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孤蝶の城(新潮文庫)
孤蝶の城(新潮文庫)
桜木紫乃/新潮社
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総合評価

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    文庫で再読しました。 お昼休みに読んでいて 鞄を置いた後に 読み続け 仕事で疲れて帰ってきたのに 読了後 何故か力が湧いてきた。 格好良い。。

    14
    投稿日: 2025.09.20
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    カーニバル真子、とても強く美しい人のお話 そしてそのモデルとなったのはカルーセル麻紀さん フィクションではあるらしいがこの方ならこれくらい、いやもっとドラマティックだったのでは?とも思う…カルーセル麻紀さんを知らない世代の人にも読んでもらいたいな、と感じました

    1
    投稿日: 2025.06.09
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    桜木さんの文庫の新刊。前作は読んでなくても大丈夫。ただ、表現が若干キツイので、覚悟して購入を。カルーセル麻紀さんをモデルに、性転換して芸能界で生きる苦悩と家族愛。最後まで冴えるミステリーも見事。

    25
    投稿日: 2025.05.11
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    カルーセル麻紀をモデルとした「緋の河」の続編。 フランスで性転換手術を受け、術後の痛みに苦しむところから物語は始まる。 芸能界と夜の世界で名声を得、しかしそれを維持するために走り続ける真子。元男性という以外何も持たない自分に人知れず焦りを抱えて、次々に弾を繰り出す。 安住とは程遠い人生の、まだ真っ只中を切り取ったゆえに、読み進めるほどに疲弊していくようだった。

    1
    投稿日: 2025.05.06
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    桜木紫乃『孤蝶の城』新潮文庫。 『緋の河』の続編。カルーセル麻紀をモデルにした小説である。主人公の秀男の芸名がカーニバル真子とは良く思い付いたものだ。 自分は、最近流行りのLGBTQなるものには、どうしても抵抗を感じる昭和世代である。昭和の時代にもゲイとかオカマと呼ばれる人たちが存在したが、今ほど権利や何だと騒ぐことも無く、一般人にその存在を容認しろと強要することは無かった。 今や一般企業の管理職向け教育などでLGBTQを容認しろと強要してくるものだから呆れてしまう。そういう存在や生き方を嫌うのも自由であるはずだ。そういう今流行りの立派な教育を行う企業もLGBTQの皆様のために多くの種類のトイレや更衣室、制服を用意していないのだから、きっと口先だけの綺麗事なのだろう。 人それぞれ様々な生き方があろう。それは理解出来るし、様々な生き方がある分、それぞれが大小に関わらず悩みを抱え、それでも必死に生きているのも当たり前のことだと思っている。 主人公の秀男はカーニバル真子という芸名で芸能界で活躍する中、モロッコで陰茎切除と造膣手術を受け、念願の女の体を手に入れる。しかし、手術後の苦しみは並大抵のことではなかった。 帰国後の凱旋ショーは大成功を納めるが、世間の注目を集め続けるために秀男は、歌手デビューや地方回り、話題づくりのための結婚などあの手この手で奮闘する。 出会いと別れを繰り返しながら、必死に芸能界にしがみつく秀男だったが、次第に心と体のバランスが崩れ始める。 本体価格950円 ★★★

    66
    投稿日: 2025.04.04