
総合評価
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powered by ブクログ書籍概要 (約500字) 本書は、雑誌『家の光』で約25年にわたり連載された人生相談の中から、特に反響の大きかったものを厳選してまとめた一冊です。読者一人ひとりがそれぞれの「人生学校」で幸せへの道を探るための参考書となることを目指しています。デジタル化が急速に進み、便利さの一方で生活のバランスを崩しやすい現代社会の状況も踏まえられています。 本書は大きく二つの章で構成されています。 第1章「甘ったれるんじゃない!」では、自己肯定感の低さ、他人との比較による不満、将来への漠然とした不安、人間関係の悩みといった、読者自身の心の内にある「甘え」や認識のずれに焦点を当てます。嫉妬心との向き合い方、努力の必要性、失敗からの学び、人間関係における「見ざる、言わざる、聞かざる、思わざる」といった距離感の保ち方など、時に厳しい言葉で自己責任と主体的な行動の重要性を説き、読者が自らの力で人生を切り開くことを促します。 第2章「よっくんばったね。自分を褒めてあげてください」では、介護、家族の問題(不倫、いじめ、依存)、病気など、より深刻で避けがたい困難に直面している読者の悩みに寄り添います。相談者が抱える苦労や、耐え忍んできた努力を「よく頑張ったね」と認め、労う温かい視点が特徴です。その上で、介護を「人生学校の難関試験」と捉え直したり、姑のいじめや夫の暴言を「聞き流す」賢明さ、人種や職業で人を判断しない大切さなど、困難な状況を受け入れ、冷静かつ前向きに対処するための具体的な心の持ち方や知恵を伝えます。 全体を通して、現実から目を背けずに自分自身と向き合うこと、そして困難な状況下でも希望を失わず、賢明に、そして時にはたくましく生き抜くためのヒントが詰まった、人生の様々な局面で頼りになる一冊です。
0投稿日: 2025.05.04
