
バルバロ! : 2
岩浪れんじ/双葉社
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総合評価
(1件)5.0
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
1巻を試し読みした時点で雰囲気が好きすぎて2巻も買った。3巻も絶対買うと思う。 好みは別れるだろうけど、時系列もバラバラで、記憶のように色んなエピソードがシャッシャと入れ替わる。でも1話1話が面白く完結してるから文脈が分からなくても「なんかそうなんだろうな」で流せてしまう。でも後々エピソードの前後関係が分かってくるとそういう表情やったんや!って読み返す楽しさがある作品。 最初から一貫したストーリーだとなんかしんどくなり、人々の群像劇を薄目で眺めていたい人におすすめ。 そもそも人間の出会いっていつもエピソードの途中からで、過去のことは聞くしかないもんね。 各登場人物の過去とかプライベートは独立していて、仲良くても見せていない側面なんて当然あって、明るくはない過去もあるけど人間ってこうだよなって、なんだかカラッとした気分にさせてくれる。 キャラクターの設定を合間に書いてくれてるのも好きポイントで、 個人的にはシヲちゃんが過去に訳ありの静かな美人って感じなのに、意外と登場人物の中で1番ものぐさだったり、気を許した人には関西人のお茶目さや口の悪さが出るのが好き。溝口くんのシンプルな顔とメンタルの何かあるんだろうなって感じと、出力されるおもろいドMさが好き。 チナツちゃんのストレートな友達のいないヤンキーってとこと、暴力衝動の解決が力技なのも好き。しばきたいときあるよな。学びを溜めていて本当にえらい。
0投稿日: 2025.09.20
