
総合評価
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powered by ブクログまったく予備知識なく養老先生&タイトルだけで手にした本。まさかの地震本でした笑 災害はもうどうしようもなく、なるようにしかならないと思うが、養老先生が南海トラフ地震発生の後の日本がどうなるか、そこまでは生きていたいというその思いに凄い人だなと改めて感じ入った
0投稿日: 2025.07.27
powered by ブクログ南海トラフというと、震災が起きた直後や渦中を乗り切ることに視点が行きがちだったけど、その後の社会/経済/果ては自然環境まで考えると、本当に「今の、このままの日本では本当にヤバい、まずい、心配」となった。 2038年まで、何ができる?
9投稿日: 2025.07.19
powered by ブクログ7月地震の話題でもちきりだった日本 過ぎてしまえば何事もなかったように新しい話題になっていく 養老先生と様々な専門家が南海トラフについて話をしている その後の日本を心底心配している そんなメッセージをひしひしと受け取った
1投稿日: 2025.07.13
powered by ブクログ南海トラフへの備え、大災害への日本の取り組み、対談で上手く引き出される。不安とズサンが、何とか出来ないか。 日本は話し合う事を大事にしながら、真実に目をつぶる、楽観的で時のリーダー?らしき人物の主張に従う。リーダーらしき人物が席にとるわけもないのに。
0投稿日: 2025.06.29
powered by ブクログ1. イントロダクション - 本書では、2038年に発生する可能性のある南海トラフ地震に関する予測とその影響について論じられている。 - 地震の発生メカニズム、過去の事例、復旧に関する教訓、経済的影響など、多岐にわたるテーマが扱われている。 2. 南海トラフ地震の背景 - 南海トラフは、過去600年以上にわたり、定期的に地震が発生しているエリアである。 - 大地震は、平均して117年ごとに発生し、次回の大地震は2060年頃と予測されている。 3. 地震の予測と影響 - 地震発生後の社会的影響、特に帰宅困難者の発生や都市機能の停止に関するシミュレーションが行われている。 - 過去の地震(例:鳥取県西部地震、淡路大震災)を通じて得られた教訓が、今後の対応策に生かされるべきであると強調されている。 4. 復旧事業の教訓 - 復旧事業においては、単純化したアプローチが問題であり、自然環境や生態系への配慮が必要である。 - 東北地方の震災後の復旧事業を振り返り、自然環境を無視した復旧が引き起こした問題が指摘されている。 5. 経済的影響 - 南海トラフ地震による経済的損失は、1410兆円に達する可能性がある。 - 地震が発生した場合、日本全体の経済が大きな打撃を受けることが予想されている。 6. ソフト対策と防災の重要性 - ハード対策(建物の耐震化など)に加えて、ソフト対策(防災教育、地域住民の意識向上)が重要である。 - 災害に対する備えを個人のレベルで進めることが求められている。 7. 人間の行動と避難 - 災害時の人間の心理と行動が、避難行動に影響を与えることが指摘されている。 - 過去の事例から、避難行動の重要性とその難しさについての議論がなされている。 8. 結論 - 南海トラフ地震の発生に備えるためには、過去の教訓を活かし、社会全体での準備が必要である。 - 具体的な行動計画を立て、全体の意識を高めることが求められている。
1投稿日: 2025.03.20
powered by ブクログ養老孟司が地震学など様々な分野の識者と、南海トラフ地震や関東大震災が起きた時に、起こりうるであろうことを憂いながら、対談する内容。 大地震が起きた時のことを考えるきっかけになる。全体的に政府、日本人、ひいては自分が無能に思える内容なので、暗澹たる気持ちになる。何か、巻き戻せない歯車に巻き込まれているように感じる。我々はどうすればいいんだ? 対談形式なので、サラッと読める。 以下、備忘録 ・南海トラフが起きるのは2038年 ・シルクロードは活断層。地震によってできた亀裂。地震によって地中の岩が砕かれ水が噴き出しオアシスに。 ・都心にいた時に被災した場合は、その場から3日は動かない方が良い。帰宅困難者続出にて、歩道にて梨泰院のような雑踏事故が起きる可能性がある ・大震災の後は下のプレートの緊張が無くなった状態なので、逆に安全な土地になる。例えば、阪神淡路は今は安全な場所。 ・日本政府、日本人は大地震など、最悪の想定をしない、考えたくない節がある。都合の悪い話は政府は隠したがる。 ・江戸幕府が終わったのは、大地震と台風災害の影響が大きい。現代日本も同様に世界が変わる可能性がある ・大地震で国家予算が吹っ飛ぶ。少子化、経済成長停滞にて、自力で復興は難しい。その際、中国に買われる可能性(現に、アフリカのいくつかの国は既にそうなっている)が高い。それが嫌ならIMF。いずれにせよ日本がなくなる可能性高。 ・自給率を上げないといけない。減反政策やめろ ・虫が減っている、子どもも減っている、本当の理由はよくわからない。 ・津波の後、人間の文明が浚われた後に、虫が増えた。自然の自浄作用が存在している。しかしながら、再度防波堤で固めてしまった。 ・政府組織は人事異動で、決定事項が変化することがある。責任が人付になっているから。組織として決定する仕組みがない。
1投稿日: 2025.03.08
powered by ブクログまたしても4人の識者との対談である。最初は尾池和夫先生との対談で最もスリリングである。全般的に震災とその後の復興について語られているが、尾池先生の話はやはり信憑性が高い。しかし、新幹線で京都に戻ってくるとき、山科あたりだったか早く通り過ぎてほしいと思っているとか。近々動きそうな活断層があるのだ。京都も全然安心ではない。そして、いま一番心配なのは和歌山だとか。逆に神戸は一番安全と言える。動いた後だから。もっとももう30年経っているのだが。では、能登や東北はどうか。それはどうなんだろう。活断層だけを見ていると島根の西の方とかが良さそうだが。まあ、日本はどこにいても地震の心配はあるわけで、それよりも下の岩盤がしっかりしているかとか、建物の状態とかが大事なのだろうか。昔の建物を安全のための補強でガチガチにしているが、実はグラグラ揺れるようにしておいた方が良いということもあるようだ。ポキッと折れるよりも、しなる方が良いということか。さて、本書の中ではどうもこの間から読んでいる震災ユートピアという話になる様子はなかった。震災後の食料のこと、経済のことなどを心配されている。養老先生はどちらかと言うと首都直下型地震の後のシステムの大転換に期待されているように思っているのだが、それでもユートピアという発想はどうもなさそうだ。僕なんかは経済の専門的なことが分からないから、適当に紙幣なんかはどんどん印刷して建設業にばらまいて、新しい家をどんどん建てればいいようにも思うのだが、どうなんだろう。自然環境全般について見れば、放っておくのが一番なのかもしれないが。まあ、水と食料は確保しないといけないから、その辺は政府でしっかりしておいてほしいが、島根に実家があるというのはひょっとすると救いになるかもしれない。農家ではないけれど、何らかのつながりはあるから。最後の永幡さんとの対談で虫の話になるとやっぱり養老先生はなんだか楽しそうだ。南海トラフ地震まであと十数年、虫採りしながらお元気でお過ごしください。
2投稿日: 2025.03.05
