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保身の経済学
保身の経済学
森永卓郎/三五館シンシャ
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総合評価

14件)
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    2025年に入り、2024年中はなんとか小康状態を保っていたがんが、腹部に転移していることが確認された。私は自らに残された時間をはっきりと意識するようになった。 ただ、世の中は遅々として変わらない。むしろ保身の姿勢は、あらゆる分野で拡大している。それが本書を執筆しようと考えた最大の動機だ。 ☆3つけてるけど3.5をつけたい! 森永さんの実体験をもとに 書きたいことを書いてるだろうなと思うので 著者が病気とわかってから出版された本はとても興味がわく。 いろいろ読んで 中には私には難しい部分があった本もあったけど この世の中は保身だらけ…まぁ、みんな自分が1番大切だからだろうけど 税金は着々と増やされ どんどん格差社会が広がっていく。結局、自分の身は自分で守る!ってことなんだろうな…

    13
    投稿日: 2025.09.07
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    この本に書かれていることがどこまで本当なんだろうかと疑いつつ、実はこういう側面もあるのかもしれないなという気持ちで読みました。 日経平均株価が3,000円台にまで下がったら、またじっくり読み返そうと思います。

    1
    投稿日: 2025.08.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    捨て身のダメ出しオンパレードで、ホントうんざりしてしまう。あとがきになってようやくどう行動すべきかが示されている。ま、それも話半分に聞いておくよ。

    9
    投稿日: 2025.08.03
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    この先、新刊がでないと思うと寂しい。 いろいろな保身。 結局、自分の都合(強い者の)で世の中、回っているのだな。 選挙に行こう・・・(ピンとくる政策はないけれど)

    8
    投稿日: 2025.07.14
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    配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=01438969

    0
    投稿日: 2025.07.02
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    森永先生の遺作。ゲラの打ち合わせ中に亡くなったらしい。 内容は特に。 妄想のオンパレ。何が正しいかどうかはこの際大事ではない気がする。 ザイム真理教あたりはまだ納得できるところはたくさんあったし、最近の色々な社会保障等の改革も、高級官僚への恩恵とかなるほどなとは思う。三和総研の社長の話が一番面白かった。 その一方で投資と投機の区別はあまりつけておられず、イソ子さんを記者として持ち上げたりと素人からしても首を捻るようなところも多かった。 ご冥福をお祈りしております。

    4
    投稿日: 2025.06.29
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    audible 。いのちが燃え尽きるまで闘い続けた森永卓郎さん。うらやましい生きざまでしたね。以前はちょっとオタク気質の変わった人と思ってたけど、日航機墜落への疑念を書いたあたりから、注目してきました。面従腹背の勧めなどには心惹かれませんが、根っこに座る反権力反権威は本物だと感じます。 いい出版社に出会えてよかったですね。

    6
    投稿日: 2025.06.21
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    Audibleで聴いた。第1章 教育現場の保身が自分にとっては衝撃だった。子供が現在小学校に通っているが、私自身は教員や学校の仕事にこれまであまり興味を持ったことがなく、興味がない故にアンテナも低いので本書に説明されることがほぼ初見だった。文科省の役人によるアリバイ作りの仕事のために、現場の教員がさらに疲弊し、結果として提供される教育の質も下がっているという本書の指摘に怒りを覚えた。ただ、これに関しては一方の主張だけを鵜呑みにするのではなく、違った視点の意見も知りたいと思った。本書をきっかけとして、「教育」や「学校」に関心を抱くようになったというのは自分にとっては大きい変化だった。 少なくとも自分は、モンスターペアレントやあるいはそれに類する行為など、疲弊する学校現場の負担にならないように改めて注意しようと感じた。 第8章 若者の保身は、若者ではない私も身につまされるところがあって、読んでいてちょっと痛かった。

    2
    投稿日: 2025.06.15
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    日本政府と政治家による、日本潰しを日々感じているのはみなさん周知の通りだと思うが、なぜそうなってしまったのか?が実名を交えて書かれている稀有な本。「国民の敵は政府」という構図がまさか日本で起こるとは思わなかった。 読めば読むほど、胸糞悪い。これが自分たちの生活を苦しめている元凶かと思うと、必ず選挙に行かねばという決意になる。

    1
    投稿日: 2025.06.14
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    保身に走った人々によって、日本はこんな状態になってしまったということが書かれている。 まさにその通りで、とりわけメディアの罪は本当に重いと思っている。いまだにメディアに洗脳されている人が大勢いることも恐ろしい。

    1
    投稿日: 2025.06.12
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     私はこの人の頭はおかしいのだとずっと思ってきた。日本は世界で一番財政が健全な国だとか平気で言う。日銀を政府と一体に考えれば、政府の借金のほとんどは日銀が引き受けているのだから、実質的には無借金ということになる。仮に日本政府が倒産したとしても、被害を被るのは日銀だけなのだからそれはそうなのかもしれない。  この本は著者が亡くなる直前に発行されたので、本当の遺作ということになるのだが、数々の最近の著作の集大成とも言える本である。鋭いのはパート労働者のいわゆる「103万円の壁」の問題だ。国民民主党が178万円への引き上げを主張した問題は、財務省が7兆円から8兆円の財源が必要になるとの強力な反対キャンペーンを展開して、維新の会が5000億円程度の教育無償化のエサと引き換えに全く骨抜きされたので最近は話題にもならなくなっている。その間、国民民主党の玉木氏の不倫スキャンダルの暴露など、権力側はマスコミを使ってなんでもやる姿を晒した。  財務省よりもっと酷いのが、厚労省である。所得税の課税最低限を引き上げようとすれば、社会保険料の課税最低限も引き下げなければ「パート減税」にはならないのであるが、厚労省はどさくさに紛れて「パート増税」を行おうとしている。すなわち課税最低限を上げるのではなく、「週20時間以上働く人は厚生年金保険に強制加入となる範囲を中小零細企業まで拡大しようとしてるのだ。  マスコミは財務省や厚労省のポチなので、本質的な問題点を指摘しない。マスコミ記者たちは大企業で高給サラリーマンなので100万代で働く多くの若者労働者のことなんて考えようとしない。役人も同じだ。  非正規労働者の給与があまりに低く、その上103万年以上働くと税金や社会保険料が課税され、手取りが減ってしまう問題だったはずなのに、この問題を所得税は20万円程度の引き上げでごまかし、社会保険料は大学生のパート収入を150万まで働ける制度にするだけで済まそうとしているのだ。 結局、官僚たちは自分たちのことしか考えない法案を作成して、政治家に押し付けるのがこの国の政治だ。政治家は勉強してないから官僚に説得されると反論できない。税務調査やスキャンダルの暴露で脅されて、改革しようともできないこの国の実態が浮かび上がってくる。そんな本である。著者は、余命宣告されてからどうしても書いておきたいことを9冊も書いた。立派な死に方だと思う。合掌。

    98
    投稿日: 2025.06.08
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    著者の書籍はこれで9冊を読んだ。本書では著者の反骨心が丸出しのになっていて名著の部類に入ると思う!彼の予言が当たるといいな!小生の人生も残り少ないが本書で多くのことを知り与えられた知識をもってこの世の移り変わりを見守って行くことにしよう!

    1
    投稿日: 2025.06.02
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    森永卓郎氏の遺作。一読の価値あり。マスコミや政治家、官僚がいかに自分たちが得する世の中にするために働いているかが分かる。これからどう生きていくか、そして、自分の子どもたちの生き方の指針となる作品だ。

    2
    投稿日: 2025.05.27
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    使えなくても言い訳できるように大学名で学生を選抜する採用担当。搾取相手に投機をやめさせないよう株価暴落を予想しない金融村の住人。税務調査の圧力に屈して財政破綻を煽る報道機関。議席を持つことの厚遇を失いたくないために増税派になる野党議員。少子化対策ではなく、自らの子育てを第一に考えて政策を作るパワーカップルの官僚。…皆自分がかわいい。世の行く末を案ずるより身を守ることが最優先。誰もがそういう考えであれば、国が衰退するのは自明の理。やれることから始めよう。忖度するメディアは信じずに、自分で考えて票を投じよう。

    4
    投稿日: 2025.05.26