
ギルティえんじぇる 上
後藤天泉/KADOKAWA
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総合評価
(2件)4.5
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癖のある絵と内容だけど
衝撃的な展開の連続でグイグイ引き込まれます。 F3のかわいらしさとえげつなさが最高です。 リーダー格の二宮ゆりあの語彙力とか小学5年生のそれじゃないでしょ…(褒め言葉)。 一方で歳相応の脆さもあり、決して一面的なドSロリキャラでは終わっていないのも素晴らしいキャラ造形。 下巻も楽しく読ませていただきました。
0投稿日: 2025.03.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
下巻まで読了。とても良かった 「イジメ」というグレーゾーンにある罪を、かつての被害者、かつての加害者、現代の当事者たちという様々な位相から描き、しかしあくまで等身大な答えを紡ぐ姿に心を動かされる。 女子小学生とロリコン引きこもりニート、小学生の殺人という、危うく、浅薄にも映りやすいテーマ選定に一見思われるが、引きこもりニートの遠因として納得される主人公のいじめの経験であったり、女子小学生間のイジメの要因が貧富の差に基づいていたり、見てきたかのような解像度の高さにより、物語に異様なまでの現実感を持たせている。 イジメは表面化しない限り基本的に裁く人間がいないので、被害者と加害者の間で時間が経つほどギャップが生じる様もその通りだと思う。ゆえに真剣に罪に向き合った際に、自身の亡くなった肉親を、自らを裁く者として想定して独白するシーンもリアルだった。 その罪への向き合い方を目の当たりにして、自身の人生を狂わされた「イジメ」に対して、最終的に「罪を憎んで人を憎まず」にたどり着く主人公の様にとても共感した。 引きこもりの子どもを抱える親の役割も非常にリアル。母親の子どもを守ろうとする狂気は残酷な小学生の様よりもよっぽど恐ろしかった。 あと冷凍庫の検尿は本当に面白かった 少しずつ使おうと思った、のところが
0投稿日: 2025.03.22
