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死体埋め部の回想と再興
死体埋め部の回想と再興
斜線堂有紀/東京創元社
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総合評価

15件)
3.8
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     前作が衝撃的な終わり方だったので、どう続くのだろうと気になっていた。死体遺棄は、やはり織賀と祝部の2人でないとしっくりこない。社会に適合できているようでいて危うく何か痛みを抱えているような2人が、死体を埋めるという秘密を共有して楽しそうにやり遂げるところが、なぜか切ない。  青春ミステリーということだったが、私がイメージする明るく楽しく爽やかという感じとは異なる。テンポがよいのに、静かで仄暗く周囲には理解されない閉鎖的な空気感が漂っている感じがするのだ。なのに、織賀と祝部の世界は、偽りを感じさせない分、美しく尊いものに感じた。

    13
    投稿日: 2026.01.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作『死体埋め部の悔恨と青春』の続編かと思ったら、例の日の前の話だったり、不在編生存編と分かれたりということで、続編とは言えないなと少しがっかりしながら読んだけど…相変わらずめっちゃ好きだった。 祝部の重いがめっちゃ強くなってて歪んでてすごくすごくよかった… 不在編が、苦しくて救いがないのに、なぜか生存編より好きだった。 最後の、「あの暗い夜を知らない振りをして、生きていく。」が特に物悲しい祝部を表してて。 少し前にブロマンス物が読みたい!と思ってたけど結局これだと思うものに出会えなくて、ジャンプみたいなアツいのを小説で求めるのは違うのかなと思ってたけどこれはブロマンスじゃない…か…?バディものかな…でも祝部&織賀コンビはめちゃくちゃ好きなふたりだった。

    4
    投稿日: 2026.01.16
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    続編があると聞いた時、どうやって?? と思っていました 短編の一つは過去の話(織賀先輩の熱望していた北海道合宿が叶ったところを読めてよかった) もう一つはその後の話 これはifの物語? ある意味綺麗に終わっていた前作だったので 続編を蛇足に感じる人もいるかもしれませんが私は面白かったです

    0
    投稿日: 2026.01.07
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    前作【死体埋め部の悔恨と青春】の続編です。 前作のラストの展開から派生するので、必ず前作から読んだ方がよいです。 今作も前作ラスト同様賛否両論ありそうか展開だが、ある種の救いを個人的には得られたから良しとします。

    17
    投稿日: 2026.01.05
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    なんだろうなぁ。 正真正銘、真っ正面のエンタメミステリーなんだけど 織賀と祝部の関係性が、あまりにも退廃的で刹那的なはずなのに、永遠で時に耽美的にさえ感じる自分はまんまと著者の思惑通りなのかも。 ということでさえ、クスッと笑ってしまう。 嘘をつかないためには言いたくないことは言わない。 その通り。 嘘を利用してまで会話を合わせる必要はない。 言いたくないことは言わないままでいいのだ。

    24
    投稿日: 2025.12.14
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    大好きすぎて死ぬ。バイブル。 1冊目よりこっちのほうがより密度の濃い執着を味わえて良い。 俺の織賀先輩 の破壊力よ~~~~! 生存√と死亡√どっちもおいしいけど、やっぱり生存√の方が好きだな。明るい中にもふたりにしかわからない罪のほの暗さを感じられて。 二次創作がはかどりそうな題材ですわ。さすが神字書き。 キラーフレーズがちりばめられまくっててプラネタリウムみたいに鑑賞できる。あー大好き斜線堂有紀。こういう話をもっと書いてわたしを狂わせてくれ。

    5
    投稿日: 2025.09.18
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    ダメだ、どう転んでも悲しい。 回想、不在ルート、再会ルート、どれを読んでも情緒がおかしくなりそう。 祝部と織賀の関係性は歪なのに尊くて大好きだけど、この先に待ち受けるのは間違いなく破滅なんだよなあ。 まあそれも運命共同体みたいで良し!って感じではある。 どっちの分岐もアリだなと思う反面、どうせならあの瞬間に二人で奈落まで堕ちていって欲しかった、と思ってしまうのが怖いよね。

    9
    投稿日: 2025.09.15
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    「死体埋め部の悔恨と青春」が終わり方を含めめちゃくちゃ良かったので、こちらを早く読みたいと思いつつも蛇足になるんじゃないだろうかと不安にもなった。 が、2つのルート含め読んでよかった!! このまま2人で幸せに堕ちていってくれ!

    2
    投稿日: 2025.08.25
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    復刊!何年越しかに続きを読む。 あ゛あ゛〜゛最悪だ〜という気持ちとうえへへへへ…最高〜という気持ちが共存している。信仰に躊躇いがなくなっている祝部くんよ。「あんたのせいで俺の人生めちゃくちゃだ」の手本のような萌えが襲いかかってくる。 再会を読んでいても回想を読んでいても崩壊が頭の隅にずっとあって最終的には収束してしまうのでは?という恐怖がある。青春ってそんなに続けられるのか、青春じゃなくても続けられるのか。

    2
    投稿日: 2025.08.22
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    前作「悔恨と青春」のラストで崩壊を迎えた死体埋め部。本作は第一・二話が「回想」、第三話以降は、「再興」を語るという構成です。祝部にとって死体埋め部が、縁を切れるものなら切りたいものではなくなって、実はそれ無しで生きる方が絶望的だと切に思うようになっているのが、ひしひしと胸に迫りました。あの人のいないまともな世界と、あの人とともにあるグロい世界。 オリジナルに大幅な改稿と書き下ろしを加えたということですが、これはもう斜線堂有紀さんお得意の、濃厚な愛の物語になっちゃっていますね。

    12
    投稿日: 2025.08.20
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    埋め部の合宿の健全さよ、と思いきやちゃんと『部活動』しててさすがだなと…旅先であろうとなんだろうと死体は発生するものですからね。織賀先輩が戻ってくるのと戻ってこないパターン、どちらも書かれているけど戻ってくるほうが正史なのかなあ。戻らないパターンは立ち直ってすこしはマシになっているけど、戻ってくるほうがよっぽど救いがないというかよりいっそう信仰が深くなってて恐ろしかった。織賀先輩どんどん人ならざるものになっているな。神さまであり幽霊であり怪物でもあり。一度失ったからこそ祝部はもう二度と離れられないんだろうなあ。救いのない旅路はいったいどこまで続くのだろう。

    2
    投稿日: 2025.08.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作からの続編 違うレーベルから出ていた絶版作品?が創元推理文庫で復刊したもの 先輩死亡ルートと生存ルートの分岐 最終章は書き下ろしだと思うが、なんの伏線もなしで投げっぱなしで手抜き感あり 後半は文章力が上がっている感じだったが、解説なし、各章の初出情報なしで判断に至らず 突然出てきた「山月記」ネタしか印象にない いまはネットミーム化して逆にアリなのか 前編と後編も星3 本職893が死体処理を大学生に下請けさせる必然性もその流れも描かれず、何年間も同じ山に死体を埋め続ける設定の雑さに目がいく 先輩との会話だけがウリなのかもしれないが

    0
    投稿日: 2025.08.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『死体埋め部の悔恨と青春』の続編。相変わらず、先輩と後輩ふたりきりの死体埋め部の活動が描かれます。 雨の日ボーリングで遊んだ後で死体埋めたり、部活の合宿で北海道に行って死体埋めたり…織賀先輩と楽しく(?)死体埋め部の活動にいそしむ祝部の生活は続きます。 先輩の不在の間ジャガーの維持費に苦しみながら一人で死体埋めの仕事を請け負う祝部。そして、なんと死んだと思った先輩が帰ってくるのです。右手と左目を失った先輩との部活動は以前と少し形態を変えながらも続きます。決定的なことは何一つ聞けないまま。大学を卒業して就職もできず死体埋めの仕事を続けるふたり。いつかその活動が露見するまでこの活動は続くんでしょうね…それは果たして幸せなのか不幸なのか…。 読み終えて、メリーバッドエンドという言葉が頭に浮かびました。

    3
    投稿日: 2025.08.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    死体を埋めるという最悪な活動をしているはずなのに悲壮感が感じられない二人の会話が好きだったので、続きが読めて嬉しかった。 第一話と第二話みたいな話ばかり読めたら個人的には幸せだったけれど、やはりそうはいかないよなぁ。 北海道合宿の二人のやり取りが特に好きだったのでハワイ合宿も是非見たい。 地獄行きが決まってるハッピーエンドなので感情のやり場に困る。

    1
    投稿日: 2025.08.09
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    織賀先輩と祝部の掛け合いが好き。 織賀先輩は鬱陶しいって思うし 祝部は可愛い後輩だって思うし、 登場人物とおんなじ気持ちになれるのがツボ あんなに死神悪魔だと思っていた織賀先輩のことを、 ずっと傍にいて欲しいって思っちゃうんだから。 この気持ち。斜線堂さんにハマる理由!

    1
    投稿日: 2025.08.01