色んな青春の形があっていいのではないか。まあ結末まで読んである意味衝撃ではあった。ああ、と腑に落ちる、という。ミステリ的ではないがそれでも思い返すとクスクス笑えるという。 中盤に関しては終盤に必要なものを整えるためだったとは言え、もうちょっとテンポよく進めたのではないか。嵐の前の静けさ、と言ってしまえばそうなるのだが、何かが起きそうな気配もないから退屈になってしまった。とは言え終盤での挽回がなかなかに良く、振り返って思わず笑ってしまう。