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グルメ外道(新潮新書)
グルメ外道(新潮新書)
マキタスポーツ/新潮社
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総合評価

10件)
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    「10分どん兵衛」やってみましたよ。早く食べたいから選んでいるのに面白いねー。 「窒食」なる怖いこと以外、著者のグルメ道、いや外道に共感ばかりでした。 芸風が浮かぶ、くどさ寸前のうまい言い回しが文章にも発揮されていて、カレー、ラーメン、コロッケ蕎麦が次の食事のメニューになってました。 コンビニの無い山村でのおばあちゃんの「おやつ」、ちょっと泣きそうになりました。 外道が言い切ってます。 「これは皆さまの役に立つグルメ本です。」

    36
    投稿日: 2025.10.21
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    「マキタさん」ワンタンの皮にひき肉を入れた包み揚げ 山梨で実母から伝わった 「己の食」人の言うことを聞くのが苦手  私だけの食べ方 「10分どん兵」大学で上京 袋麵をかさましして食べることから始まる 「ライス(ライフ)ハック」食の合理化  ①汁再生 ②鉄フライパン居抜き ③背徳感の閃き丼 ④薬味は芸 ⑤空腹を愛でる 「窒食」喉に詰まらせて食べる ゆで卵とコーヒー、焼きそばパン、バウムクーヘン 「納豆チャーハン」納豆は匂いが変化するので炒めない 食べるときに混ぜる 「バーベキュー」はずかしい権力抗争 「寿司」山梨が店舗数一位 スシ(リテ)ラシー低い 内陸のコンプレックス      弱者はセット寿司の上 サラダ巻きや干瓢巻きで実力測定  「メニュー」宝探しの地図 メニュー見(味) 食べる前と食べ始めがピーク 「カレー」悪の魅力 ルーが偏差値を高くする 日本風の煮込み料理 「ラーメン」無秩序からの熱 美味しさの波状攻撃の空虚 「焼肉」無知であるくらいがいい  タレを見る スープの様子     勝手にビビンバ ミックスして未確定な価値にであう 「ビートたけし」=ラーメン 年寄りの漫才からのベンチャー起業家 芸人を拡張  「タモリ」=食品サンプル 本物っぽい偽物 無意味   「松本人志」=フランチャイザー 技術開発 吉本興業の戦略 民主的なルール 「志村けん」=混ぜない水割り 均質化への批評 常に揺れ動いている 「食欲」物を摂る 覗き感 「焼き鳥の醍醐味」椅子に腰かけ、煙を浴びながらいただくライブ感  「美味すぎる餃子」非の打ちどころのない眩しさが苦手 不味さ成分が美味い          普通にいただいている何か 「味(見)巧者」強く濃くなくても味はする 上物が剥がれ 原形の淡さに落ち着く

    2
    投稿日: 2025.10.05
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    面白かった、第一章の途中くらいまで。著者は紋切り型の言い回しをよく知ってて、大袈裟な表現を何でもない食べ物に使うのが可笑しい。そのパターンに慣れてしまうと、あとは消化試合。好感度は右肩下がり。残念!

    1
    投稿日: 2025.09.25
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    全く興味がないのだが主人が買ってきて置いてあったので読んだ このぐらいのおじさんにありがちな なんかうまい事言いたいみたいなオヤジ臭がぷんぷんしてきてくどかった…適当に書いてる感じがあるので適当に読むのがいいと思う 二日酔いの日にタバスコをかけまくったナポリタンスパゲティを食べてお腹を壊してトイレでスッキリするのが好きらしい… こんな人間とは絶対一緒に暮らしたくないぞ でも お店屋さんに行くときネットで調べるなとか、好きなもんを好きに食え とかちょいちょい共感ポイントもあった本 うぇ〜、となったり そだよね、となったり へぇ〜、となったり結構感情は動きました 志村けんさんのウィスキーの作り方エピソードを志村けんさんの笑いの哲学に結びつけて考察している処がよかった

    10
    投稿日: 2025.09.25
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    人は習慣を死守するためだったら、人の邪魔をしたり足を引っ張ったり、なんでもする。面倒臭ければ、その面倒臭さを避けるために死ぬほど努力だってする。それほど「変える」ということに対して億劫がるのが、人間というものだ。世の中の「変えないけど変えられない状態」のほとんどは、この"習慣と"面倒臭い"という心理によって出来している。"習慣"というオートメーションがあれば思考する必要はなく日々を安全に運行できる。面倒臭いというフィルターがあれば、事前に"革新"という毒素を除去出来る。

    9
    投稿日: 2025.08.08
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    貧乏でガスもない中どん兵衛を10分ふやかすと美味しく食べられる、といった外道ではあるが、確かにおいしい食事のあり方をオレオレ調で語り尽くした本。他人にはどう思われようが、俺はこの食べ方が好きなんだという断定調。生命は危機にこそ輝くというが、トイレをぎりぎりまで我慢したときの排泄感は爽快だという趣味を披露した人に通じるものがあり、好きな人には好きなんだろうと思う。

    0
    投稿日: 2025.07.31
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    読みはじめこそ、マキタさん"らしい"クドい文体に戸惑ったものの、慣れてくるとするする読める。 許可局員なので、独特のフレーズや造語も比較的すんなり読めたけど、それ以外の方は飲み込むのに時間がかかる方もいるのかもしれない。 こだわりの姿勢は違うけど、1食1食を大切に食べる、地域性やストーリーを考えたり、時にそれを無視して自由に食べる、楽しみながら食と向き合うマキタさんのスタイルはやっぱり大好きなのでした。

    0
    投稿日: 2025.07.13
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    この本の宣伝でラジオにいくつか出ていたので知った経緯で読んだが、著者の面白さを改めて認識した。 そこでの「10分どん兵衛」の話は前説に過ぎず、深~い数々の食の考察が書かれている。 年齢と食の変遷、頷ける(笑) ナポリタンの章に賛同、、モスバーガー秘話も惹かれた。 新書として珍しく楽しめる読み物である。

    12
    投稿日: 2025.05.02
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    うまいもんはうまい!!と熱く語られている気がする本。 え??というものから、わかる~というものまで 実に幅広く、確かに王道ではなく外道だなと。 色んな食文化で、健康志向だったり流行りの●●飯とか巷に溢れているけども 他人様の評価云々ではなく、自分の胃袋を信じる。

    9
    投稿日: 2025.04.24
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    <目次> はじめに  胃袋の夜明け 第1章   私の「ライスハック」 第2章   カレー・ラーメン・焼肉~定番をもっと美味しく 第3章   芸人とメシ 第4章   その思い出に“用”がある~「グルメ外道」の原点 第5章   外道のグルメ論 <内容> マキタスポーツは正直なんだと思った。小洒落たグルメ本でもお高くとまった料理紹介でもない。おそらく普通の日本人が本当は感じている食事に関する感性を吐露したもの、といえばいいのだろうか?自分もすべてに賛同する訳ではないが(個人の感性なので)、何となくうなずきながら読んでいた。

    0
    投稿日: 2025.03.31