居住地域の公立図書館が提供している，電子書籍貸し出しサービスで読めたので，ラジオを聴きながら，40分ほどでパパッと読んだ。 主に子どもをターゲットにして，著者の三宅香帆さんお得意の，"推し"や"好きなもの"についての感想を，上手く言葉で説明するためには，どのようなところに気をつけたり，どのような方法があるのかを，わかりやすく教えてくれる本。 自分が特にこれは使えるなと思ったのが，好きになった理由を説明する際に考えると良い，3つのポイントについてで，好きな理由とは， 1.自分の体験との共通点・類似点・繋がり 2.別の好きなものとの共通点 3.今までに無かったもの(新たな知識や発見・気づき，価値観の揺さぶりや創出) この3つのうちのどれかに当てはまることが多いという説。 この考え方自体が，まさに自分にとっては3の新たな気づきであり，目から鱗だった。 また，自分が好きなものに興味が無い相手や，自分が好きなものを嫌いな相手には，どのように対応していけば良いのかという点にも触れられていて，価値観や信念が違う相手とどう向き合っていくかという，大人にとっても難しいコミュニケーションの局面を，いかに上手く打開していくかのヒントになる考え方を知ることができたところも良かった。 著者ご本人がYouTubeの動画内でも仰っていた通りに，大人にとっても学びがある本だと思う。

スモールステップで、好きを言葉にするための手立てが書かれている。書き込みながら、力をつけていくことができると思う。最後の方に読書感想文のコツにも言及されていて、小学生にオススメ。

【感想】 すっごくシンプル！！！！ 自分で書いてみたいと思わせるようなレイアウトだった。 読書感想文、書くの苦手だからなあ。 月10冊読んでいる中から「これ！」という本を選んでチャレンジしてみたいなあ、月１とかで。 【きっかけ】 三宅さんがYouTubeで「児童書向けにワークシートを作ったけど書評とか書く大人の人にもおすすめ！」と言っていて非常に気になったので。

『「好き」を言語化する技術』のジュニア版として想像以上にワークブック化されていて、実際に書き込みをしてこその教材として即採用な一冊に。「おわりに」で三宅さんが読者の子どもたちに託した言葉にもグッとくる。