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救われてんじゃねえよ
救われてんじゃねえよ
上村裕香/新潮社
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総合評価

80件)
3.7
12
27
31
1
1
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    ヤングケアラーって共依存みたいなところがあるのかな。大家族のお子さんが期待以上のキラキラネームで笑ってしまいました。

    0
    投稿日: 2025.12.21
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    どれも、本当で、本当じゃない。うなずかなかったし、うなずけなかった。 改めて、 人の苦労をわかることは、非常に難しいことを、味わった作品でした。

    33
    投稿日: 2025.12.21
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    ヤングケアラーと言われる人たちにもそれぞれに全く違う家庭の実情や思いがあるけど、表面的な事情を知っているだけなのと(実際に知ることはできないけれど)ここまで踏み込んだイメージができているかどうかで、見え方・関わり方が劇的に変わる。 この問題がクローズアップされて支援対象者として見られるようになった現状から、もっと離れた(進んだ)ところに本当の救われがあるんだろうと思う。

    0
    投稿日: 2025.12.20
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    ヤングケアラーを取り扱った小説。 目の前で倒れていたら、体調悪かったら、手を貸す以外の選択ができるのか。 でも、そういう善意につけこむ大人(身内)もいるんだよね。

    0
    投稿日: 2025.12.18
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    よくある悲劇、可哀想、辛い、の話というよりは、現実的な気がした。実際は、笑い飛ばしてないと生きていけないよな、って思ったし、親はやっぱり完全には離せないのも事実。

    0
    投稿日: 2025.12.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    全くの他人事ではない。読んでいてもどかしくて、イライラして、胸糞という言葉がピッタリ。病気や介護、更には親の教養のなさによって、子どもが縛られることに、胸が締め付けられそうになる。それでも、さちが自分で自分の道を生きていく方向に向かっていくことが救い。熱中して読みました。

    1
    投稿日: 2025.11.25
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    しんどい。ヤングケアラーなんて単語で片付けていい問題じゃない。外から見ると異様な状態に慣れきってて抜け出したいと思ったり期待したりしないところも、感情が揺れるポイントがおかしいところも、両親に障害があって沙智にも続いてるのが明らかな描写の数々から主観に寄り添えないところも、読んでいて苦しかった。介護ってやらないとわからないしうまくなんてやれないし間違って傷ついて傷つけられてばかりだし、でも読んでよかった。

    8
    投稿日: 2025.11.08
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    1)救われてんじゃねえよ 深刻な家庭環境の酷さに苦しくなるが、ドライな文章で最後に笑わせてくれる。いや、これは笑わないとやってられないという状況を表しているのか。この著者只者ではないなと感じる。 2)泣いてんじゃねえよ ヤングケアラーという言葉ができる以前からケアラーであった主人公。親元を離れて暮らし始めたらもう“元”ヤングケアラーなのか? そんなことは全然なくて久々に実家に帰ったら依然として家族に頼られ依存され現役ケアラーである。しかし主人公が離れている間は両親だけで暮らしが成り立っていた痕跡は見える。就職活動を邪魔されたりまたいろいろ酷いがちょっとだけ光が見える、そんな章。 3)縋ってんじゃねえよ 誰かが見てくれている、本当はちゃんと見てくれている、それがほんのちょっと分かるだけで人は救われる。 最後近く、小銭を握りしめた感触が戻ってくるくだりがグッとくる。

    2
    投稿日: 2025.11.03
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    難病を患った母、パチンコ好きで介護しない父、高校生ヤングケアラーとなった沙智。 ----- p72 でも、結局それじゃ、制度の話しかできない。『いま介護をしている子ども』にスポットライトを当てられない。 p120 「わたし、『見てるよ』っていいたいかもしれません」 ----- この辺がこの小説のハイライト。すぐには当事者に届かない、響かない。でも「自分」が存在していることにケアラー自身に気づいてもらいたいという気持ちを読み取った。 外側(他者)から「あなた」自身が見えているよのメッセージを伝えることがいつかの救いになるかもしれない。

    0
    投稿日: 2025.10.27
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    難病の母の介護をしているヤングケアラーの物語。 8畳一間のアパートで家族3人で暮らす高校生の沙智は、母の排泄の世話をしている。 父は帰りも遅く、酒を飲んでいる日もありほとんど沙智だけが家事も母の介助もしている。 進学など先が見えない状態の高校時代が、「救われてんじゃねえよ」で、家を出て東京の大学に行っていたが、ことごとく母に就活の邪魔をされる日々が「泣いてんじゃねえよ」で社会人が「縋ってんじゃねえよ」である。 母の病気は一進一退のようであるが、なんとか希望の職についた沙智。 何度も母は沙智を頼るがそれだけ甘えているのだろう、恨み辛みを口に出さずにいるのが痛々しくもあるが、暴言を吐かずにいる家族にほっとできる部分もある。 そして母娘のやりとりにクスッとさせる笑いもあるのが救われる。

    70
    投稿日: 2025.10.26
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    難病の母の介護をする高校生の沙智。介護も家事も全く手伝ってくれない父と三人で八畳一間のアパートで暮らす。 いわゆるヤングケアラーの沙智。 狭い家の中での三人の暮らしの様子を読んでいて、さすがに17歳の沙智には辛いだろうと思われることばかり。 本書は短編集なのですが、表題の『救われてんじゃねえよ』が高校生時代、『泣いてんじゃねえよ』が大学生時代、『縋ってんじゃねえよ』が社会人時代の物語になっています。高校生時代の話があまりに悲惨で、読んでいてこちらも沙智の両親を恨んでしまいたくなるほど。 でも、大学生時代と社会人時代の話は読んでいて笑ってしまうことが多く、なんだかコントを見ているかのような気持ちになることがしばしば。高校生の時とのあまりの落差に戸惑ってしまうほどでした。 でもこれはきっと、沙智の気持ちの変化なのだろうなと思います。辛い現実を笑いに変える逞しさのある沙智。そんな沙智のおかげで気持ちよく読み終えることができました。

    108
    投稿日: 2025.10.26
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    家族という呪縛から どうしても逃れられない苛立ち、悔しさ 憤り、苦しさ、もどかしさ… そんな感情が激しく渦巻いていた。 それでも 「救われてんじゃねえよ」と言えてしまえる 覚悟と逞しさに 不幸のどん底にいるはずの女子高生が どこか、少し幸せそうにも見えてしまった。 家族というものの あたたかさを知っているからこその 辛さなのかな。

    1
    投稿日: 2025.10.18
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    ヤングケアラーの話し テンポよくグイグイ読んだ 狭いワンルームの部屋で親子3人が暮らす様子が目に浮かんで、匂いやユニットバスの汚れとか想像できて絶望的になった でも父も母も現状をただただ維持するだけで、私が娘だったら逃げ出したいけど、やっぱり主人公と同じように、誰かがやらなきゃならない、自分しかいないってなりそう、なんでお金ない人って入ってきたらいらんもの買うんかなーー

    0
    投稿日: 2025.10.12
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    難病の母親の排泄の介護をしている沙智の高校時代、大学時代、社会人1年目の連続短編集。 約100ページの薄さだったので、数時間で読了。難病の母親を介護しているというより、大人になりきれなかった毒親の両親ををしっかり者の沙智が面倒を見ている感じがして、やりきれなかった。排泄に関する描写などがあまりにもリアル。著者の経験からくるものなのかな。 窪美澄さんや町田そのこさん、宮島未奈さんなどが受賞した『女による女のためのR-18文学賞』を受賞した著者の上村さん。20代前半の彼女の今後に期待。

    53
    投稿日: 2025.10.11
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    ・「大変な状況の中でも頑張るヤングケアラー」というステレオタイプに押し込められない、ドライなユーモアと強さに満ちた不思議な作品 ・読むのがしんどくなる話でしたが、辛い中にも小さな幸せやきらめきが見えて、どんどん次が読みたくなる本でした。ヤングケアラ-の事を漠然とは知っていたものの、現実はこんなに厳しいのかということを深く考えさせられる一冊です。

    0
    投稿日: 2025.10.10
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    ニッポン放送ポッドキャスト 「中瀬ゆかりのブックソムリエ」 2025.5.15放送 これ体験談なの? あまりな状況で、疑問ばっかりわいてきて、誰が書いた?と検索。 上村裕香(かみむら・ゆたか) 2000年、佐賀市生まれ。京都芸術大学大学院在学中。「救われてんじゃねえよ」で第21回〈女による女のためのR‒18文学賞〉大賞受賞。 どうやら新人さんみたい。 noteも見つけた。近況や他の作家さんの作品を読んだ読書会の記事などあった。 とにかく、今回は辛かった。 けど、気になる作家さんになった。

    6
    投稿日: 2025.10.09
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    静岡市女性会館図書コーナーの書誌詳細はこちら↓ https://lib-finder.net/aicel21/book_detail_auth?authcode=qj2Af3lC%2BRbm1sEIV00oQg%3D%3D

    0
    投稿日: 2025.10.05
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    第21回「女による女のためのR-18文学賞」大賞受賞作。 ヤングケアラーとか、毒親とか、共依存とか、テーマとしては確かにこの作品のなかに存在するのだけど、その言葉同士の間にあるものが描かれていたのかな、と思う。家族って、どんなにひどくても見捨てられないものだよね、とかそういう単純な言葉ではあらわせない何か。 私は親の目線で読んでしまうから、出てくる親に対して、怒りに似た感情しか湧いてこないけど、読む人の目線によって、それは変わるのかも。 何にせよ、「不幸」とか、「かわいそう」とか、そういうありきたりな言葉ではくくれない話だった。

    30
    投稿日: 2025.10.03
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    https://carinweb.isu.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&KCODE=UTF8&OAL=BD00232560

    0
    投稿日: 2025.09.25
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    色んな感情になったけど、それでもクスッと笑えるのは凄い。うるうるきた。帯の紹介文にはまだ納得いってない。

    0
    投稿日: 2025.09.24
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    コロナ禍以降、50代の要介護認定者が急速に増えていると現場で感じている。 50代だと、子どもはまだ高校生くらいか小学生のこともある。 仕事柄、そんなヤングケアラー達を垣間見る日々だけれど、彼女達がどんな想いを抱きながら親の介護をしているのかは計り知れない。 そんなヤングケアラー達の日常は、本書に書かれているように笑いでなんとかやり過ごすしかないのだろう。 私も医療従事者としての訪問先で、便を踏んでしまったり、突然のゴキブリの襲来に使い古しのオムツで退治など、笑い飛ばすしかない状況の毎日。 私達医療従事者は、仕事が終われば看護介護から解放されるけれど、家族はそうはいかない。 あなたの人生を生きてほしい そういいながら、全力で頼ってくる親を振り切ることなんてできない。 辛さを笑いに変えながら、自分の人生と折り合いをつけていく。それがヤングケアラー達に課せられた使命なのだろう。 貧困の中でヤングケアラーとして子どもが全力を尽くさなければならない家庭は、両親ともに何かの依存症であることが多い気がする。 ヤングケアラーであるということは、学生である可能性が高い。 ヤングケアラーの家庭状況を把握しやすい教員が行政や様々なサポート機関の情報を持ち、繋いでいくことが大切だと思う。 これからの時代、包括支援のケアマネは学校への働きかけが必要だろう。 要介護者の人生だけでなく、ヤングケアラー達も彼女達の人生を掴み取れるように 社会がもっと現実を知ることがまず第一歩だ。

    41
    投稿日: 2025.09.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ヤングケアラー 高校、大学、社会人の女の子が 自立できない母を 介護?甘えてくるのを 戸惑う 周りは、制度やら理解を示す風だけど 今晩の母のおしっこを拭くことはしない 読んでてげんなりしてくるけど 確かに身近にある話 テーマは重いのに 「そんなの関係ねー」で笑いながら どこか軽快に進んでいく 救われない女の子の話

    2
    投稿日: 2025.09.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初の受賞作は刺激的で救いがなくて、でも後の二作は主人公が親と距離を取り結末も明るくなる。読後感はいいけど、物語で救われちゃってるよなぁ、とも思う。脳梗塞にまでなったお母さんがどうやってやってけてるのかあまりに書かれていない。 救われてんじゃねえよ 難病の母と高二でヤングケアラーの私、母の障害年金を散財する父。貧乏で、同じ部屋で両親はセックスをする。 母の薬が効き始めてでもしんどいアピールする今の方がしんどいと言うわたし、脳腫瘍になって私のせいじゃないと喜ぶ母、人という字になれない母娘、あたりがしんどいしよい。 文章は大衆小説向きで上手いわけではなかった。 泣いてんじゃねえよ 東京の大学4年でインターンで帰ってくる。頼られる自分を嬉しく思ってしまう葛藤。就活を邪魔する母。ヤングケアラーって言葉がない時代だったから、名乗ることに罪悪感。ヤングケアラーをポジ転した番組ができない今。最後、私が家を出て両親に任せる決断をしてよかった。 最初の経緯説明とかは淡々と上手く書いてるわけじゃない。実家からリモート面接受けるのは母の邪魔を受けるのが見え見えで展開に集中できず。 縋ってんじゃねえよ テレビ制作会社に入ってから振り返る、中学時代父に庇われた話と誕生日を祝われた話。 親に愛されたら、子は親を救わなきゃいけないんですか?

    1
    投稿日: 2025.09.12
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    ヤングケアラーという言葉に当てはまる当事者は本当はそんな定義づけなんて要らない。定義づけられることで心が晴れる人も入れば逆にモヤモヤする人もいる。きっとそれはどんなことに対してもだろうなと考えてしまう本だった。上手く言葉に出来ないけど、当事者がモヤモヤするのに定義づけしたいのはなんでなんだろう、、他にもっとすることあるのでは??無限に考えてしまいました笑

    1
    投稿日: 2025.09.10
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    作者自身が元ヤングケアラーだったのでは?というほど生々しい表現が多くて読むのが結構大変でした。 でも本当のヤングケアラーの方々の苦労はこんなものでは無いんだろうなと思うし、そういう意味ではこれは当然ですがノンフィクションではなく「小説」なんだなと。 詳しくは省きますが両親のあのシーンは無くても良かった。。。キツイ

    1
    投稿日: 2025.09.08
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    強烈パンチをくらったような。どうしようもない両親とヤングケアラーの娘。やぶれかぶれなような、といって主人公は両親を捨て切る事もできず、もう開き直って笑うしかないような。そんな感じの話でした。

    12
    投稿日: 2025.09.07
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    ヤングケアラーの主人公。 母親の介護シーンがやたらリアルだった。 母親はもうどうしようもなくダメダメで、父親もけっこうな人。でも憎めないところもあるからむずかしい。 つらい時に「オッパッピー」で笑って、お母さんが笑いながらお漏らし。で、二人でゲラゲラ笑っちゃう場面が忘れられない。

    23
    投稿日: 2025.08.31
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    文春図書館で取り上げられていたので読んでみたもの。正直言って、どう受け止めたらいいのかよくわからない内容でした。くだんの文春図書館の評論には、作者が「喜劇」にこだわる、うんぬんとあったがこれを喜劇と理解するにはあまりに生々しい。確かに、ホロっとする/クスッとするところはなくはないけれど。。

    0
    投稿日: 2025.08.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    衝動買い。「警報級の大型新人」ということで、お手並み拝見と読ませてもらいました。母親を介護する主人公の学生〜社会人なりたての間の3つの短編。家族に対して若者特有の鬱陶しがりがあったり逆に愛しく思ったり、主人公の日常生活の中で感情が揺れまくる。就職しても介護で忍耐力がついてて、同期が辞めても頑張ってふつうの若者なら辛い仕事も耐えられちゃう。 面白かったのは、主人公の親がどうしようもない毒親なんだけれど、主人公がそれを「私は悲劇のヒロイン」とせず、そんな親を認めてお世話しまくり。就職してからは、主人公も親離れができて『この娘は今後、自分の人生をたくましく生きるんだ』と読者を安心させてくれます。この作家の文章が好きなので、別の本「ほくほくおいも党」も読んでみようかな。

    0
    投稿日: 2025.08.23
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    頼れそで頼れない大人。 介護してるけど、それを当たり前のように思っている母親。 それを見守るだけのギャンブラーのおっさん(父親)。 自分の状況を発信して、ことを改善しようとしない主人公。 救われてんじゃねぇよ…はは。もう何も言えねえや。

    8
    投稿日: 2025.08.16
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    イライラする小説でした(●`ε´●) ヤングケアラーの話なんですけどイライラしました(●`ε´●) 難病を患った母親を介護するんだけど母親にイライラしました(●`ε´●) 母親の介護を娘に丸投げで何もしない父親にイライラしました(●`ε´●) こんな親だったら放っておいてもいいんじゃない?ってぐらいイライラしました (●`ε´●) ただでさえ毎日暑くて忙しくてイライラするのに、こんな時期にイライラ度を増やさせるんじゃねえよ(●`ε´●)

    53
    投稿日: 2025.08.15
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    書店で目について購入。親の世話をしているけど、笑いに希望を見出す。共依存になりかけるけど、ダメ親父の意外な一言を受けて、自立する。世間の求める姿や真っ当さとは違うけど、自分らしさ、自分の家族らしさを肯定して生きていく主人公を描いた作品でした。

    4
    投稿日: 2025.08.10
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    ●読前#救われてんじゃねえよ 図書館の新着で表紙イラストの女の子の雰囲気に惹かれ、概要をみて第21回「女による女のためのR-18文学賞」大賞受賞作と知った。内容に興味がわいたし、受賞作であればなんらかの魅力があるのは間違いないので、僕との相性がいいのか確かめたい https://amzn.to/45p4GpU ●読後#救われてんじゃねえよ これはまったくのフィクション? こんなに生々しく現実味ある話なら筆者の実体験がもとになっているはず、と下世話な推測がわいた。数々の「勝手に自分の価値観で判断し『てんじゃねぇよ』」という実体験から生まれたのでは、と思わされ楽しめた https://amzn.to/45p4GpU ●心に響いたフレーズ&目次 https://mnkt.jp/blogm/b250416c/

    13
    投稿日: 2025.08.10
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    ヤングケアラーの実体験をベースに書かれた小説。 決して誇張してる訳じゃなく、もっとドロドロしたものを文章に昇華してるんだと思う。 それなのに読んでいると苦しい。 そうか、生々しいんだ。 がっつり向き合って、取っ組み合いしてるんだ。 小綺麗にまとまってないから、逆に生に溢れていて、それが表面を取り繕って毎日をやり過ごす私とは真逆で、何か大事なことを突きつけられてる気になる。 自分が大人で、彼女は子供で、けど、どっちが大人だろう。 世の中にはこんな事例が他にもあるだろう。 子供を産んだから、育てているから、だから、子供は親の言いなり? 子供を縛り付け自由を奪ってもいい? 無力感、偽善、いろんな感情が込み上げてきて苦しい。 家族ってなんなんだ 動物の方がよっぽどましなのか たまたまある一定期間一緒に暮らしてる存在って腹をくくった方が楽じゃないか。 こんな風に思う私は何か欠落してるのか。 そんないろんな感情が混ざったまま読み進めたら、最後に救われたのは私かもと思った。 何も出来ず、ただこの小説を読むだけの私が、最後になんで救われてんだろ

    1
    投稿日: 2025.08.02
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    ただひたすら辛かった ところどころ自分の境遇と似てる箇所があってなお辛い。 自分の親がひたすら自分に寄りかかってくるのは、周囲が思うよりも辛い。けどかといって周囲に可哀想とかそんな同情の目で見られるのも嫌い。だって、些細なことでみんなで笑ってくだらない時間こそ愛しかったりするから。 私の人生は私のものだってそんなの分かってる。けど、じゃあこの状況から救ってくれるのか。誰も救ってくれないじゃない。 でも、そんな私もいつかは大人になって、布団の中でひたすらに縮こまっていた自分を自分自身で救える時がくる。 絶望と幸福が波のように来るから、情緒乱されまくってた、面白い一冊でした。

    1
    投稿日: 2025.07.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    救われてんじゃねえよ、泣いてんじゃねえよ、縋ってんじゃねえよ。愛情があったって自分の人生は歩みたいのに、大人になっていたって自分の人生は歩みたいのに。あまりに読んでて辛くて1話ずつ休み休み読み進めました。逃げるための足になるだけの力を持ち続けられたことに、拍手。

    1
    投稿日: 2025.07.26
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    概要だけ読んだら本屋大賞によくあるウケ要素つまみ食いのヤングケアラー作品かと思ったら、一章の地獄っぷりの解像度から「笑い」を通底させて、主人公がなぜそこまで母を支えてたかを描いてるあたり、思ったより骨がしっかりしている作品だった。こういう作品では無理解やら性加害やらで主人公の物語の障害になりがちな脇役の男性キャラだけど、それに当たる恭介と町屋が主人公を図らずも導いているのも良い。

    1
    投稿日: 2025.07.23
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    第21回女による女のためのR-18文学賞大賞受賞作。 難病の母を介護しながら、金遣いの荒い父の面倒を見、修学旅行にすら行けないがそれでも高校に通う沙智。障害年金は出るのか、薬で母の症状は治るのか、彼女がふつうに暮らせる日が来るのか。 ヤングケアラーの現実です。目を背けたくなるような日々。これだけ難のある両親を持ちながら、なかなか捨てることができない、なぜなら親だから。読んでて苦しくなる一品。

    13
    投稿日: 2025.07.18
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    妻の介護は娘に丸投げ、何もしない身勝手な父親に腹が立つ ヤングケアラーってことのようだ もしかしたら、この小説のような事が身近な所にもある事例かもしれない 唯一この小説で救われるのは主人公が自分から自立の道を選んだことだ 親を振り切り独り立ちしていくことを決めた勇気に拍手を送りたい

    1
    投稿日: 2025.07.16
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    鬱屈した10代学生の介護生活 3章構成ですが1~2章は抜け出せない思いに辛くなります でも最後の章でやっと少し救われます

    3
    投稿日: 2025.07.13
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    ヤングケアラー、というよりモンスター親に取り憑かれた娘がその関係性を見つめる話というか。 すみませんが、理解できなかった。単純に親との関係を清算すべきなどという話でなく、切るに切れない家族とかもう少し深いテーマを作者は提示したかったのではと思うのだけど、両親があんまりにもダメで嫌な人たち過ぎて、その事自体の不快感がものすごく押し寄せ「さっさと捨てろこんな親」が脳を渦巻くため他のことが入ってこないです。せめてもの救いとなるはずの周辺の人間もほとんどが無理解や加害側にポジション置いてて、ただただ地獄に一人。 ルポでなく物語なのになんでここまで不愉快要素盛り込んだんだろう。これがリアルですよ、というメッセージ?だとしたらこちらが悪いのかもですが、とても受け止めきれませんでした。

    0
    投稿日: 2025.07.12
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    確かに重たい内容ではあった。 介護とかヤングケアラーとか。 でも、所々笑えるし、救われてんじゃねえよというタイトルが、すごく合っていると感じた。 読んでよかった、とても面白かった、

    1
    投稿日: 2025.07.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    宇佐見りんさんの「かか」を思い出しました。 ヤングケアラーって成人するともうそう呼ばないんですかね?本書で大学生になった主人公が「もうヤングケアラーじゃないんで」のようなことを言っていて「え、そうなの?」と不勉強な自分はそんなところに引っかかり。自分から見ると20代だって十分ヤングですし、こんな親の人生背負うには重すぎる年頃と思えるんですが。 まぁそれはさておき。 この親はひどい。けどこんな親たくさんいるんだろうな。けど捨ててしまえないというのも親だから、家族だから、というのも分かる。 そして何故だか一生懸命ケアしてしまう助けに行ってしまうのも家族だから。そういう絡め取られるような関係性から逃れられない痛みと苦しみは経験していない人には理解できるのだろうか。 話をしたら楽になる、というのはよく言われることで実際話して楽になることもあるけど、本書の主人公のいうように話したところで何も変わらないし解決もしない、ということの方がはるかに多いというのも真実だと思った。 そして、本当に辛い時思いもかけないところから降ってくる笑いに救われることというのも確かにあるとも。 それをこのような物語で表現しようとした人が20代と言うことに最初衝撃を受けました。でも逆に若いからこのように真っ直ぐに表現できるのかもしれない。感性ですね。 全然違う話を読んでみたい。どんな表現をされるのかこれから楽しみな作家さんです。

    3
    投稿日: 2025.06.30
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    ヤングケアラーの理解度が増した 『救われてんじゃねえよ/上村裕香』 主人公が17歳で親の介護をして 忙しいし辛い思いしてるのが伝わりすぎて 胸が苦しくなる でも主人公は辛い思いをしたからこそ 日常に起こるふとした幸せに 気づけるんやと思った

    0
    投稿日: 2025.06.30
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    初読みの作家さんでしたが、ブクログで少し話題になっていたこともあって本作を手に取りました。親の介護をする描写の生々しさは読んでてとても辛かったのですが、主人公のパキッとした口調と性格はとても魅力的に感じました。 本作は難病にかかってしまった母親の介護をする高校生の物語。作品としては純文学のジャンルにあたるのですが、文章表現は割と読みやすいかなと思います。まぁ内容は重いので、その点は少し読みにくいかもです。 些細なことでも、人の救いになることってあるのだなというのが感想です。本当に辛い時に食べたものや見たもの、感じたものに救われることもあって、それは他人からの同情的な優しさよりも時には思い入れが深くなるものだなぁとしみじみ思いました。

    56
    投稿日: 2025.06.29
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    読んでいて気が滅入るのは間違いないのだけど、そこを見計らったように鮮やかに決まるカウンターが気持ち良い。固定観念や偏見に繋がってしまうレッテル貼りなんて本当にクソ喰らえ。こんなどうしようもない世の中だからこそ、こういう方法で抗っていけたら。

    0
    投稿日: 2025.06.28
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    ヤングケアラーを扱ったものでこんなに笑ったのは初めてだった。実際問題、介護が必要な母親と酷い浪費癖の父親に心身をすり減らす“わたし”の日々は過酷ではあるのだけれど、この小説は定型の物語にする時にトリミングされがちな笑いの部分を当たり前に描いていてそこがとても良かった。劇的にすべてが丸くおさまる訳ではないから、“わたし”には残響のような何かが訪れるのかもしれない。それでも、自分であること、『見られる』と『見る』の考えの転換を経た彼女はこの先、きっともっと確固としたひとりとして、時に大きく笑いながら強く生きていくことだろう。

    2
    投稿日: 2025.06.26
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    図書館で借りました 123ページの薄い本でしたが内容はとても 濃かったです 介護の描写がすごくリアルに感じました

    35
    投稿日: 2025.06.24
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     作者の名前は、上村 裕香(かみむら ゆたか)さん。 わたし(みのり)は、職場に一文字で「裕」(ゆたか)と読む名前の人がいた時、まず「ゆうふく」を変換して「裕福」の「福」をBACK SPACEキーで消して入力していました。その人は実際とても裕福なおウチの人でした。  でも、この裕香(ゆたか)さんが書いた小説は、全然ゆたかでも裕福でもないお話です。  普段はできるだけ「お気楽極楽」な内容のものを読んで、マッタリほっこりしたいわたしとしては、内容を知っていたら手を出さなかったでしょう。ただただ「女による女のためのR-18文学賞」大賞受賞作だったから読んだのでした。  いわゆる「ヤングケアラー」のお話でした。(この言葉も何年か前に最初に聞いた時は何を意味するのか分かりませんでした。)  連作短編が3つ掲載されていますが、受賞作は最初の書名の作品だそうです。  沙智さんは高校2年生。家族はお父さんとお母さん。お父さんはパチンコとお酒が好きで浪費癖がある人。お母さんは体が麻痺していく難病で、症状がひどい時は一人で立ち上がれないし、手がしびれてトイレも一人でできない。  沙智さんは、そんなお母さんを介護しています。お母さんは「沙智に一生面倒みてもらう。」と言っています。お父さんは体の動かないお母さんに執拗に情を交わすことを求めます(隣室に娘がいても)。  親ガチャと言ってしまえばそれまでですが、言ったところで沙智さんがこの両親から逃れられない状況は変わりません。    1作目の『救われてんじゃねえよ』の初出は、「小説新潮」2022年5月号。  2作目の『泣いてんじゃねえよ』は、「小説新潮」2023年5月号。  3作目の『縋ってんじゃねえよ』は、書き下ろしだそうです。  1作目の沙智ちゃんは高校生。2作目は大学生。3作目は社会人になっています。 わたしは3作目が一番好きでした。作品の構成も上手くて文体も落ち着いています。小説の腕が上がっていました。  上村 裕香さんは、2000年佐賀県佐賀市生まれ。京都芸術大学大学院在学中だそうです。 2冊目が楽しみです。   みなさんは、この本を読んでどういう感想を抱くのでしょうか。  ヤングケアラーについて?  社会政策について?  教育について?  家族について?  家庭環境と子の性格・特性について?  わたしは、そうだなあ、、、ゆたかさについてかな♡  沙智さんに幸あれ♡

    130
    投稿日: 2025.06.22
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    救われてないと思います。最後は多少爽やかな読後感ではありますが、子供時代の主人公のあまりに悲惨な環境が気を滅入らせます。いたたまれない。読んで良かったとは思えない。共感できる人はいるかもですが私にはちょっと。

    12
    投稿日: 2025.06.22
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    昨今よく耳にするヤングケアラーだが、まさにこの物語の主人公がヤングケアラーである。 日々の生活の描写はなまなましい。 本人はもちろん望んでヤングケアラーになっている訳ではないし、家族も子供をヤングケアラーにしようと思っている訳でもない。 難しい問題だと思った。 しんどい日々の中にもたまに救いがあったのはよかった。

    13
    投稿日: 2025.06.21
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    救われてんじゃねえよ #読了 常識の中を非常識で突っ走ってる。 そんな小説だ。 羨ましいんだけど、羨ましくない。 救いようがあるんだけど、救いようがない。 大人と子供の狭間。 大人も子供も苦しむ時や嬉しい時は同じ。 まさに文章の暴力。 今後も追いたい作家さんです。

    2
    投稿日: 2025.06.20
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    自分は目にしていないだけで、この本に描かれていたようなことは起きているのだろう。 もし自分がそんな境遇下にいたとしたら、きっと耐えきれずに生きることを放棄するかもしれない。 この作品の主人公の強さを感じた。 作者の上村裕香さんは、よくこの重いテーマを最後まで描き切ったなと思う。 今後の作品にも大いに期待したい。 最後に、自分は誕生日会のエピソードが強く印象に残った。 自分には誕生日を祝ってもらった記憶がないので、この最悪な家庭の中において、ようやく一つ羨ましいと思える瞬間を見つけられた。

    1
    投稿日: 2025.06.17
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     主人公は高2の沙智。8畳一間のアパートで共に暮らすのが、難病を抱え娘に依存する母親と、妻の介護を娘に丸投げし浪費癖のある父親。沙智にとっては"親ガチャに外れた"状態です。  ありがちな「悲惨で重い話」と少女の毒舌独白かと予想しましたが、想像以上の作品でした。私たちの同情や共感を軽々と超越し、悲惨さに抗うかのような「笑い」を、衝撃的に上手く描いています。  なんと言っても、しんどさの蓄積でキレそうになった時、TVから流れる「でもそんなの関係ねえ!」  続いて性行為をねだる父と甘え声で焦らす母の、「いま」「あとで」の会話タイミングで、今度はTVから「いつやるか? 今でしょ!」 ぷぷっ、強烈〜!  テレビの芸人のセリフに「救われた」と思った自分に驚き、そんなわけあるか!と否定しながら自らにツッコミを入れています。読み手にも刺さるんです、そのおかしみと哀しみ。  表題作「救われてんじゃねえよ」は、第21回「女による女のためのR-18文学賞」の大賞受賞作。さらに「泣いてんじゃねえよ」は大学3年の沙智、「縋ってんじゃねえよ」はテレビ制作会社に就職した沙智と続きますが、3編とも軽快な筆致と内容の鋭利な切れ味、「笑い」と「悲惨」のバランスが絶妙です。  この新人若手作家さんは、「無防備」と「挑発」を武器にできる才能をお持ちかと、早くも次作が楽しみです。

    88
    投稿日: 2025.06.10
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    ボコボコにぶん殴られた。 軽く読むのをオススメはしません。 傍から見ると 逃げればいいなんて言うけど 無理なの。世界が違うの。 家族って絆だけじゃないのよ。

    4
    投稿日: 2025.06.04
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    モヤモヤする 親のこと全然捨てるよ メリットと、捨てた罪悪感や自責、自己嫌悪天秤にかけて、たぶん全然捨ててしまうなって思ってしまった 他人事だからそう思えるのか 期待されてるから自分がやらなきゃいけないって勝手に思い込んで、背負い込んで、自分しかやる人がいないからって絶望して、死ぬほど期待値下がった両親から愛情がほんの少しでも伝わるような行為があるとそれを美化して、演技みたいに生きるしかないくらい他に方法はないものなのか、全部茶番に感じる 主人公と自分で性格が違いすぎるのか、もしくはわたしが恵まれすぎていて幼稚なだけなのか 捨てるの躊躇われるのなんてサンクコスト効果みたいなもんじゃ?とおもう そんな名称つかて見下ろして何様だよという突っ込みもセットで居心地悪い

    4
    投稿日: 2025.06.03
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    私が最も注目している『女による女のためのR-18文学賞』。 「救われてんじゃねえよ」 「泣いてんじゃねえよ」 「縋ってんじゃねえよ」 三話収録の連作短編集で、表題作が第21回大賞受賞作品。 期待以上だった。 主人公は、難病の母を介護しながら高校に通う17歳の沙智。 いわゆるヤングケアラーの物語だが人物描写がとにかく秀逸。 当然のように沙智に依存する母親と身勝手な父親。 沙智に感情移入し、絶望や悲しみ、様々な感情が溢れ出し、気付けば怒りながら泣いていた。 子が親の介護をする事を当たり前だと思わないで欲しい。 甘えてんじゃねえよ!

    12
    投稿日: 2025.06.03
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    家族って本当にままならない… こう言った両親もザラでなく存在するのを知っている。いわゆる“親ガチャ”とか言われるやつ。 家族なだけにその“絆”が“鎖”である事も。

    11
    投稿日: 2025.05.31
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    八畳一間の県営住宅で、難病の母を介護しながら 高校に通う沙智。 父は父で、母の10万円の障害年金でカメラを買ったり、70インチ4Kのテレビを買ったりとぶっとんでいる。 ヤングケアラーであり、俗に言う毒親だろうが、悲壮感たっぷりというより、笑いとユーモアで書かれていて、そこがまた読んでいて苦しくなる。 家族のかたち。親子のかたち。 家族の数だけあって、何が正しいとは言えない。 だけど私は、支え合いは有りでも、よりかかり、人生を奪ってしまうのは無しだと思うししたくない。

    8
    投稿日: 2025.05.31
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    親に必要とされることを必要とする子どもの、複雑な心の動きが繊細に表現されている。 知らなかったから許された同情やポーズだけの優しさも、この本を読んでしまった以上、その選択は許されない。 それくらい殺傷力のある一冊だった。

    3
    投稿日: 2025.05.28
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    人間って実際そうだよなぁ。と何度も思わされた(絶望的状況なのに笑いが止まらないとか、悲撃のヒロインまたは被害者だと自認していて、それを悲観しつつそこを立ち位置にしていたり) ただ、それ書いちゃうのかー!というところが 個人的にはかなり刺さったし抉られた感がありそれゆえに深い場所まで迫ってこられた恐怖と喜びを感じたと認識していたので、まさにそこが書かれているから凄いんだなと腑に落ちた。

    3
    投稿日: 2025.05.27
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    「自分が想像している言葉の印象が覆され、苦しくなる。でも背中を押してくれる小説。」 ・「ヤングケアラー」という言葉に、明るい印象はなかった。   そのような思い込み・偏見を主人公と共に覆されるのがこの小説の魅力だ。 ・辛い、悲しい、苦い経験は覚えているが、楽しい、面白い、嬉しい経験は言われるまで思い出せないことが、あるなと共感した。  他者から明るい思い出を伝えられ、嬉しくなる気持ちを疑似体験できたのは嬉しかった。  自分もそのような話題を提供できたらいいなと思った。 ・相手のことを理解したい、助けたいというのは、自分のエゴなのかもしれない。  その時に理解できなかったとしても、客観視した事実がその人を後に救うきっかけになれれば嬉しいなと思えた。

    3
    投稿日: 2025.05.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    女による女のためのR-18文学賞 大賞受賞ということで、気になって、読んでみた作品。 ①ヤングケアラーのお話。 介護の様子が、リアルに描かれていて、「自分が、親の介護をすることになったら、どうなるんだろう。」 「親から、依存されたら、どうするんだろう」と短編でありながら、考えさせられる作品だった。 自分が、今まで、通ってきた時代について、自分が沙智と同じ立場だったら、どうなってたのかということを何度も想像して読み進めていった。 ② 「わたしは不幸自慢スカウターでいえば結構戦闘力高めなんだと思う」というセリフがとても、印象に残っている。

    5
    投稿日: 2025.05.23
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    荒い表現もあるし、既視感のある場面もあるけれど、それを上回るエネルギーに溢れた作品。 面白かった〜。 これは映画になるでしょう! 父親は、リリー・フランキー以外に考えられないのだけど、もう少しガッチリした体型でないといけないかな、などど、妄想しながら読んだ。 このシーンは感動の山場だな、というところがあり、それをベタと取るか、良しとするかで、評価は分かれると思う。映像にすると、ここは外せないところになるなと誰もが思うところ。 でもやっぱり感動しちゃったんだよね〜。 それもこれも、もう細かいことはいいよ、コレいい作品だなって気持ちになってた。

    28
    投稿日: 2025.05.22
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    ヤングケアラーのお話。 介護の描写が生々しく、両親がさっちゃんに かける期待がつらかった。 しかし、強烈に頭に残る作品だと思う。

    3
    投稿日: 2025.05.17
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    Amazonの紹介より 17歳。誰かの力を借りなきゃ、笑えなかった――。主人公の沙智は、難病の母を介護しながら高校に通う17歳。母の排泄介助をしていると言ったら、担任の先生におおげさなくらい同情された。「わたしは不幸自慢スカウターでいえば結構戦闘力高めなんだと思う」。そんな彼女に舞い降りたのは、くだらない奇跡だった。満身創痍のデビュー作。 第21回「女による女のためのR-18文学賞」大賞受賞作 いわゆるヤングケアラーという立ち位置で、高校生、大学生、社会人の3つの時代を通しての苦悩や奮闘が描かれています。 親と子の会話がコミカルに描かれているのに、ヤングケアラーや共依存といった背景を知ると、笑えるようで笑えない状況になんとも心苦しく、気持ちが落ち着きませんでした。状況と心の中の心境とのアンバランス感が、読んでいて怖くも感じました。 もしかしたら自分も・・と思うと、辛いなと思ってしまいました。 高校生と大学生、社会人と3つの時代が描かれているのですが、それぞれ色んな苦労が垣間見れます。 高校では、修学旅行に行けなかったり、大学では就職において、親はそばにいてほしいと娘の将来を阻んだりとなかなか大変な状況が窺えます。 親としては、娘に支えてほしいという願いはわからなくはないのですが、それにしても、イラっとさせられます。 父親はどうでも良いことにお金を使ったり、母親を献身的にサポートしなかったりとイライラするばかりでした。 その点、沙智は何から何まで母親の介護をするという状況は、地獄という表現はあまり使いたくないですが、なかなかの辛い状況だなと読んでいて感じました。 その状況の中で、コミカルな表現や親との会話は優しくもあり、残酷な感覚でもありました。 娘の将来を阻むかのような親の行動は読んでいてイラッとしましたが、介護について色々考えさせられました。 女による女のためのR-18文学賞ということで、途中艶めかしい表現がちらほら登場します。 父と母の情事を娘が目撃するというなんともいえない構図は、衝撃的でしたし、両親は何しているのかねえとイラっとするばかりでした。 社会人編でも、働いている一方で、両親からのお金の催促などいつまでも親と子の距離感に、心を抉られた感じがしました。 結局のところ、この距離感が保たれているから、幸せなのかなとも思ってしまいました。 沙智にとって、幸か不幸か?それを考えるまでもなく、日々を過ごしているので、どうすることも出来ないのかなと思ってしまいます。 色々な感情がずっと渦巻いていて、読了後も不思議な感覚にさせてくれる作品でした。

    9
    投稿日: 2025.05.16
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    前から気になっていて、今日に手にとった本には「R-18文学賞大賞受賞作品」という帯表紙が。。。。 どうしよう。文学って言葉、相性悪いんだよなぁ。 と思って、一瞬、読むのをやめようかと思ったが、気になった本は結局、読むまで気になりっぱなしなので、意を決してページを開く。 冒頭から序盤は予想通り。とにかく人間臭いというか、生々しすぎる生活臭。これが苦手なんだよなぁ。と読み進めていたが、いつのまにか、読む手が止まらない。 読みながらずっと不快だった主人公家族がなんだか、一つの幸せの形なのかもと感じる様に。 あらすじとしては、主人公サッちゃんがと難病を抱え、それを理由に依存する母親、そして、ちびまる子ちゃんのヒロシを3倍ぐらいダメにしたような父親の家庭環境の話。 聞くだけでキツそうな介護の話がメインだが、この家族三人。愛情深いとかそういうのではないのに、なぜか噛み合っているという不思議。みんな部品の一部が足りないのにそれが、逆に上手くバランスが取れている。 じっとりした作品だが、なんだか読んだ後は前向きになれる作品だった。

    42
    投稿日: 2025.05.16
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    家族関係ってそう簡単に切り離せるものでもない、親と子が別の人間だと分かっていても。家庭環境の事を恨みながら生きていく人間もいる中で、主人公は同じ境遇の人間に光を当てたいと前を向いて生きている所が強くて素敵。

    4
    投稿日: 2025.05.15
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    2025年5月13日雑誌のすすめで興味を持って。図書館にリクエストして借りた。リクエストして良かった。 とてもよく分かる。お行儀のいいお家を見るとゾッとする人は是非読んでみてほしい。 自分が問題児なのかもしれないけど、家族も問題児、それで環境も問題なんだ。それでも、世界もうち(我が家)もまわるし、そういうものとして過ごしている。 嫌だし変だけど、そういう形。デフォルメ。 自分を守るとは何か。 バウンドリーと家族の馴れ合いの境目に翻弄される。 どっちもあってほしい。

    1
    投稿日: 2025.05.13
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    「ヤングケアラー」の主人公とその家族の話。 年収300万以下、8畳に3人暮らしの中、難病を患った母の介護もしなければならない生活。 父親はギャンブラー、浪費癖あり、お酒に走りがち、介護は娘任せの状況。 介護の場面はこれでもかという位リアルでショックを受けた。 全体的に辛い描写が多いけど、セブンティーンアイスを母と一緒に食べる描写など日々の些細な幸せも描かれていて、とにかく感情がジェットコースターだった。 いや感情の整理が難しいよ。 オッパッピーで母娘二人とも笑っちゃうシーンはどう表現していいか未だに分からない。 親が子供に依存するようなセリフも読んでてキツかった。 自分の親が将来こうならないとは限らないから。 血が繋がってる以上、やっばりどんな親だったとしても子供にとってはどこまでも大切で見放せない親という認識になってしまうのかな。 最後の章を読んで、あらゆる記憶が無くなったとしても、親から愛されてると感じる何気ない瞬間を、子供は自然と身体で感じ取って覚えるものなのかなと思った。

    16
    投稿日: 2025.05.06
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    文体や表現は軽やかで笑いを誘う明るさがあるのに、ここに描かれている生活はとても重かった。ケアや母と娘の関係など生々しく突きつけられる現実は読んでいてとてもしんどくなったがその中から垣間見える希望のようなものが散りばめられていて読後感は良かった。

    5
    投稿日: 2025.05.04
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    素敵な家族。 介護って暗いイメージあるのに、 この家族やたら面白い。 この本の色が水色の意味も笑えた。

    38
    投稿日: 2025.05.03
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    ダメな母親の介護って何と理不尽なことか。 父親とも揃ってダメ親ながら、ふと家族だったりする中で揺れる主人公。 家族という業、人の心の機微、自分の思い込み。 短編ながら揺さぶられる小説。

    7
    投稿日: 2025.05.02
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    【自分の人生を優先するということ。】 サッと読める分量ではあるが、内容はヤングケアラーという昨今のシビアな話題をとりあげている作品。 しかし、全体として深刻に描きすぎず、ときにクスッと笑える家庭や時事的な話題も盛り込まれていて、とても読みやすかった。 肉親の介護と他人の介護では、天と地、月とすっぽんほどの差がある。 介護と割りきれない気持ちも、いや真正面から向き合ったらバカを見る、というはんば諦めの気持ちも、おなじく家族を介護する身としてとても共感できた。 どこかで自分と同じように、自分の人生と他人の人生の掛け持ちをしている人がいてがんばってる……そう思えるだけで、今日も肉親の介護をがんばろうと思える。自分の人生を生きようと思える。 親の介護や、なんでこんなことしてんだろ?と考えが迷子になっている人には必ず見てほしい1冊。 オススメです。

    5
    投稿日: 2025.04.28
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    最初の2編は読んでて苦しくなったし最後の1編は一般的なハッピーエンドではないとしても少し心があったかくなった すごく力のある作家さんだと思う

    5
    投稿日: 2025.04.26
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    --------------------------------------------------- 女による女のための R-18文学賞 大賞受賞作 警報級 大型新人 到来! 17歳。 誰かの力を借りなきゃ、 笑えなかった。 --------------------------------------------------- 父親は悪い奴じゃないけど だらしないし、良いやつではない。 母親は難病を患い、介助が必要な身体に。 そんな二人の元で暮らす沙智。 父親が協力してくれないから、 母親の介助は沙智が行う。 親だし、嫌いじゃないし。 だけど。 どんな形でも日々は続くし、 生活をしていかなければいけない。 ギリギリに震える部分と、 人間のどうしようもない臭さみたいなのが混ざって、 密度と湿度と臭いを、感じるような一冊です。

    10
    投稿日: 2025.04.26
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    今読んでよかった、と、今読むんじゃなかった、私の中で同居する。 こんなんどう言葉を選んだって可哀想だし、今の言葉で言うなら親ガチャ失敗だし。 それでもその中に確かにあるささやかな光について切実に描かれていて、ただ私はそれを希望と言って良いのかは分からなかった。 小島よしおで泣く日が来るとは思いませんでした。 綺麗事なんかじゃ到底片付けられない、家族というものの結びつきの苦しさがそこにはある。 ここまでの負荷をかけられていても頼られて嬉しいと感じることにも、また別の闇があると思ってしまう。 まだ上手く整理ができない。読んでいてものすごく辛かったけど、これはただの同情ではない、と思う。 家族の共依存って決して他人事じゃない。

    12
    投稿日: 2025.04.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ヤングケアラーという題材からいくと もっと悲壮感溢れた物語になっても何も不思議ではない。しかし妙に軽快でテンポよく読める作品だった。なぜか。 どちらかといえば沙智は苦しい人生を過ごしている。けれどその中で笑いを忘れることはせず、自分の目標に向かって日々を過ごす姿が好きでした。 共感できる主人公とはまた違う存在。 沙智の持つ強さが眩しくて仕方ない、そんな人物でした。

    5
    投稿日: 2025.04.20
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     高校の時から難病の母親を介護(排泄などの介助を含む)をしながら高校に通っていたヒロイン沙智。  いわるゆるヤングケアラー?な彼女。  家庭も父の手取り約20万円(推定)の収入で生活も苦しく、父も母の介護はほとんどやらない。  そんなある日、難病指定の母に障害年金(月10万円)がおりることが決定した。  そんなところから始まる、ヤングケアラー気味な沙智が高校を卒業し大学にいき、就職するお話。  ヤングケアラー?なのか?と思うようなお話で、XのTLで流れてくる感じもヒロインをヤングケアラーと呼ばない感もあるので、おそらくこの私の感覚も読み終えた方々と同様なのかな?と  共依存であることは間違いないなと。  開幕から、沙智の父母共に毒親感が凄く、いきなり怒りや嫌悪感すら感じるのですが、その他の登場人物に対しても怒りが湧く。その他の登場人物はいわゆるまともなはずで沙智に良かれと思っていろいろ世話を焼いてくれる人もいるのにです。  そして、ヒロイン沙智に対しても、正直気持ち悪いなと感じてしまうところもあります。  おそらく、リアルでは間違いなくヤングケアラーで共依存で社会問題だとテレビで伝えられそうな内容です。  ところが、沙智のキャラクターなのか、壊れてしまっているのか?、語り方かわからないのですが、沙智目線で語られる毒親の父母も面白い感じで描かれて、ダメ父、ダメ母感で読んでいてクスッとすることもあるし、ダメ父が凄く頼りになったり、お金をせびってばかりの母も沙智に母親らしい優しさをみせたりでただの毒親ではないところが見えます。  また、感覚的には世間的にはまともという感じの登場人物も沙智や父母を通して急にダメな人間に見えたりと読んでいてなかなか不思議な世界に迷い込ませてくれる作品。  読み終えても、彼女をヤングケアラー?と呼ぶのか?もこういうところにあるのかな?と。  そんなことを思いつつ、私が本作品から湧いた怒りの正体が何なのかを考えながら、最後に一言  勝手に「救われてんじゃねえよ」  

    8
    投稿日: 2025.04.20
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    読んでいてとにかくしんどかったので評価は星3にしました。 私だったら無理だなと思う環境下でしたし、とにかく読んだ後も不快感が残るので気持ちに余裕がないと難しい本でした。

    5
    投稿日: 2025.04.19