
総合評価
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powered by ブクログ幼なじみ五人が集まり別荘内で起きた殺人事件 五人の内一人が被害者となり 五人の内一人が加害者となった 死体の前で花瓶を持った「梨愛」は子供の頃からの友人の一人 「雛乃」を殺害した事を認めているが 最後まで、残った仲間達に動機を語る事は無かった ー 五人に何があったのか 事件はなぜ起きたのか ー それぞれの視点から語られる羅生門形式 名前すら持たされない可哀想な弁護士Aさんによる 残った三人の聞き取り調査を、神の視点(読者特権)で覗き見していく事となる 重成→聡也→夏澄 と二往復を経て 梨愛の独白 一周目はみな、宛らコナンの容疑者達の如く自分の話より人の話。 「誰それってこういう所あるんですよ〜」 と、悪意では無いが己から視点を外したがる姿勢は実に人間臭くてよろしい そもそも犯人探しでは無いので保身を発動する理由は無いはずだが、他人に人の話をするとなると良い言葉だけ並べるのは難しいんだろうなぁ 募り積もった「負」の感情は、ここぞとばかりに顔を出したがる... 本人不在の井戸端会議とかでよく見るヤツですね さてさてさて、 二週目ともなると容赦無しの暴露合戦 面の皮バナナです スルスル剥けます スペック人外なのに内面は「THE 人ォ!」って感じが、見たくない現実突き付けられてるようで居心地悪い 反面教師を学びたい身とすれば決して嫌いでは無いが、振り切らない微弱な不快感は常にまとわりついている 遂に各々が梨愛が雛乃を殺害した理由を身勝手に推理し始め、最早一体何処に着地したいのか分からないカオス状態 真実を知るのは殺害を認めた梨愛だけだというのに 最後に梨愛の独白で真実が語られるが 彼女の言葉はページ数にすると30ページ程 語られた内容は ー 五人の関係性は「不等辺五角形」であったー 答え合わせの時間だ ーーーーーーー 多分真相は...なんだろうけど つまり知っててあの証言をしていたということで となると最後の最後まで 「誰が本当の事を語り、誰が嘘を言っているのか」となる (ふわふわ〜) いや違うな 人は皆、 「誰もが本当だと信じ込み、嘘を言っている」のやもしれない うーん!多くを語れない作品です! 一昔前だったら梨愛の動機は邪道扱いされていたのやもしれないが、時代だなぁ 全く違和感を感じませんでした 面白かった!
134投稿日: 2026.01.17
powered by ブクログ事実は見る人によって変わるため解釈は人の数だけあることを体験。そして、自分と他者は分かり合えないものだなあ。とつくづく思う。 ミステリー要素としての「なぜ殺人を犯したのか?」は、良くも悪くも期待を裏切られた結末だった。
13投稿日: 2026.01.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なんとなく、最後の独白を読んで梨愛が好きだったのは夏澄なのではと思ったけど… 夏澄は「雛乃の部屋で話したら主導権握られそうだから、自分の部屋に呼んで話した」的なこと言ってたp244 そんで話したあと雛乃は怒って出て行ってたのに、雛乃の部屋で突き飛ばして死んだとなるのはなぜ??追いかけたん?? 犯人は自分が殺してしまった事に気付いてないというのも…相手が転ぶほどの強さで押したら、転ぶまで数秒だと思うし頭をぶつける音もしただろうし。その間に背を向けて部屋を出てって何も気づかないってあり得るかな? 同じ話も視点が変わると違ってて、それは面白かったけどあんまりすっきりはしなかった。
0投稿日: 2026.01.15
powered by ブクログクアラルンプールのインターナショナルスクールで出会った幼なじみ5人、重成、聡也、梨愛、夏澄、雛乃。 重成の海外赴任の送別会を行った別荘地で、雛乃が殺された。「殺しちゃった」と自供する梨愛の弁護士が、重成、聡也、夏澄の証言を集めるなかで、5人の複雑な関係性が浮かび上がってくる。 殺人を扱ったミステリーとして読むより、各々が主張する証言をもとに心理劇を楽しむ物語のように感じました。 おもしろかった。
0投稿日: 2026.01.15
powered by ブクログタイトルの「不等辺五角形」は、仲の良い5人の実際の距離感や力関係、心理的な位置取りを表している。その意味が物語の中で腑に落ちた瞬間には、思わずニヤッとしてしまった。 物語は、5人のうち一人が一人を殺害したという衝撃的な状況から始まる。しかし動機は明確に示されず、被害者・加害者以外の3名へのインタビューを通じて、少しずつ人間関係や価値観がひも解かれていく構成になっている。断片的な情報から全体像を推理していく点は、ウミガメのスープのような読書体験だった。 一方で、インタビュー形式ゆえに、物語の本筋との関係が薄く感じられるエピソードや、同じ主張の繰り返しも多く、やや冗長に感じる部分はあった。展開が読めてしまうほど削られているよりは良いが、もう少しコンパクトにできたのではないかという印象は残る。また、社会人同士の関係性としては作為的に感じる描写も多く、ツッコミたい箇所が何ヶ所か(誕生日会やギャンブルのくだり)あった。 ただし、この冗長さや違和感自体が、登場人物たちの自己正当化や確証バイアスを読者に体感させるための装置だったと考えると、インタビュー形式という選択だとすれば、無駄話や脚色、話のすれ違いが、そのまま人間のコミュニケーションの不完全さを表しているとも読める。 終盤、加害者の独白によって状況がひっくり返る展開は素直に面白かった。5人はいずれも海外のインターナショナルスクール出身で、個人の開示や価値観の違いが、それぞれのパーソナリティを強く形作っている。伝統的な日本的価値観に縛られない、比較的リベラルな考え方が共通している一方で、その中でも被害者と加害者の間には決定的なズレがあったように思う。 この物語で描かれているのは善悪の問題というより、価値観の違いと、それを否定・否定される環境の危うさだと感じた。多様性を認めると言いながら、異質なものを排除しがちな社会の構図は、現実の日本とも重なる。ただし、多様性を盾に自分の正しさを押し付ける態度もまた、別の歪みを生む。 価値観や考え方に明確な正解・不正解はなく、否定しないこと、押し付けないことの難しさを改めて突きつけられる作品でした。
0投稿日: 2026.01.07
powered by ブクログ※ 複雑に絡まった幼馴染5人の心模様と心理戦。 箇所箇所はなるほどといえ納得感と裏読みで 楽しく読み進めれて、するする進みました。 最終章リアの独白は、種明かし感が半分と ぼかされた感半分で不完全燃焼。 多分、自分の読み込みが度が悪いからだと 思うので、読了された他の方の解説を読みたい。
10投稿日: 2026.01.03
powered by ブクログ最後まで読んでも??とよくわからなくなり、もう一度読み返す羽目になりました。5人もいれば、一人一人が見ている風景は、違うのだなあと。自分のまわりの友達関係も気になってきます。不等辺五角形の題名の意味があとからジワジワきます。
2投稿日: 2026.01.01
powered by ブクログ本屋大賞ノミネート作。 インターナショナルスクールで出会って以来の20数年来の友達5人。 そのうちの1人が殺され、別の1人が「私が殺した」と告げる。 面会は拒否し、弁護士が友人3人に証言を集める。 3人それぞれの証言による回顧録や、事件当日の話、人間性、関係性、証言者の性格などいい面悪い面いろいろ見えてくる。 話の流れから真相はこうかなーというのは見えるが。 229冊目読了。
10投稿日: 2025.12.31
powered by ブクログ同じ出来事でも人によって違う感じ方があるよなぁを それぞれの視点でそれぞれの記憶で都合よく話したり話さなかったり勘違いしたり思い違いしたり。 貫井徳郎さんの本はすごく好きだけれどもこれはそこまで刺さらなかったかも
2投稿日: 2025.12.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
はぁ?結局あの人って誰なんだろう?梨愛を子供の頃に助けた?そんなエピソードあったっけ?俺的には夏澄ではないかと思うけど…。勝ち気だからいじめは許さないだろう。ソフィーの両親が同性カップルだったことが梨愛に影響を及ぼしたのかなぁ。やはり素直に重成なんだろうか。それじゃあんまり捻りがなさすぎでしょう。もちろん重成に復縁を匂わせた雛乃に対してきっと大きな憤りを抱いてたんだろうが、あの鈍感なおぼっちゃんがそこまで強く彼女を突き飛ばすなんて、そんな暴力をふるうことはないよなぁ。さすがに聡也は除外でしょう。わからん。
0投稿日: 2025.12.23
powered by ブクログ20年以上の付き合いがある5人の幼馴染たち。1人が殺され、1人が犯人。犯人は最初からわかっているので、動機を解明していくストーリーですが、同じ場面を語っていても視点が変わると受け取る印象がガラッと変わる様が面白かった。不等辺五角形というタイトルがさすが!と思いました。
38投稿日: 2025.12.15
powered by ブクログ人間の記憶の不確かさ 物事の捉え方が個人によってどれだけ異なるか 親しい人が語ることが必ずしも的を得ているわけではない そういうことを、リアルに感じられる本だった。
3投稿日: 2025.12.11
powered by ブクログ貫井徳郎うますぎる。殺人事件があって犯人は自首している。でも動機不明。ということで当時一緒にいた幼馴染の3人が、それぞれ証言していく。面白いのがその証言は「あくまでもその本人の主観によるもの」であること。だから都合の良い解釈や意図的なのか事実と違うんじゃないの?ということをそれぞれ話しているから、自分に都合悪いことは話さないばかりか証言の中には全然事件と関係ないようなこともあって、ミスリードさせられる。しかし!真相はしっかりと語られているし、伏線もしっかり張られていて最後には「さすが貫井徳郎!」となります
1投稿日: 2025.12.06
powered by ブクログマレーシアのインターナショナルスクールで小学校時代同級生だった5人、重成、聡也、梨愛、夏澄、雛乃は日本に戻ってからもなんとなく仲良く、時々連絡取らない時期あってもまた集まるというような繋がりがあった。重成が出張でウガンダにいくというので、その前に30歳前の5人は聡也の家の別荘に集まる。そこで、雛乃が血塗れの死体となって発見され、梨愛が自首。残った3人に弁護士が一人ずつ話を聞くという呈で進行していく。 隠していることがあったりして、2回目はまた新しい人間関係が語られていく。とても淡々とした進捗だけど、流石に上手く、飽きさせずに読ませてくれた。本当に最後の最後で事実が明かされ、えっそういうことか(タイトルから一部予想済みでした。だってベクトルは不等辺とはいえ、ある程度平等に向かないとね)と思ってそのシーンに戻ってみたり…。 海外のインターナショナルに進学するという別世界観に加え、見た目も麗しい5人(聡也は普通らしいけど実家極太)の生活を体験する感じが楽しかったです。インターナショナルには2種類あるっていうのを知らなかったので勉強になりました。確かに国際バカロレア(IB)という語は、あそこのインターナショナルスクールの名前なんだっけ?とかで調べると、良くみかけるんですよ。はー、なるほど。ちなみに対になるのは英国式とかケンブリッジ式と云われるそう。 エログロは控えめだけど、読んでて楽しい人間関係ってかんじでもないので中学校以上。
3投稿日: 2025.12.03
powered by ブクログまたまた愚行録を思い出した。このパターン2回目。作者のフォーマット?視点が変わればそこになにがあるかは変わる、というのはよくわかりました。ラスト、じっくり考えればそうなのかもしれないけど、ここまで引っ張ってきてちょっと弱くない?とはおもいましたね。
6投稿日: 2025.11.30
powered by ブクログ序盤は読むのが疲れるぐらいだったが、後半は一気に面白くなり最後はえぇ〜誰々?って序盤の振り返りをする事になった(笑 誰?の仮説を立ててはみたが、正解ならば ちょっと、そこまで想いを寄せる事あるかなあの人?と思った点が星5つにいけない理由です。貫井作品では『乱反射』もかなり好きな作品だったけど、この作品もかなり面白かった。
4投稿日: 2025.11.28
powered by ブクログ登場人物それぞれの証言の告白の形で物語がすすんでいき、伏線もはられていて読みやすくはあった。 ただ、回収された伏線もオチも予想を超えたものではなかったし、犯行に及んだ理由も少し弱すぎるように感じた。
0投稿日: 2025.11.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とちゅうで止めることができず、ほぼ一気読み。最後まで犯人はあかされず、一気読みしないと、真相(多分)は思いつかなかったので、良かった。 それぞれの独白は、本当に人の話を聞いてるみたいで、流れるように次から次へと流れていって、途中でやめられない。あっちいってこっちいってさせられるんだけど、迷子にはならない流れに関心。 弁護士の見解にはなんか意味あるのかなあ、わからなかった。他にも見過ごしてるものがいっぱいある気がする。 もう一度読み直したい気持ちもありつつ、読み疲れた感もあり…
1投稿日: 2025.11.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・面白かった!読みやすく、サクサク読める。 ・一人一人の証言を順番に聞いていく形式で、その人が実際に思っていることと人からの見え方とは違うということが分かっていく。 ・タイトルが秀逸。 ・ラスト、本当に犯人は気付いていないのか?気付いていて嘘をついているのか?私には分からなかった。 ・最後まで読むと、もう一度読み返したくなる。人にオススメしたい一冊。
1投稿日: 2025.11.24
powered by ブクログ5人の幼なじみ。別荘で旧交を温めた夜、一人の女が一人の女を撲殺し、その罪を告白する。後日弁護士が残された2名の男と1名の女に真相を知るためインタビューする、その書き起こしという体裁のミステリー。 3名とも加害者は5人の中で最も殺人を起こすような人物ではないと語り、幼なじみ同士恋愛関係はないと語るがしかし…。 てっきり当夜何が起きたのかを検討して事件の真相を明らかにする展開になるのかと思ったら、始終グループ内の相関関係が二転三転明らかにされていくという展開だった。タイトル通り、5人相互の不当辺な距離感の関係が描かれてました。 ところで犯人の女性は父権主義など旧弊な価値観を嫌っていて、昔なじみの異性の友人の言動を望まれて注意するんだけど、友人は性格が素直だから言動を反省して改める、というのはいいなぁと思った。友人の助言を素直に聞くって中々出来る人少ないと思う。
12投稿日: 2025.11.23
powered by ブクログミステリーとしては変わった面白い手法だけど、あまりにグルグル、延々とそれぞれの独白。いったい、謎解きはどうなってるのかと焦れ始めた頃に、本人の懐古独白…。うーむ。自分の思いと相手の思いは一致しないという当たり前の帰結。それは不等辺でしょう。
1投稿日: 2025.11.16
powered by ブクログタイトルが絶妙でした。 同じ出来事に対して、人によって捉え方が異なることもあるし一致していることもある。同じ理解ができていても他人に話す時にはどうしても主観や無意識の意図が介入してしまう。 そういう、当たり前と言えば当たり前だけど、普段意識していない人間らしい行いを客観視できるのが面白かった。
4投稿日: 2025.11.15
powered by ブクログ嘘をついているわけではないのに、それぞれの話が違う。 すり合わせてみないと気がつかないことは実際にもたくさんありそう。
2投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログえ!?? 結局誰や!? と、読み直す。 まぁ展開は予想通りなんだけど 実際に起こりそうな事件かもしれないなぁ 価値基準の背景が複雑に入り乱れて面白かった
7投稿日: 2025.11.02
powered by ブクログなんちゅーあっけない結末。面白かったんだけど、本の構成から『愚行録』みたいなのを期待してたんだけど、なんか違う。自分の友達が自分の友達を殺したら、あなたはどちらの味方をしますか?的なストーリー。5人の幼馴染の男女の間で殺人事件が起こった。加害者は罪を認めて自首しているが、そんなことをする人だとは思えないのよねぇ。それよりも被害者が結構イヤな奴でねェ...。みたいな流れは愚行録っぽくて面白かったが、ミステリー要素が弱すぎる。ヌックンならもっと凝ってほしかった。ゴシップ風の語り口はグイグイ読めてよかった。
1投稿日: 2025.10.30
powered by ブクログ久しぶりに貫井徳郎さんの作品を読みました。 過去には『慟哭』や『愚行録』も読みましたが、今回も事件の真相へと導く巧みな構成や、視点の切り替えの妙に感嘆しました。 本書の紹介文にあるように、「同じ出来事を語っていても、当事者たちの思惑は三者三様に異なり、証言を重ねるごとに人物像と関係性はめまぐるしく変貌していく」。まさにその言葉どおりで、読み進めるうちに私の推測も二転三転し、なかなか真相に近づけずもどかしい思いをしました。 しかし、そのもどかしさこそが、貫井徳郎作品の醍醐味なのだと改めて感じます。 このもどかしさをもう一度味わいたくて、また貫井徳郎さんの本を手に取りたいと思いました。
25投稿日: 2025.10.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「慟哭」「乱反射」以来の貫井徳郎さん。 関係者の証言から殺人事件の真相に迫るホワイダニット(なぜ犯行に至ったか?動機は?)の作品。マレーシアのインターナショナルスクールで出会った幼馴染の五人の内の被害者以外の四人が弁護士に証言していくという羅生門形式で物語は進む。 一見すると五人の関係は、仲良しグループとして平穏な均衡を保っているようで、タイトル通りに「見事なまでのすれ違い。五人の距離は、ひとつとして等間隔ではない。いびつな五角関係。」ということが次第に明らかになっていく。 その過程でのエピソードが、個人間の愛憎劇よりも帰国子女という背景からか?日本の伝統的な家族観や人間関係とリベラルで個人主義的な価値観や同性婚や変化する現代社会での多様な生き方についてなどについて語られている。(これも重要な伏線となっている) ラストのどんでん返しではその一文を確かめるべくページを遡ると犯人があの人を…
33投稿日: 2025.10.25
powered by ブクログ★4.5 羅生門形式ってワードを初めて知ったけど、言い得て妙なり。 人の語りのみで綴られる物語。幼馴染5人のうち、1人がもう1人を殺害。残る3人によって語られるそれぞれの人物像が重なりつつも一致しない。これって実生活でもある。人によって見せる顔は違うし、見たいように相手をフィルターかけて見ることある。そういう人間心理を突いている。 殺人事件の結末ははっきりとは明記されていないけど、ここに至るまでの瑣末な思い出の中にちゃんとヒントがあり、ものすごくフェアでミステリーとしてもまとまりよし。 語りのみで深まるタイプは、私好みドストライク良作だった。
1投稿日: 2025.10.24
powered by ブクログ幼馴染の男女5人の中で起きた殺人事件 被害者を除く4人の証言で進む心理劇のミステリー 読みながら犯人を探していったり、それぞれの証言の矛盾とか嘘とかあるんかな?とか思いました読んでました ただ、読み終わってから「そういうことやったんか!」ってスッキリすることはなくて、「ん?どういうこと?」と思いながら再度読み返しすまでがこの作品の味わい方かなって思います というのも、本当の真相は明らかにならないんですよ ただ、現実世界でもこんな事件ってあるんじゃないかなって思う 犯人は真実をはっきり口にしないし、証言者も全員本当のこと言ってるわけではない それぞれの証言から得られる情報を取捨選択して、真実に辿り着くのが推理なんでしょうね この作品を読んで、みんなが同じ思い出を共有していて、それぞれの感じ方とか捉え方、物の見え方って全然違うんやなと思わされました 一人にとっては他愛のないことでも、他の人にとっては人生に関わるようなことだったりする そんないろんな物事の連続がこの事件を引き起こしたんやなと思いました
0投稿日: 2025.10.20
powered by ブクログ友だちといっても、それぞれの関係性は違うもんだな。相手も自分と同じように思っているかなんてわからないし。こんなことになってしまうなんて。
1投稿日: 2025.10.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「不等辺五角形」という題名がかなりしっくりとくるこの作品。 子供の頃はずっと一緒過ごしていて、 大人になっても関係が続いてるからそれぞれが相手のことを理解していると思っているみたいだけど、実のところは皆んなそこまで幼馴染達のことを好きではないし理解もしてないと思う。 たぶん、インターナショナルスクールという特別な環境じゃなかったら絶対に仲良くなっていない。 裕福な家庭で育ち外見も申し分ない5人だけど皆んな少しだけ闇がありそう。 事件後の証言をみてみると、犯人とされている梨愛が1番この中で害がなさそうな性格ぽいけど、誰よりも性格に難ありって感じがする。 梨愛は小さい頃から幼馴染たちのことをそこまで好きではなさそうなのに、仲良し関係を維持していこうとする謎の依存とそこを拗らせて真犯人の肩代わりをするところがちょっと理解できなかった。 サイコパス気質ではなさそうだし… ただ純粋に好きな人を守りたかっただけ…? 事件の真犯人(=夏澄)のことを好きになったのはまだ分かるけど、殺人を肩代わりするほどのめり込む要素もどこにあったのか…いまいちよく分からなかった。 証言もだらだらと過去の出来事やらを織り交ぜて話すのでとても長くてちょっと飽きてくる。
3投稿日: 2025.10.18
powered by ブクログ仲の良かったはずの幼馴染の5人。一人が殺される一人が犯人。その動機と真相が弁護士への語りの中で明らかになっていく。友情と愛情の拗れた関係とその修復の行き着いた先の物語。
0投稿日: 2025.10.09
powered by ブクログ面白かった。いくつかスッキリしない気になるエピソードは残ったけど、まぁそういうもんか。 少し忘れた頃に、もう一回読みたい。
1投稿日: 2025.10.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
1回目 犯人の予測はついたけど、色々と矛盾がある、、 2回目 証言の中に嘘が混じってたらどうしたって矛盾するか コップの水が溢れちゃったんだね ---------- 1回目読んだ時、周りの証言から、 夏澄は「自立した女性」「男性からの評価なんてどうでもいいと思っている女性」という印象を持ったが、 本人の証言では、自分が男性から女性として求められることをものすごく望んでいて、女性は男性に気に入られてこそという価値観が窺えた。 夏澄は雛乃に対して、男絡みだと面倒といったことを言うが、おそらくは夏澄が最もそうなのではと思う。自分に色濃くある要素だからこそ目に付いて突っかかってしまう経験は私自身も、、ある。 重成のことになると、幼馴染に対して度を超えた嫌がらせをしてしまう点、自分よりも男性に気に入られがちな2人に劣等感を抱いていたことを考えると、 雛乃の行動に我慢の限界が来て殺し、梨愛の恋心を利用して自分の罪を被ってもらって、、、 あの2人に勝った!これで私が1番! ---------- 相手がこう思うだろうなという予測は、 自分の思考をめちゃくちゃ反映してる (自分がそう思うから、相手もそう思うと感じる。 自分にその思考回路がなければ、そもそもそんな予測はなかなか立てられない。) っていう話を上司とよくしてて、 まさに、、と思った。面白かった。自分も自覚した。
2投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
事件が起こり、被害者も加害者も明確。 動機だけが謎で、彼等と関係の深い幼なじみたちがそれぞれ語る。 究極の愛、というのだろうか。しかし、加害者には、それほどまでに自分の肉親が憎かったのか、と思ってしまう。理解も納得もできてしまうけれども。
5投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログ人物像と関係性。 それぞれから語られる姿はひとつとして同じものはなく、そのことを改めてずしっと感じさせられる本でした。 とても読みやすく最後までどうなるのだろうとおもしろく読めました…!
0投稿日: 2025.10.02
powered by ブクログ⭐︎3.4とあまり高くないんだなぁと思いつつ読み始めましたが、面白かったぁ! 最近、様々な理由で読書が捗らなかったのですが、一気読みでした。 まずは単純に私が貫井徳郎作品と相性が良いのだと思います。読みやすくて水が染み込むように、あるいは呼吸するように読めます。 この話は5人組の中で殺人事件が起き、そのことについて被害者と被疑者を除く3人が語る形式です。最後に被疑者が独白して終わりです。 驚くほど捉え方が違うのが面白いです。 意図的に話したり話さなかったりすることも加わるので、同じ出来事でも乱反射するように違う見え方をする。 貫井徳郎、あっぱれと言いたくなります笑 最後のリアの独白で、3人のリアに対する見解もかなりずれていることがわかります。 もうその人間模様を描いてくれただけで十分すぎるくらい面白いのに… と意味深なところで終わらせておきます。 ちなみに一人自宅で読み終えましたが、思わずうわっと声をあげてから笑ってしまいました(*゚∀゚*)
9投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログ幼少期に海外で共に過ごして以来二十年以上の付き合いのある男女五人の幼馴染。海外赴任になる重成の送別会を兼ねて聡也の別荘で過ごした夜、事件が起きる。雛乃が頭から血を流した状態で死亡していたのだ。自分が殺したと自白した梨愛は警察に連行されるが犯行動機には口を閉ざす。梨愛の弁護士は残る三人に話を聞いていくが、それぞれの証言は微妙に食い違っていて… え!?どうゆうこと? 読み終えた瞬間、この本の装丁のように頭が真っ白になる。。。 パラパラと読み返して、ようやく真相らしきものが腑に落ちる。いやしかしメダパニった。 一つの出来事を複数の登場人物がそれぞれの視点から語ることで、物語が多層的に展開していく構成を取っている。このような構成を「羅生門形式」と呼ぶそうだ。 章ごとに入れ代わる主観人物。同じ時を過ごしているはずのになぜか食い違う証言。いびつな五角関係。一体誰が正直者で誰が嘘つきなのか?終始混乱しながら読み進めた。現実的にはここまでないにしても、人間の主観ってその人の生い立ちや趣向によって少なからず違ってくるものなんだなあと、しみじみ。 本書のように突如梯子を外されて唖然とさせられる系の本格ミステリは、好みは分かれそうだが個人的には好き。 週刊文春ミステリーベスト10 17位
33投稿日: 2025.09.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後のページ。 犯人が、わかれば全てがつながる。 以下真犯人ネタバレ 雛乃を殺したのは夏澄。 P23で、梨愛のリュックに着いた蜘蛛を夏澄が取ってあげた。 同頁、「私もあのときは度胸があったのね。今だったら、絶対見捨てる」夏澄は露悪的なことを言って、みんなを笑わせました。 伏線として梨愛の情状酌量をずっと発言していたこと、隣の部屋なのに梨愛と雛乃の言い争いを聞いていないことで納得。彼女が犯人なのだから。
2投稿日: 2025.09.23
powered by ブクログ同じような話が繰り返されるので、途中で退屈になってしまいました。 貫井さんの新刊ということで楽しみにしていましたが期待外れでした…。
2投稿日: 2025.09.20
powered by ブクログ5人の幼なじみ。ひとりが被害者、もうひとりが加害者。残り3名の独白が2巡。こんなにいろいろ考えて友だち付き合いしてるんだ。友だち不信になりそうだ。最後は加害者の独白。意外とあっさりめ。
17投稿日: 2025.09.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2025/06/22予約 インターナショナルスクールで一緒に育った5人組。その中で殺人事件が起こり最初から梨愛が雛乃を殺した、と名乗り出る。それぞれが弁護士に違うことを話す。犯人の独白、梨愛の愛してる人ってソフィ?まさか夏澄?読解力の無い私には不完全燃焼気味。
0投稿日: 2025.09.17
powered by ブクログタイのインターナショナルスクールで同級生だった男女5人組。彼等が久しぶりに集まった葉山の別荘で事件が起こる。加害者と被害者を除く3人が弁護士に語る内容は、嘘や憶測を交えて5人の人間性と複雑な人間関係を詳らかにしていく...。 著者得意の叙述トリックが冴え渡るミステリであるとともに、令和の価値観に揺れ動く人間関係、そして生き方と人の心についての物語。 読了後、ある登場人物の余りに真摯な想いにしばし呆然となりました。その相手の冷酷さにも。タイトルもシンプルな装丁も内容にピッタリ。2025/10/2(木)に開催される講演会「執筆は趣味」では本作執筆の裏話を含む、読書好きなら誰でも知りたいミステリ作家の執筆活動について、詳しくお伺い出来ると今からわくわくしています。
1投稿日: 2025.09.16
powered by ブクログ長い友人であっても所詮は他人、本当のところ彼、彼女らが何を考えているかは判りようが無い。 そんな当たり前の事も、こうやって小説で読むとなかなか恐ろしい感がある。 犯行の動機やちょくちょく出てくる?な疑問が最終盤まで見当もつかず、読みながらいろいろ考えてしまった。人の考える事はわからん…
2投稿日: 2025.09.01
powered by ブクログ成長と共に、関係性が崩れ始めた5人の幼馴染。内、拗らせ女子の雛乃が殺害され、犯人探しが始まるのだが…《相手を理解している》つもりの思い込みには気をつけたい。梨愛にとって、ソフィーから受けた影響は大きかったのだろう。ヒントも散りばめられており『あの人』も判明。読みやすい。
1投稿日: 2025.08.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
CL 2025.8.27-2025.8.29 幼馴染5人が久しぶりに集まった別荘で、ひとりが殺され、ひとりが犯人。残された3人が弁護士に語る5人の関係。 それぞれの視点から語られる過去のエピソードや、それに基づくそれぞれの人となりは、主観と客観で微妙にずれていて面白い。 ラスト、犯人の梨愛の言うあの人は誰?ここでも微妙に話に食い違いが。 謎解きではなくて、徹頭徹尾5人の恋愛の話だった。何らかの形で被害者から見た4人の姿が語られていたらもっと面白かったのにと思う。
1投稿日: 2025.08.29
powered by ブクログ貫井徳郎の新作は、典型的なフーダニット作品でした。 物語は旧友5人組で別荘旅行にいった中、その中の1人が何者かに殺害され、自ら犯人を名乗る者が現れるのですが、本当に殺害したのは誰か?という展開で、結局最後まで真犯人は明かされず読者の想像にお任せするという形態です。 いろいろと真犯人に繋がりそうなヒントは与えられているので、それをうまく取捨選択して真犯人は誰か考察するのが面白いですね! 私は、あの人が犯人ではないか?と当たりはつけられたものの正解かどうかは分かりません。
9投稿日: 2025.08.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
賛否両論ありますが、私は物語にのめり込んでサクサク読み進めていきました。 三者三様に被害者・被疑者、そして自分たちの関係性のことを話していた。友達を助けるためだからか、被疑者を擁護する言葉が目立ったけど、それを抜きにしても、ちょっと雛乃の行動は許容できるものではなかったかなぁ…。 気があって一緒にいた5人ではなかったけど、情がある分、離れにくかったのではないかなとは思う。 人から見た自分や、自分が他人をどう見ているのか結構ズレがあるものだな。本当に理解する事は難しいけど、歩み寄っていくようにしたいと思う。 最後の「あの人」については、いろいろな考察があったけど、『個人的には某アプリにあった「今だったら、絶対見捨てる」に戦慄した』と言うレビューに1番納得がいった。今回、自分が助かるために見捨てたのかなぁと…。それなら、嘘をつくのも当然だよね。
6投稿日: 2025.08.25
powered by ブクログインターナショナルスクールで出会った不等辺五角形たち。 自立した女が好き、だけど、三歩下がって歩く女じゃないと生活が上手くいかないから、両方とも担える女に娘を育てたい父親が出てきて時代を感じた。 ラストはわたしが思ったのと違う予想されてる方もいて、あれ? わたしが殺された時、雛乃のように悔やみよりも悪口の方が先に言われそうで生き方改めなきゃなと思った。
0投稿日: 2025.08.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
くっ…貫井さんだし、ある程度予想はしてたけどやっぱりか! 一応『あの人』に該当しそうな人物を思い浮かべてはいるものの、やっぱり答え合わせしたいよなあ。 でも面白かった。 こういう証言の食い違いって気になって読んじゃう。 たとえ二十年以上の付き合いがあっても、人の心なんて分からんよね。 人間は多面性の生き物だってことを再認識したわ。 見る人によって人物の印象は異なるし、主観と客観にも当然ズレが生じる。 今回の事件の発端もそこにある。
2投稿日: 2025.08.18
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インドネシアのインターナショナルスクールで一緒だった5人の幼馴染。男2女3 帰国後、たまに会っている。女3は美人 男1イケメン長身になった男がウガンダ駐在になるので集まる。男2の父の別荘で泊まった翌日。女1が女2を殺したと言っている。救急車と警察を呼ぶ。 弁護士が5人の話を聞く。死んだ女2は男1がすきだった。殺した女2は、女1がイケメンもいう理由だけで好きなのが気に入らない。 男2は女1が好きだが、自分がイケメンでないのでダメなのがわかっている。 女2は、男1と女1が前日口論していたのを聞いていた。男1が女1を突き飛ばして、部屋をでた。 打ちどころが悪く死んでいた。花瓶で頭を叩く。 男1は自分が殺したと思っていない。 5人の歪んだ関係。
2投稿日: 2025.08.18
powered by ブクログマレーシアのインターナショナルスクールで出会った5人の男女(重成、聡也、梨愛、夏澄、雛乃)が、30歳前に聡也の親所有の別荘に海外赴任が決まった重成の送別会を兼ねて久しぶりに集まる。ところが、その晩、雛乃が頭から血を流した状態で発見される。梨愛は自分が雛乃を殺したと言い、逮捕される。果たして、本当に梨愛が雛乃を殺したのか。その理由は…。聡也、重成、夏澄とそれぞれの証言で物語は進んでいく。 それぞれが、被害者と被疑者について語っていくが、それぞれが思っていることと事実が異なっていて、隠し事をしていたり、嘘か誠かよくわからなくなる。ちょっと、ダラダラした感じで最初は読みづらいなーと思っていたら、2度目の証言からは5人がただの友人関係だけでなく、それぞれがそれぞれに対していろいろな思いがあるのがわかってくる。 最後に、梨愛の独白。これを最後まで読んでもしっかり読んでいて、よく覚えてないと本当の犯人が誰なのかわからない。ん?っとなって、よーく考えて、あぁ、なるほどそうなのか、だからマレーシア時代のマイノリティな友人と仲が良かったのかと、納得する。 ブグログの評価が低いけど、最後のネタバレが私は好きだったので、星5つ。
46投稿日: 2025.08.14
powered by ブクログすべてがインタビュー式?で少し読みにくかった。 でも最後は、ん?と思ったけど、あーそういうことかと納得。 愛にはいろんな形があるよね。 ミステリーという感じは少なかった。
0投稿日: 2025.08.12
powered by ブクログあんまりピンとこなかった 人の感想を読んでもピンとこない こういうのって、なぜか犯人だけは本当のこと言ってるんじゃないかと思っちゃうよね
0投稿日: 2025.08.10
powered by ブクログ事実は明らかだが、真実が分からない。そんなストーリーに引き込まれ一気に読み終えた。事実が異なっていた訳だが、そこにたどりつくまでに、自分は友のことを、家族のことを、そして自分自身のことをどれだけ理解しているのか、改めて考えさせられた。自分自身のことすら分からなくなることがあるのに、ましてや他人のことは、家族でも友人でもどんなに身近な人でもその人を掴み切ることなんてできるはずがない。人はいろいろな顔を持っている。その上その顔をどう受け取るか、理解するかも人それぞれだ。梨愛は最後に「幸せを今、全身で感じている」と陶酔しているが、その不安定な幸せから救い上げることのできる人が現れてくれたら、と思わずにはいられない。そして、罪は正しく償われるべきだとも思う。芥川龍之介の「藪の中」のように最後まで真相は秘せられるのかと思ったが、そうでない以上「弁護士」から見た真相とその人が彼等を救うストーリーも読んでみたいと感じた。
1投稿日: 2025.08.09
powered by ブクログインターナショナルスクールで知り合った5人の物語。 1人が海外赴任が決定して再度集まったが、そこで殺人事件が発生。
0投稿日: 2025.08.03
powered by ブクログイヤミスの帝王の新作。モヤモヤしながらも一気読み。最後はそう来たか、といいう感じですが、再読したくなりますよ。
21投稿日: 2025.07.29
powered by ブクログこういう最後なんだ…と唖然とする。 しっかりと不等辺五角形をみせてくれた。 インターナショナルスクールで出会って以来20年以上の付き合いになる重成、聡也、梨愛、夏澄、雛乃の5人。 海外赴任が決まった重成の送別を兼ねて、聡也の別荘に集まった深夜、雛乃が頭から血を流して死んで…。 それぞれが語るお互いのこと。 他者からみれば違って見える人物像。 最後にこうきたか…。
68投稿日: 2025.07.28
powered by ブクログ1人の人間の印象がこんなにも違って見える(思っている)のかというのは面白かったし、インタビュー形式?心理劇は思っていた以上に読みやすかったです。
0投稿日: 2025.07.26
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不等辺五角形ってタイトルは秀逸だった。 ほんと不等辺な歪な5人の関係のお話。 ミステリだと思って読んだので、星は3つ。 ミステリではないかなー。 あの人を探すのに苦労はした。 どこにヒントがあるのか読み返したけど、 先にあの人を特定して、そんで見つけたって感じ。 5人の関係性を考えるとあの人とはあの人物かなって感じで。
0投稿日: 2025.07.26
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2025年 23冊目 インタビュー形式の文体は新鮮で、さくさく読める。 けど…ラストが… もう一回読み直させる系が好きではないというのもあるけど… 推理小説は、最後色んな伏線回収して気持ちよく終わるのが好きだなぁ〜
0投稿日: 2025.07.25
powered by ブクログやっぱり男女の友情は難しいのか。 登場人物の誰にも感情移入や 自分もそう思うなーと言うのが無くて、驚いた。 それぞれの話を聞いていく形は、一人語りみたいで面白かった。 人が一人死ぬにしては何だか軽いなと言うか、 犯人からしたらそうじゃないかも知れないけど、すっきりしなかった。 結局一番怖いのは、捕まらなかったあの人だ。
20投稿日: 2025.07.21
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久々に手に取った貫井徳郎作品。帯に挙げられている作品『愚行録』が刊行されたのは、19年前の2006年。さすがに細かい内容は忘れているが…。 本作の主要な登場人物は5人。マレーシアのインターナショナル・スクールで同級生だった、男2人と女3人。久しぶりに5人が集まったとき、そのうち1人が殺害され、1人が犯人として逮捕された。現在は拘置所で公判を待つ身である。 本作は、犯人の担当弁護士が、残された3人に接見をした記録という体裁になっており、全文が独白形式である。貫井さんがこうした形式に挑むのは、事件関係者への取材記録という体裁だった『愚行録』以来ということになる。 5人とも、親の方針でインターナショナル・スクールに通っていただけあり、日本人としては意識が高いのだろうが、内心では他の4人を見下している面がある。なぜか弁護士相手にはべらべらしゃべるが、ある意味人間臭くて苦笑する。 人間と接するのが仕事の弁護士であるから、彼らが肝心な何か隠していてもバレバレなのが微笑ましい。百戦錬磨だけに、2周に及ぶ接見でうまく水を向け、口を割らせる。おそらく、3人とも主導権を握られている認識はない。 これらはあくまで参考情報であり、最も重要なのは被告人たる犯人への接見だろう。ところが、本作には犯人への接見記録は一切ない。当然何度も接見を重ねたはずだが、読者は想像するしかない。最後の犯人の独白を読んでみると…。 5人ともサイコパス的な気質があるが、最も手強いのが犯人だったわけである。おそらく、弁護士も手を焼いて、3人の証言からヒントを得ようとしたのではないか。犯人と比べれば、3人と殺された1人は、まだわかりやすい。 『愚行録』でも実在有名校出身者が多く登場したが、インターナショナル・スクールで育まれた彼らの自意識の高さとは、比較にならないのかもね。
1投稿日: 2025.07.21
powered by ブクログ親友同士5名が集まった中、殺人事件が起きる。関係者の証言のみで物語が進むユニークな構成。最後まで読みやすく面白かった。
4投稿日: 2025.07.21
powered by ブクログインタビュー形式で終始語られる事件。 インターナショナルスクールで出会った幼馴染の5人が別荘を訪れたときに殺人事件が起きる。 それぞれの話が微妙に食い違っていたり、クイズの答えを探すような印象を持った。
12投稿日: 2025.07.20
powered by ブクログ幼馴染男2名女3名(重成、聡也、梨愛、夏澄、雛乃)、聡也親所有の別荘に集まり、そこで梨愛が花瓶で雛乃を撲殺する。弁護士の加害者被害者以外へのインタビューでストーリーが進行、それぞれの関係性が明らかになっていき最後は梨愛の独白で真相が明らかに。5人の気持ちがかみ合わない不等辺五角形。 梨愛が真犯人を庇ったのそういうことだったのね。
0投稿日: 2025.07.19
powered by ブクログ主観と客観で、だいぶ違ってきますね。 面白かったです。 最後の梨愛の独白を読み終わり、真相が書かれておらず読者にゆだねる感じで終わっているので再読必須です。 というか、何度も読み返したくなります。 読めば読むほど、いろんな伏線が隠されてそう。 不等辺五角形こわいです。恋愛感情が入り組んでました。 夏澄って、自分の部屋で話をした(呼んだ)と証言してますがおかしいですよね?
19投稿日: 2025.07.19
powered by ブクログラスト数ページになっても真相わからずハラハラ。最後のところで全て繋がった!のかと思いきや、わからなかった。注意深く読んでれば気づけたのかもしれないので悔し。
12投稿日: 2025.07.17
powered by ブクログインターナショナルスクールで出会って以来20年来の友だちが、久しぶりに5人で集まった避暑地の別荘で起きた殺人事件。被害者も被疑者も友だち。頑なに動機を話そうとしない被疑者。 弁護士は残された3人の証言を聞き取っていくが… 人はどこまでも主観的な生き物だな〜と思う。 同じ場面にいても、感情や立場のバイアスがかかり、見えている景色はそれぞれ違う。 そんな証言のみで構成された物語は終始緊張感と何か嫌〜な感じが漂う。 心理劇といえばそうなんだろう。この手の証言のみで構成された作品はこれまでにもあったけど、それらと比較すると、事件の真相がちょっと陳腐。 やたらとジェンダーバイアスとか、多様性とかに言及したのはまだいいとして、そこまでの動機?っていう印象で、すんなり胸に落ちていかない。 まあ、仲良しグループっていうのも実は歪で胡散臭いものだよっていう点には納得。そういう意味では面白かったけど、これ殺人事件にする必要あった?という気もする。 貫井さんには期待値が上がるから今回はちょっと残念でした。
2投稿日: 2025.07.17
powered by ブクログえっ!これで終わり!っていうのが最初の感想。 何か見落としていたものがないか再読するハメに。 この小説はマレーシアのインターナショナルスクールの同級生男女5人が別荘に集まった時に、一人の女性が殺される。 弁護士に対する調書のみで話は構成されている。読みやすく、5人の性格・エピソードが語られ、興味深い。 最後に殺したと言っている女性の独白があり、唐突に話は終わる。なんともシュールなエンディング。だから、読者は読み返すこと必至である。
0投稿日: 2025.07.16
powered by ブクログ何か事件が起きると周囲の人々は口を揃えて「犯罪を犯すような人には見えなかった」と言う。 本作は五人の男女間で起きた殺人事件を、三人の証言を元に紐解いていくミステリー。 自己保身や嘘、思い込みで、被疑者と被害者への印象にズレが生じていく。 どんな人間にも多面性があり、一つの角度から見ただけでその人を判断する事の危うさを実感した。 三人の証言の最後には自首した被疑者本人の独白があり、殺人事件の真相が明らかになる。 マチズモへの嫌悪と父親に対しての反乱、同性愛への関心、張り巡らされた伏線に気付き、作者の企みに思わず唸る。
12投稿日: 2025.07.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
不等辺三角形ならず五角形とは。 3人の話し手に引き込まれ、あっという間に完読。 そして、最後の莉愛の独白にページを遡っている。 5人がこんなに濃密な関係ってある?(笑) インターナショナルのワールドワードの関係なのに、実は狭い人間模様のギャップがさもありなん。
7投稿日: 2025.07.15
powered by ブクログ避暑地の別荘に集まった幼馴染み5人のうち、ひとりが死体となって発見され、ひとりが警察に連行された。5人の間に何があったのか? 関係者の証言から展開される、息を呑む心理劇の結末は-。 貫井徳郎らしい緻密な描写と構成で読み応えは十分。結末の意外性もなかなか。ただ5人のうち2人の性格があまりにエキセントリックで感情移入はできなかった。真相を暗示している?ような挿話もあったけれど、本筋とは関係のない挿話も結構多かったような。 (B)
2投稿日: 2025.07.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
同じ出来事を説明するのにも、自分の感情のフィルターを通して話すため違う内容になるのが面白かった。海外の学校に通っていたことで普通でいるのはつまらない、自分の意見を主張することが大切という考え方になるのがうらやましいと思った。私は日本にしかいないから、日本の普通を普通と思ってしまい、お母さんが料理を作ってくれると思ってしまう。普通は人それぞれだから自分が好きなようにすればいいし、押し付けたり押し付けられたりもしてはいけないと思った。本当の結末が気になってあっという間に読んでしまった。恋愛は男女通しという価値観を覆す結末がよかった。
0投稿日: 2025.07.13
powered by ブクログ物語の設定に惹かれ、本作を手に取りました。物語の進め方が個人的にはあまり好きではない形式でしたが、それを逆手に取った構成とオチは良かったかなと思います。 本作はインターナショナルスクールで知り合った幼馴染5人の中で起こった殺人事件に迫るお話。それぞれの視点から関係性が描かれるとともに、物語の真相が徐々に明らかになるといった構成。 個人的には、登場人物の主観で進むお話はノイズが多くてあまり好きではないです。ですが、本作はその主観で見た関係性のズレがリアルで面白かったかなと思います。そして、物語の結末もハッキリと明示せず、推察させるという形式も主観で曖昧になった世界観を保つための粋な演出であったように感じました。
56投稿日: 2025.07.13
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被害者の話聞きたかったなぁ。 登場人物を、不等辺五角形というタイトルに相応しくするようにしたキャラの立て方が、関係性も自然ではなく歪に感じてしまい、私は、うーんという読了感だった。
9投稿日: 2025.07.13
powered by ブクログ5人の幼友達人間関係は確かに不等辺五角形だよね。5人のうちの1人が殺される更にもう1人が私が殺したと自供する。それからの展開が実に良かった!人にはそれぞれ人生があり付き合いにも濃淡がある。さて本当の犯人は誰なだろうと思いつつ読了なかなか内容があって良かった!
0投稿日: 2025.07.11
powered by ブクログ久しぶりの貫井氏の真骨頂・会心傑作。幼少期に海外のインターナショナルスクールで出会った日本人女性3名・男性2名の「不等辺五角形」の人間模様を、グループ内での殺人事件を契機に殺された女性以外の3名の弁護士向け回顧録と犯人とされる女性の独白で描き出す。重厚な室内劇を観ているような会話・人間描写に、6人目として参加させられているような錯覚を覚えてしまうほど物語世界に没入してしまう。こういう傑作に出会えるから読書は止められない。本作は是非上手い演出家・監督に劇場作品・映画化してもらいたい。
3投稿日: 2025.07.10
powered by ブクログ幼馴染5人が集まった会で事件が起き、1人が加害者、1人が被害者となる 残された3人の証言から5人の関係性や事件の全体像を推測させるいかにも貫井徳郎らしいホワイダニット系ミステリ
0投稿日: 2025.07.10
powered by ブクログ海外で仲良く育った五人の男女… 読み進めるほど人との距離感がわからなくなるミステリ #不等辺五角形 ■あらすじ 海外のインターナショナルスクールで出会った男女五人、重成、聡也、梨愛、夏澄、雛乃。彼らは日本への帰国した後も幼馴染としての付き合いを続けていた。 重成が海外赴任になることが決まり、彼らは別荘で送別会を開催、あらためて交流を深めていた。しかし深夜、雛乃が死体となって発見される。梨愛は自身が殺したと独白、警察に連行されてしまったのだ。 その後、彼らは弁護士に証言をしていく… 果たして五人の間には何があったのか? ■きっと読みたくなるレビュー 帰国子女だってさー、カッコイイな~。しかも皆さん経済的に恵まれてそう。思いっきり日本の田舎生まれ、田舎育ち、ド庶民であった私としては、うらやましい限り。きっとモテたに違いない。 さて本作は幼い頃に海外で育った五人の男女の物語。幼馴染で性格も気心も知れた彼らですが、大人になってどんな関係性になったのか。そして起こってしまった不幸な事件を背景に、それぞれが証言していく形で物語が進行していくのです。 本書にような構成の小説はたまにあるんですが、読者を飽きさせないようにするのが難しいと思うんすよね。いろんなエピソードを入れつつ、また人間関係の裏表を魅せつつ、上手に読者を惹きつけ続けていると思いました。さすがですね~ ひとりひとりの証言も目の前で聞いてるようで、臨場感とリアリティがあるんです。友達と会話してるときに、別の第三者のことを話題にすることってあるでしょ。そんな感じで証言が続いていくんです。 この五人の人間性が興味深いんすよ、海外育ちってところもあって日本人ぽくないんです。さらにそれぞれの関係性ってのも、妙な距離感なんすよね。若い男女が五人いれば、そういう話になるよねってところだけ想像がつくでしょうが、一筋縄ではいきません。 できればこれらひとつひとつについて私の気持ちを吐き出したいのですが、これが本作のメインコンテンツだから言えないの。 ぜひ手に取って彼らを感じ取ってほしい! そして読み終わるころには、なぜ現代にこの作品が書かれたのかがわかってくると思います。読めば読むほど、人との距離感がわからなくなるミステリーでした。 ■ぜっさん推しポイント ラストが好きですね~。こういった構成のミステリーにも関わらず、珍しいまとめ方じゃないかなーと思いました。チャレンジングだし、かなり勇気がいるんじゃないでしょうか。 レビュー拝見すると気になってる方が多そうですが、終盤に出てくるエピソードをよく読んで、感じ取りましょう。
115投稿日: 2025.07.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
クアラルンプールのインターナショナルスクールで出会った幼なじみ男女5人が、大人になってからみんなで別荘へ泊まった際に起こってしまった殺人事件。 被告人と被害者を除く3人の主張からは、惹句にあるような心理劇要素はあまり感じられなかったけれど、被告人の最後の独白をもって収まるところに収まったような気持ちよさを感じた。 いくら仲良しな幼なじみといえど、他人の本当の気持ちなんて分からないし、人間同士というのは互いに誤解し合ったまま接しているんだなと思い知らされた。恋愛のもつれが絡んでしまうと特に。 いくら他人が流暢にエピソードトークを披露したところで、真相はまったく別のところにある。強冷房な体感にさせてくれるミステリー。
7投稿日: 2025.07.08
powered by ブクログ幼馴染の五人が避暑地の別荘に集まって殺人がおこる話 五人の間に何があったのか? 梨愛が雛乃を殺したと告白 ほかの三人が弁護士に証言をする形で話が進む 普段他人に対しての印象を語り合ったりしないから、見る人によって感じているイメージが異なっていて、子供の頃のエピソードを交えて話し出すのが面白い が、私的には恋バナをきかされてる感じ…だなと思った 誰が誰を好きで、誰と誰が付き合って…と 五人の関係の中で起きたこと 見事なまでのすれ違い 五人の距離はひとつとして等間隔ではない いびつな五角関係らしい …雑に言うと男女関係のもつれってこと? 終盤に「梨愛の独白」があり 急に "あの人" がでてくる 雛乃の部屋を訪れた" あの人" をかばっているらしい けど明かされず… 鈍感なんで私には分かりませんでした 独白のひとつ前の証言者が挙動不審なんで怪しいからこの人か!?とは思うけど 言ってよ犯人誰か モヤモヤ消化不良です
32投稿日: 2025.07.07
powered by ブクログ「嘘をついているのは誰でしょう?」という論理クイズのような作品。正解は明示されない。 個人的には好みだった。
0投稿日: 2025.07.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
それぞれの視点からの証言。それを受けた弁護士の見解で徐々に解き進めていく展開が面白い。 梨愛は子供の頃に蜘蛛から守ってくれた夏澄を愛していて、夏澄が不慮の事故で気付かずに雛乃を殺したと思い夏澄を庇っているが、 夏澄は雛乃を故意に殺害し(証言で雛乃と喧嘩した部屋を自室と偽っている事から推測)、梨愛の好意と庇ってくれた事にも気付いている。わざと庇わせた?
2投稿日: 2025.07.01
powered by ブクログ5人の仲間で集まった別荘で雛乃が死体で見つかり、仲間の一人の梨愛が犯行を認めていた。 弁護士が残りの3人から証言を聞くなかで、それぞれが微妙に意見が相違する展開は、羅生門のような状況で物語が進むかと読む進めたのだが…。 不等辺五角形となる5人の感情を3人の証言の形で積み上げ明らかにしていく。 だが、最後の独白で物語は唐突に事件の真の姿を見せつけてくる。 積み上げられた証言があるが故に、この独白には“独白”として明かされない事実を、読者に伝える結論に納得してしまった。
3投稿日: 2025.06.29
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面白くて2日で読み終わった。ただ、最後のオチは何のヒントないと言うか、そもそもあの人って誰と思ったけど夏澄ってことなのか?
0投稿日: 2025.06.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
帰国子女5人。二十年来の友人同士が久しぶりに過ごす避暑地の別荘。 旧交を温める旅になるはずだったのに、深夜一人が被害者となり、もう一人が被疑者となった。 弁護士に語られる遺された三人の証言。 それぞれが語る、被害者と被疑者と自分のこと。少しずつ食い違う証言、そして変化していくそれぞれの関係。 二十年の間に、5人の間に何があったのか。あの夜、被害者と被疑者の間に何があったのか、そしてなぜ殺人事件は起こったのか。 弁護士の覚え書きと同じように、読み手が受け取る印象もどんどん変化していく。 彼ら5人の等辺ではない関係。いびつゆえうまく行くことも、いびつだからこそ崩れていくこともあるのだ。 「なぜ」を追いながら「真実」との距離が縮まっていく。けれど、どんなに重ねても「証言」はあくまでその人の目と心を通過したものに過ぎない。 「本当のこと」は決してそこにはないのだ。
4投稿日: 2025.06.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
避暑地の別荘で、事件は起こった。三十歳を間近に控え、久しぶりに顔を揃えた五人の男女。インターナショナルスクールで出会って以来二十年以上の付き合いになる重成、聡也、梨愛、夏澄、雛乃は、海外赴任が決まった重成の送別も兼ねて、葉山にある聡也の別荘で旧交を温めていた。ところが深夜、雛乃が頭から血を流した状態で死体となって発見される。続けて梨愛が「私が殺したの」と告げ、警察に連行されてしまう。五人の関係は、一夜にしてひとりが被害者に、ひとりが被疑者になる悲劇へ転じた。幼馴染みの面会も拒否し、殺害の動機を語ろうとしない被疑者。弁護士は、残された関係者三人の証言をあつめる。しかし、同じ出来事を語っていても、当事者たちの思惑は三者三様に異なり、証言を重ねるごとに人物像と関係性はめまぐるしく変貌していく。果たして五人の間には何があったのか。あの夜、なぜ事件は起きたのか。関係者の証言から展開される、息を呑む心理劇の結末は――。 久しぶりに貫井さんの作品を読んだ。仲のいい男女5人が避暑地で過ごしてたら1人が殺害、1人が犯人だったなんて、すごく面白そうだなと思った。そして、その犯人が犯行動機を黙っている。事件に巻き込まれた人たちに話を聞いていくかんじで物語が進んでいくのを面白かった。 とにかく、この5人グループの潤滑油だった子が犯人だった。残りの3人に話を聞いても、誰も彼女のことを悪く言う人はいなかったし、むしろ「死んだ人を悪く言うのは…」と言いながらも殺された子のほうが悪くいうかんじだった、まぁ、この殺された女もけっこう悪い人だったなぁというか、友達にはなりたくないなと思った。小学生ながらに、自分が利用できる人ランキングを作っていたり、自宅に飲み会で知り合った男の人を呼んで、組み立て家具を作ってもらってお茶とケーキでさよならってそんなことあるかなって思った。他にも同じグループの子がいいなと思っていた男の人を狙ったりして、本当に最悪だった。嫌い。ただそれだけ。 しかし、彼女がどんな動機があってあのこを殺したのか、本当にそれだけが知りたかった。何か「許せないことがあって、それで殺してしまったのだろうな、と。だけど、最後の最後でハテナが飛んだ。どういうことなのか。結局、彼女が愛していたのは誰だったのか。本当に分からない。たぶん、もう一回読めば分かるみたい。だけど、もう一回読むにはきつい。どうしたらいいの。誰か教えて欲しい。 2025.6.29 読了
3投稿日: 2025.06.29
powered by ブクログマレーシアのインターナショナルスクールで出会い二十年来の付き合い男女5人。久々に集った避暑地の別荘で殺人事件が起き、物語は3人の証言で展開していく。穏やかに育まれてきた関係性のようで歪んだ感情が見えてくる。仲良しでいなければという強迫的概念もあったのかな。真相は梨愛の雛乃への愛情が発端なのかと思ったら、違うお相手だったのね。それは気づかなかったな。
2投稿日: 2025.06.27
powered by ブクログAmazonの紹介より 避暑地の別荘で、事件は起こった。三十歳を間近に控え、久しぶりに顔を揃えた五人の男女。インターナショナルスクールで出会って以来二十年以上の付き合いになる重成、聡也、梨愛、夏澄、雛乃は、海外赴任が決まった重成の送別も兼ねて、葉山にある聡也の別荘で旧交を温めていた。ところが深夜、雛乃が頭から血を流した状態で死体となって発見される。続けて梨愛が「私が殺したの」と告げ、警察に連行されてしまう。五人の関係は、一夜にしてひとりが被害者に、ひとりが被疑者になる悲劇へ転じた。幼馴染みの面会も拒否し、殺害の動機を語ろうとしない被疑者。弁護士は、残された関係者三人の証言をあつめる。しかし、同じ出来事を語っていても、当事者たちの思惑は三者三様に異なり、証言を重ねるごとに人物像と関係性はめまぐるしく変貌していく。果たして五人の間には何があったのか。あの夜、なぜ事件は起きたのか。関係者の証言から展開される、息を呑む心理劇の結末は――。 自分の知っている友人が友人を殺すというなんとも衝撃的な出来事に、なぜこのような事が起きたのか? 残された友人3人の証言を元に紐解いていくというストーリーです。 貫井さんというと、どんでん返しの展開が待ち受けている小説が印象的だったので、今回はどうなのか期待しながら読んでみました。 丁寧に3人の友人の証言が描かれていて、5人の関係性が段々とわかる一方で、もう少し凝縮してもいいかなと思うくらい、退屈感が出てきてしまいました。 事件の発端となる5人の恋愛事情やこれまでの人生など、一見事件に関係ないんじゃないの⁉と思うくらい、遠回りに迫っていきます。 なにぶん、犯人の証言が最後にあるだけで、あとは当事者ではない3人の証言で、形成していくので早く真相が知りたいなと思ってしまいます。 さらに3人の証言があやふやで、同じ出来事なのに、解釈はバラバラで、なかなか疑ってしまいます。 殺人をするはずのない友人が、なぜ犯行に及んだのか? やっと最後に犯人視点での理由が明らかになっていくのですが、今迄の展開があった分、読んだ時は衝撃でした。 どんでん返し要素はあるのですが、はっきりとしたことをいう一方で、間接的に言っている所もあり、その部分が一番大事なのに、後は読者にお任せしますという形で、終わるので、モヤモヤ感満載でした。 二度必至なのですが、また読まなければならないと思うと、ちょっと疲れるなと思ってしまいます。 多分、こういうことだろうと思いますが、なにぶん嘘をついている部分もあるので、真相があっているのか心配です。 3人の証言が丁寧に描かれていたからこそ、犯人の証言を理解しやすくなるのですが、それまでの道のりは長い印象でした。 5人の関係性を紐解くにつれて、わかってくるのは、題名にある通り「不等辺五角形」でした。一方の辺は短い=仲良い、もう一方は長い=微妙な関係といった具合に、それぞれの関係性を図で表すと、なんとも歪で、大変さが窺えます。 友人同士の恋愛やセクシャリティー、それぞれの恋愛観はバラバラで、次第に仲良い関係性だと思っていたのが、中はグチャグチャだったのが窺えます。 自分はこう思うけれども、相手は同様に思わないかもしれません。相手を理解し、ほどほどの距離感が大切であると感じてしまいました。
3投稿日: 2025.06.26
powered by ブクログマレーシアのインターナショナルスクールで出会った男女5人。大人になっても友情は続き、メンバーの一人である聡也の家の別荘で過ごすことに。そこでまさかの殺人事件が起こる。被害者と犯人以外の3人の証言でストーリーは進む。なぜ殺人事件は起こってしまったのか。結末を知るとタイトルの意味が分かる。おもしろかった。
14投稿日: 2025.06.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
同じ時間を過ごしてきても、人物によって見方が異なっている。ある出来事を良いと捉えている人も、悪い人捉えている人も。 刑事や第三者からの証言はなく、関係者の証言のみで作られた物語はとても新鮮でした。 1人に対するイメージがページをめくるごとに、自分の中で変化していく。 真実はいったい何なのか、、。 最後まで読み終えて、もう一回読み直さなくてはと思いました。こうだ、と思い込んでて読んでいた世界がまた変わっていく気がしました。 殺されてしまった雛乃の独白も読みたかったなと思いました。
5投稿日: 2025.06.17
