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まぐさ桶の犬
まぐさ桶の犬
若竹七海/文藝春秋
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総合評価

60件)
3.8
13
23
13
3
1
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    タフで不運な女探偵・葉村晶シリーズ。 冷笑家で毒舌だけどお人よしの葉村が、一筋縄ではいかないトラブルや不運のじゅうたん爆撃に遭う、という展開は毎回同じなんだけど、滅法面白いので夢中になって読んでしまう。 そして、事件解決に従って露わになる人の業という陰影も物語に奥行きを与えていていつもながら心が揺さぶられる。 暗闇の山中で、満身創痍の葉村が探偵の矜持だけを頼りに敢然と前を向いて歩いていくシーンは、痺れた。 葉村晶ももう50代に突入し、体の不調も増えですごく心配。 作者は葉村に無理させないでほしい…!

    0
    投稿日: 2026.01.12
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    若竹七海『まぐさ桶の犬』文春文庫。 葉村晶シリーズの長編作。 もうこのシリーズを読むのはいいかなとスルーしていたが、『このミステリーがすごい!2026年版』で国内作品の第5位にランクインしていたことから読むことにした。何ともミーハーな自分に失笑する。 吉祥寺のミステリ専門書店MURDER BEAR BOOKSHOPでアルバイトとして働きながら、白熊探偵社のただ一人の調査員として働いているタフで不運過ぎる女性探偵の葉村晶も50代に突入したようだ。 プロローグこそ本筋と大いに関係ありそうだが、冒頭50ページのゴタゴタは余り本筋とは関係なく、この辺りを読むのに結構時間を要した。そして、いよいよ葉村晶が調査依頼を受けるのだが、もはや読み続けたいと思う欲求はひと欠片も残っていなかった。余りにも葉村晶が加齢や懐の寒さばかりに不平不満をつぶやくので、非常にまどろっこしいのだ。 果たして、もうこのシリーズはスルーするのが正解だったのだ。自分の野生の勘は衰えていなかったようだ。 『このミステリーがすごい!2026年版』で国内作品の第5位にランクインしたのは、作中に散りばめられた古今東西のミステリー小説や映画の断片がミステリー通と言われる方々の気持ちをくすぐるのだろうなと思ったりもする。 相変わらず探偵業は開店休業状態に近い葉村晶。ある日、近所の屋敷に住む金持ちの女性の紹介で魁皇学園の元理事長でミステリのエッセイストとして有名な乾巌から、秘密厳守で稲本和子という女性の行方を捜して欲しいと頼まれる。 本体価格1,000円 ★★

    49
    投稿日: 2025.12.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最初の20ページでもう面倒事に巻き込まれていて、葉村晶おかえりなさいというかんじ。 自分と歳が近く、体の不調も共感できるのでますます応援したくなる。 盗聴してたアンドロイドを追っていたのは当麻警部の部下ね、特徴思い出すのに時間がかかった。

    1
    投稿日: 2025.12.26
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    不運すぎる探偵·葉村晶シリーズ。 葉村晶もなんと五十代に突入していた。だが相変わらず不運を引き寄せる力は衰え知らずのようである。秘密厳守の人探しの依頼を受け、とある学園の関係者周りを調べる中、本筋から微妙にそれた案件にも引きずり込まれ、回り回って全てが繋がり、人が信じられなくなるような結末を迎えるのである。年齢を重ねて回復力も鈍っているのだから、もう少しうまく立ち回ればよさそうなのに、と思うのは読者だけなのだろう。葉村晶に安息あれ。

    0
    投稿日: 2025.12.11
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    5年ぶりの探偵・葉村晶シリーズ。物語とともにキャラクターも年齢を重ねる珍しい設定の本シリーズ、主人公の葉村は五十代に突入している。原因不明の歯痛に悶え、全力疾走には息も絶え絶え、文章を読むにはさりげなく老眼鏡を取り出す葉山に、少しだけ人生の後輩である私も深く共感してしまう。 今回の葉山の仕事は人探し。3年ぶりの大仕事に張り切る葉山だが、ブランクのせいか、はたまた寄る年波のせいか、やることなすこと上手く行かない。そして、本作でも作者の若竹さんは葉山に、これでもか言わんばかりに次から次へと不幸のボールを投げつけるのである。 登場人物が多く、カタカタ表記も多用されるので、なかなか頭に入ってこなかったのは、私もアラフィフだからだろうか。とりあえず、これを読んでいる途中、歯医者の検診は予約を入れたのであった。

    12
    投稿日: 2025.12.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    葉村晶シリーズ最新作(2025年11月時点)。 図書館に入ったのに気付いてすぐ予約入れたけど、結構時間掛かってしまった。 タイトルの暗示がいい。 その意味を知らなかった自分にとって、全編通じてそのモチーフがじわりじわりと伝わって来た。 エピグラフでロス・マクドナルド作品からの引用を入れつつ、まだ今ひとつピンとこない状況。 途中でその意味と呼応する本書のエピソードの骨子となる場面を描く。 そしてすったもんだの挙句、最後にまたそのモチーフに戻る。 結局は、という人間の哀しさ。 相変わらず身も心も満身創痍の葉村。 これだけ人の毒に晒されながらよく挫けないなと賞賛の意すら覚えるがそこでふと気付く、あれ富山店長、葉村にけっこうな嫌味を投げかけてはいるものの決定的なところで意外と一線越えないなと。 その流れでいくと、もう辛辣で心が壊れるくらいのきつい言葉が浴びせられるかと思いきや、良くも悪くも普段どおりの淡白加減。 うーん、どっちなんだ!? 物語の詳細はまぁー込み入っている。 最初から最後まで関係者達の血縁関係がこんがらがりまくり。 途中ちょっと家系図出てきて、もっと大きいの欲しいよーと思っていたけど。。 自分で作ってたら凄いことになってただろうな。

    46
    投稿日: 2025.11.09
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    葉村晶シリーズ、わらしべ長者的に関わりになっていく人や事象で困難とピンチに陥って行くのに年齢の割にタフに奮闘する姿が読み進めてて応援したくなって来ます。ストーリーの中で過去からの人間関係的な部分も出てくるので単体でも楽しめるけど可能なら順を追って読めるとより楽しめるのかなぁって思います。今回も楽しめました♪(^_^)

    0
    投稿日: 2025.11.04
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    若竹七海作、日本が誇るハードボイルド。 葉村晶に会うたびに、上のように思います。 この語り口のうまさ、乾いていながらじわじわしみてくる毒。ああ、ハードボイルドだなあ。 しかし、事件そのものは、やはり日本を意識させる。 もしも、この事件を扱う探偵が葉村晶ではなく、どちらかというと安楽椅子探偵に近い探偵だったら、もし、頭なんか搔きむしりながら解決する探偵だったら、このじめじめしたバックボーン、いやらしい人間の悪しき本性、これぞ横溝作品、なんて言いたくなるし、現代日本の裏側をついてくるあたりは、これぞ松本清張作品と言いたくなるかもしれません。 そのじめじめを襲ってくる激痛で解決してしまうのが葉村晶なんですねえ。 終止襲ってくる痛みが口の中にあったり、生命の危機を感じさせるのが花粉症だったりと、なんとも、なんとも、気の毒。この気の毒具合がたまらなく魅力なんですよねえ。 葉村晶を襲う痛みの辛さというのは、畢竟、人間の身勝手ということになるのかな、と思いました。 そして、このまま老化が進んで活動に難渋が増えていく前に、もっともっと葉村晶の探偵報告を読みたいのです。 50代の葉村晶、短編集を3冊ぐらい、それから角田港大先生の作品を2作品くらい、ぜひぜひ読みたい。 巻末のミステリ案内、ありがたく、読書計画を立てようと思います。

    14
    投稿日: 2025.10.26
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    人物相関図がどんどんと変化して 探偵は翻弄させられます。 (nhkドラマ化 又はNetflix ドラマ化 希望)?

    0
    投稿日: 2025.10.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    葉村晶は50代に突入して身体の不調も増えている。あちこち悪いながらもその都度対処しながら日々を過ごす描写のリアルさが好き。でもいくらタフとはいえ、このままハードな仕事をやっていけるのか。葉村には、いずれ静かに暮らす老後というのは訪れないのだろうかと余計な心配をしてしまう。 ややこしい一族経営や投資詐欺が絡み、事件は思わぬ複雑さを見せたけれど、話がひとつに繋がっていきスッと腑に落ちるタイミングがあった。外から見ただけでは分からない複雑な人間関係や、それぞれの抱える事情を知るにつれ、同情的な感情が芽生えた。 それにしても葉村はお人好しすぎる。そこがいいところでもあるんだけれど……。

    1
    投稿日: 2025.09.30
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    6年ぶりの新作、若竹七海の女探偵・葉村晶シリーズ。 待ってました! あいかわらず満身創痍になりながら活躍中。 といってもコロナ以降ひさしぶりの探偵業だったようす。 コロナ明けわりとすぐの頃を舞台にしているので、マスク着用とかすでに懐かしい感じも。 登場人物が多くてややこしくて、性格の悪い男性たちにイライラするけど、 面白くて、ゆっくり読もうと思ってたのにあっという間に読んでしまいました。 出来たら日本を舞台にしたこういう面白い女探偵シリーズってほかになにかあるかな?

    1
    投稿日: 2025.09.22
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    羽村晶、本当に不運な探偵です。依頼者に恵まれず、雇い主の無理難題、いずれにしても文句も言いつつ頑張ってしまう。明日の生活費を心配しながら、隣近所に気を使い、老体(それほど悪く無い)に鞭打ち、殺されかけ、事件を解決する。何だか、可哀想に思いながらもクスっと笑ってしまいます。それは、羽村晶がへこたれないからです。事件の解決には少しモヤモヤする点もありますが、羽村晶の性格に助けられます。どんな不運に見舞われてもちゃんと立っている、そんな生きていく姿がいいなぁと思います。

    2
    投稿日: 2025.09.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    5年ぶりの葉村晶シリーズ。 葉村も50代に突入して、体力気力に衰えが見えてきているものの、不運さはかわらずに満身創痍となります。 メインの事件は人探しから大きな事件に発展してしまい、途中下車もできたのに探偵の業ともいえる探求心のためとんでもない目にあいます。 サブストーリーでも複雑な家族関係に振り回され、さらには近所のトラブルにも巻き込まれ、最後はコロナにかかるという常時天中殺状態です。 地の文でのハードボイルドっぽい葉村の毒のある言葉が好きで、そのおかげでこんなに不幸な目にあっても元気をもらえます。 60代に入る前に短編と長編をもう一つづつ出してほしいな。

    1
    投稿日: 2025.09.13
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    〈葉村晶シリーズ〉の9冊目。 私がこのシリーズを読み始めた時に既に40歳を超えていた主人公は、いまや老眼鏡もあわなくなってきた50代に突入。 コロナ禍が始まり、生き延びること丸3年。変わらず「ミステリ専門書店のアルバイト店員」にして「客の来ない探偵社で調査活動休止を余儀なくされている調査員」という立場のまま。 プロローグみたいな話でいきなり殺されかけて、のっけから“世界で最も不幸な探偵”の面目躍如。 とある学園の元理事長から“秘密厳守”の人探しの依頼を受けるが、その学園の創業者の一族がなかなかに面倒で、改めて冒頭の場面に行きつく399頁までの間に、いつもの通りに、関係あるのかないのか色んな人が出てきて色んなことが起こり色んな思惑が絡み合う。 『推理ははずしまくり、調査は中途半端、ことの落着も見ないままクビ』になってしまっても『入り組んだ人間関係に勝手に飛び込ん』で行くのは、いくつになっても変わらずで、50代になっても満身創痍。 ま、このシリーズ、謎解きもだが、彼女のそういう生態を読んで楽しむ本ですからね。角田港大先生もお元気そうで何より。 99頁に家系図があったが、終わってみれば「誰か、あれをもう一度整理してくれない」と言いたくなる乱痴気加減には、いささかげんなりではあった。

    66
    投稿日: 2025.09.09
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    まぐさ桶の犬? 冒頭に、「自分に不必要なものは他人にも使わせない」という意味が紹介されていました。 「仕事はできるが、不運すぎる女探偵・葉村晶も老眼に悩まされるお年頃。」という紹介を見て、なんだか他人事と放っておけず(?)読んで見ることにした。 初めて読んだのだけど、実は何冊も出ているシリーズものらしい。 手元に届いた時は450ページというボリュームに少々ビビりながらも、読み始めると一気読み。 うん、トシ重ねると身体にいろいろガタが来るけど、まだまだなんとかがんばろう(苦笑)。

    13
    投稿日: 2025.09.08
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    葉村晶シリーズ。 年と共に体の不調が増えていく晶に共感しかない。 それなのに周囲の人がみんな自分勝手すぎてあまりに酷いので正直読むのが辛かった。(他の人のレビューにもあったけどほんとそう)それがこのシリーズの持ち味なのかもしれませんが。内容も誰も救われない感じでしたが晶が早く健康を取り戻してほしい。

    3
    投稿日: 2025.09.08
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    4年半ぶりに読むシリーズ8作目。今回は晶さんがまるでアホやし、出てくる人物が嫌なやつばかりで読んでて辛かった。ああ、読むのにヒマ掛った・・・

    0
    投稿日: 2025.08.25
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    久々に読み進めるのが苦痛な小説だった 文体は平易だし、頁いっぱいに文字がびっしりというわけでもない ただ登場人物が誰も彼も無遠慮で、悪意なく主人公を振り回す物語回しが続き、耐え難かった

    0
    投稿日: 2025.08.21
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    親族経営の或る学園の権力争いと、その学園と因縁の深い女性の失踪事件。 登場人物多くて少し大変。こういうのを読みにくくなってきた、記憶力が足らなくなってきたのはやはり歳のせいか。

    5
    投稿日: 2025.08.17
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    なんというバタフライエフェクト 因果というか応報というか 登場人物が多くて目が回りそうだったけれど 読み応えがありゾクゾクさせられた そして相変わらず不運続きでもへこたれない中年葉村晶に会えて元気が出た! タイトルの秀逸さにも唸る 〈まぐさ桶の犬〉とは "自分には役に立たないが、誰かがそれでいい思いをするのは絶対にイヤだ、とその「役に立たないもの」を手放さずに意地悪や嫌がらせをし続けるひと“ のことだそう 著者の皮肉がめいっぱい込められた例えだと感じた 若竹作品らしい人間の業を突きつけられる展開に引き込まれて 寝る前に読んでたら不穏な夢を見てしまったし 巻末のミステリ紹介も嬉しくて お店のイベントをスケジュールに書き込みそうになってた笑 私も死の味の犯人が思い出せない…

    4
    投稿日: 2025.08.09
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    『葉村晶シリーズ』の七作目ですね。 五年ぶりに、葉村晶が帰ってきた! 久し振りに若竹七海さんを読みたくなっている時に、ピシャリと出てきてくれてワクワクしながら読ませてもらいました。  葉村晶も、五十を越えて多少の不自由はあるものの、まだまだ活力に溢れているのに、安心しました。  ミステリ専門書店のアルバイト店員にして、〈白熊探偵社〉も兼業でただひとりの調査員で働く葉村にご近所さんから依頼がくる。それを契機に、秘密の人探しをするようになるのだが…………?  相変わらず、複雑な人間関係のゴタゴタに巻き込まれて事件が少しずつおおごとになっていく。  若竹七海さんの、ユーモアとウェットが的確に導いてくれる文章に惹かれながら愉快に楽しみました♪  嬉しいことにミステリの名作が物語に盛り込まれていて、巻末に本の紹介が記されています。  ミステリの醍醐味をとことん味わえる至福の本と言えますね(=^ェ^=)

    48
    投稿日: 2025.07.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりの葉村シリーズ長編 年をとった主人公は、相変わらずの巻き込まれ体質でズタボロに 今作は登場人物が多く、その相関関係も複雑に絡み合って、誰が重要人物なのか翻弄されました 「隠されていたもの」は予想通りで、ちょっと・・・

    7
    投稿日: 2025.07.22
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    色んな濃度の悪人がてんこ盛りな話。タフで不運な探偵は相変わらずものすごく大変なのにメソメソしないのがかっこいい。

    1
    投稿日: 2025.07.17
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    久しぶりの羽村昌シリーズ。相変わらず文句たらたら、有能なのにどんどん事件に巻き込まれる。 そもそも地の文に毒をはらんでいるのがこの作者の好きな所なのだが、やはり長編は読みごたえがある。 ただ登場人物が複雑で途中にある簡易的なヤツでなく、稲本家側も含めちゃんたした家系図があればもっとわかりやすかったかと

    3
    投稿日: 2025.07.15
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    葉村晶シリーズ最新作 しかしこのシリーズ、きっちり年を取りますね・・ 私、もしかして同い年じゃない?? すごい親近感。 それにしても本当に賢いよね。 私だったら絶対にすぐ死んでると思う。 登場人物が多くて、誰が誰と親戚なんだっけ・・??と、家系図と照らし合わせながら読みました。 葉村晶 優しいなぁ・・私だったら、と、すぐ自分と結びつけて考えてしまうのも、同級生だからでしょうか。 次回作も期待しています。

    5
    投稿日: 2025.07.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりの葉村晶。 あの葉村もとうとう五十路だなんて。葉村の二十代の頃から知っているだけに感慨深い。あんなに尖っていてクールだった葉村も今や老眼や歯の衰え、体力の消耗等などに悩まされるなんて。 五十路の葉村はすっかり角が取れて常識的になった気がする。富山を始めとしてマイペースなご近所さんからも使われ放題で、ますます損な役を背負わされている感じ。お人好しにもほどがある。そして不運続きは相変わらず。 今回は秘密厳守の人探しの依頼を受けた葉村。次々に登場する一癖も二癖もある何やら訳アリの人たちに翻弄されながらも、老体に鞭打って必死に食らいつく葉村の姿を見ると、やっぱり葉村はこうでないと、と思う。 次、葉村に逢う時は六十代?この先六十代七十代と年を重ねても、相変わらず周囲の人たちに翻弄されながら探偵を続けていてほしいと願ってやまない。

    27
    投稿日: 2025.07.02
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     このシリーズ好きなんです。 久しぶりですね。  探偵ってなんか惹かれるものがありますよね。  何年か前にNHKでやっていた浅野忠信さんのロンググッドバイかっこよかったし、永瀬さんの濱マイクも好きです。  本作と全く関係ないありませんね。 次回作も楽しみにしています。

    27
    投稿日: 2025.07.02
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    今回は事前に「ねむけ」も読み、万全の態勢で。 毎度、このレベルが文庫書き下ろしなんてすごいよなぁと思う。 細い糸がつながっていくところは、相変わらずの面白さ。 ただ、今回は登場人物の関係性がややこしかったので、メモをとりながら読むべきだったかなぁと少し残念。

    2
    投稿日: 2025.07.01
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    葉村晶シリーズ。相変わらずの不運続きな葉村さんも50歳代で老眼に悩まされるようになってた。今作は人探しから災難続きで命も狙われるはめに。登場人物がなかなかわかりづらくて少し読むのに時間がかかった。でも相変わらずの葉村節を面白く読んだ。

    1
    投稿日: 2025.06.30
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    超★5 不運すぎる女探偵、人探しから始まる仕事が想像以上に大きな騒動に巻き込まれ… #まぐさ桶の犬 ■あらすじ 古本屋の店員でありながら私立探偵でもある葉村晶、彼女はひょんなことから隣人の介護を押し付けられた。その縁で学園の元理事長、乾巌から人探しの依頼を受ける。ただし秘密厳守という条件付きだ。本人をはじめ、娘や関係者などの情報を追う葉村だったが… ■きっと読みたくなるレビュー 超★5 じっくりと楽しめる私立探偵小説、おもろい! ジェフリー・ディーヴァーなら、どんでん返しが何回あったか数えてみたくなりますが、葉村晶の場合は、ツイてない出来事が何回あったか数えてみたくなります。最初から最後まで七転八倒、楽しませていただきました。 冒頭いきなり危機一髪なシーンから始まり、そして数ページで紹介を挟んで、すぐに隣人に望まない仕事を押し付けられるという。その仕事では法事会場に赴くことになるのですが、そこでもまたとんでもないことが起こっちゃうという。不平不満はあるんでしょうが、少なくとも怒り狂わず粛々と生きてるだけで、もう惚れちゃいますよね~ こういう人って、イヤな奴ばっかり集まってくるんですよ。しかも自然に。まったく優しく手を差し伸べてくれる仲間がいないというところもカワイソすぎる。でもでも東都総合リサーチの桜井との絡みはホッとするね。 さてストーリーですが、これが鬼熱なんですよ~。単なる人探しから始まるお仕事なんだけど、想像以上の大きな犯罪や騒動に巻き込まれていく。序盤から中盤は人間関係を追うのがメインなんですが、魅力のあるキャラで丁寧にプロットを綴ってるし、ここだけでも十分に面白い。 さらに中盤以降、エレベータであるものを見つけるシーンあたりからは、どんどんストーリーがうねってくるんです。過去にあった学園の出来事、不動産事業など、徐々に背景が明るみになっていくのですが… 後半は不運すぎる女探偵の本領発揮です(爆笑 個人的には一番気になってたのは『まぐさ桶の犬』のタイトルですね、どういった意味が込められているのか。意味合いは比較劇序盤に明かされるのですが、これが物語にどう絡んでくるのかが良くわからなかったです。もちろんしっかりと最後まで読めば明かされるのですが… その意味を知った時、これまで読んできたストーリーを身体全体で感じることができましたね。 また本作はコロナ禍の描写も描かれてます。薄暗い出来事でもしっかりとしたためてくれるところはさすが。そして葉村としては探偵業がさらに流行らなくなり、苦労が倍々ゲームになっているようです。つらたんですね。 葉村晶シリーズの最新作、高品質で読み味抜群の私立探偵小説でした。今年読み逃せない一冊ですよ! ■ぜっさん推しポイント 若竹先生のナチュラルな筆致が素敵すぎるんすよね、42度適温の温泉につかってるような感覚です。謎解きとしても、人間関係をじっくりと紐解きながらスケールを大きく見せていく。 大技やアクションもあるんだけど派手ではなく、決してうるさくないんです。全く誤魔化しがない筆力で素晴らしい。ずっと読んでいたくなる、そんな読書体験でした~

    108
    投稿日: 2025.06.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ★4.5 文章内の情報量てんこ盛りで、ぼんやり読んでると、ん?どこの誰が何をしたと戻って見たり。なんてことない地の文に次の展開に繋がる伏線が潜んでいることもあるので一文たりとも気が抜けない。 全てが一点に向かって収束する長編タイプではなく、細々と繋がって完結する短編タイプの長編に感じた。 なぜ人物説明がと思いきや、洋書ばりのややこしい登場人物に納得。 ラストは実在の人物を思い憤懣やる方なし。人間の醜悪さをこれでもかと書く天才! 葉村晶の今後の活躍にも超期待!

    2
    投稿日: 2025.06.13
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    待望の新作! 出たと知り、本屋を廻って購入。 おもしろかったけど、登場人物が複雑で行ったり来たり。 相変わらずビターな話。

    1
    投稿日: 2025.06.09
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    葉村晶シリーズの最新作 今回も色々なトラブルを巻き込まれてケガするといったいつもの感じでおもしろかった 今作は、短編集ではなく久々の長編であったが、登場人物が複雑で途中からこんがらがって読み進めるのに大変でした 事件としては、大した話ではなかったが 物語の葉村が我々と一緒に年齢を重ねていてクスっと笑えてこちらも歳を重ねたなと思うの事のほうが嬉しかった「コロナのくだりやケガが治りづらいとか」 この先も、また読みたい作品ですね♪

    1
    投稿日: 2025.06.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タフで不運すぎる探偵・葉村晶シリーズ。 テイストは変わらないのだけれど、こちらが年をとったせいか、読むのが辛い。 ふつう、事件の関係者がどんなにひどくても、仲間や味方がいてなんとか一息つけるものだが、このシリーズは周囲もひどい。晶に自分の都合ばかりを押しつけてくる連中ばかりなので、ほっとするところがない。 そんな中で孤軍奮闘する晶の姿というのは、現実的ではあるものの、寂しい。それでも誰のせいにするでもなく、自分で引き受けて立っていく晶には、客観的にはどうあろうとも我を通す意地の見事さがある。

    6
    投稿日: 2025.06.01
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    ”不運という名の基礎疾患” コロナ禍に事故にあって病院で手当てを受けた葉村晶の自分への評価。 今回も葉村は大変だったなあ、そして面白かった。 癖のある登場人物、過去シリーズの関係者の再登場、次々に降りかかる不運とそれにもめげずに謎解明に取組む50歳になった葉村。好きなシリーズものの最新作を読むのは読書の楽しみです。 巻末の「富山店長のミステリ紹介」はいつも興味深く読みますが、文藝春秋さんの特設サイトも必見。シリーズ一覧・葉村語録は楽しめます。

    19
    投稿日: 2025.06.01
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    5年ぶり。葉村晶シリーズの新作がやっと出た。現代和製ハードボイルド女性探偵小説の代表格と言っても良いだろう。しかも時代に沿ってきちんと歳をとっている。 よって、小説舞台の年代と葉村晶の歳をいろいろ推理するのも愉しみのひとつである。明確に示してはいないが、「今年コロナが5類以降の予定」物語初めの頃が3月だった。「昨年2022年10月」という記述があることから、「2023年3ー7月」の出来事だとみて間違いはない。葉村の歳は、最初から50歳代になったことを嘆いていることや、「暗い越流」では2013年に40歳なりたてだったことから、50才か51才で間違いないと思う。 さて、そんな葉村晶、乱視が進み、老眼鏡も合わなくなり、保湿剤や日焼け止めの量が増え、目薬、皮膚炎、湿布薬の消費が激しくなった。「わたしは(将来QOLのための、白髪染や補聴器、入れ歯などの)必要経費の費用を捻出できるんだろうか」本気で心配している。とりあえず、歯痛治療でセラミックの被せに15万円も要ると聞いて慄いている。葉村晶は見事なロスジェネ世代であり、不安定な非正規労働者なのである(こんなに優秀なのに!)。 それはそう、コロナ禍もあり、3年以上まともな探偵依頼がなかったし、古本屋「MURDER BEAR BOOKSHOP」のアルバイトも仕事があまりなかったのである。小説的にはそうやって長いお休みがあったことを説明している。でも、人気シリーズなのに続編が出なかったことには、「裏の大人の事情」があったのだろうと、わたしは推理している。 それはそうと、「まぐさ桶の犬」とは「牛の群れがおなかをすかせて牛舎に帰ってきて秣を食べようとしたら、秣桶に犬がいて、食べるのを邪魔する。犬だから秣なんか食べないのに居座り、牛にごはんを食べさないと吠え続ける。そこで、自分には役に立たないが、誰かがそれでいい思いをするのは絶対にイヤだ、とその「役に立たないもの」を手放さずに意地悪や嫌がらせをし続けるひとを「秣桶の犬」と呼ぶのだそうだ」(141p)。まぁ、そういう人いますよね。と他人事ならいいんだけど、葉村晶が手がける以上、次々に大変なことが起きる。葉村晶なので、死ぬような目に遭う。果たして「秣桶の犬」て誰? 巻末に古本屋店長富山さんの、本文の註を兼ねた「ミステリ紹介」がある。ミステリ好きには堪らないオマケである。何と第五回目だそうだ。残念ながら私、海外ミステリはおろか、国内稀覯本にも食指は動かないのだけど、映画には動く。「自伝小説家」関連で「殺人鬼のインタビュー記事を書くことになったライターの話」としてデイヴィッド・ゴードン「二流小説家」が日本で映画化されたということでTSUTAYAで検索したら「あった!」。序でに過去、鉄道ミステリシリーズで検索して無かった「新幹線大爆破」も、昨今のリバイバルで仕入れていた。来週は借り受けて是非これを観ようと思う。ありがとう!富山店長。 さて、富山店長所有の車はなんやかんやで3回も大事故を起こしたのだけど、緑の古い小型車“毒ガエル”と、押し付けられた飼い犬のクロが、このあと葉村晶の「相棒」になりそうだ。ということは、つまり続編書く気満々ということじゃないか!期待してますよ、若竹七海さん!

    131
    投稿日: 2025.05.26
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    久しぶりの葉村晶 老眼に悩まされているところに親近感 それでも相変わらず体はってるのも 葉村晶らしい

    6
    投稿日: 2025.05.26
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    『仕事はできるが、不運すぎる女探偵・葉村晶』シリーズ最新作。 初登場の作品では20代だった彼女も今は50代。体のあちこちに不調を抱え、無理は出来ないお年頃になったのだが、やはり今回の依頼もハードな展開になっていく。 まぐさ桶の犬:『自分には役に立たないが、誰かがそれでいい思いをするのは絶対にイヤだ、とその「役に立たないもの」を手放さずに意地悪や嫌がらせをし続けるひと』 正直、葉村晶シリーズに登場する人物たちって、みんなこの「まぐさ桶の犬」ばかりな気がする。 身勝手で、相手の気持ちや都合などお構いなしで、自分の感情や都合ばかりを押し付ける。おまけに誰もかれもが信用ならない。 そこに振り回され抱え込みながらも自分を保ちやるべきことをやる晶の精神力がすごいと毎回感心する。 このシリーズを読むたびに同じ感想になってしまうのだけれど。 今回の依頼人もターゲットも、その周囲の人たちも、富山店長も自宅周辺の人々もみんなそんな感じで安定していると言えばいえるのだが、読んでいる私が段々しんどくなる年頃になってきた。 特に人間関係が、横溝正史先生の作品に出てきそうなくらい爛れていて複雑で、表向きの関係と実は…の関係が多すぎてちょっと辟易してしまった。 さすがの晶も今回は途中しゃくりあげながら夜道を歩くシーンもある。そりゃ泣きたくもなるだろう。 クロちゃんが今後は晶の癒やしであり良きパートナーになってくれたら良いのだが、それまでの飼い主の元では吼えてるだけの印象なのでどうだろうか。 本作は書下ろしということだが、コロナの影響がいまだ根強い内容になっている。あんなに大変だった時期が遠い昔のように感じるのは良いのか悪いのか。 取りあえず、歯の治療ができて良かった。 私はこんな嫌な宿題を誰かに残すような死に方はしないように、シンプルに生きて、不必要なものはどんどん手放していきたいと改めて思った。 自分が「まぐさ桶の犬」なんて言われないように。 葉村晶シリーズ(「悪いうさぎ」以外はレビュー登録あり) ①依頼人は死んだ ②悪いうさぎ ③さよならの手口 ④静かな炎天 ⑤錆びた滑車 ⑥不穏な眠り ⑦まぐさ桶の犬(本作) 他に「プレゼント」にも晶の登場作品が収録されています。

    49
    投稿日: 2025.05.18
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    五十代になり身体の不具合をいろいろと抱えながらも、久々の探偵業に乗り出す葉村晶。人探しのはずが事態はどんどん不吉な方へ、そしていつもどおりの不運のつるべ打ち。それでも負けない彼女にひたすらエールを送りたくなる作品です。 今回も最初から殺されかかってる葉村晶。受難が次から次へと降り注ぐのはもはやお約束なのですが、それ以上に加齢による衰えが悲しいです。たぶん四十歳以上の人ならわかる、わかるよ、って言いたくなっちゃうんじゃないかな。そして今回の彼女の最大の敵はスギ花粉だったのか……それもめっちゃわかる!!! いつもながらとんでもない目に遭わされ、それでも探偵としての矜持にすがりしっぽを撒いて逃げるような真似はしない、そんな彼女がカッコいいったら。数々の危険もさることながら、これだけ癖のある人物ばっかりの相手をするだけでも大変すぎますし。富山店長の酷さにも磨きがかかっていますし。これだけ大変な思いをしたんだから、報酬くらい余分にもらっても罰が当たることはないのになあ。でもまあそれもまた彼女の魅力の一つかも。

    4
    投稿日: 2025.05.15
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    ☺️やっぱりこのシリーズ好きだわ。 葉山晶は相変わらず踏んたり蹴ったりで 更に更年期突入して体調も不良、筋力体力もかつてとは比べるべくもなく…だけど 好奇心と行動力は健在で、しっかり結果出してるしね。 また次の活躍(?)も期待します。 それにしても「MURDER BEAR BOOKSHOP」はいつもながらミステリーファンには魅力的なお店で、行ってみたくなる。できれば働きたいくらい。

    2
    投稿日: 2025.05.14
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    不運すぎる女探偵、葉村晶の最新作。 相変わらずの多重構造犯罪への巻き込まれ方は「待ってました!」と、言わずにいられない。今回も目を剥くような依頼が舞い込む。 冒頭のシーンから早速引き込まれる。 だけど彼女も不死身じゃないし、更年期だし、奥歯は痛むし、老眼にもなるし。 人間味溢れてるけれどしたたかで、お人好しじゃない。魅力爆発の最新作でした。 また、気を長く持って次回作、楽しみにしてます。

    13
    投稿日: 2025.04.29
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    葉村晶が五十代になってた。相変わらずついてないし、満身創痍にもなるし、だけど、あきらめが悪くてかっこいい。 人間関係が複雑すぎてストーリーを消化しきれなかったから、近いうちに再読確定。 それにしても、店長のブックガイドはホントに楽しいな。

    3
    投稿日: 2025.04.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    巻末のブックガイドもそうでしたそうでしたと楽しい450ページとは思えない中身の濃さで、今回も大満足です。

    1
    投稿日: 2025.04.22
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    葉村晶、五十代。コロナ禍を経て、久々の調査仕事は人探し。不運さは相変わらずだし、クセの強い人々に振り回されっぱなしなのも変わらず。 面倒なことに…と思って逃れようとすると事態が転がっていく感じ、葉村晶シリーズを追う楽しさだと感じた。 そして無茶振りしかしない富山さん。ぶれない。強い。

    3
    投稿日: 2025.04.22
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    久々の葉村晶!うれしい!! 久々すぎて読み始めはバタバタ感に頭がついていかず「うわぁ…人いっぱい」と楽しめるか心配だったけど、世界観を思い出してからはおもしろくて仕方ない。 読んでいる時の私のツッコミと葉村晶のツッコミが同じで、かなりハードなことをやっているのに笑ってしまう。 加齢エピソードもたくさんでかなり大変そうなのに、読んでいて元気になれた。 登場人物は相変わらずみんなキャラが立っていて良かった。 大満足だったなー。次は短編でなるべく早めに出版されるといいな。

    2
    投稿日: 2025.04.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    葉村晶の8作目。 「まぐさ桶の犬」。 ことわざというか寓話らしいが、自分は知らなかった。 自分の益にはならないのに、他人の益を妨害するということらしい。 人の不幸は蜜の味、というのもかなりひどいとは思うが、 より積極的な悪意ということで、軽い吐き気がする。 さて、コロナ明けの探偵葉村晶は、 車ごと谷底へ落とされかける幕開け。 なになに、よくある展開ですけど? このあと、このシーンに向かってだんだんと盛り上がってくの? と思っていたら、全然ちがった。 急流に流される木の葉のように、 ピンボールで羽根に飛ばされてあちこちにぶつかるボールのように、 面倒ごとに巻き込まれていく。 探偵はこんなハードな仕事でしたっけ? リハビリが必要なのは葉村探偵だけではなかった。 近所付き合いの延長のような依頼で「お別れの会」に付き添った葉村。 そこからあっという間に、車に突っ込まれ、泥棒を防ぎ、ミステリー作家の偲ぶ会を企画させられと、 怒涛の仕事ぶり。 昔通っていた喫茶店に行ってマダムに再会して、 情報を聞き出す場面は面白かった。 SNSでオムライスがバズって、葉村が店を手伝っていた。 良い人だね。 私も好きな女探偵キンジーやP.D.ジェイムスの本の話が出てきたり、 富山店長のミステリ紹介があったりと、 ミステリ好きの心をくすぐられるのも良かったし、 新宿の紀伊国屋ビルには呉服屋があったのかーとか、 山梨土産に桔梗屋ではなくて金精軒の極上生信玄餅とは趣味がいいとか、 いろいろ楽しかった。 葉村探偵にはいつまでも元気でいてほしい。

    3
    投稿日: 2025.04.20
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    久々の、「葉村」シリーズ、最新刊。 大好きなシリーズで、読むたびに、葉村の 人の好さが気になってくる。 彼女の周囲、登場人物には、あまりにも、 自己中で、人の話を聞かない、人の心を読もうとしない (読めないのは誰しもだが)人間があまりにも 多すぎて、葉村の冷笑的な性格が実に可愛らしく 思えてくるのだ。 そういう人間たちに、葉村は振り回されたあげく、 大けがを負ったり、死にそうな目にあう。 それが、ずうっっとだから、もう、同情もしないし、 きっと、葉村の性分なんだろう。 今回も、過去の因縁から現在までの歪んだ関係が入り乱れ、 常識外の人間が次々に現れ、ワタシの頭の中は、 収拾がつかなくなり…。 (年のせいもあるだろうが、コイツは誰だっけと、 いちいち前に戻って、人物紹介を見直す体たらく) 複雑怪奇なのもいいが、相関図が欲しい…。 腹を立てながら読んだわりには、満足感はある、 満腹感も。

    2
    投稿日: 2025.04.18
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    久しぶりの葉村昌シリーズ新刊 面白かったのですが、登場人物の相関図が頭の中で組み立てるのが大変だった。 でも懐かしかった。葉村昌ももう50代なのかと・・・。

    1
    投稿日: 2025.04.17
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    5年ぶりの「葉村晶シリーズ」。 いつのまにか50歳を過ぎて更年期の症状にも悩まされる葉村。コロナ禍のせいか探偵の仕事は久しぶりという設定。相変わらず満身創痍の仕事ぶりが痛々しい。 探偵としての推理がなぜか悉く外れ、スカッと仕事を成し遂げた感がない今回の事件。登場人物が多く人間関係複雑な割にメインは乾家のお家騒動なので、大友家のエピソードは必要?って思った。 それでも東都リサーチの桜井やハートフルリユース社の真島、郡司刑事の登場はシリーズファンとしては嬉しい。 長編じゃなくてもいいから、次作は5年も待たないで読めますように。

    4
    投稿日: 2025.04.08
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    葉村晶の新作!コロナ禍、アフターコロナの「今」を生きる葉村晶。ずっと先に読み返す事があれば、すごく懐かしく感じるんだろうか。 探偵の仕事は久しぶりと、葉村晶は元学園理事長から人探しの依頼を受ける。由緒ある学園を牛耳る一族は、みんな癖がありすぎて。いつもなら一気に読むのだが、やたら登場人物が多くて把握するのが一苦労。何回もページを戻ってしまった。さらに皆んな不倫だの庶子だのと、関係性がややこしい。甥でもあり従兄弟でもあるとか、姪でもあり義理の妹でもあるとか、体面を重んじるわりには、かなり関係性が乱れていた。そしてそんな話ばっかりでちょっとうんざり。 もっと人物を減らして、スッキリさせた方が良かったんじゃないかな。この話で言いたかったことが、あまり伝わって来なかった。話の本筋よりも、本屋の企画展とか、亡くなった作家の〈お別れの会〉の話とかの方がずっと面白かった。 これを読むと、いろいろとミステリが紹介されているが、今年こそピーター・トレメインのフィデルマのシリーズ読みたい!と思った。

    8
    投稿日: 2025.04.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

     前作の刊行は2019年。コロナ禍の前だった。女探偵葉村晶シリーズの最新刊は、『錆びた滑車』以来の長編である。晶はコロナ禍を生き抜いていた。  同じ若竹七海さんの葉山シリーズ『パラダイス・ガーデンの喪失』では、コロナ禍をリアルタイムに描いていたが、愛すべき登場人物たちが我々読者同様にコロナ禍を経験していることに注目したい。できれば当時のエピソードも読みたいが。  晶も自分と同年代の50代である。体の衰えは隠せないし、長いコロナ禍で探偵稼業はすっかりご無沙汰。そんな晶に、〈秘密厳守〉の人探しの依頼が舞い込んできた。この前に、ある依頼で一悶着あったのだが…。下手すりゃ死んでいたぞ?  依頼主は、魁星学園元理事長。久しぶりの探偵仕事に、張り切る晶だったが…。この学園、伝統ある名門らしいが、人間関係が実に複雑怪奇なのだった。自分の頭の衰えを痛感するが、誰が故人で誰が存命だか、混乱しながら読み進む。  このシリーズ、当然ながらただの人探しで終わるわけがない。ターゲットの女性も学園の関係者であるが、話は学園内に留まらず、どんどんヤバい方向に転がっていく。コロナ禍を経ても、晶の引き寄せ体質はまったく衰えていなくて、苦笑する。  舞台は富士山麓の樹海近くから新宿の怪しいビルまで飛ぶ。晶は古い小型車を駆って東へ西へ。そして遂に、冒頭に描かれたあのシーンがやって来た。女探偵晶ともあろう者が死ぬことはないだろうとは思ったけども、さすがに気の毒になってくる。  依頼を打ち切られても引かない晶。その金、もらっときゃいいのに…。結局、今回の真相をまとめるとどうなるんだっけ? 自分の加齢を差し引いても、もう少しシンプルにしてほしかったというのが、正直なところである。こんな学園、早く潰せ。  作中、自らの探偵としての衰えを吐露する晶。次の依頼、というか次回作はあるだろうか。若竹さんにはもうちょっと晶を労わってほしいものである。

    2
    投稿日: 2025.04.05
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    待ちに待った葉村晶シリーズ最新刊です。 歳をとっても、体の不調を訴えながらの調査でも、やっぱり葉村晶はカッコいい。 彼女ほど、シニカルかつ公正そして野性的な人はいないから。(この3つの要素が一緒に成り立っている事が不思議)

    29
    投稿日: 2025.04.04
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    今回も巻き込まれ型破茶滅茶ハードボイルド。混沌さは前作より控えめかな。読んでるだけで体がバキバキしてくる感。

    2
    投稿日: 2025.04.01
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    葉村晶も若竹七海も大好きなんだけど。 スラスラ読める本と全く読み進まない本があるけれど、これは完全に後者。 登場人物が血縁が多いから、何がなんだか。事件も多いし。 大体、本家って誰?みたいな感じで、時間がかがりました。

    1
    投稿日: 2025.03.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    待ってました。葉村晶シリーズ最新刊。 いつもどおり事故のシーンから。 癖の強い登場人物。葉村の悉く外れる推理。どんどん事件に巻き込まれていく。そして最後は後味の悪い結末。 今回も十分に楽しませていただきました。

    3
    投稿日: 2025.03.27
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    学園法人の元理事長から人探しの依頼が入る。 創業者一族の不道徳な人間たちに翻弄されながら辿り着いた真実は、人徳者の元理事長の血の由来だった。驚きました。やっぱり葉村は期待を裏切らず 面白い

    2
    投稿日: 2025.03.26
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    葉村晶も、もう50代か。 年齢を重ねても、あいかわらず不運すぎる女探偵だ。 でも、満身創痍でも心折れずに奮闘するタフさが好き。 ちょろいはずの人探しは、蜘蛛の巣みたいな人間関係に巻き込まれるし、なんの危険もないはずの作家のお別れの会の準備もあんなことになるし。 がんばれ、葉村晶。 次は、還暦すぎた葉村晶の活躍だろうか。 なんて、そんなに待たずに再会できることを願う。 そして、巻末の富山によるミステリうんちくも楽しい。

    4
    投稿日: 2025.03.19
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    さすが葉村晶。相変わらずの不運っぷり。 ちょっと長くて中弛み感もあったけど、終わってみれば全て納得でよく出来てるなぁと感動。

    13
    投稿日: 2025.03.16
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    やっぱり葉村晶シリーズ、大好きだ!!!! 久しぶりのシリーズ新刊。書店にもたくさん並ぶのはわかりきっていたのに、喜びを抑えられずに予約し、発売日に購入した。 発売日は平日だったので、細切れにしか読めないな、と思い、今日まで寝かせた。そして土曜日の今日、万難を排して一気に読みましたー!!!!! という、わたしの個人的な話はどうでもいいのだが、万全を期す価値があったほど、本書もとても面白かった、ということが言いたかった(笑)。 今回もとびきりのお人好しで、とびきり不幸で、そしてとびきり格好良い探偵・葉村晶と出会えます。 これも個人的なことなんだけど、なんだか今年は「一族もの」の小説と縁があるようだ。読み途中で中断している『檜垣澤家〜』も早く読もうっと。 若竹先生!気が早いけど次も楽しみにしています!!

    12
    投稿日: 2025.03.09
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    【あの女探偵・葉村晶が帰ってきた!】仕事は出来るが不運すぎる女探偵・葉村晶。「このミス」上位常連でカズレーザーやのんも絶賛のシリーズ、待望の書き下ろし長編登場。

    0
    投稿日: 2025.02.26