むために 誰かの言葉や優しさで少しずつゆっくりと 心をほどいていく過程がとても美しい 。。 悲しい物語だけど読むほどに心が温かくなる . 〇 読み終えたあとは優しい余韻が残る作品 ⸝⸝ᵕ ᵕ⸝⸝
1投稿日: 2025.11.29
powered by ブクログ今作はのっけからまたたくさんの人が殺されてんなぁ〜…DVはこれまでもよくあったけど殺人にまで!チェーンストーリーで正道の誕生前から23歳までが正道の近くの人が主人公で物語が進む。どの主人公も幼少期に虐待や貧困を経験したりどこか幸薄い人生。そんな人生に嫌気が差して投げやりになるが、ギリギリで踏み止まれた。 ドロドロもあったけど、読後は温かいものが心に残った。
0投稿日: 2025.11.28
powered by ブクログド直球の町田そのこだった。 救いようがない環境、救われようがない人たち、でも、それでも生きて命を繋いだ先にある希望。 一気に物語の世界に引き入れられて、一気にその世界の住人になって、読み終わって現実に戻ったらたまらない充足感におそわれる。「またこの人のいいものを読ませてもらった」という満足感でいっぱいになった。
9投稿日: 2025.11.28
powered by ブクログ子供は親を選べない。読み始めから惹きつけられる筆力。『コンビニ兄弟』読了後、こちらを読んだので同じ著者とは思えない。でもやはり町田さんの小説は、どれを読んでも心が救われる。
13投稿日: 2025.11.25
powered by ブクログ「子どもは親を選べない」この本のなかに出てくる子ども達は、いずれも親の身勝手に振り回され、苦しい子ども時代を過ごしていた。その状況から抜け出したいがために自分の手を汚してしまう。自分自身と親。私たちはどうしても切り離して考えられない。でも決して重ねてはいけない。そして巡り巡って自分の身に起こることを受け止めて生きていく。汚してしまった手でまた掬えるものがあるだということに気づかされる本です。
0投稿日: 2025.11.24
powered by ブクログ辛い話の連続だけど、読み終わった後、温かい気持ちになった。血の繋がりだけじゃない繋がりに救われた。 正道には幸せになってほしいな。
17投稿日: 2025.11.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
町田さんの新作。不幸な家庭を書かせたらNo. 1だと思う。その中でも懸命に抗い生きる姿と救いの手、希望、というのが町田さんの作品から受ける印象で今回もそうだった。殺人が続いたので、1章、2章が怖く、1章は白夜行みたいな感じがした。2章はなんか異色で気持ちも悪かった。で、そんな中育ってきた正道が、殺しの臭いを感じ取れるような、ちょっと無理やり大人にならされたような、だけどまっとうで優しい人間に育ったことが嬉しい。養父のおかげかな。各章ごとの主人公のどうしようもなさ、がすごく迫ってくるが、夢中になって先を読み進めずにはいられない作品。
0投稿日: 2025.11.22
powered by ブクログ親に恵まれなかった子の切なさがひしひしと伝わってくる。あまりに辛すぎる。 最後はジーンとくるお話でした。
6投稿日: 2025.11.22
powered by ブクログ2025.10.31読了 なんて綺麗であたたかい作品なんだろう。 あたたかい涙がじわじわと押し寄せた。 人と人の繋がりは尊いものだ。思いがけない縁が誰かの生きる意味になったりもするし、大切なものは案外すぐ近くにある。 子供は親を選べない。望まれずに生まれ、親から愛情を得られずに大人になった人もこの世にはたくさんいるのだろう。 幼少期、子供にとっては、親が世界の全てであり、愛情を得られなかった子どもは、この世界での自分の居場所を見失ってしまう。 今、自分の生きる世界だと思っている場所に、希望を見出せなくても、どこにも居場所がないと感じたとしても、きっと大丈夫。 貴方は誰かに愛されているよ。 今を生きる私たちにあたたかくそっと寄り添ってくれる作品。
1投稿日: 2025.11.22
powered by ブクログ蛍が舞う夏祭りの夜に交わした秘密の約束。 そして十五年後の奇跡の再会。人生に絶望しながらたどり着いた二人が見た光景の美しさといったら。 子は親を選べない。親に恵まれなかった者たち。生まれながらにして逃れられない苦しみのなかを生きるしかない彼女らの姿は、読んでいて辛く苦しかった。 真っ当な生きかたとは言えなかったかもしれない。でも、救われた人がたくさんいたのは事実で、優しさとはこういうことをいうのかもしれないと思った。少なくとも、命を救いたいと願う気持ちは本物だった。 強い憎しみが田舎町のあちこちで錯綜していくなかで、こんなにもあたたかい気持ちにさせられるとは思わなかったなぁ。
53投稿日: 2025.11.19
powered by ブクログあんなに訳ありでナイフを振り回していた少年がそんなに落ち着いて真っ当に暮らしていくものなのか? 町田その子って暗い話が多いのかな
0投稿日: 2025.11.19
powered by ブクログ「子どもは親を選べない」。いわゆる“親ガチャ”という言葉があるが、この小説はその厳しい現実と向き合う子どもたちの姿を静かに描いている。 子どもはどれほど傷つけられても、どれほど愛されなくても、なお親を無条件に求めてしまう。生き残るための唯一の本能のように。どんな親であっても、その存在を認めなければ、自分という存在そのものを肯定できない。たとえ親の存在そのものを消し去ろうとしても、それは消えるのではなく、苦しみとして永遠に残ってしまう。 この小説を読んで、オスカー・ワイルドの「幸福な王子」の物語が思い起こされた。街を見渡す高台に立つ王子の像は金と宝石で飾られ、人々に“幸福な王子”と呼ばれていた。しかし死後、像となって街全体を見下ろしたとき、初めて世界に満ちる不幸に気づく。 王子は自らの身体の黄金や宝石をツバメに託し、不幸な人々へ分け与えていく。やがて王子はすべてを失い、みすぼらしい姿になって火に投げ込まれるが、鉛の心臓だけは溶けずに残る。その心臓とツバメの亡骸は天使に運ばれ、「この世で最も美しいもの」として神に称えられる。 これは一見自己犠牲の物語だが、元「GQ JAPAN」編集長の鈴木正文氏はこう語る。 「この物語が僕らの心を打つのは、不幸な人々が救われるというカタルシスではない。不幸が不幸のまま見過ごされない、見過ごされるべきではないと教えてくれるからではないか。」 『蛍たちの祈り』もまた、そんな“見過ごされない不幸”にそっと寄り添う小説なのだと思う。救いは大きくはない。ほんのかすかな蛍の光のような、かろうじて闇を照らすほどの小さな光。しかしその微かな光こそ、人を支える希望になる。 ずっと夜のままかもしれない。そう思ったあの日、あなたがわたしの光になった。 その“あなた”、もしくは“わたし”は、誰か他者かもしれないし、もしかすると自分自身かもしれない。 人をほのかに、しかし確かに照らす光。そんな静かであたたかな祈りのような小説だった。
1投稿日: 2025.11.18
powered by ブクログ評判が良かったので読んでみた。主要登場人物みんな何かしらの不幸な生い立ちを抱えていて、自分を不幸にする家族に対して殺意すら抱いている。それでも同じ不幸を抱える人たちに同情し、何とか救いたいと親身になってそっと寄り添う。その姿は美しいし、それなりに感動的な話になっているが、憎むべき人物はあくまでも邪悪で救いようもなく、描き方が平面的でやや興ざめするところがあった。物語を盛り上げるためにリアリティよりも読者の期待に応えようとしてるみたい。
4投稿日: 2025.11.18
powered by ブクログ親に振り回された子供たちの話。 どうしようもない親に子は振り回されて、救いがあるのがせめてもの救いで本当に良かった。
0投稿日: 2025.11.17
powered by ブクログ読み終わった瞬間から涙が止まらなかった。 私が読んだ今年一番良かった本。 自分の語彙力がなくて、何と気持ちを表現したらいいのか…。
8投稿日: 2025.11.17
powered by ブクログ町田そのこさんの作品そのもの。個人的には町田さんの作風に飽きてきた感が…。今の自分にマッチしていなかったというのもあるのかも。刺さる人には刺さるだろうし、そうでない人も一定はいるのかな?とも。
6投稿日: 2025.11.16
powered by ブクログ親がダメって1番の理不尽な不幸だなあと。世の中は絶対に平等じゃない。それでも立派に生きた正道や隆之の生き様に心を打たれる。
1投稿日: 2025.11.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最近町田そのこの作品ばかり読んでいるような気がする、知らない内に多作家になってきており後を追うのも大変だ、不幸な子供たちの行く末が最終的に交差し合う仕組みになっている、しかし最近作者の作品は死が多くなっているのではないか、あまり人の死でもって逃げないで欲しい気がする。
2投稿日: 2025.11.14
powered by ブクログ子どもはあまりに無力で世界が狭い。 絶望的な子ども時代を過ごした人は影が残る。 町田さんの、悲しく美しい話に感動した。
17投稿日: 2025.11.13
powered by ブクログ負の連鎖はどこまで続くのだろうか。桐生隆之の贖罪は唯一の良心からの行いだったと思います。どの章を読んでも泣けて泣けてページがなかなか進みませんでした。
0投稿日: 2025.11.13
powered by ブクログ町田そのこさんの本はやっぱり好き。 ある小さな町に暮らす坂邑幸恵は子供を孕っている。父親である逸彦は幸恵のお金を持って出ていってしまった。これからを考え、幸恵は死のうと考えるが、そこで同級生の桐生隆之と再開する。隆之と幸恵は幼い頃に自身の両親がいなくなってほしいと殺害を計画した秘密を共有していた。 幸恵は子供である正道を産み、亡くなった。正道はいろいろなところを転々とし、隆之と暮らすことになる。血の繋がりはなくとも暖かい家庭。 正道が名前の通り、立派な大人に育っていて幸恵はきっと嬉しく思っているだろうな。
16投稿日: 2025.11.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初の話で「またこの感じかなぁ」と思ってどんよりしてしまったけど、読み進めるうちにあの時の子が!あの人が!という連作短編なんだと気づき、続きが気になって一気に読んでしまった。 隆之には幸せになってほしいなぁと思ってたけど、子供の頃は辛い境遇だったけど人を助けて愛されて頼られて、良い人生にしたんだなと思ったら泣きそうになってしまった。 罪とかそんなのよいから、治療して欲しかったなぁ。 最後の話は泣いてしまった。
8投稿日: 2025.11.12
powered by ブクログせつなくて、悲しくて、優しくて。 それでも人は人無しには生きられない。 小さな世界のようで、抜け出せない大きな世界。 もう一度生きられるなら、多くの人が完璧な人生を送ろうとするかもしれない。 けれど、中にはただただ穏やかな幸せだけを願う人もいる。 どれだけ、その事が大切かを知っているから。 人生に何を残したいか。 考えさせられました。
1投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログultramanさんには0時にレビューをあげなさいと言われ、、、 かと思えば、おびさんにはもう寝ようと言われました なので、あげてから寝ます(:3[▓▓] 「子どもは、無条件に親を愛します。そういう風にできている。愛されなくても、傷つけられても、しあわせを奪われても、求めるようになって る。」 果たして、本当にそうなのか? 世の中にはどうしようもないクソ親はたくさんいるだろう そんなクソ親でも、子どもは親を無条件に愛しているのか、、、 そんなクソ親に愛されなくても、傷つけられても、しあわせを奪われても、親を求めるようになっているのか、、、 もし、そうなら間違っているはずだ たとえ親に愛されなくても、傷つけられても、しあわせを奪われても、それでも子どもを助けてくれる、守ってくれる大人はいるはずだ そんな蛍の光のような希望があるはずだ で、頭の中に蛍の光が流れてきたので閉店で〜す(つ∀-)オヤスミー
63投稿日: 2025.11.07
powered by ブクログ人が次々と殺されていって物騒だったけど お話は良かった 母親が父親を殺してしまう 親に恵まれない子どもたち その連鎖を断ち切るのはとても難しいこと だけどこの小説のように どうか手を差しのべる人がいて欲しいな 蛍 連作短編集
5投稿日: 2025.11.07
powered by ブクログ親ガチャという言葉があるが、まさにこの小説は親ガチャに当たってしまった子供たちが「死んでくれないか」と思いながら生きるストーリー。 愛されたい、そんな純粋な期待がいつも裏切られる辛さが描かれているがそんなに珍しい話ではないんだろうな、と思った。 「逃亡の夜」「少年の目」「神様にお願い」「しあわせのかたち」「蛍が舞うころに、また」それぞれが独立した話が全体ではきちんと繋がっていてさすが町田そのこ作品。 あっという間に読みました。
18投稿日: 2025.11.07
powered by ブクログ山間にある小さな町に暮らす幸恵と隆之。そこからつながる人々に視点が移動しながらそれぞれの物語が綴られていく。切なく擦り切れるような人生が多い。少しのつながりや思いやりで辛うじてこの世を生きてる感じがした。
0投稿日: 2025.11.06
powered by ブクログ読んでいる最中、怖かったり辛かったりした。 最後まで苦しかったけれど、最後に救われた。 そのこさん、すごいです。ありがとうございます。
3投稿日: 2025.11.06
powered by ブクログ連作短編集。 クズが沢山出てきて読むのしんどくなるけれど、それでもどこかに希望を持たずにいられない。
0投稿日: 2025.11.06
powered by ブクログ町田さんは本当に暗い(闇のある)話ばかり。今回のテーマは「子どもは親を選べない」。祖父母と父親は母親に殺された、母親は自分を産んで亡くなった、そんな正道を中心とした短編5集。どの話も別々のようで繋がっている。暗いけれど面白かったです。
6投稿日: 2025.11.05
powered by ブクログ正道のあまりにも悲劇的な出生から、大人になり過去に区切りをつけるラストまで、1本の映画を観たような読後感だったので、冒頭の2作が2018年と2019年のものと知り、驚いた 全編書き下ろしのように濃厚なストーリーで、今さらながら町田そのこさんの力量を感じた ラストの味わい深さは秀逸 個人的感想は、隆之が良い男すぎた
8投稿日: 2025.11.04
powered by ブクログどの話も絶望させられる状況だけど 手を差し伸べてくれる人がいて、 蛍みたいな優しい光とイメージが重なる。 短編でその時の主人公は違うけど 話は繋がってて登場人物にも情が湧く。 心の動きが丁寧に書かれてて、 なんでこんなに人の気持ちが 分かるんだろうと不思議で、 他の作品も読みたくなる。
7投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログ読み始めの感想は、町田さんらしくない感じかなと。ひとつひとつの短編同士がつながって、できあがった一つの大きな物語は、やっぱり町田さんらしかった。逃れられない呪いのようなしがらみに絡みつかれても、希望は絶対あると思わせてくれる力強さに溢れていた。
0投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログ町田その子さんの小説は、登場人物たちが、あまりにも悲しい過去を背負いすぎていて辛くなるときがある。 この小説もそうだったが、ミステリー的な要素もあり、一気読み。 「必ず救われてほしい」と心の中で祈りながら読んでしまった。
14投稿日: 2025.11.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
子どもは親を選べない。 どうしようもない家庭環境の中、生きるために精一杯生きる子たちのひたむきな姿、健気な姿に何度も心が締め付けられた。 人のクズっぷりに、読むのが嫌になったが微かな希望の光が蛍のように照らされていて、心が救われた。 町田そのこ先生の本は2冊目だが、どちらも自分の罪に向き合う、強く優しく男性が出てきていた。隆之さんが幸せに暮らせていたことを、そして正道くんが幸せに暮らしていけることを願ってやまない。 正道くんが隆之さんの事を「お父さん」と呼ぶ場面では涙が止まらなかった。 子どもを育てる親として、時折読み返したい一冊です。
5投稿日: 2025.11.02
powered by ブクログ田舎の山あいの小さな町に暮らす、中学2〜3年生の少女、坂邑幸恵(さかむら ゆきえ)は、両親を失い、頼れる人の少ない孤独な境遇にいます。ある夏祭りの夜、町の「蛍(ホタル)が舞う場所」で、同級生の桐生隆之と出会います。二人とも家族にも社会にも居場所を見い出せず、「死」という選択すら視野に入れた極限の状況の中で、生き延びるために互いの“秘密”を守り合う“共犯者”となることを決めます。 tsogen.co.jp +1 それから十五年後。大人になった幸恵は、かつて抱えていた罪・恐怖・絶望の記憶を背負いながら、自らの人生を模索しています。偶然の再会によって隆之との関係が再び動き出し、彼らだけでなく、幸恵の息子・正道や、町で育つ子どもたち、親や友人たち――それぞれに傷と孤独を抱えた人々の人生が、少しずつ交錯していきます。 読書メーター +1 物語は、幼い頃の”逃げ場のない日々”/“共有された秘密”を出発点に、親からの暴力や放置、死への誘惑、絶望の中で選択を迫られる若者たち、そしてその後の人生の軌跡を、章ごとに語り手を変えながら描きます。 note(ノート) +1 そして、「自分の居場所を探し続ける人々」が、それぞれにささやかな祈りとともに、どんなに暗い場所でも“光”を見つけるために生きていく――そんな希望と救いを、静かに、しかししっかりと描いた作品です。
0投稿日: 2025.10.30
powered by ブクログまさかの連作短編集!面白かった! 町田そのこさんの小説だと「宙ごはん」が一番好きだけど、同じくらい好き。 クズばっかり出てきて、それに振り回される人たちのその先を想像しながら読み進めていくと、想定通り辛い流れでシンドイ。ただどの話もラストは希望があって救われる。 出生からすでに過酷な正道の成長を見守れたのが嬉しい。
0投稿日: 2025.10.29
powered by ブクログ虐待、貧困、親子という呪縛。重くて苦しい”声なき声”が心を締め付けてくる。 「愛と罪は別だ」 憎むことに葛藤する正道が、人との繋がりの中でそれでも生きてきた正道が最後に見た蛍(希望)の光。 町田そのこさんはいつも「あなたならどうする?」を突きつけてくる。
0投稿日: 2025.10.29
