Reader Store
ウーマン・トーキング ある教団の事件と彼女たちの選択
ウーマン・トーキング ある教団の事件と彼女たちの選択
ミリアム・テイヴズ、鴻巣友季子/KADOKAWA
作品詳細ページへ戻る

総合評価

7件)
3.3
2
0
3
0
1
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    静岡市女性会館図書コーナーの書誌詳細はこちら↓ https://lib-finder.net/aicel21/book_detail_auth?authcode=R49h83v1O1f1vwnwZKvzTA%3D%3D

    0
    投稿日: 2025.07.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    タイトルのとおり「女同士でおしゃべりをしている」場面がほとんどなので始めはちょっと冗長な気がしてページをめくる手が進まず、リタイアしてしまうかと思ったけれども途中から目が離せなくなってきた。 他の方の感想を見ると、面白かったというのと期待外れだったというのの半々に分かれているけれども、実際にボリビアで起きた事件のショッキングさと比べて本作でのwomen talkingがただ繰り広げられるだけなのがそうさせるのかも。自分はその家族・親戚間でのおしゃべりでひたすら交わされる真剣で侃侃諤諤な話と親戚ならではのカジュアルな話の緩急が面白く、むしら映画ではなくて小説の方を先に読めてよかったと思いました。途中で挫折しそうになっても最後まで読んでほしいです。 そして自分自身オーガストのような気質があるのでそれにも感情移入しつつオーナとの関係やナイチャ・オーチャを見守りながら読んでいました。 音楽好きな自分としては「夢のカリフォルニア」の歌詞やジョン・ケージがストーリー全体を暗喩しているようでそれも面白かったです。 まだ映画の方を観たいからどうかはわからないけれども、これが舞台劇だったら絶対に観たいとは思いました。

    15
    投稿日: 2025.07.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なんか難しい 海外文学は好きなんだけど 文学というより議事録って感じなので 淡々と読み進めて途中断念した

    2
    投稿日: 2025.07.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    小説ではあるが、実際の事件の被害者の聞き取りという形をとっているため、ノンフィクションに分類。 その宗教団体は、外界から完全に切り離したところに、独自のコロニーを築き、主に農耕などをして暮らしている。そこでは、完全な家父長制がしかれ、女は子供を産み、家事をする道具として所有されている状態であり、よって、一切の教育はされず、読み書きができるものはいない。言語も、ほとんど消えかかっているマイナー言語で、発達していない。ゆえに、彼女らは自分の気持ちや考えなどを、正確に言い表すことも出来ない。そこで起こった事件とは、朝、起きた少女と女性たちが、だるさや痛みを感じ、体にアザや出血が見つかるということ。初めは、亡霊や悪鬼のしわざだとされた。その女たち自身が、罪を犯したため、神や悪魔によって裁かれているのだとも、言われた。ところが実際は、コロニー内の8人の男たちによって、家畜用の麻酔薬を使って昏睡させられ、レイプされていた。2005年から2008年の間に、百数十人。何度も、繰り返し。被害者の中には、三歳の幼児もいた。 女たちは、決断を迫られる。何事もなかったかのように、ここで暮らすか。男たちと闘うか。それとも、このコロニーを出て行くか。 女たちが縛られているのは、ここを出てしまったら天国に行けないのじゃないかという、宗教的思想、それから、家族が引き裂かれることへの罪悪感。自分たちが出て行けば、別のものが犠牲になるだけなのではという危惧。読み書きも出来ない、近辺の地図さえ持たない自分たちが外へ出て、何ができるのかという不安。女たちは話し合ううちに、ある考えを取り戻してゆく。それは、自分を大事にするということ。それほどまでに、コロニーでの女の扱いは、道具化していて、女たちの思考もそう、強制されている。 レイプ発覚の場面や、女たちの扱いなど、エグいシーンもあった。これが現実に起こったこと、しかも2000年代にと思うと、ぞっとする。

    0
    投稿日: 2025.07.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    映画を観て衝撃を受けたので原作小説に興味がありました。 アトウッドも絶賛していたので更に惹かれていたのです。 ボリビアで実際にあった事件。 そこから着想を得たという今作品は、女性たちが話し合う2日間の議事録がメイン。 残念ながら、 映画とは違い、衝撃は感じず緊張感もなかった。 ただ、ウーマン•トーキングというタイトルは秀逸である。 そのままでありながら、そのことがどれほど重要で、価値あることかを教えてくれる。

    0
    投稿日: 2025.06.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ミリアム・テイヴズ『ウーマン・トーキング ある教団の事件と彼女たちの選択』角川文庫。 映画原作の実話に基づいたフィクション小説。物語というよりも、女たちだけの2日間に亘る会議の内容が、書記として会議に出席した唯一の男であるオーガストの視点で綴られる。 正直言って、退屈な作品だった。深刻なテーマだけにもっと大きな展開を期待したのだが、宗教的でもなく、哲学的でもなく、余りにも平坦な展開にがっかりした。 ボリビアにあるプロテスタントのキリスト教団体のコロニーで起きた大量レイプ事件。被害者は最年少が3歳という極悪非道ぶりであった。朝を迎えて、身体の痛みや出血を訴える女性たち。それは『悪魔の仕業』『作り話』とされたが、実はコロニーの身内である8人の男たちの犯行だった。 彼らを保釈させようと村の男たちが外出する2日間、女たちは子どもを守るために未来を選ぶことになる。このまま何もしないか、男たちと闘うのか、村を出ていくのかを決めるために、言葉だけで文字の読めない女たちの会議が始まる。 本体価格1,380円 ★★★

    59
    投稿日: 2025.06.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一昨年、映画を見た。 当時は翻訳されておらず洋書は諦めた...。 2年を経て念願の原作! 2005年~2009年に、ボリビアにあるメノナイト(非暴力、無抵抗を主張するプロテスタント)の宗教コロニーで起きた事件をもとに書かれた小説。 コロニーの女性たちは朝起きると体にあざや傷ができている。それを男性たちは罪によるものだとか、悪魔の仕業だと言う。ところがある女性が夜中に事件の現場を発見し、男性たちは警察に拘留されることに。 この小説は、男性たちがコロニーを留守にしている2日間で行われた女性たちの話し合いの議事録となっている。ちなみに女性は文字の読み書きができないので、オーガスト(教師。コロニーでは弱者男性)が書記を務める。()で書かれているオーガストの心の声がたまに面白い。 1.何もしない 2.残って戦う 3.出ていく という選択肢についての話し合いは、個性豊かな面々が、信仰とは、愛とは、平和とは…みたいなことについて激論を交わしているので、現場は平和とは言い難く(笑)しょっちゅう話が脱線する。でも時々的を射た発言ではっとする場面もある。 「人は自分が知らないものほど堅く信じられる」 「ふつうの女たちが暴力をふるってきたのは…ほかでもない自分たちの魂に対して」などなど。 話し合いの内容は、無駄話が多いように見えるけどそんなことなくて、すべて決断するために必要なものだったと、読み終わって感じた。 終盤、女性たちが初めて聖書を自分たちで解釈する場面も良かったな。

    29
    投稿日: 2025.05.27