
総合評価
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powered by ブクログベイルートで石鹸工場を営むペルティエ家の家長夫妻とその子供達を主人公にした、一族の物語。パリ、インドシナに住む子供らの視点で1948年の世相や親子の情など深く描いている。 初めは意図されるところが今一不明なのと、長男ジャンと、特に、その妻のキャラが嫌いで読み難かったが、それも含めてどんどん面白くなってきて後は一気に終わった。既に何人か人を殺しているジャンのミステリーになるんだろうか?続編楽しみ。
17投稿日: 2025.07.28
powered by ブクログまだ前哨戦。家族の説明が実に詳しくて、当時のベトナムの雰囲気、湿度が伝わってくる。これがどう展開するのか期待。アレックス病から抜けられないので、新作手に取りましたが、大河ロマンですね。ここから収束してミステリになるのかな。
2投稿日: 2025.07.19
powered by ブクログ第一部 ベイルート 1948年3月 第二部 サイゴン 1948年9月 両親と三男一女そしてその周りの人々 暫くは誰が誰やら 名前に慣れ始めるとそれぞれの話し方から性格が見えてくる、もちろん好みも別れるの 今のところ ふ~~ん それで っていう感じ おもしろくなるといいな
1投稿日: 2025.07.08
powered by ブクログピエール・ルメートル『欲望の大地、果てなき罪 上』ハヤカワ文庫。 長篇連作小説『栄光の時代』シリーズの第1弾。 まともな人物が1人として居ないベルティ家を中心にベイルート、パリ、インドシナを舞台に混沌とした物語が展開する。ミステリーなのか、サスペンスなのか、歴史小説なのか、上巻を読んだ限りでは判然としないが、興味惹かれるストーリーだった。 1948年、レバノンの首都ベイルートで石鹸工場を営む富豪ベルティ家の長男のジャンは父親のルイから後継ぎとして期待されていたが、何をやっても上手く行かず、ベルティ家の稼業から締め出された挙げ句、郵便局長の娘のジュヌヴィエーヴと結婚し、パリに出奔する。 聡明な次男のフランソワもパリに移り住み、現地で新聞記者になる。三男のエティエンヌは同性愛者で、レイモンという青年と付き合っていた。レイモンは、インドシナで外人部隊に加わり、ベトミンと闘っていたが、ベトミンたちに捕虜にされ、激しい拷問を受ける。音信不通となったレイモンの身を案じたエティエンヌはインドシナへ向かい、レイモンの消息を探る。 そんな中、パリの劇場で映画の上映中、マリ・ランプソンという若い女優が惨殺される。犯人はベルティ家の長男のジャンで、ジャンにとって殺人は初めてではなかった。そして、殺人事件の起きた劇場には新聞記者のフランソワが居合わせ、初めての記事をモノにしようとする。 本体価格1,500円 ★★★★
65投稿日: 2025.06.02
