
総合評価
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0投稿日: 2025.10.06
powered by ブクログエビデンスに基づいて話をする、という触れ込みなのだが、暗数が多すぎて全貌がわからないという記述が何個もあって、それは触れ込みに反するのではないかと思った。 本書では子どもの性被害について、聞きたくない事実を多数陳列している。これらの解決策として、包括的性教育が挙げられている。包括的性教育が適切に実施されれば、性暴力を含む、性の健康に関する幅広い問題に対処するのに効果的である。 MEMO メーガン法...子どもに対する性犯罪で服役していた者が刑期を終えて出所するときに、その後の住所を登録し、周辺の住民に情報が公開される。 →性犯罪の再逮捕率は減少しておらず、抑止には効果がない。住所公開によって、性犯罪加害者が殺害されるという事案あり。私刑を助長するのではと懸念されている。 ジェシカ法...12歳未満に対してわいせつ行為をした者を、最低25年から99年の禁錮刑にする。仮釈放なし。出所後、終身保護観察を受け、足首にGPS端末を装着して居場所を監視される。 →登録者の三分の一が孤立を感じている。再犯のリスクを高める要因として、孤独が挙げられる。 韓国でも、性犯罪で前科のある者にGPS端末を装着する法律があるが、こちらは一定の効果があるという。端末をつけさせることで、再犯率を下げることに大きな効果を発揮している。
1投稿日: 2025.08.05
powered by ブクログ非常に勉強になった。 性被害にあいやすいのは、社会的に苦しい環境にある人である場合が多く、そういった人に支援が届きづらいということのリスクの一つでもある 性被害等を受けた子どもは無意識のうちに心身の不調に陥る場合がある。問題行動的な振る舞い、様子が、実は被害を受けたことによるものだった、ということもある。もちろんそうでないこともあるが、注意が必要 リベンジポルノ防止法、撮影罪、保管罪など、法制度的に性被害を減らす動きは進んできた 子どもの権利擁護(チャイルド・アドボカシー)という観点から、性被害の予防や、性被害にあった子どものケアをすることが必要。日本にはその観点がまだ非常に乏しい。 性加害をする可能性のある人が、実際にそういう行為に踏み込まないように環境を整えることも重要。自身の性的な嗜好について相談できるとか、子どもと大人が密室で一対一にならないとか、見守りが保たれる環境を作るとか。 三次予防の観点で、やはり日本版DBSは大事。
1投稿日: 2025.05.10
powered by ブクログ子どもは日常的に危険に晒されている、と怖くなってしまった。でも怖いと意識するくらいでないと、防げるものも防げない。 一人にしない事、良いか嫌かを言葉で伝えられる事、すごく大切。大人が気付けないと、子どもは抱えたまま生きることになる。 前科者の情報開示は私刑につながりうる、のは恐ろしい反面、それだけ大きい罪なんだと認識を広めるには必要、と思ったが、生活困窮からの性犯罪再犯のサイクルの歯止めはどうしたものか。。 教員免許の再取得可はありえない。 話は違うけど飲酒運転者の免許再取得もありえない。
0投稿日: 2025.05.09
powered by ブクログ配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=01436872
0投稿日: 2025.03.24
powered by ブクログ子どもの性被害のニュースを聞くたびに情けなくなるし、わが子を、というのも多くて怒りしかない。 小児性愛者は100人に1人らしい。 トランスジェンダーの権利といっしょにしちゃダメ。 著者も、生まれつきなんだからって、子どもを性的な対象にする権利なんて認められないと。 性的な対象を子どもにしているマンガやアニメも日本ぐらいらしい。 罪も軽いし、再犯防止も進んでない、ゆるゆるの日本。 アメリカの小学校では、問題があれば、担任がすべて対処するのではなく、校長に任せたり、スクールカウンセラーやスクールポリスまでいる。 著者は「想い」と「システム」を変えたいと訴える。 近ごろ「同意」という言葉をよく聞く。 子どもの時から訓練して、社会を変えないとね。
0投稿日: 2025.03.17
powered by ブクログ男性として生きてきて、性加害に関する認識やリテラシーが足りていないなと感じたため読んでみた。 まず認識を改めねばと感じたのが、性犯罪の多さである。そもそも統計には記録されずらい性質の犯罪であるため、全体数はわからないが、女性だけでなく男性も成人するまでに性加害を受ける人はかなりの数がいると言うこと、また小児性愛者もかなりの数がいるということがわかり、子どもを持つのであれば一切油断ができない社会であることがわかった。 また、日本における性教育のレベルの低さも懸念である。そもそも我々大人がまともな性教育を受けていないし、学校が提供できる性教育も、性についてのタブー視の強さから、片手落ちだ。 性的同意が問題になり始めた時代だけれども、そもそも「同意」の練習すら日本では機会が少なく、性的同意以前の健全な人間関係構築についてのスキルを学ぶことも包括的な性教育の一環であり、まだまだ日本でそれが進んでいない以上、家庭の教育がとてもだいじなのだと理解した。
6投稿日: 2025.02.02
powered by ブクログ読むのがしんどい本だった。 アプリ「コドマモ」や「THYME」も知らなかった。 厳罰化だけでは防ぎきれない。社会が変わっていかなければ。
0投稿日: 2025.01.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
子どもが性被害にあった時、ワンストップセンターの存在を知っている人がどのくらいいるのだろうか(私は初見でした)。また、子ども専門のCAC(children's advocacy center)がアメリカには1000ヶ所以上あるそうだが、日本には2か所のみ。性教育も遅れている。結局は保護者が知識を身につけて、家庭で性教育を行い、「NO! GO! TELL! 」を教えなければいけないのだ。これだけ性犯罪が増えているのだから、もう少し社会も動いてくれることを期待したい。
9投稿日: 2024.12.20
