
二代目聖女は戦わない 01
榎本快晴、茶ごま/KADOKAWA
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総合評価
(1件)4.0
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公メリルの割と口の悪い流れるような一人語りと冴えた推理がかなり面白いけど、最強聖女のママが全面に出てくるとなぜか興醒めしちゃうから第三話のママパートと書籍書き下ろしの最後の話は微妙だったかな… 人間臭いメリルが舌先三寸と口八丁と我が身可愛さで窮地に陥ったり推理したりしていく姿が楽しみなので… 第一話の終盤から家に居着いた悪魔・白狼が悪魔と獣の力を活かした相棒としての働きはきちんとしつつ(メリル的には)いらんことも多々言うのが面白くて好印象 各話伏線と論理が効いてるし、第三話【誘いの歌声】事件は前二件を踏襲したロジックが使われてるのがミステリとして技アリだった 推理パートはメリルの洞察力と思考力がちゃんとしている上になかなか役者なので、探偵役としての魅力がある 推理によって真相を解き明かすのは副次的な効果で、人々に納得や心の救いを与えるのが主眼なのはこの世界観と「聖女」という役職ならではかもしれない
0投稿日: 2025.06.08
