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渦の中へ(PHP文芸文庫)
渦の中へ(PHP文芸文庫)
あさのあつこ/PHP研究所
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総合評価

8件)
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    シリーズ6作目。 前作で兆しはあったものの、突然のおいちの祝言。そのさなかに起きた事件。 駆け付けたおいちに見える黒い影。毒物混入事件で乳母が服毒死。巻き込まれる元長屋の住人。 相変わらずの暗く重い展開。その中でおいちの父親松庵と伯母の毒舌漫才が唯一のほっとするやりとりだったが、これにおいちと夫の初々しい若夫婦のバカバカしい熱々ぶりが加わる。それに女医を目指す先輩の美代とおいちの掛け合い漫才も入ってくる。色々な漫才風の話しが追加されるものの、怪しい犯人も次々と現われ、元住人が死刑判決で一層苦しくなってくる。犯人はそっちか、と意外な結末。 高田郁さんの史記で女医の学校が話題になっていたが、こちらも女医を目指すおいちたちの学校がついに立ち上がった。何か不思議なつながりを感じる。

    61
    投稿日: 2025.10.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    新吉さんと共に暮らし始めたおいち。2人のやり取りが微笑ましく、日常の小さな温もりと信頼がにじみ出ていて、読んでいるこちらまで頬がゆるみます。 一方で、おいちは医者になるという大きな夢に向かって、着実に歩みを進めています。緊急の場面で迷いなく、手際よく処置をこなす姿には、確かな成長が感じられ、胸が熱くなります。 さらに、妊娠という新たなステージへ進み、これから一層困難で難解な謎に出くわしそうですが、誠実に、ひたむきに立ち向かっていくことでしょう。

    1
    投稿日: 2025.10.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。謎の女が出てきたり、犯人らしい人が何人もいて最後まで誰か分からなかった。しかも、おいちが赤ちゃんを身籠り幸せな一面も。新吉とはすごく仲が良くて微笑ましい。これから、医者と母とで大変だろうけど、どう成長していくのかが楽しみ。

    2
    投稿日: 2025.08.29
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    シリーズ第6弾。時代ミステリー小説。 女なんかに医者がつとまるかと言う時代に父の様な立派な医者になりたいと願うおいち。そんなおいちは不思議な力の持ち主だ。その不思議な力を手がかりに岡っ引の仙五朗と市井でおこる事件を解決する話だ。 悪さをする人は今も昔もずる賢く、自分の代わりに善良な人を陥れる。そして何食わぬ顔をして生きていく。そんな悪人を見つけ出し、白黒はっきりさせる。 おいち達の奮闘ぶりが楽しめる作品です。 いつの時代も1人の人だけに仕事を任せて、確認作業をしないと大変なことになりますよね。特にお金が絡む場合は慎重にならないとね。

    13
    投稿日: 2025.07.16
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    シリーズ6作目となると安定した面白さに、登場人物たちも友人知人かのように思えてくる。 父の診療所を手伝いながら医者を者を目指すおいちは、飾り職人・新吉と結婚する。その祝言を挙げている時に、商家で毒物混入事件が起き、事件の幕が切って落とされる。 おいちの長屋の元住人が犯人は自分だと名乗り出るが、彼の無実を信じるおいちは、岡っ仙五郎親分と力を合わせ、真相解明に奮闘する。 このシリーズの魅力の一つにおいちの父松庵と伯母おうたとの掛け合いがあり、今回も楽しませてくれる。さらに、おいちと新吉とのいちゃいちゃ問答も加わり、楽しみが倍加する。 おいちが通う医塾に3人の娘が入塾し、またおいちの身にもある変化が。 新たな人々の登場に、このシリーズはますます目が離せない。次回作は『虹色の幻』だとか、読まずにいられないだろう。

    8
    投稿日: 2025.07.12
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    おいちの生活に変化があるように 町の出来事にも変化がある 彼女の不思議な力が推理のきっかけになるが 正解を教えてくれる訳ではないようだ それでも、それでもと真実を求めていく このエネルギーはどこから湧いてくるのかな 新吉さんとずーっと仲良く していてね

    1
    投稿日: 2025.06.26
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    おいちと新吉の祝言の当日、『浦之屋』という商家で毒物混入があり、おいちは祝言の途中で現場に駆け付ける。 おいちの幸せを気に掛ける松庵とおうた。 仕事と家庭の両方を追い求めるおいちを、それぞれのやり方で手助けする。 おいちの能力は、おいちの成長にどんなふうに関わって行くのだろうか?

    0
    投稿日: 2025.06.01
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    おいち不思議がたりシリーズの6巻目。前作から、新吉と祝言を上げ、医者の仕事も続けていく覚悟を持ったおいち。渦の中へと自ら飛び込んでいったおいちの勇気と気概はいつの時代であれ簡単に値する。 毒物混入事件が起きた浦之屋、おいちは祝言の中、父松庵と兄十斗が呼び出されたのをみて、飛び出していく。浦之屋の若旦那の乳母が服毒死したものの15人の命が救われた。そんな矢先、浦之屋の三代目当主・卯太郎衛門が蔵で落ちてきた荷物の下敷きになり大怪我を負う。これもおいちと松庵の外科手術で一命を取り留める。 菖蒲長屋の元住人の巳助がどちらも自分が犯人だと名乗り出るが・・・。おいちの不思議な力で巳助が闇に呑み込まれていく姿を見てしまう。さて真相は・・・。 そんな中、おいちの身体に異変が・・・。父の手伝いや家庭をおいちは守っていけるのだろうか? この物語はまだ始まったばかりだ。 松庵とおうたの掛け合いはこのシリーズの名物で健在だった。すこしまったりと進む話しはあさのあつこさんの作風でもあり、それが奇妙に心地よさを感じさせる。

    20
    投稿日: 2025.05.30