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疑問がすべて解ける 超図解 仏像大事典
疑問がすべて解ける 超図解 仏像大事典
村松 哲文、地人館/朝日新聞出版
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    1. 仏教と仏像の歴史的背景 - 仏教の成立: 約2500年前にインドで成立し、開祖は釈迦(プッダ)。 - 釈迦の教え: 35歳で悟りを開き、80歳で入滅。教えは弟子たちによって経典に編纂され、仏教教団が発展。 - 仏像の不在: 釈迦の入滅後、数百年の間、仏像が造られなかった理由は、仏弟子たちが仏像を作ることを畏れたため(偶像崇拝の忌避)。 2. 無仏像時代の特徴 - 無仏像の時代: 仏像が存在しなかったこの時代は「無仏像時代」と呼ばれ、仏教徒は仏舎利を祀って信仰の対象とした。 - 象徴的な表現: 仏の存在を示すための表徴(例:菩提樹、法輪、仏足石など)が使用された。 3. 仏像の初期の発展 - 初期の仏像: 紀元1世紀頃に初めて仏像が造られた。古代の伝承によると、釈迦の時代にも仏像が存在したとされる。 - 優煩王思盗像の伝説: 優煩王が釈迦の姿を写した等身大の仏像を造ることにより病気が治ったという伝説がある。 4. 文化的背景と仏像の特徴 - マトゥラー仏とガンダーラ仏: マトゥラー仏は赤色の砂岩を使用し、ガンダーラ仏とは異なる特徴を持つ。 - 仏像の様式: マトゥラー仏は笑みを浮かべ、衣をかけた姿が特徴。仏像の文化的背景や影響が重要である。 5. 仏像の様式と時代ごとの特徴 - 飛鳥時代の仏像: 南北朝時代の中国の影響を受けた仏像が多く、アルカイックスマイルが見られる。 - 平安時代の仏像: 阿弥陀如来像や観音像が重要な役割を果たし、浄土信仰が興隆。 6. 日本への仏教の伝来 - 仏教公伝: 538年または552年に百済から仏教経典や仏像が日本に伝えられた。 - 日本の仏教の発展: 聖徳太子による法興寺や法隆寺の創建が、日本仏教の基礎を築いた。 7. 重要な仏教の神々と仏像 - 四天王: 仏教世界を守る四天王像は、悪心を抑える象徴。 - 吉祥天: 五穀豊穣や福徳を司る女神であり、仏教に取り込まれた。 8. 仏像の持物とその意味 - 持物の意義: 各仏像が持つ物はその仏の功徳や役割を表しており、仏教の世界観を反映している。 9. まとめ - 仏像学の重要性: 仏像の歴史、文化的背景、様式の変遷は、仏教の発展と深く結びついている。 - 学術的な価値: 仏像を研究することで、仏教の理解が深まり、宗教的、文化的な意義を再確認できる。

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    投稿日: 2025.03.17