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「孫子の兵法」思考術―大混迷時代のインテリジェンス―
「孫子の兵法」思考術―大混迷時代のインテリジェンス―
佐藤優/新潮社
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総合評価

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    『孫子』がまだ未読なのでそちらを読むのが目下の課題だとして、本書では兵法を現代の、特に自分のテーマに即して活用する方法が紹介されていてなるほどと思わさせる。 各章で取り上げているテーマは時事ネタで、佐藤優氏の発信を追っていればよく見聞きする内容ではあるが、そのテーマを読み解く鍵となるのが孫氏の兵法であることがよく分かる。 情報の非対称性は圧倒的な勝敗の要因となるわけだが、現代においても軍事や外交、政治などあらゆる面で孫氏の兵法が活かされているのであれば、それを知らないということは死活的な問題になる。 孫氏の言ってることも、少し考えれば当然そうだよね、というものが多い。目から鱗なネタは対してない。なので、肝要なのはそのシンプルな原則をきちんと使うことにある。 「きちんと使うこと」というのは、無自覚に戦いに挑むのではなく、しっかり戦略を立てることや、立てた戦略を守ることなどがそうだ。持ち腐れになってはいけない。 そのため本書を読んで「なるほどー」では持ち腐れてしまうので、自分の場合ならどう使うか=仕事などでどう活かすか、や自分が見聞きしたニュースや事象の裏には孫氏の兵法がどのように隠れているかを考えるという習慣を身に付ける必要がある。 まずは『孫子』を読んでみようと思う。

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    投稿日: 2025.09.21
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    孫子の兵法をベースに現在の国際状況を読み解く、佐藤氏お得意の情勢分析本。飽くまでも佐藤氏の経験と知性で現在の国際情勢を語ることが主で、その内容にあわせて孫子の兵法で該当するところを記載しているに過ぎない。なので孫子の兵法を体系的に学習する内容では決してないところは注意が必要。まあ別の著作で読んだことがある内容が大半ではあった。

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    投稿日: 2025.06.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    p6 首相官邸が、強くとも敵には弱く見せかけ、勇敢でも敵には臆病にみせかけているというのが筆者の認識だ p37 政治家の行動原理は、究極的には2つのことに収斂されると筆者は見ている。名誉か利権だ p105 戦争の原則としては、味方の軍勢が10倍であれば敵軍を包囲し、5倍であれば敵軍を攻撃し、倍であれば、敵軍を分裂させ、等しければ努力して戦い、少なければなんとか退却し、力が及ばなければうまく隠れる。だから小勢なのに強気ばかりでいるのは、大舞台のとりこになるだけである p143 上下の人々が心を合わせていれば勝つ イスラエル人は全世界に同情されながら死に絶えるよりも、全世界を敵に回しても戦い生き残る という原則に立ち返ることが重要であると考える p215 孫子 指導者にとっての危険が5つある 決死の覚悟で(駆け引きを知らないで)いるのは殺され、生き残ることばかりを考えて(勇気に欠けて)いるのは捕虜にされ、気みじかで怒りっぽいのは侮られて計略におちいり、利欲がなくて清廉なのは恥ずかしめられて計略におちいり、兵士を愛するのは兵士の世話で苦労をさせられる。およそこれらの5つのことは、将軍としての下室であり、戦争をするうえで害になることである。軍隊を滅亡させて将軍を戦死させるのは、必ずこの5つの危険のどれかであるから、十分に注意しなければならない p217 石破氏が東京で通っていた日本キリスト教会世田谷伝道所は長老派(カルバン派)の教会だ。カルバン派では、各人は生まれる前から神によって定められた使命があると考える。どんな逆境でも試練と受け止めれば、選ばれた者であるあなたは必ず救われると教えられる。 p240 戦いが上手い人は簡単に勝てるときに戦う。

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    投稿日: 2025.05.31